メーカーの中でも人気の業界である、自動車業界。
今回は自動車メーカーについて、仕事内容や年収、今後の動向まで徹底解説していきます!
自動車メーカーとは?
自動車メーカーとは、自動車を製造・販売するメーカーのことを指します。
国産車メーカーだと、トヨタ自動車・ホンダ(本田技研工業)・マツダ・ダイハツ工業・日産自動車などが挙げられるでしょう。
その他現在では、アメリカ・ドイツ・イタリアといった、外国車の販売店も街で多く見掛けられます。
自動車メーカーで働くためには、そのメーカー独自の採用試験に合格する必要があり、内容は企業により異なります。
大学卒業、もしくはそれと同程度の専門学校を卒業するだけの能力を求められてくるのが一般的です。
大学院などで知識を深めた方が、より望ましいといえるでしょう。
また、自動車メーカーは技術系・販売系の大きく2つに分けられ、それぞれ求められるスキルも異なってきます。
技術系
技術系は車の研究開発・製造・メンテナンス・デザイン研究など、知識だけでなく発想力・器用さ・行動力などが求められています。
近年、自動車業界で注目されている技術としては、いかに運転手の負担が少なくする機能を生み出し、地球に優しい車を作るかという部分ではないでしょうか。
自動ブレーキシステム・駐車支援システムを始め、一定速度を保って走行したり、近くの物・人にぶつかりそうになると自動でブレーキを踏んだりするシステムが多くの自動車に導入されているはずです。
なおかつ、自然に優しい車として、エコカー・電気自動車なども徐々に普及してきている傾向にあるのです。
販売系
販売系は、事務作業・経理・商品企画・マーケティング戦略といった、創造力・作業の素早さや正確さ・調査力などが求められてくるのです。
自動車メーカーの年収ランキング!
自動車メーカーにおける過去10年間の平均年収の推移を見ると、平成21年に594万円まで落ち込みましたが、それからは上昇傾向にあり、
平成26年は710万円と最高年収になっています。
企業別、平均年収ランキングを見ても、誰もが聞いたことのある自動車メーカーが名を連ねていることが分かるでしょう。
1位:トヨタ自動車 838万円
トヨタ自動車は自動車生産・販売でゼネラル・モーターズ(米)を抜き世界首位の自動車メーカーです。
子会社として、ダイハツ工業(7位)・日野自動車(8位)があり、子会社の平均年収・売上高も上位なのが特徴的です。
2位:日産自動車 776万円
日産自動車はトヨタ自動車に次いで国内2位の自動車メーカーです。フランスのルノーと相互出資、スズキや三菱自動車、マツダと相互供給しています。
3位:ホンダ 768万円
ホンダは主に自動車、二輪バイクの製造販売をしている会社です。
自動車業界では国内3位、世界シェア7位、二輪業界では世界首位、近年南米での販売台数伸ばしています。
4位:いすゞ自動車 763万円
第4位は、小型トラック国内首位を占めているいすゞ自動車です。
ディーゼルエンジンに強みを持ち、国内のみならず海外でもシェアを拡大しており、特にタイ市場では販売シェアが第1位です。
5位:三菱自動車工業 700万円
第5位は三菱グループの三菱自動車工業です。
プジョーシトロエン(仏)よりディーゼルエンジンの供給を受ける。
1~5位に順位変動はなく、対前年比で横ばいの状態が続いています。
1位のトヨタ自動車で考えると、平成26年度サラリーマンの平均年収415万円の約2倍近くの数値であり、高年収の業種であることが読み取れます。
売上高ランキングを見ても、1~3位は平均年収と同じ順位であり、日産自動車・マツダが対前年比で考えると増加しています。
自動車メーカーの仕事内容
自動車メーカーでは、人事・経理・事務・経営企画といった他の業界にもある職務も多いですが、
自動車メーカー独特の仕事内容もいくつかあるのです。
ここでは、自動車メーカー独自の特徴的な仕事について、主な3つについて説明いたします。
1.研究開発
車の基本となる自動車パーツの強化・改良を行なうのはもちろんのこと、
新しい機能・高度な技術を開発したり、新型車両の開発に励んだりする部署に当たります。
近年の傾向を世界的に見ると、大気汚染の観点から、徐々にガソリン車を廃止して、新エネルギーである電気自動車などに移行する動きがあります。
米国では既にこの動きが始まっているため、日本でも研究開発が重要視され、多くの開発費をかけて力を入れている分野の1つでしょう。
2.商品企画・営業企画
商品企画の仕事としては、消費者が求めている自動車を調べあげることで、どのようにすれば購入しようと思って貰えるのか、とアイデアを練っていく部署に当たります。
いくら最先端の技術を取り入れたとしても、消費者にとって不要なものだったら結果が出て来ないのです。
研究開発部とも密に相談し合うことで、新型車両をどのような車にするのかを徐々に具体化していきます。
研究開発が技術を必要とする理系的な内容なのに対して、商品企画は今ある情報から調査して必要なものを割り出していくために、文系出身の方の活躍も目立つ傾向にあるのです。
3.マーケティング
現代の日本の車事情を考えた上で、どのようにすれば商品を購入して貰えるのかと、販売活動の方法を模索する部署に当たります。
「販促」と狭義の意味で呼ばれることも多いですが、販売促進のために対策を練って、消費者と円滑に取引ができる環境を作っていくのです。
顧客のニーズに合わせて、それを満たすような製品を提案することが大切だといわれています。
つまり、顧客に対してニーズ違いの提案をするのは良くないので、円滑なで適切なコミュニケーションをとれる人柄の方が望ましいでしょう。
自動車メーカーで求められる人材は?
