【事務職から転職】 キャリアを活かした失敗しない転職方法とは?

企業の職制には、総合職と一般職、専門職があります。

専門職は、職人のようにだれからの指示や命令を受けることなく、また、部下を持つこともなく自分の専門的な経験や知識、スキルで会社貢献する職制です。

総合職と一般職は両極にあると良く言われ、総合職はゼネラリストとも呼ばれ将来的には経営幹部や部や課を持ち個人ではなく組織の長として会社貢献する職制で、一般職はオペレーションを主に担当する職制です。

総合職は将来的な昇格などキャリアパスを描きやすいのですが、一般職はオペレーション=事務が中心になりますから、在籍している間はずっと昇格することはなく、担当する仕事も事務全般ということになります。

事務職という職制は、高い役職や給料を得ることを目的にするよりも安定的にプライベートの時間も充実させたいという人に向いています。

今回は 事務職から転職したい方に向けて 事務職経験が転職活動ではどのような価値になるかなどご紹介したいと思います。

事務職から転職するのが難しい理由(ワケ)

派遣社員・契約社員のためスキルと経験のバランスが合わない

よくご相談の中で契約社員の事務の方がおり、正社員になりたいとのご相談があります。このケースは大手で勤めている方が特に多いです。

現在大手企業のほとんどが派遣社員採用がメインなため、契約社員・正社員は少ないことから正社員での転職を考える方が多いのですが、事務職での大手の正社員は不可能に近いのが現状です。

理由としては、新卒で採用ができてしまうから。

またそのほかの業務は、業務委託していることが多いためです。

そのため、事務職から事務職への転職を考える場合は、新卒社員と比べて裁量や経験が思った以上に積めないにも関わらず、派遣社員の方が給与が良いことからなかなか踏み出せない事が転職を難しくさせています。

事務職で正社員を目指すのであれば、経験を積むためと割り切り、一旦給与を下げた方が中長期な視点で良い選択といえます。

異業種は年齢制限もあり、アピールも難しい

事務職から転職する場合は、28歳が望ましいといえます。

しかし、未経験から転職する場合は、採用担当に自分をアピールをしなければならないのですが、「与えられた仕事」を淡々と行っていたり、あまり深く考えず仕事をしていた、という方は面接通過が難しいといえます。

そのため、面接でのアピールの仕方や話し方などテクニックを覚えると選択肢を広げたり、転職成功率を上げる事ができますので、有料の転職相談などをして可能性を広げると良いかと感じます。

事務職の市場価値

事務職人口の大半は女性です。

女性の場合、将来、結婚や出産、育児という人生で大きなイベントがあり、それを機会に会社生活から離れ家庭に入ることもあるでしょう。
また、出産育児を経て復職したとしても、家事や育児を中心に人生設計するため、会社に対して大きな貢献は難しくなりがちです。

今は、女性でも男性と同じ立場で管理職に就き会社に貢献するキャリアウーマンと呼ばれる人材もいますから、少しずつ事務職=女性の職制とならない環境もあります。

とは言え、男性が事務職を選ぶかと言えば、男性の場合、結婚後も一家の大黒柱として家族を支える役割になることが多いですから、昇格や昇給が期待できない事務職に就く人は少ない傾向にあります。

残念ながら、務職という職制はこのような背景から企業内では減っている職制で、事務職で経験できることは企画など頭を使うことよりも資料整理や請求書発行など手足を使う仕事が中心で、転職市場では実務上あまり評価されない職制です。

事務職経験を活かした転職は可能なのか

事務職の経験は、事務職への転職であれば十分活かすことができますが、
事務職以外の職種へのキャリアチェンジ転職ではあまり評価されませんから活かすというところまではいきません。

事務職経験を持つ求職者がその経験を活かした転職をできるのか疑問や不安なることもあるでしょう。

事務職の主な仕事は手足を動かす事務処理全般になりますから、PCスキルは確実に身に付きますし、事務職の経験がある求職者で、PC操作が苦手という人は、そもそも経験がないと評価されるに等しいです。

転職でスキルを活かしたい場合、パソコン関係の資格を持っていたら、客観的に評価される指標となります。

マイクロソフトのMOS(Microsoft office Specialist)というパソコンスキルを証明できる資格がありますので、
ぜひ取得してみてはいかがでしょうか。

また、今後のキャリアプランについての相談をしたいのであれば有料でのキャリア相談サービスのご利用をオススメします。

弊社ではマジキャリという有料でのキャリアコンサルティングサービスを提供しております。

転職の相談だけでなく、今後のキャリアプラン全体に対しての相談をしたい人はご利用をオススメしております。

事務職経験を活かしたキャリアアップの事例

事務職を活かすキャリアアップで外せないことは、PCスキルです。
どの企業でもPCスキルが高ければそれだけ業務スピードや正確性があると考えますから、PCスキルを切り口に、アピールポイントとして転職活動をすることが良いでしょう。

事務職から事務職への転職は十分なキャリアアップを期待することができますしキャリアを活かすことはできますが、それ以外の職種になるとなかなか厳しい現実が待っています。

しかし、20代の求職者であれば、厳しい現実を避けて転職市場でも価値ある人材として評価されることもあります。20代であれば、企業としては教育工数を投資しても十分、その後、長く在籍し企業貢献してくれる人材と考えます。

また、実務上ではあまり評価されていないとしても面接などで天然キャラや面白キャラが伝われば、仕事面では貢献しくいと感じても組織活性化という意味で評価し採用する企業が実はあります。

事務職というあまり評価されないキャリアを売りにするのではなく、自分の人物面や性格を売りにする転職活動の方が、効果は出やすいと思います。

転職するタイミングは?

