電通・博報堂への転職、異業種からの転職は可能かどうか

はじめまして。アクシス末永と申します。

上記ご相談、拝見しました。

電通・博報堂でコピーライターになりたいというご志向なのですね。

ご質問の異業種から転職する事自体は、
第二新卒層であれば、実際異業界の方を採用しいている実績はあるので、物理的には可能だと思います。

ただ、事前の注意点として、電通さん、博報堂さんは基本中途では契約社員採用がほとんどと聞きます。
（契約社員といっても、世の中の待遇からするととても良いかとは思いますが）

また、職種として、いきなり何の実績もなくコピーライターとしてとなると
正直難しいかもしれません。

第二新卒の契約社員採用として、入社できたとしても、
営業としての配属が中心には正直なるかと思います。

絶対の正解はありませんが、私としては、

・まずは、今の会社で2年〜3年はコミットされる事。
（今の状態での転職だと、電博に限らず、どこの会社であっても、
新卒入社して3ヶ月未満で、何事もやり切る事をしない人とネガティブに解釈されてしまうため）

・その上で、電通へ契約社員・営業職として、第二新卒採用枠で入社し、
入社後の異動を狙いにいくか（難易度は相当高いと思いますが・・）

・もしくは、最初から電通・博報堂を狙うのではなく、
小規模の広告会社（電通・博報堂出身者がやっているプランニング・製作会社）に入社し、
実務経験・スキルとしてコピーライターとしての高い実績を積み上げた上で、
それを武器に、取引先からの誘い等で電通・博報堂への転職を狙う、
という方が現実的に思います。

というのも、転職市場は第二新卒層であったとしても、
在籍している会社の大小や知名度よりも、基本的には直近の実務経験（業界×職種）を重視するので、
どうしても大手広告会社のコピーライターへの目標が譲れないのであれば、
まずは規模等にこだわらず、広告業界に入る事、そこでコピーライターとしての実務経験を積む事を
とにかく第一ステップの目標とされると良いと考えています。

実務経験として転職市場では、最低でも2年、やはり3年以上はほしいところですね。

また、既卒で就職活動にすべきかというご質問についてですが、
一度現職へ入社している事実が存在してしまっている時点で、
既に、既卒ではなく中途扱いになってしまうかと思いますね・・。

上記が絶対とも言えませんが、転職市場感を鑑みた際の私としてのアドバイスです。

ウィンスリーの黒瀬と申します。

弊社は広告マーケ、デジタルマーケ専門のエージェントです。

さて、電通、博報堂への中途採用についてですが、御存知の通り人気の企業であるため
中々非常にハードルが高いのが実状です。

またクリエーティブ分野に関しは更に狭き門となります。

特に正社員は、他代理店で強いキャリアのある方、デジタル周りに長けている方、
クリエーティブであれば何かしらの賞を取得している前提レベルとなります。

どうしてもこの二社に、コピーライターとして入りたいのであれば
可能性としては下記があります。


　①クリエーティブに強い制作会社にまず入る
　　電通、博報堂の制作もすべて内部制作ではなくアウトソースしています。
　　広告賞の受賞覧をみて頂ければわかると思いますが、受賞した電通・博報堂
　　以外の会社名の記載があるかと思います。それが制作会社です。
　　
　　ここでクリエーティブの力をつけて、賞を取るなどして中途採用を狙う可能性はあります。
　　
　　とは言え、制作会社もずっとクリエーティブに携わってきた方を基本採用しますので
　　コピーライター養成講座など学校行くなどして知見をためていく必要があります。



　②新卒採用を狙う
　　新卒の条件がわかりかねますが、大学院などにいって、新卒採用を狙うのも１つです。
　　中途に比べて経験値は問われませんが、ここはここで超難関企業ですので、他の学生との
　　勝負になってきます。
　　

以上となります。

ただ、ながいさんが、今後どういったキャリアを積んでいきたいのかによります。

広告賞を取りたいのであれば、必ずしも大手代理店だけに行く必要もなくハウス
エージェンシーのような立場もあります。
事業会社（クライアント）サイドから関わることももちろん可能です。

また大前提として、クリエーティブは「自分がいいもの」や「自分がやりたいもの」、
ではなくあくまでお金を出しているクライアントの意向が強く働きます。