施工管理は、市場価値が高く、あえて正社員ではなく派遣やフリーランスとして活躍できます。
派遣の自由な働き方に興味がある人に向けた記事です。
ここでは、派遣と正社員のメリット・デメリットなどを解説していきます。
施工管理は派遣でも高収入
施工管理の仕事は、派遣でも高収入を目指せます。月収50万円以上の魅力的な求人も多数あります。そういった求人が多数存在するのはなぜでしょうか。
ここからは、施工管理の仕事が派遣でも高収入な理由を解説します。
施工管理が派遣でも高収入な要因
施工管理が派遣でも高収入なのは、人手不足と知識・経験が多く必要な仕事だからです。
施工管理は、当然有資格者でなければいけません。合格率が30%から40%ほどの国家資格で、担当する領域によって試験が異なり、さらに実務経験が必要です。
そのため、有資格者自体がそこまで多くないです。そもそも有資格者の人手不足に要因があります。やはり代わりがすぐに見つからない存在であるため、高収入になります。
次の理由としては、プロフェッショナルな仕事であるため、知識・経験が多く必要だからです。プロジェクト全体の統括をおこなうので、単に業務的な知識だけでなく、クライアント様とのコミュニケーションや各種交渉なども必要です。
業務内容が多岐にわたるので、どうしても替えが利きません。このため、各建設会社間でのニーズが高く、収入が高騰しやすいです。
施工管理の派遣の仕事内容
派遣でも、正社員でも業務内容は、4大管理項目である原価管理・品質管理・工程管理・安全管理を管理する業務全般です。
ただ、正社員ではなく派遣社員の場合は、プロジェクトを取ってくることよりも、今あるプロジェクトを統括することに重きが置かれます。
そのため派遣は、企業が取ってきた案件の4大管理項目を代理で管理する意味合いが強くなります。これにより、ある期間は仕事をたくさん行い、ある期間は家庭の事情などで1ヶ月仕事をしないような働きかたも可能です。
派遣だからこそ、小回りの利く働きかたや、ワークライフバランスを考えた働きかた、または常にプロジェクトにアサインし続ける働きかたなども選べます。
施工管理の派遣になるためには
施工管理の派遣になるためには、求人サイトへの登録が一般的な方法です。しかし、職場によってはブラックな企業もあると考えられます。しかし、サイトだけでは判断できません。
企業の雰囲気が知りたい・自分にマッチした環境で働きたい人には転職エージェントがおすすめです。さらに、エージェントは企業の採用担当と密に連携を取っているため、ネットの情報だけではわからないような情報まで知っています。
例えば、企業の雰囲気や求められる人材などをエージェントは把握しているので、あなたにぴったりマッチする企業を見つけられます。
施工管理の派遣と正社員の違い
施工管理の派遣と正社員の違いを以下の4つのポイントで解説していきます。
- 給与の違い
- 仕事内容の違い
- 施工管理の派遣で働くメリット・デメリット
- それぞれに向いてる人
派遣と正社員の給与の違い
施工管理の派遣と正社員の給与を比較すると、正社員の方が安定して稼げます。
正社員の場合は、主に大手の建設業を営んでいる企業を中心に在籍することになります。結果として、年収は400万円から550万円程度で推移するとともに、雇用の安定化が図れます。
正社員になれば、労働基準法などで雇用が守られているため、よっぽどのことがなければ解雇されません。
また、大手企業のほうがボーナスなどで年収が大きく増えます。しかし、企業ごとで大きなばらつきはありません。現場も小規模でも大規模でもプロジェクト単価にかかわらず、年収はすでに決まっているものが払われます。
一方で、派遣の場合はプロジェクトごとに毎回契約を結びます。そのため、プロジェクトの単価が高く、工数が長く、大規模のプロジェクトであるほど収入が上がります。また、割り当てられるプロジェクト数によって給料は変わります。
