【webディレクターへの転職】市場価値や今後の将来性は?

今回は、webディレクターを志望しているビジネスパーソン、またはwebディレクターを志望している20代までのビジネスパーソンに向けたコンテンツになっております。

5本の指に入ると言われる有利な職種はwebディレクター。ここでの定義のWebディレクターとは、IT関連企業内において業務やプロジェクトの管理監督者を言います。

他の職種では、課長やマネージャーという役職が管理監督者の入り口ですが、web関連職種では、webディレクターを課長やマネージャーとして表現しているケースがほとんどです。

具体的にどのような仕事内容になるかと言いますと、デザイナーやプログラマーなどコンテンツ制作に従事する部下のマネジメントを行い、社内や顧客のニーズに合ったコンテンツを完成させることが主なものです。

Webディレクターは、自分が実業務に従事するということもありますが、中心的な役割や責務は自分がマネジメントする組織の成果になります。

デザイナーやプログラマーをマネジメントするということは、自分がそれぞれの業務に従事した経験がなければなりませんし、他にもコーダー経験も必要です。

Webに関する多岐に渡る経験と知識を保有する人しかwebディレクターとして活躍することは難しいと考えてください。ですので、だれでもwebディレクターとして転職できるということはないです。

超売り手市場なわけ(市場価値が高い理由)

Webディレクターが超売り手市場である理由は、市場価値が高いためです。市場価値が高いということは、それだけニーズがあるということですし、希少であると言えます。

転職市場において、webディレクターの需要と供給の間に大きなズレがあり、超売り手市場になっています。

20代の転職市場は?

年代別にそれぞれ、どれだけの売り手市場であるかをご紹介します。20代は、すべての企業に対して売り手市場になっているということはありません。

どの企業も中途採用では組織構成を考えます。経験や知識は優れているとは言え、組織の兼ね合いで20代のwebディレクター経験者が入社するとその他社員との年齢や経験年数の問題があり、積極的に採用するとは言えません。

20代のwebディレクターは、何と言っても創業から歴史が浅いベンチャー企業に人気があります。創業者自身の年齢が20代、30代ということもありますから、20代で管理職ポストのwebディレクターとして転職しても組織に馴染むことができるのです。

20代のwebディレクター経験者は、ベンチャー企業の求人を中心に転職活動をした方が良いでしょう。

30代の売り手市場は?

30代の場合は、比較的どのような企業群でも必要人材と考えていますので、満遍なく転職活動をしても良いです。

大手企業でも30代後半であれば、積極採用を展開していますし、転職後に組織に馴染めないということもないでしょう。

40代以降の売り手市場は?

40代以降になると転職市場全体と同じように求人数が減ります。とは言え、超がつくぐらいの売り手市場ですから、他の求職者よりも有利な環境です。

転職エージェントとして転職支援した経験上は、ベンチャー企業よりも大手企業の方が相性は良いです。

基本的に大手企業の求人は転職市場では少ないのですが、webディレクターは例外と考えてください。

webディレクターの将来性

Webディレクターの将来性は企業含め労働市場のITニーズが続く限り必要不可欠であり将来性は高いです。

ITニーズが続く限りということは続かないことも予想されるのかと心配するかもしれませんが、消費者の生活環境、企業の経営上すべてにおいてITインフラは外せません。

ただし、冒頭でも伝えたようにwebディレクターは管理監督者ですから、だれでも転職できるものではありません

転職市場には2:8の法則があり、webディレクターとして転職できる求職者はIT関連職種経験のうち2割程度だと考えてください。

未経験でWEBディレクター職への転職

先ほど伝えた通り、ハードルがとても高いです。そのため、webディレクター未経験ではなかなかチャレンジしにくい職種になります。

ではどうすれば、webディレクターへ転身できるのか?この辺りについてですが、ケースとして多いのが、Web業界の営業を経験したのちにWebディレクターへ異動・転職するケースになります。

