私は転職エージェントとして、夜の世界から昼の世界へ転職した女性・男性(黒服・店長)求職者の方と多く接してきました。
ガールズバーやキャバクラなど水商売系は昼職に向かないと思われがちですが、実際に転職成功した実績も多数ありますし、企業の人事として夜の世界を経験した求職者の面接も経験がありますが、活躍している方は多いように感じます。
今回は、ガールズバー・キャバクラ・水商売からの転職難易度・おすすめ転職先を現役転職エージェントが解説します。証券会社からの転職を後悔しないように、志望動機・内定獲得のポイントや異業種転職のコツを理解しておきましょう。
ガールズバー・キャバクラ・水商売から昼職に転職したい理由とは?
将来の不安が大きくなるタイミングが訪れる
夜職は短期間で収入を得られる一方、年齢や体力、生活リズムといった面で長く続けるには限界があります。20代後半〜30代に差しかかると、「このままでいいのか」「いつか昼職に変わらないと」と将来に対する不安が強くなるのは自然なことです。
社会的な安定や信用を求める気持ちの変化
夜職は自由度が高く華やかに見える一方で、社会保険や福利厚生が整っていないケースも多く、「正社員としての安定」に惹かれる人が増えてきます。親への説明や恋人との将来を考えたとき、「昼間働く“普通の仕事”」への転職を考えるようになる人も多いです。
結婚や出産などライフイベントの準備として
特に女性の場合、結婚や出産を視野に入れた働き方を考えるタイミングで「夜職は体力的にも厳しい」「生活リズムを整えたい」と感じることがあります。家族との時間、自分自身の健康を優先したいという理由から、昼職への転職を希望するケースが増えています。
夜職経験はマイナスになる?面接で見られるポイント
伝え方次第で印象は大きく変わる
夜職に対してネガティブな印象を持つ企業も一部ありますが、それ以上に重要なのは「どう話すか」です。正直に伝える必要はありますが、過去の経験をどう捉え、どんなスキルとして活かせるのかを具体的に話せるかどうかで印象は大きく変わります。
採用担当が重視しているのは“活かせるスキル”
ガールズバーやキャバクラなどの接客業で身についた、コミュニケーション力・対応力・状況判断力などは、昼職でも役立つ力です。特に営業や接客、カスタマーサポートのような職種では、夜職の経験がむしろ評価されることもあります。
転職理由があいまいだと不安要素に
「なぜ夜職から昼職に転職したいのか」という質問に対して、答えが漠然としていると採用側は不安になります。「環境を変えたい」「正社員として長く働きたい」など、前向きかつ具体的な理由を整理しておくことが重要です。
水商売から転職する場合のポイント
転職を検討する場合、以下の3点がポイントになります。
- 職務経歴書・履歴書の書き方
- 転職理由の伝え方
- 転職先
職務経歴書・履歴書はテクニックが必要
勤続年数が3ヶ月未満であれば、履歴書、職務経歴書に記載しなくとも差ほど問題はありませんが、6ヶ月以上勤務しているのであれば、記載は必要です。
理由は、離職期間です。
記載がないと離職期間が長いと思われてしまい、書類選考のタイミングでお見送りになります。
そのため、水商売をしていた経験を履歴書・職務経歴書にしっかりと記載することがポイントになります。嘘は記載してはいけません。
転職理由は?
次に課題になるのが転職理由です。
結論、そのまま転職理由は、伝えてはいけません。テクニックがあります。
理由は、ナイトビジネスからの転職理由は、不満や愚痴になりやすいためです。
テクニックとして、ネガティヴな転職理由をポジティブな理由に変えて伝える必要があります。
企業が一番確認したいのは、「同じ理由で辞めないか」という点です。
そのため、転職理由の伝え方としては、以下のように伝えることがポイントです。
転職のきっかけ:転職目的=2:8
とはいえ、転職理由はカスタマイズすることを前提なので、問い合わせを頂けますとその方法をお伝えできればと思います。
未経験での昼職への転職先は?
未経験から転職する場合は、ほとんどが営業職への転職になります。
しかし、ナイトビジネス経験者でも良いとする企業は、少ない傾向にあります。
そこで企業選びにおいて重要なのが、企業とのマッチングです。手当たり次第に応募をすることに問題はありませんが、企業の内情や雰囲気を知った上で応募する方がイメージとのズレが起こりません。
ナイトビジネス経験者(反社会勢力はアウト)でも問題がない代表的な企業が、リクルートグループです。
グループの中でも特に「リクルートライフスタイル」と「リクルートキャリア」への転職がオススメです。
この2つの企業への転職をオススメする理由は以下の3つです。
- 経験が少なくとも人物で見てくれる
- 接客経験スキルが活かせる
- その後のキャリアアップに繋がる
ほとんどの企業は、スキルや経験を重視するのですが、リクルート社では「人物」を高く評価してもらえるため、水商売から転職する際に「営業経験はないけど将来的にスキルを積んでいきたい」という方にはおすすめです。
またリクルートグループでの中途採用には「CV職」と呼ばれる3年半の契約社員枠があるのですが、高い営業力を身に付けることができ、多くの人が卒業後には大手広告代理店・外資企業などへとキャリアアップをしています。
このようにリクルートグループは非常に良い環境ではありますが、「人物重視」の採用とはいえ、選考は厳しいので対策が必要になります。
なぜなら中途採用のライバルは自分より経験が豊富な場合も多く、自分の良さを採用担当にアピールしなければいけないからです。
より自分の良さを伝える場として面接や志望動機がありますが、これらは自分だけの力では対策が難しいので、経験の豊富な転職エージェントを利用するのは良い方法だと思います。
実際に昼職へ転職した人の体験談
ガールズバー(26歳・女性)
「思い切って相談したら、想像以上に話を聞いてもらえた」(26歳・女性)
ガールズバーで4年間働いていたAさんは、年齢的な節目を前に「このまま続けるのは怖い」と感じるようになり、昼職への転職を決意。最初は「夜職出身だとまともに取り合ってもらえないのでは」と不安を抱えていましたが、夜職に理解のある転職エージェントに相談したことで不安が解消されました。
面接では、接客経験を通じて学んだ「相手の気持ちを読み取る力」「柔軟な対応力」をアピール。現在は営業アシスタントとして正社員採用され、規則正しい生活と福利厚生の安心感を手に入れました。
キャバクラ(31歳・女性)
「夜職の経験を活かせる職場がちゃんとあった」(31歳・女性)
キャバクラで長年働いていたBさんは、「自分の経歴に自信が持てず、履歴書すら出せない」と悩んでいました。そんな中、転職支援サービスのサポートを受けながら、夜職のスキルを“接客のプロ”として言い換える練習を重ね、ホテルのフロントスタッフとしての再スタートに成功。
「過去を隠すのではなく、活かす形で伝えられたことが転職成功につながった」と語っています。
水商売の人の転職支援に強い転職エージェント
夜職から昼職への転職は、不安や葛藤も多いものです。しかし、自分自身の価値や経験を正しく伝えることができれば、必ず新しいキャリアの道は開けます。
接客業で培ったコミュニケーション力や気配りは、オフィスワークや営業職、接客業など多くの職種で活かすことが可能です。「夜職だったから無理」とあきらめる必要はまったくありません。
不安な気持ちを抱えたまま一人で悩むよりも、あなたの経験を理解してくれる転職エージェントに相談することで、安心して新しい一歩を踏み出すことができます。
まずは相談だけでも大丈夫。あなたの未来を一緒に考えてくれるパートナーと出会ってみませんか?
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