派遣社員はプロジェクトごとに働きかたが違うので、どうしても正社員よりは雇用が不安定といえるかもしれません。しかし、上述のようにそもそも施工管理の仕事に就ける人間が少ないため、あまり大きな問題になりません。
派遣社員の場合は、正社員のように上から仕事が降ってくるよりもご自身で毎回契約しなければなりませんので、そのあたりに若干のわずらわしさはあるかもしれません。
派遣と正社員の仕事内容の違い
派遣と正社員では仕事の内容はあまり変わりません。基本的には、4大管理項目である、原価管理・品質管理・工程管理・安全管理を中心に構成されていきます。
しかし、派遣として仕事をすると、与えられる範囲の仕事しかできないです。そのため、さまざまな経験ができる正社員に比べて決まったことしかできません。
実務としては、とくに工程管理や品質管理に重きを置いて、プロジェクトの遂実行において責任を果たすことが多いです。
施工管理の派遣で働くメリット
施工管理の仕事を派遣でおこなうメリットを紹介します。
もちろん個々人によってメリット・デメリットの捉えかたが変わるので、ここでは一般的な部分に触れます。メリット・デメリットとしてあげられるのは、以下の通りです。
まず、施工管理の仕事を派遣でするメリットは3つあります。
- 企業に縛られず仕事ができる
- スキルを磨けば年収も上がる
- ワークライフバランスを整えられる
まず1つ目のメリットは、企業に縛られずに仕事ができることです。
煩わしい人間関係を作ったり調整したりすることなく、幅広く仕事ができます。仕事そのものに集中することができるできます。
2つ目に、スキルを磨けば年収も上がることです。
自分の能力によって、参加できるプロジェクトに差がでます。スキルが高ければ、条件のいいプロジェクトに参加できるので、年収アップできます。
そして最後に、ワークライフバランスを整えられることです。
正社員と違ってプロジェクトに参加するかどうかは、ご自身で決定できます。ご家庭の状況などで臨機応変に仕事ができます。そのため、自分の好きなタイミングでプロジェクトに参加するなどの、自由な働き方が可能です。
施工管理の派遣で働くデメリット
施工管理の仕事を派遣でするデメリットは2つあります。
- プロジェクトに割り当てられなければ給料が発生しない
- 毎回新しい人と人間関係を形成しなければならない
まず1つ目のデメリットは、プロジェクトに割り当てられなければ給料が発生しないことです。
正社員と違って、毎月決まった給料がでるわけではなく、割り当てられるたびに報酬が支払われます。仕事が与えられなければお金が入ってきません。
2つ目に、毎回新しい人と人間関係を形成しなければならないことです。
人間関係が毎回変わります。正社員であれば、同じ企業の人たちと働くことが多くなります。そのため、わずらわしい人間関係が出て来たり、合わない人とも仕事しなければなりません。
一方で、派遣の場合それが毎回リフレッシュされる代わりに毎回新しい人間関係を形成しなければなりません。
派遣で働くことに向いている人
あえて派遣として施工管理に就く場合、向いている人のタイプは以下の5通りです。
- 自由に働きたい
- 残業などはなるべく避けたい
- 人間関係を固定化させたくない
- 領域にこだわらずたくさんの現場を経験したい
- 領域を限定して専門家になりたい
派遣で働けば、自分でプロジェクトへの参加を選択できるので、繁忙・閑散時期を自分で調整できます。
さらに、派遣は1社に限定せずに働けるため、人間関係のわずらわしさは最低限に抑え、広い人間関係を構築できます。
そして最後に、派遣元をいくつか登録しておくことによって、プロジェクトの幅を広げる、または限定できます。
たくさんの領域で仕事をして経験を積む、領域を限定して専門家になるのもあなた次第です。
施工管理の派遣先でおすすめの企業
施工管理の仕事を派遣でおこなうとしたら、派遣元と派遣先をきちんと考えていく必要があります。ここでは、派遣元と派遣先、それぞれのポイントをまとめます。
派遣会社の選び方
派遣元の選びかたのポイントは、以下の4つです。
- 派遣元の規模
