転職エージェントを信用できないのはなぜ?不信感の原因や信用するためにできること

転職エージェントを利用すれば、転職成功率を高められる可能性が高いです。しかし、転職エージェントによっては信用できないこともあり、信用できないまま転職活動を進めても希望の企業に転職できない恐れがあります。

転職エージェントを信用できなくなる理由は様々ですが、理由別に適切な対処法を理解すれば、転職エージェントと良好な関係を築けるでしょう。

今回は、転職エージェントが信用できない理由や信用するためにできることについて解説します。この記事を読めば、信用できない転職エージェントを信用できるようになり、転職活動も円滑に進められるでしょう。

転職エージェントが信用できない不信感の原因

転職エージェントが信用できない不信感の原因は、下記の4つが挙げられます。

  • レスポンスや連絡が遅く手続きが進まない
  • 希望する企業を紹介してもらえない
  • 内定後すぐに意思決定をさせようとする
  • 勝手に応募したり求人を大量に紹介したりする

転職相談や転職活動のサポートとして転職エージェントを利用しても、不信感を抱いてしまうと転職活動にも影響が出ます。不信感を抱いた状態で転職活動をしても、アドバイスを信用できず、転職に成功しづらくなるかもしれません。

転職エージェントを信用して転職活動するためにも、不信感を抱く原因を理解し、適切な対処をしましょう。

レスポンスや連絡が遅く手続きが進まない

転職エージェントが信用できない不信感の原因は、レスポンスや連絡が遅く手続きが進まないことが挙げられます。転職エージェント側の連絡が遅くなる理由は、下記の2つです。

  • 担当者が多忙であり連絡が遅れている
  • 転職意欲がはっきりしないため放置されている

どんな理由があるにしても、連絡が遅いと手続きもスムーズに進められないため不信感を抱きやすくなります。仮に、転職意欲を見せれておらず連絡を放置されている場合には、転職の意思があることをアピールしましょう。

また、再度連絡をして「なぜ連絡が遅くなっているのか」を確認するのも1つの方法です。返答次第では、転職エージェントを変えることをおすすめします。

希望する企業を紹介してもらえない

求職者が希望する企業を紹介してもらえないことも、転職エージェントが信用できなくなる原因の1つです。担当者に対して転職先の希望を伝えても、希望とは異なる企業を勧められることがあります。

希望する企業を紹介してもらえない理由としては、下記2つが挙げられます。

  • 企業側担当者と求職者側担当者との認識のズレ
  • 早く転職してもらうために適当に紹介している

よくあるパターンとしては、1つめの「企業側担当者と求職者側担当者との認識のズレ」です。転職エージェントでは、求職者側の担当者と企業側の担当者が異なることが多いため、徐々に情報がズレてしまうことがあります。

担当者同士の認識のズレをなくすためには、必須条件を整理して書き出すことで大きなズレを起こさずに済むでしょう。

また「早く転職してもらうために適当に紹介している」ことにより希望する企業を紹介してもらえない場合は、転職エージェントが悪質であるため、別の転職エージェントへの依頼も考えましょう。

内定後すぐに意思決定をさせようとする

転職エージェントが信用できない不信感の原因は、内定後すぐに意思決定をさせようとすることです。求職者に対して親身に寄り添っているなら、考える時間を与えてしっかりと判断させるはずです。内定後すぐに意思決定させるのは、下記2つが理由として挙げられます。

  • 担当者のノルマ達成のため
  • 企業側が早く決めたいと思っているため

どちらの理由も考えられますが、比較的多いのが「企業側が早く決めたいと思っている」という理由です。企業は人手が足りず求人を出しているため、少しでも早く人材を獲得したいと考えています。転職エージェントに対して決断を迫っている可能性が高く、転職エージェント側の問題ではない可能性も高いです。

そのため、内定後すぐに意思決定を求められた場合には「なぜ急がなければならないのか」を確認した上で、信用できるかどうかを判断しましょう。

勝手に応募したり求人を大量に紹介したりする

勝手に応募したり求人を大量に紹介したりすることも、転職エージェントが信用できなくなる原因の1つです。転職エージェントの中には、希望とは全く関係のない求人を大量に紹介してくるところもあります。

時には、希望と関係ない求人に勝手に応募されることもあるため注意しましょう。

上記のようなトラブルを防ぐためには、定期的に希望条件のすり合わせをする必要があります。条件のすり合わせをしても解決しない場合には、担当者に対してトラブルの原因となるような行動をやめてもらうように伝えることが大切です。

転職エージェントはなぜ信用できない行動を取る?

