総合商社への転職|求められるスキル・マインドを紹介する

今回は「総合商社への転職」について徹底解説します。

「どんなスキルがあれば総合商社に転職できるの?」「総合商社に転職するためにはどうすれば良いの?」などの悩みを解決していきます。

総合商社へ未経験から転職するのは難易度が高い

総合商社に未経験で転職することは可能ですが、正直なところ難易度は非常に高いです。

ですので、総合商社の中途採用の状況を把握し、準備・対策を万全にすることが大切になってきます。

難易度が高い理由は2つあるので、それぞれ解説していきますね。

総合商社は中途採用枠が非常に少ない

総合商社への転職が難しい決定的な理由として、中途採用の募集枠が非常に少ないことが挙げられます。

なぜなら、総合商社は新卒採用をメインに実施しており、社員の定着率が高いので、中途採用をする必要がほぼ無いからです。

厚生労働省が実施した調査によると、伊藤忠商事・住友商事・三井物産は新卒入社して3年後の定着率が95%になっています。(参考:東洋経済ONLINE)

100人入社して5人しか辞めないことになるので、ほとんどのポジションは空いてないんですよね。

具体例として三菱商事の中途採用を見てみると、中途採用の募集枠は19人と非常に少ないことが分かります。(2019年12月時点)

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総合商社は中途採用の採用要件が厳しい

総合商社は、数少ない中途採用枠を使って、特定分野に精通している優秀な人材を採用しようとしています。

会社として注力したい分野があり、自社の人材では対応できない場合に中途採用で補っているんです。

具体例として、デジタル分野の事業を伸ばしていきたい会社では、デジタル分野の新規事業経験者を採用するといったイメージですね。

そのような背景があり、中途採用で求められるレベルが非常に高くなり、難易度が非常に高くなっています。

また、少ない採用枠に対して多くの応募が集まるため、採用倍率も上がってしまうという訳です。

【年齢別】総合商社への転職難易度

総合商社の転職難易度は年齢によっても変化します。

「26歳以下」「20代後半」「30歳以上」の3つに分けて説明していきますね。

26歳以下:ポテンシャル採用の可能性あり

26歳以下の場合、必ずしも即戦力での活躍を期待されている訳ではなく、今後の成長ポテンシャルを考慮した上で採用される可能性があります。

ですので、これまでの経験・スキルをアピールするだけではなく、仕事に対する姿勢やスタンスもアピールすることをおすすめします。

20代後半:即戦力で活躍できるスキルが必要

20代後半(社会人経験5年以上)になると、即戦力として活躍できるかをシビアな目線で評価されるようになります。

ポテンシャル評価の部分は限りなく少ないので、自分のスキルを高めていく努力をしていくのが良いですね。

30歳以上:マネジメント経験が必須

30歳以上になると、即戦力で活躍できることはもちろん、マネジメントの経験が必須として求められます。

30代を迎える前にマネジメント経験を積めるように、逆算して行動していくことをオススメします。

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総合商社への転職で求められる経験・スキル

総合商社の中途採用で求められる経験・スキルですが、大きく3つあります。

それぞれ説明していきますね。

ビジネスで通用する英語力

総合商社の中途採用では、ほぼ全ての求人において「ビジネスレベルの英語」が必須で求められています。

募集ポジションによって求められるレベルは違いますが、TOEIC730~860以上が求められるケースがほとんどです。

ただ、上記の点数は求められる最低ラインの点数なので、他の転職者よりも高く評価してもらうためにはTOEIC900点以上あった方が良いですね。

新規事業・M&Aなどのプロジェクト経験

ビジネスレベルの英語力と同時に求められているのは「新規事業・M&Aなどのプロジェクト経験」です。

中途で採用する人材に対して、新規事業・事業推進の役割を求めている会社が多いため、新規事業の経験者を多く採用する傾向があります。

総合商社の社内には、新規事業の経験がある人材は少ないので、中途採用で補おうとしているという訳です。

特定分野での業務経験

総合商社の中途採用では、分野別に人材を採用していることがほとんどです。

その際に、採用ポジションの分野での業務経験が必須として求められています。

例えば、食品分野の募集では「食品業界での業務経験」、エネルギー分野では「エネルギー関連分野での業務経験」が求められるといった感じです。

総合商社への転職で求められる3つのマインドセット

総合商社で求められているマインドセットを3つ紹介します。

中途採用の面接ではスキルに合わせてマインドセットも求められますので、意識するようにしましょう。

人の懐に入ることができる

総合商社の仕事内容の中で、メーカーとの顧客折衝が多くなります。

相手の懐に入ることができる人物かどうかを採用面接で見られているので、今の会社で日頃から意識するようにしましょう。

外見・内面に気を使うことができる

大手の総合商社となると会社のブランド力もあるので、会社の看板に傷をつけないように振る舞う必要があります。

外見に気をつけるなど、周りからの目線を意識して気をつけられる人物になる必要があります。

日頃から情報収集をしている

総合商社の仕事柄、市場の動向について日頃からリサーチしておく必要があります。

ですので、電車の中で情報収集をする習慣を身に付けたり、朝早く起きて新聞を読むようにすることをオススメします。

総合商社への転職を成功させる3つの手段

続いて、総合商社に転職する方法を3つご紹介します。

転職エージェントを利用する

総合商社が中途採用をするときは、自社の採用ページに求人を掲載するだけではなく、非公開で転職エージェントに依頼するケースが多いです。

その背景として、以下の3つの理由があります。

  1. 大量の応募者を対応するのが難しいから
  2. 社内・競合他社に知られずに採用したいから