ただ、条件として、Webリテラシーが非常に重要になります。リテラシーを高めるには参考書やセミナーに通っていくしか実現は難しい印象です。

 

早死にするランキング上位だが・・・

週刊誌などでwebディレクターに関して、早死にする職種上位にランキングされていますが、その理由はなぜなのか。

早死にするという表現は少し大げさですので、私なりに表現を変えて言いますと、労災認定になりやすい職種ということは頷けます。

その理由が基本的に激務になる傾向があるからです。もちろん、残業時間40時間程度の企業もありますが…

激務とは業務量が多く労働時間が必然的に長くなるということがあります。どの企業でもwebディレクターを必要とする場合、人材が不足している一方で、顧客からの依頼件数が多いです。

人は少なくても仕事は大量にあるということで、1人あたりの労働量が多く個人に負荷がかかりやすい職種です。

Webディレクターとしてマネジメントを中心に仕事をしているとは言え、プレイングとして自分もコンテンツ制作に関わりつつの場合が多いですから、実業務+マネジメントということで二足の草鞋を履いているようなものです。

Webディレクターとしての転職を希望する求職者は、転職後にある程度、労働時間が長くなるということは予想しておいた方が良いです。

 webディレクターのキャリアパス

Webディレクターのキャリアパスとしては、

  1. webディレクターの組織を最終的に束ねる部長
  2. その上の役員に昇格するという方法
  3. webディレクターとしてのマネジメント経験と実務経験を武器に自分で起業するという方法があります。

フリーランスとして活動する元webディレクターも多くいますので、webディレクターの世界ではフリーランスとして起業する傾向が高いかもしれませんね。

よくある転職相談の悩み

Webディレクターの求職者からよくある転職相談をご紹介したいと思いますが、転職後に自分の労働時間が長くなることは知っている求職者が多いですから、それに見合う報酬を得ることができるのか?と悩みが多いですね。

また、先程の通りwebディレクターとして起業を考える求職者もいますから、転職するか起業するかで悩んでいるという求職者も多いです。悩みを解決するためには情報量と情報の質が必要になります。

その他にも理由はありますが、ここでは伝えきれないので、相談相手として適任なのが、web系に特化した転職エージェントや友人に相談することかなと思います。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、webディレクターを志望しているビジネスパーソン、またはwebディレクターを志望している20代までのビジネスパーソンに向けたコンテンツですので、キャリアパスをご紹介致しました。

Webディレクター未経験の場合は、非常に難しい道のりになります。
そのため、必要に応じて一旦、web業界に携わる、事業会社へ転職する、などの手段を検討することも大切です。

web業界に弊社は強みもあり、特化型のエージェントとの繋がりも多いため、必要に応じてご相談頂ければと思います。

転職エージェントを上手く活用する事で、自分の市場価値やキャリアプランを「客観的に」判断してもらうことが可能ですし、ご自身に合っている業界や企業を「プロ」の目線からアドバイスしてもらうことで、転職活動の成功率を劇的に上げることができます。

とはいえ、キャリアアドバイザーによって経験やスキルに差があるのも事実です。
エージェントによっては、偏った求人の提案をされたり、必要以上にプッシュされたり、大量の求人しか紹介されないケースもあります。

そのため、大手エージェント2〜3社、特化型のエージェントを1社程度、
まずは登録して実際にキャリアコンサルタントに直接会ってみた上で、実際にサポートを進めてもらうエージェントを比較検討してみることをおすすめします。

また、大手エージェントでは求人数を増やすために転職相談の担当者と企業担当を分業しております。
そのため、サービスの質や企業の裏側まで熟知することは難しいという特徴があります。
弊社の場合は、担当を分業しておりませんので、企業のリアルな部分や魅力をしっかりとアピールできるといったサービスの質でメリットがございます。

反面、求人数ではお力になれないケースも一定あるかと思いますが、1つの選択肢としてお気軽にご相談頂ければと思います。

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2019-02-01
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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」