- 派遣元のクライアント
- 派遣元が得意な案件
- 派遣元のサポート体制
まず1つ目のポイントは、派遣元の規模です。
派遣元の大小で関われるプロジェクトの大小が変わってきます。ご自身の適性がどちらに向いているのかを見極めたうえで、選んでいただきたいです。
2つ目に、派遣元のクライアント様です。
エンドユーザーである発注業者のクライアント様によって関われる案件が変わってきます。クライアント様も派遣会社とは長い付き合いになります。そのため、クライアント様の得意不得意によって派遣元にも得意不得意がでてきます。
3つ目に、派遣元が得意な案件です。
たくさんの領域が施工管理にはあります。ご自身の得意な領域を活かせるように派遣元を選びましょう。派遣元が所持している案件の一覧を見せてもらい、派遣元の得意不得意を判断してください。
4つ目に、派遣元のサポート体制です。
派遣元がどの程度サポートしてくれるのかも事前に確認しておきましょう。とくに、クライアント様とトラブルが発生した時のサポートや、報酬交渉や、福利厚生的な部分なども確認してみても良いです。
代表的な派遣先
代表的な派遣先は、「テクノプロ・コンストラクション」「JAGフィールド」の2つです。
まず1つ目は、テクノプロ・コンストラクションです。
日本の人材派遣会社です。本社は東京都港区六本木で、とくに大手の現場を多数抱えています。未経験からでも、大手ゼネコンへのキャリアアップを目指せます。
2つ目は、JAGフィールドです。
JAGフィールドは、「安心で安全、そして持続可能な地域・まちづくり」を実現することをビジョンとしています。
あらゆる事業分野から支え合う企業グループ「日本アジアグループ」の一翼を担い、建設業界に特化したスペシャリストを育成・輩出しています。とくに、短期案件に強く、現場先をワークライフバランスに合わせてご自身で決められます。
派遣先の選び方
派遣先を選ぶポイントは、以下の2つです。
- フォロー体制
- 資格支援制度の有無
施工管理の派遣先を選ぶポイントの1つ目は、フォロー体制です。
人材不足が深刻な問題となっている建設業界では、未経験者の育成に力を入れている派遣先も多いようです。ビジネスマナーだけではなく、施工管理の専門的な研修も実施してくれ、スキルアップにつながります。
2つ目に、資格支援制度の有無があります。
施工管理の資格は、スキルを証明するだけではなく、仕事の領域を広げてくれるます。テキスト代や受験料を負担してくれるのであれば、未経験者の育成に力を入れている現場だと言えます。派遣として働く不安があっても、しっかりとフォローしてくれる派遣先だと判断する基準になります。
施工管理に転職する方法
施工管理に転職するには、転職エージェントがおすすめです。
転職の際に、自己分析や面接対策を転職のプロが手伝ってくれます。さらに、エージェントは企業の採用担当と密に連携を取っているため、ネットの情報だけではわからないような情報まで知っています。
例えば、企業の雰囲気や求められる人材などをエージェントは把握しているので、あなたにぴったりマッチする企業を見つけられます。
とくに、弊社には独自の基準で選考された優良エージェントが多数在籍しています。そのため、かなり手厚いサービスを受けられます。
まずは、弊社のエージェントに気軽に無料相談してみませんか。
末永 雄大
最新記事 by 末永 雄大 (全て見る)
- 転職エージェントは登録だけで良い?リクルートエージェントに登録するとどうなる? - 2022-11-26
- 接客業から転職するならどこがおすすめ?辞めてよかったと感じる理由とは? - 2022-11-26
- SESからの転職はできない?おすすめの転職先や成功させるポイントを解説 - 2022-10-31
- ホテルマンから転職する際の注意点!成功させるコツや未経験でもおすすめの業界を解説 - 2022-10-31
- 消防士からの転職で多い転職先は?代表的な転職理由や成功させるポイントを解説 - 2022-10-31