転職エージェントが信用できない行動を取る理由として挙げられるのが、下記の4つです。

  • 担当人数が多くミスをしてしまうから
  • 利益優先で早く転職させようと思っているから
  • 担当者自身のノルマを達成するため

転職エージェントが信用できない行動を取るのには、様々な理由がありますが、担当者の個人的理由によって信用できない行動を取っている可能性もあります。

転職エージェントが利益を上げるためには、求職者を転職させる必要があり、転職しなければ利益を上げることはできません。担当者は1人でも多く転職させたいと思っており、ノルマを達成するために、求職者が信用できなくなるような行動を取ってしまっていると考えられるでしょう。

転職エージェントを信用できない時の対処法

転職エージェントを信用できない時の対処法は、下記の3つです。

  • 希望を明確にしてコミュニケーションを取る
  • 担当者を変更してもらう
  • 他の転職エージェントに変更する

転職エージェントを信用できなければ、常に不信感を抱きながら転職活動を進めていくことになります。ただ、転職活動を円滑に進めるためには、転職エージェントとの信頼関係が必要不可欠です。

転職エージェントを信用できないと感じている人は、自分自身の転職を成功させるためにも、対処法を理解して少しでも転職成功率を上げましょう。

希望を明確にしてコミュニケーションを取る

転職エージェントを信用できない時は、転職先企業の希望を明確にして、担当者とのコミュニケーションを図りましょう。転職エージェントを信用できなくなった理由にもよりますが、自分自身の希望が明確に伝わっていない恐れもあります。

希望を明確にして条件を絞ることで、理想的な転職先企業を見つけやすくなるでしょう。

また、担当者との信頼関係ができていれば、優先的に希望に合った企業も紹介してもらいやすくなります。些細なことでも担当者と密にコミュニケーションを取っていれば、放置されることもなく、円滑に転職活動を進められるでしょう。

担当者を変更してもらう

どうしても転職エージェントを信用できない時は、担当者を変更してもらいましょう。同じ転職エージェントでも、担当者には当たり外れがあり、絶対に良い担当者が付くとは限りません。特に、転職エージェント自体の評判は良いのに不信感を抱いた場合には、担当者と相性が合っていない可能性が高いです。

担当者を変更してもらいたい時は、変更してほしい理由を明確に伝えることが重要です。変更理由を曖昧にすると、転職エージェント側も担当者の選択を迷ってしまいます。

転職エージェントと求職者の両方が良好な関係を築き、転職を成功させるためにも、担当者の変更時には明確な理由を伝えましょう。

他の転職エージェントに変更する

現在利用している転職エージェントを信用できない時は、他の転職エージェントに変更するのもおすすめです。転職エージェントごとにも特徴があり、自分自身の希望や条件と転職エージェントの相性が悪い可能性も考えられます。

転職エージェントを変更する場合には、身の回りで転職エージェントを利用した経験のある人に紹介したもらい、一度試してみるのがおすすめです。

ただ、紹介者が良いと感じても、自分自身が良いと感じるとは限らないため、転職エージェントを変更する前には、特徴や評判を調べてから利用しましょう。

転職エージェントから紹介できる求人がないと言われたら?

転職エージェントから紹介できる求人がないと言われた場合には、複数の転職エージェントへ登録するのがおすすめです。転職エージェントによって、取り扱っている企業が異なり、独占している求人もあります。

複数の転職エージェントに登録しておけば、紹介される求人の母数が増えるため、必然的に希望に合う企業を見つけやすくなるでしょう。

転職エージェントから紹介できる求人がないと言われる理由は、下記の通りです。

  • たまたま希望に合う求人がない
  • 希望条件を絞り込みすぎている

たまたま希望に合う求人がないことは仕方ないですが、希望条件を絞り込みすぎていて紹介できる求人がないと言われることもあります。年収や福利厚生、仕事内容など条件を絞ることは可能ですが、絞り込みすぎると求人の条件に当てはまる可能性は低いです。

また、希望条件の絞り込みが原因の場合、複数の転職エージェントに登録しても改善しない恐れがあるため注意しましょう。

信用できる転職エージェントを利用して転職しよう

転職エージェントが信用できない理由は様々ですが、それぞれの理由に対して的確な対処をすれば円滑に転職活動を進められます。評価が高い転職エージェントを選んでも、自分に合うかどうかは利用しなければわかりません。

転職エージェントが信用できなくなった時の対処法を知っていれば、冷静な判断ができ、無駄な時間を過ごしづらくなります。

転職エージェントを利用して転職を考えている人は、今回解説した内容を参考にして、信用できる転職エージェントを見つけた上で転職活動を進めましょう。

転職エージェント末永
転職エージェント末永

弊社、すべらないキャリアエージェントでは、転職者の相談に乗るCA(キャリアアドバイザー)と企業の採用の相談に乗るRA(リクルーティングアドバイザー)を兼任しています。


そのため、両方の特徴を把握した上での求人の紹介ができるという強みがあり、実際に書類選考通過率は大手の6倍、内定率は4倍と圧倒的なサポート力が特徴です。

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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」