【業務内容】株式会社リクルートのRA職の業務フローと難しさについて教えて下さい

コンプリートの松尾と申します。
私は、新卒で株式会社リクルートに入社し、10年以上RAをやっていましたので、
その経験をもとに、ご質問に回答させていただきます。

RAの具体的な業務フローは、以下のとおりです。
1）求人開拓：新規顧客の場合はTELアポから商談。既存顧客の場合は、新たなポジションで求人が出たり、提案によりポジションを生み出したり。
2）求人ヒアリング：求人企業の採用担当者や、現場の管理職、場合によっては経営者から採用背景、仕事内容、求める人物要件、スキルなどを聞く。
3）求人票作成：ヒアリングした内容をもとに、求職者の求める情報や応募喚起につながる求人票を作成する
4）求人広報：CA（キャリアアドバイザー：求職者担当）に向けて求人を説明し、候補者を推薦してもらえるように依頼
5）推薦：CAから上がってきた候補者を企業に推薦、書類選考を依頼
6）進捗：書類選考や面接など選考の合否連絡、面接日程調整など。
7）クロージング：内定が出た候補者が内定承諾してくれるように必要な情報提供をしたり、企業との面談をセッティングしたりする。

書いていただいたような「人事戦略の構築」や「経営状況の分析」もできるに越したことはありませんが、
より必要なのは、
・企業の事業内容と、仕事内容の正しい理解
・営業としてのベースのコミュニケーション、ビジネスマナー
・ドキュメンテーション（文章作成能力）
でしょうか。

継続的に成果を上げるためには、
・事務処理能力の高さ
・売上や目標から逆算して必要な行動量を設定し、やり切る力
・うまく行った時もそうでない時も、結果を振り返り、次に活かすPDCAの力
・目標達成への執着心

なども必要ですね。

人材紹介の難しさについては、

「扱うのがモノではなく、ヒト」

であることに尽きると思います。

スペック通りの人材だとしても、それを求めている企業にフィットするとは限りません。
また、ヒトの気持ちは変わるので、第一志望の企業から内定が出たとしても、
次の日に気が変わって辞退するかもしれません。

そういった理屈通りにいかないのが、難しさでもあり、醍醐味でもあります。

以上、少しでも参考になれば嬉しいです。

コンプリート　松尾