コンサルからの転職はできる?おすすめの転職先や成功するコツを紹介!

コンサルからの転職を考えている方の中には「コンサルから転職ってできるの?」「コンサルからのおすすめの転職先を知りたい」などの、悩みや疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

コンサルから転職する際は、これまでの実務経験を活かせる転職先が理想です。

本記事では、おすすめの転職先や成功するコツについて解説します。

コンサルからの転職は可能

結論、コンサルからの転職は可能です。

しかし、コンサルから転職する際には、給与が下がる可能性があると念頭に置いておく必要があります。

コンサルタントは、企業の経営課題を解決するのに高いスキルが求められるため、他の職種と比べて年収が高い傾向があります。そのため、他業種に転職することで給料が下がる可能性があることを理解しておきましょう。

しかし、年収を落とすにしても限度額があると思います。

そこで、転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントは求人の紹介や選考の対策を実施しているだけでなく、現職も退職交渉や転職後の給与交渉も代行している場合があります。

私のおすすめの転職エージェントはすべらないキャリアエージェントです。

特にコンサルなどの無形商材を扱っていた経験のある人の転職支援に強みがあります。

転職にお困りの際はぜひご相談ください。

コンサルタントから転職したい人は2種類に分けられる

コンサルタントとして経験を積んだ今後のキャリアは、主に以下の2種類に分けられます。

  • キャリアアップにはコンサル業界内
  • 労働環境を重要視する人は事業会社

コンサルタントは、平均年収は他の業界に比べ高い傾向にありますが、それと同時にハードワークといわれています。キャリアアップを望んでいるのか、ワークライフバランスを取るのかで転職先を決めることをおすすめします。

キャリアアップにはコンサル業界内

キャリアアップを目指しているのであれば、同じコンサル業界内での転職をおすすめします。

コンサルファームでは、決められたファームで定年まで働くよりも、一定の期間働いてキャリアアップとして他のフォームへ移籍する転職が一般的です。

キャリアアップの手段として、中堅のファームで経験を積んでから、トップティアと呼ばれる大手のコンサルファームへ移籍することがあります。この場合、大手の企業をクライアントとしてコンサルティングすることになります。

しかし、業界最有力の戦略コンサルタントは、非常に狭き門です。倍率も高いため、トップクラスの実力を身につける必要が出てきます。

実力をしっかりと身につけ、晴れてオファーを手に入れることができれば、大きなやりがいを感じられる仕事になります。

労働環境を重要視する人は事業会社

コンサル業界は数ある業界の中でも給与水準は高めですが、それに比例してハードワークさもトップクラスです。そのため、より良い労働環境を求めて転職を検討する人は多いです。

労働環境を重要視して転職を考えている方は、専門としてきた業界で転職するか、実際にコンサルを行ったクライアント先へ転職することが一般的です。

しかし、トップクラスのコンサル業界から事業会社へ転職する際は、急所が下がる可能性があることを認識しておく必要があります。

コンサル経験から転職先で活かせるスキル

コンサル業界を経験した人が転職先で活かせるスキルは、以下の2つが挙げられます。

  • 問題解決スキル
  • リーダーシップ

コンサル業界を経験すると、業界や企業に限らずあらゆる経営課題に向き合うことになるため、問題解決スキルを身につけていると判断されます。

また、コンサル業界はクライアント企業のみならず、その他のステークホルダーも巻き込んでプロジェクトを推進していくことが求められます。

このようにさまざまな業務をこなしていくため「リーダーシップのある人材」と、転職市場で高く評価されます。

コンサルからおすすめの転職先

コンサルからの転職先は多くあります。どのようなところに転職しやすいか理解しておけば、転職活動もスムーズに進むでしょう。

おすすめの転職先として、具体的に以下の転職先があります。

  • PEファンド
  • 投資銀行
  • 総合商社
  • 外資系企業
  • 事業会社
  • ベンチャー企業

それぞれ、詳しく説明します。

PEファンド

PEファンドは、外資系コンサルタントからの人気が高い転職先です。

戦略ファーム出身のコンサルとして選ばれることが多いです。外資系コンサル以外にも、総合コンサルから注目を集めていることも特徴です。

投資銀行

投資銀行の給与水準は、コンサルよりも大きく超えるため、転職先として非常に人気があります。ポテンシャルで評価される傾向にあるので、若くして投資銀行に転職できる可能性も高いでしょう。

