夜職から転職したいけど、できるのかな?と悩んでいる方はいるかと思います。
夜職から昼職への転職は、十分に可能です。
しかし、注意点をいくつか押さえながら転職活動を行う必要があります。
本記事では、水商売からの転職を成功させる方法や、注意点などについて紹介します。
本記事を読むのは女性が多いかと思いますが、男性の夜職にも触れているのでぜひ最後までお読みください。
目次
夜職からの転職は可能!
難しいと思われがちな夜職から昼職への転職ですが、転職すること自体は可能です。
また、夜職の業務を通じて得たスキルや、注意するポイントに気を付けて転職活動を行えば行きたい企業への転職が成功する確率はぐんと高まります。
ですが、特殊な業界からの転職なのでアピール方法にコツが必要です。
そこで、転職エージェントの利用をおすすめしています。
というのも、転職エージェントは転職市場においてどのようなスキルが求められるかを知っているので、それに合わせた自己アピールを作るサポートができるんです。
弊社のすべらないキャリアエージェントは、過去にも夜職からの転職を数多く支援してきており、転職を希望する企業に対して、どのようなアピールが効果的なのかを熟知しています。
夜職からの転職活動や、転職面接でのアピール方法にお困りの際は、ぜひご相談ください。
では、ここからは、注意点やポイントなどについて、説明していきます。
水商売からの転職で、おすすめの転職先は以下の3つが挙げられます。
- 美容部員
- 営業職
- 事務職
以下の職業は夜職の経験で得たスキルを活かしやすいのでおすすめです。
それぞれ詳しく説明します。
美容部員
夜職から美容部員への転職では、美容の知識や高いコミュニケーションを活かせます。
仕事柄、高い美意識を維持し続ける必要があり、休日にもエステサロンに通っていたという方も多いでしょう。
美容部員は美容専門学校の卒業や資格を保有している必要はなく、未経験で応募できる求人も多くあります。
「お客様に喜んでもらいたい」という気持ちを持っている、メイクが好きで美意識の高い女性におすすめです。
また、お客様の悩みに寄り添いながらアドバイスするので、高いコミュニケーション能力が常に問われる水商売を経験している方にとって、実力も発揮できるでしょう。
美容部員への転職に興味のある人は、ぜひ以下の記事もお読みください。
営業職
水商売から営業職への転職では、高いコミュニケーション能力や目標達成意識を活かせます。
夜職は初対面の人と接客する機会が多く、相手を楽しませる仕事であるため、高いコミュニケーション能力が培われます。
営業職は、顧客との信頼関係を構築していく必要があるため、実力を発揮できるでしょう。
そして、指名競争などから売上やノルマ達成に対する意識が強く、目標達成に向けた過程を考えられるのも強みになります。
営業職は特別な資格もなく、専門性も求められないため、コミュニケーション能力とやる気があれば未経験からでもチャレンジしやすい職業といえるでしょう。
さまざまな業種での募集があるので、自分に合ったものを探せるのも特徴です。
また、成果次第で給与も変わるため、大きなやりがいを得られる職業です。
ここでは、営業職の中でも特におすすめな二つの業界をご紹介します。
不動産営業
夜職からの転職先として、不動産営業がおすすめなのは、夜職でのスキルや人脈が活かせるからです。
キャバクラでの仕事も、言い換えれば個人向けの高単価商材の営業 です。
この営業手法で身につけたスキルは、同じように個人向けの高単価商材の営業である不動産営業でも生かせるのです。
このような、お客様の懐に飛び込むような営業スタイルは、夜職との相性がいいんです。
また、富裕層を相手にしていた人は、その人脈が生かせることもあります。
不動産営業に興味のある人は、ぜひ以下の記事にも目を通してみてくださいね。
無形商材の法人営業
無形商材の法人営業も、同様の理由で向いています。