事務職経験を持つ求職者が転職するベストタイミングは、自分が事務職ではなく総合職としてもっと高い役職、給料が欲しいと思ったときです。

年齢的には20代前半がベストです。この2つの組み合わせタイミングであれば、事務職の経験しかない求職者でも未経験者枠で採用され、転職後は、企業から教育を受けてその他の職種の実務経験を積むことができます。

もちろん、全ての人に該当はしませんし、転職は簡単ではありません。

その後は自分の実力次第で、昇格昇給することもできますし、将来的には課長や部長、それ以上の役職で経営的な仕事をすることも可能です。30代、40代以降で事務職経験しかない求職者は、売り手市場になっている時期がタイミングとして良いでしょう。

20代とはかなり立場が変わりますが、地道に転職活動をして長期的な活動を視野に入れることも途中挫折しないポイントと言えます。

転職を考え始めたら、早くから情報を取り入れるなり、準備をしていきましょう!

【志望動機は?】事務職からの転職〜面接編〜

事務職から転職する場合の「志望動機」って難しいですよね。

異業界を前提に事務職から転職する場合は、基本的には「営業職」「事務職」がメインです。

その中で一番難しいのが「営業職」を希望する場合です。

事務職を志望する場合

組織風土や仕事の取り組み方をアピールしましょう。

事務職は単純業務を行うことが多いのですが、その中でいかに生産性を上げ、周りをサポートするのかが仕事になります。

そのため、職場環境やキャリアアップを志望動機にし、「組織風土や仕事の取り組み方」を絡ませながら伝えると良いかと思います。

残念ながらテンプレはありません。

人事は様々な方の志望動機を聞いていますので、ネットに転がっている内容は「お見送り」になります。

それぞれ転職理由と志望動機が変わりますので、面接対策に力を入れたい場合は転職支援サービスを利用して進める方が簡単です。

営業職を含む違う職種

冒頭で難しいとお伝えしましたが、「なぜ営業職が良いのか」「事務職で身に付けたスキルや考えがなぜ営業職に活かせると思ったのか」「辛いことがある中で貴方のモチベーションは何か」

こういった細かい部分をしっかりと面接官に伝えなければなりません。

そのため選考がうまく進んでいない場合は、対策不足なため転職エージェントを利用するなどして進めることが大切です。

事務職からの転職を成功させるためには

市場価値が高くなく、PCスキル以外にアピールできる能力があまりない事務職からの転職はハッキリ言って難しいです。

また、能力以外のアピールとして志望動機や面接の対策を行うことで他人と差をつけることが可能とはなりますが、1人では面接対策も中々できません。

そんなときは、有料での転職相談サービスがオススメです。

転職支援サービスとして、一般的には無料で転職相談ができる転職エージェントが考えられます。

しかし、転職エージェントは転職の成功で報酬を得るビジネスモデルです。

そのため、転職市場で評価されにくい事務職は成約が簡単ではないことから、適切にサポートができない可能性が高いです。

また、無料の転職エージェントでは成約のために偏った求人の提案をされたり、必要以上に転職を勧められる可能性もあります。

そこで事務職からの転職希望者は、無料の転職エージェントをご利用をする代わりに、有料の転職相談サービスをご利用いただくことをお勧めいたします。

有料の転職相談サービスでは、求職者本人から直接料金をいただくため、現時点で転職を成約させることが難しくても、第三者的な立場で自己分析やキャリア形成をサポートできます。

事務職からの転職では志望動機が内定獲得の分け目となるため、有料での転職相談サービスを利用することで採用確度が上がります。

なぜなら有料での転職相談サービスは転職のプロがトレーナーとして、志望動機の書き方から面接の対策まで転職に必要な全てをサポートしてくれるからです。

また、求人サイトや会社HPから直接応募をする場合は、面接対策だけでなく、エントリー書類の準備からSPIの対策、企業と面接日程を調整するやりとりまで、自分で全てをしなくてはなりません。

その上、ビジネススキル、ビジネスマナー(入退室)、NGな逆質問などの対策も必要になります。

有料の転職支援サービスを利用することによって、自分一人では実践できず対策ができない面接対策、履歴書の添削に対するサポートを受けることができ、内定率アップに繋がります。

また、そもそも転職するかどうか悩んでいる場合でも、有料であれば転職だけに縛られない相談ができるので、安心して今後のキャリアプランを形成できます。

弊社でもマジキャリという有料での転職相談サービスを提供しております。

そのため、中長期的なキャリア形成を進めるためには、弊社の有料転職相談サービスであるマジキャリの利用をぜひご検討頂ければと思います。

弊社では年間3,000人の転職支援実績があります。その実績やノウハウを元に、転職を前提とせずフラットに相談できるサービスがマジキャリです。

 

マジキャリ

年間約3000名転職希望者を支援しているノウハウを用いて質の高いサポートを提供

\ポイント/

  1. 中長期的なキャリア形成ができる
  2. 市場価値の上げ方がわかる
  3. 時間と場所を選ばず面談できる
The following two tabs change content below.

末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」