しかし、投資銀行で採用される人数は少数なので、求人募集がすぐに埋まってしまうこともあります。

総合商社

総合商社は、コンサルの労働環境を改善しつつ、比較的高い給与がもらえるため人気があります。

コンサル業界からの転職を積極的に受け入れている総合商社も多いので、比較的転職しやすいのが特徴です。

外資系企業

人気のある外資系企業は、ほとんどがマーケティングや企画のポジションで募集しています。

元々コンサル業界で働いていた人も多いので、転職後してから新しい業務に慣れるまでのフローがしっかりしている部分もメリットの一つです。

事業会社

国内の事業会社でも、コンサル業界からの転職者が多いです。

コンサルとしての評価が良く才能が認められると、クライアントとして介入していた企業からオファーを受け転職できることもあります。

ベンチャー企業

ベンチャー企業の中でも小さな規模であれば、裁量権を持って、スピーディーに事業を拡大することができます。

また、経験や成果が評価されれば、年収1,000万円以上を渡すベンチャー企業も多く存在しています。そのため、年収が大幅に下がるのをさけることも可能です。

コンサルからの転職を成功させるコツ

コンサルからの転職を成功させるコツとして、以下の3つが挙げられます。

  • 年収やポジション以外にも視野を広げる
  • 事前に企業について調べておく
  • 転職エージェントを活用する

それぞれ詳しく説明します。

年収やポジション以外にも視野を広げる

コンサルからの転職を成功させるコツ1つ目は、年収やポジション以外にも視野を広げることです。

コンサル業界は年収が高いため、20代で年収を1,000万円超えることも珍しくありません。

しかし、この額は他の業界や職種と比べると非常に高く、転職することで年収が下がってしまうケースも珍しくありません。

転職先を選ぶ際は、年収やポジションだけにこだわるのではなく、事業の内容ややりがいなど他の側面も見て判断することをおすすめします。

事前に企業について調べておく

成功させるコツ2つ目は、事前に企業について調べておくことです。

転職先の雰囲気を知らないまま転職すると、ミスマッチを感じるケースも少なくありせん。ミスマッチは早期離職の原因となるため、双方にとってリスクとなります。転職先の企業を決める際は、事前に社風や評価制度などを調べ、納得した上で応募することをおすすめします。

転職エージェントを活用する

成功させるコツ3つ目は、転職エージェントを活用することです。転職エージェントを活用することで、多くのメリットを得られます。

転職エージェントを活用する主なメリットは以下の3つがあります。

  • 面接対策をしてくれる
  • 応募書類の添削
  • 業界や職種について詳しく教えてくれる

面接対策をしてくれる

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人企業の内情に詳しい人が多いです。「どのような面接が行われるのか」「面接官はどういった点に着目しているのか」といった情報を把握しています。

転職エージェントは企業の人事担当者に、事前に採用要件をヒアリングしています。

ヒアリングした内容から「この企業はスキルを重視しているから、面接ではこれまでの経験や実績をしっかりアピールしましょう」と、企業の選考重視ポイントを考慮しながら具体的なアドバイスができます。

また、これまでに転職エージェントは多くの企業に転職者を紹介しています。面接で聞かれた質問内容をデータとして蓄積しており、企業ごとの想定質問集を用意しています。企業ごとの面接情報やノウハウが蓄積されていることから、面接内容を万全にするのも可能です。

応募書類の添削

多くの転職者は履歴書や職務経歴書といった応募書類をきちんと書けているか不安に感じるでしょう。転職エージェントでは応募書類の書き方について、アドバイスや添削をしてくれます。

応募書類を添削してもらうことで、転職サイトなどを通して直接エントリーするよりも書類選考の通過率が上がりやすくなります。さらに、採用担当者の目に留まるためのコツも伝授してくれます。

業界や職種について詳しく教えてくれる

転職エージェントによって、特定の業界や職種に特化しているところがあります。特化型エージェントでは、サポート担当のキャリアアドバイザー自身がその業界や職種の出身者であることが多く、より詳しい内情を把握しています。

そのため、自分で調べるだけでは得られない情報や実際の仕事内容、そして雰囲気も教えてくれるため、転職後のミスマッチを事前に防ぐことが可能です。

しかし、大手の転職エージェントは幅広いさまざまなジャンルの求人を扱っていることから求人の情報量は薄くなりやすいです。それに対して中小の転職エージェントでは取り扱っている求人が限られているので、より詳しい情報を把握しています。そのため、自分に合った転職エージェントを選ぶのがおすすめです。

コンサルからの転職でよくある質問

ここでは、コンサルからの転職を考えている方からのよくある質問をまとめてみました。

コンサルから転職する際の年収相場は?

業界や職種、年齢によっても年収相場は大きく異なるため、事前にしっかりと気になる業界・職種の年収相場を調べましょう。

コンサル業界の平均年収は他の業界・職種と比べると高いため、そのような価値観でいると、転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。

コンサルからの転職は後悔しない?

コンサルからの転職で後悔しないためには、応募先企業を決める段階が重要です。

・応募先企業の業務内容を正しく理解する

・応募先企業の下調べを行う

良い面ばかりではなく、悪い面やつらい部分も事前に把握することが大切です。また、転職エージェントを活用することで、転職後のミスマッチのリスクを抑えられます。

コンサルから転職はできる!

コンサルからのおすすめな転職先には、PEファンド・投資銀行・総合商社・外資系企業・事業会社・ベンチャー企業などが挙げられます。

転職を考える際は、給与やポジションなどを優先しすぎず自身のキャリアを中長期で見据え、転職先の業界や業務内容を必ず検討しましょう。給与に関してですが、コンサル業界の給与水準をキープすることは難しい可能性があります。その際は優先順位を明確にすることが大切です。

また、コンサルからの転職には転職エージェントの活用をおすすめします。コンサルからの転職や、グローバルな活躍を考えている方はお気軽にご相談ください。

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❐企業とのつながりが密で豊富な情報を保有
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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」