夜職での仕事は、お客様に向けて、形のない「楽しい時間」という商品を営業していたのですから、親和性が高いです。
また、無形商材の法人営業は市場価値を高めやすい仕事でもあります。
夜職からの転職でも、スキルを身につければ年収をさらに高めることもできますし、自分の将来の選択肢の幅が広がります。
弊社のすべらないキャリアエージェントは、無形商材の法人営業職への転職支援を得意としております。
過去に夜職からの転職も支援しているので、転職を少しでも考えている人はぜひご相談ください。
また、営業職に興味のある人は以下の記事も参考にしてみてください。
事務職
夜職から事務職への転職では、高いコミュニケーション能力や気配り、礼儀作法を活かせます。
事務職といってもさまざまな種類の業種がありますが、共通して重要なことは他の人と円滑にコミュニケーションをとること、そして業務をスムーズに進めるための周囲への細やかな配慮や気づかいです。
職種の例をいくつか挙げます。
- 一般事務
- 営業事務
- 経理事務
- 受付事務
- 秘書
また、接客や電話対応などが多いため、水商売で身についた言葉遣いや礼儀作法といったマナーも、生かしやすいです。
水商売経験のある方は容姿端麗で細やかな気配りと言葉遣いがしっかりしているので、事務職でも実力を発揮できるでしょう。
ワークライフバランスが整っている事務職は、人気の職業です。
夜職からの転職のアピールポイント
夜職から転職というと、昼職の企業に嫌厭されてしまいそうですが、実は魅力的なアピールポイントが多いんです。
例えば、
- 幅広い層へのコミュニケーション力
- ヒアリング力
などです。
以下でそれぞれ解説しますね。
幅広い層へのコミュニケーション力
キャバクラで働いていると、職業や年齢も、様々な男性と話す機会があると思います。
その中で、お客さんの属性に合わせて話し方や話題を変える 、などの経験があればぜひ面接でその旨を伝えましょう。
その人がキャバクラに何を求めているのか?どんな話を聞いて欲しいのか?と考えていた経験は、昼職でのお客さんを相手にする商売だと重宝されるんです。
ヒアリング力
上記に関連していますが、その人がキャバクラに何を求めているのかを聞き出すヒアリング力 は高く評価されます。
先述した無形商材の法人営業では、お客さんの業務上の課題をヒアリングして、それに合わせた提案をするので、この力は必要不可欠なんです。
また、営業職に限らず、ヒアリングは大事なスキルなので、昼職に転職するにあたって強くアピールできます。
履歴書・職務経歴書に夜職の経歴は書かない方がいい?
履歴書や職務経歴書に水商売の経歴は書かない方がいいのかな?と思う方も多いかと思います。
実際隠そうとして「飲食店ホールスタッフ勤務」と書く人がいますが、後からバレてしまったときに心象が悪くなってしまうリスクも考えられます。
そうならないためにも、はじめから堂々と記載するのもひとつの手でもあります。
しかし、そういった職業に対して理解を示さない企業もあるので、企業を選ぶ際は注意しましょう。
また、職務経歴書に関してはアピールポイントをしっかりと整理する必要があります。
夜職でどのような実績を残したのかを定量的に記載しましょう。例えば、お店でのランキングや、達成した売り上げなどが定量的な実績に当たります。
また、強みをアピールする際には志望職種や業界に合わせる必要があります。
先述したコミュニケーション力やヒアリング力は、どのような業界でも必要になってくる汎用的なスキルですので、記載がおすすめです。
どのように記載すればいいのかに迷ったら、ぜひ弊社のすべらないキャリアエージェントにご相談ください。
転職者へ向き合って、徹底的に自己分析をサポートしています。自己分析の結果を踏まえた履歴書・職務経歴書の作り方もアドバイスしているので、夜職の経験をどのように書けばいいのかわからない、自分の強みを言語化できない、といった悩みのある人はぜひご相談ください。
履歴書の作成に困っている人は、以下の記事もご覧ください!