自動車メーカーに求められる人材はどのようなものでしょうか。
絶対に必要な二つのスキルを紹介します。
自動車に関する知識
自動車メーカーに求められる人材としては、部署によっても異なりますが、自動車に関して十分な知識があるかどうかが重要視されてきます。
新任して5年くらいでさまざまな部署を回ることが多く、他の部署の動きを知ることでより自らの知識が深まり、適切な動きも理解できてくるのでしょう。
コミュニケーション能力
自動車は1人の力で消費者の手に渡しているわけではなく、さまざまな部署が協力してサービスを提供しているものです。
そのため、他の部署との適切なコミュニケーション・相談など、必要な情報をしっかりと伝達していくことが理想的なのです。
また、実際に開発に携わる場合には、どれだけ他の自動車メーカー・他の国の市場と比較して、良い自動車が作れるかという独創性・調査力が必要ですし、
製造する場合には、現場での作業を円滑に行なう必要があり、器用さ・素早さ・正確さなどが重要になってきます。
営業企画・マーケティングは顧客との関わりも視野に入れるため、色々な人の立場に立って物事を考えたり、顧客との適切なコミュニケーションをとったりすることが大切になってくるわけです。
自動車メーカーの今後の動向!
自動車を主に必要とするのは、移動手段として使う地方の人々、大人数が移動させるために使用する子供連れのファミリー層などが挙げられるでしょう。
都会は移動手段として電車がメインとなっており、駐車場代を考えると容易に自動車を購入できる世の中ではありません。
しかしながら、若者は徐々に地方から都会へ移動する傾向にあり、需要のある地方の若者の減少により、自動車の販売台数としても減少する動向が予想できます。
また、子供の人数が多い家庭は昔ほど多くないため、普通車・軽自動車などの人気が高くなるのでしょう。
世界的に見れば日本車の人気は高く、特にアメリカ・アジアの国々の市場においては非常に優位に販売されています。
そのため、今後は国内だけでなく世界的に見て、日本企業が必要と思われる自動車を開発できるかがキーポイントとなってくるのです。
日本車の良さである、安全・品質の良さをアピールして、自然に優しい高技術な自動車を販売したい方は、自動車業界への転職も良いかと思います。
自動車業界へ転職するには
ただ、自動車業界へと転職をする際には営業職や技術職では品質管理・保守などといった職種へのチャレンジは未経験でも可能ですが、研究企画や商品企画、マーケティングなどの仕事においては専門スキルがない方でないと難しいです。
そのためすぐに転職活動を始める際は求人サイトで自身で転職活動をするよりも転職エージェントを使うことをおすすめしています。転職エージェントであればキャリアの知識が豊富で、自身に合う求人を幅広く紹介してくれます。
求人サイトや会社HPから直接応募するのも良いかと思いますが、面接対策だけではなく、エントリー書類の準備からSPIの対策、企業と面接調整のやりとりまで自分ですべてしなくてはなりません。
現職を続けながらの転職活動の場合は、転職活動に割ける時間が少なくなるため対策や準備が満足にできないままSPIや面接に臨んでしまい、お見送りになことも珍しくありません。
また、面接対策だけではなく、履歴書・職務経歴書の添削や企業との面接日程の調整などもエージェントが代わりに対応するため、負担が減るという点で、転職エージェントをオススメする理由の1つです。
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最後になりますが、35歳以上での転職、違う職種への転職、違う業界への転職、収入を上げるための転職、ポジションアップの転職、様々なケースでご支援をしておりますので、お気軽にご相談ください。
末永 雄大
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