  3. 信頼できるエージェントとコネクションがある

このような理由から、総合商社の求人を転職エージェントが保有しているケースが多いです。

総合商社の採用ページで募集中の求人が少ない場合でも、転職エージェントに相談したら求人が見つかることがあります。

また、転職エージェントは面接対策も丁寧に対策してくれるので、内定をもらえるか不安な方はぜひ利用することをオススメします。

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採用ページから直接応募する

企業の採用ページから直接応募することも可能ですが、総合商社は大量の応募が集まるため、埋もれてしまって見逃されるリスクがあります。

また、応募する人のレベルが全体的に高いことが予想されるので、必ずしも返信があるとは限りません。

スキル・経験によほどの自信がある人であっても、総合商社の採用担当者と直接やり取りできる転職エージェントのような人物を介して応募するのが良いですね。

英語力・専門スキルが身に付く会社を経由する

総合商社への転職に必要なスキル・経験がない人は、足りないスキル・経験を身に付けられる会社を経由してから総合商社を目指すのも有効な方法です。

一気に総合商社へ転職するのは難しいことも多いので、新規事業・プロジェクトの経験を積める会社に転職したり、特定分野の業務経験を積める会社に一度転職することも選択肢の一つとして考えておきましょう。

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転職者に人気の総合商社まとめ

最後に、転職者から人気のある総合商社を7社まとめました。

それぞれの会社を理解するための参考にして頂ければと思います。

1.三菱商事

三菱商事は、売上ランキング上位を占める総合商社です。

地球環境インフラ・新産業金融・エネルギー事業・金属・機械・化学品・生活産業などの分野を主力としています。

貿易を中心に取引を行っていましたが、近年は資源開発の分野に力を注いでいます。

社員の平均年齢は42.5歳で、平均年収は1386万円となっていますが、資源価格暴落の影響で、業績は落ち込んでいます。

最も多い出身大学は慶応大学で有名ですよね。

2.三井物産

三井物産は、日本初の総合商社で、創業は明治9年の老舗企業です。

金属・機械インフラ・科学品・エネルギー・生活産業などの分野を主力としています。

積極的にグローバルな人材を取り込もうという方針があり、個性を大切にする考え方が強いことが特徴です。

社員の平均年齢は42.4歳で、平均年収は1213万円となっています。

三菱商事同様に、近年では資源の分野に力を注いでいますが、こちらも資源価格暴落の影響を受け、業績が落ち込んでいます。

大学出身では「慶応大学」が多いですが、一橋大学の割合は多いようです。

参考

3.伊藤忠商事

繊維分野や食料分野で圧倒的に高い業績を誇る総合商社です。

他にも金属・機械・エネルギー化学品・住生活・情報金融の分野を主力としています。また大手コンビニエンスストアを傘下にしているのが特徴でもあります。

社員の平均年齢は41.5歳で、平均年収は1383万円です。

4.丸紅

丸紅は、近年の売上の成長率が高い総合商社です。

中途採用を2・3割で採用すると最近発表されましたね。

生活産業・素材・エネルギー金属・電力プラント・輸送機などの分野を主力としています。

特に、電力プラント分野の発展が著しく、   IPP(独立系発電事業者)は商社の中でもトップの実績を残しています。

また、食料分野でもコーヒーや穀物の取り扱い量は、トップレベルです。社員の平均年齢は41.1歳で、平均年収は1221万円です。

参考

5.住友商事

住友商事は、住友系の企業として多くの不動産を持っており、堅実で穏やかな経営や社風を持っています。

金融・輸送機建設・環境インフラ・メディア生活関連・資源化学品などの分野を主力としています。

社員の平均年齢は42.8歳で、平均年収は1255万円です。

参考
 

6.双日

バブル崩壊から経営破たん、合併を経験して新たな企業として生まれ変わった双日。

自動車・航空産業・環境インフラ・エネルギー・石炭金属・科学・食品・生活産業・都市開発などの分野を主力としています。

社員の平均年齢は42.2歳で、平均年収は1090万円です。

参考

7.豊田通商

豊田通商は、自動車で有名なトヨタグループの商事部門として創業されました。

金属・グローバル部品・自動車・機械・エネルギー・化学品・食料・生活産業・アフリカなどの分野を主力としています。

本社が愛知県と東京都の二か所あるという特徴を持っています。

社員の平均年齢は41.2歳で、平均年収は997万円です。

参考
 

転職の相談なら転職エージェントへ

商社に限らず、ご自身で転職を検討されている場合は、転職エージェントを利用することをオススメします。

現職を続けながらの転職活動の場合は、転職活動に割ける時間が少なくなるため対策や準備が満足にできないままSPIや面接に臨んでしまい、お見送りになことも珍しくありません。

転職エージェントでは、面接対策だけではなく、履歴書・職務経歴書の添削や企業との面接日程の調整なども代行してくれるので、負担が少なくスムーズに転職活動を進めやすいです。

とはいえ、転職エージェントをすでに利用したことがある方からよくある声なのですが「書類添削や面接対策をしっかりしてくれない」というもの。

実は、転職エージェント・キャリアアドバイザーによって経験やスキルに差があり、機械的なサポートになることがあります

特に、大手エージェントの場合は、登録者の数が多いので、他の転職者に埋もれてしまうということもあります。

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海老原 舜

【大手/スタートアップ/web/人材/海外/地方/コンサル/エグゼクティブ/製造/建築/医療/金融など】多岐に渡る転職支援に強みを持ち知見を有する。

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