夜職から転職する際の注意点
キャバクラなど、水商売から転職する際の注意点として、以下の4つが挙げられます。
- 偏見のない会社かどうか見極める
- 生活水準が下がるのを覚悟する
- 生活リズムを改善する
- 営業スタイルが変化することを理解する
最も大きな注意点は、生活スタイルが大きく変わることです。これが夜職からの転職が難しいと言われる理由の一つでもあります。
転職先の企業も生活スタイルを改めることができるか?をとても懸念しているので、改善する努力が必要です。
注意点を理解しておくことで、新しい環境にも順応しやすいかと思います。
偏見のない会社かどうか見極める
多様性が認められるようになった日本社会ですが、偏見のある会社はまだ多くあります。
そういった会社だと、履歴書・職務経歴書などの応募書類を送ったエントリーの時点で、不採用となってしまう可能性が高いでしょう。
そのため、事前にしっかりと偏見のない会社を見極め、ピンポイントで狙っていく方が効果的です。
どのような業界・企業だったら偏見が少ないのかなど、転職エージェントは細かい事情に詳しいです。
企業選びに迷った時に転職エージェントを頼ってみるのもアリですよ。
生活水準が下がるのを覚悟する
キャバクラやホステスなどの仕事は、世の中では非常に給与水準は高いといえます。
そういった感覚のまま転職活動を行えば、ギャップに苦しんでしまうことになりかねません。
そのため、現実的な会社員(いわゆる昼職)の給与をしっかり理解しておくことが大切です。
例えば、20代〜30代前半の方が未経験で営業職として働いた場合、スタート時の年収は360万円程でしょう。
生活水準が下がるのを覚悟し、それに合った生活ができるようにあらかじめ考えておく必要があります。
生活リズムを改善する
民間企業での就業時間は、朝9時〜18時というのが一般的な定時です。
実際企業の採用担当者からすると、水商売=夜型な生活というイメージを持っている人は多くいるので、採用において懸念させる可能性もあります。
「きちんと出社して勤務できるのか?」と不安に思われてしまうので、生活リズムを改善し、昼職に対応できるようにしておく必要があります。
営業スタイルが変化することを理解する
夜職と一般的な昼職では、営業スタイルが変化することを、理解しておきましょう。
例えば、一般的な営業職は顧客に対して、悩んでいることや課題を導き、それを解決するためのプランを提案する必要があります。
業界が異なるのはもちろん、営業スタイルも大きく異なるため、実際に活躍できるかどうかはしっかりと考えておきましょう。
弊社、すべらないキャリアエージェントでは、転職者の相談に乗るCA(キャリアアドバイザー)と企業の採用の相談に乗るRA(リクルーティングアドバイザー)を兼任しています。
そのため、両方の特徴を把握した上での求人の紹介ができるという強みがあり、実際に書類選考通過率は大手の6倍、内定率は4倍と圧倒的なサポート力が特徴です。
【年代別】昼職への転職のポイント
20代など、若いうちは転職しやすい一方、残念ながら30代に入ると一気に転職先が少なくなります。
そこで、30代以降でも、少しでも納得のいく転職をするためのポイントを記載しました。
参考にしてみてくださいね。
20代
20代など、若い人が中途で採用されやすいのは「素直さ」を求めている企業が多いからです。
特に異業種転職の場合、すでに自分の仕事のやり方が確立されていて、その他のスタイルを受け付けない人は「やりにくい」と感じてしまいます。
そのため、夜職と昼食の違いを理解して、昼食に順応できることをアピールすることが重要です。
仕事のスタイルの違いを理解していることをアピールして、それに合わせることができる柔軟性があることも知ってもらう必要があります。
30代
30代からの転職で一番大事なことは昼職のリズムに戻すこと です。
昼職の企業が元夜職に人を社員として採用する際、一番不安に思うポイントが生活習慣だからです。
そのため、面接を受ける前に昼職と合わせた生活リズムに戻すことがおすすめです。
実際に昼職で働いても問題ないということを示すためのファクトが必要なので、しばらくお店をお休みしてから転職に臨むのも一つの手ですね。
40代
40代ですと、昼職へ転職するのはとても難しい です。
昼職から昼職への転職も、40代になるとかなり難しくなってきます。
その中でおすすめなのが、非正規雇用から始めることです。
まずはパートや派遣などの非正規雇用で採用されてから、成果を残して正社員登用を目指す方法があります。
夜職男性の転職
男性の夜職といえばホストなどが挙げられると思いますが、黒服と呼ばれるボーイも該当します。
このような人たちが昼職へ転職するにも、ポイントは基本的に女性と同じです。
大事なのは生活リズムを昼職と合わせること、自分の実績を言語化することです。
実績を言語化する際は、定量化も同時におこないましょう。
他の人と比べて、自分の出した実績がどれほど大きいのか、比較対象などを数字で盛り込みながら職務経歴書を作ったり、面接で話せるように準備しておきましょう。
夜職からの転職を成功させるコツ
水商売からの転職を成功させるには、以下の3つのコツを押さえましょう。
- 自己分析を行う
- 業界研究をしっかりと行う
- 転職エージェントを活用する
コツを踏まえて転職活動を行えば、成功する確率はぐんとアップします。
それぞれ、詳しく説明します。
自己分析を行う
夜職からの転職を成功させるためには、自己分析をしっかりとおこないましょう。
自分の長所や短所はもちろん、どのようなことが得意で苦手なのかなどもしっかり分析します。
自分をよく理解することで、本当に自分にあった企業を見つけやすくなります。
また、他の転職者と差をつけることで合格率も上がるでしょう。
しかし自分で自己分析を行うのは難しく、そもそもやり方が分からないという人も多いかと思います。
その場合は転職エージェントの活用を視野に入れてみるのもおすすめです。
業界研究をしっかりと行う
夜職からの転職を成功させるためには、業界研究をしっかりと行い、水商売以外の仕事について十分に調べておきましょう。
世の中には非常に多くの職種があります。
数ある職種のなかで、どの業界に転職すればよいか、あるいは転職したいかある程度絞っておく必要があります。
転職エージェントを活用する
夜職からの転職を成功させるためには、転職エージェントの活用を検討してみましょう。
ここからは、転職エージェントを活用するメリットを紹介します。
メリット①非公開求人の紹介
転職エージェントでは、公開求人のほかに非公開求人の紹介があります。
実は、転職エージェント各社が取り扱っている求人の約8割ほどは、企業の公式採用ページや転職サイトに掲載されていない非公開求人となっています。
なぜ企業は転職エージェントに非公開求人を依頼しているのかというと、求める人材を効率良く採用したいからです。
とくに人気企業や有名企業などは1つの求人に対して多くの応募があるでしょう。
その中には企業が求める募集要件に合っていない応募も多く、企業の採用担当者が対応しきれないというリスクが発生します。
そういったリスクを回避するために、募集要件にマッチした企業の求める人材のみを紹介して欲しいという理由で、転職エージェントを利用します。
メリット②質の高い面接対策
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人企業の内情に詳しい人が多いです。
「どのような面接が行われるのか」「面接官はどういった点に着目しているのか」といった情報を把握しています。
転職エージェントは企業の人事担当者に、事前に採用要件をヒアリングしています。
ヒアリングした内容から「この企業はスキルを重視しているから、面接ではこれまでの経験や実績をしっかりアピールしましょう」と、企業の選考重視ポイントを考慮しながら具体的なアドバイスができます。
また、これまでに転職エージェントは多くの企業に転職者を紹介しています。
面接で聞かれた質問内容をデータとして蓄積しており、企業ごとの想定質問集を用意しています。
企業ごとの面接情報やノウハウが蓄積されていることから、面接内容を万全にするのも可能でしょう。
メリット③応募書類の添削
多くの転職者は履歴書や職務経歴書といった応募書類をきちんと書けているか不安に感じるはずです。
転職エージェントは、応募書類の書き方について、アドバイスや添削をしてくれます。
さらに、採用担当者の目に留まるためのコツも伝授してくれるので、採用される可能性は高くなるでしょう。
メリット④志望する業界について詳しく教えてくれる
転職エージェントによって、特定の業界や職種に特化しているところがあります。
そういったエージェントでは、サポート担当のキャリアアドバイザー自身がその業界や職種の出身者であることが多く、より詳しい内情を把握しています。
そのため、自分で調べるだけでは得られない情報や実際の仕事内容、そして雰囲気も教えてくれるので、転職後のミスマッチを事前に防げるでしょう。
しかし、大手の転職エージェントは幅広いさまざまなジャンルの求人を扱っていることから、求人の情報量は薄くなりやすいです。
それに対して中小の転職エージェントでは取り扱っている求人が限られているので、より詳しい情報を把握しています。
❐企業とのつながりが密で豊富な情報を保有
❐企業別の徹底した選考対策が可能
❐書類通過率は大手の6倍、内定率は4倍
夜職から転職はできる!
水商売の経験で得たスキルを活かしやすい仕事であれば、転職に成功する確率は高くなるでしょう。
大切なポイントは、夜職に対して偏見を持っていない会社かどうかをしっかりと調べることです。
転職を検討している方は、転職エージェントの活用をおすすめします。
志望する業界について詳しく教えてくれたり、その企業に合った面接対策を実施してくれます。
ぜひ本記事を参考にしていただきながら、転職活動を進めてくださいね。
末永 雄大
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