【履歴書の書き方】転職で書類通過率を上げるには!?〜例文記載〜

今回は、通過率を上げる履歴書の書き方についてです。

現役の転職エージェントとして公開していこうと思います。

通過率を上げる履歴書とは?

手書きのほうが有利って本当?

履歴書を書く際に迷うのが「手書き」か「パソコン」か。

結論、どちらでも問題がありませんが、中途採用の場合は「パソコン」での記載がほとんどです。

近年では、スマホでも作成ができるようになりましたので、そちらを利用されるとよいかと思います。

通過率は、手書き・デジタルでも変わりませんが、企業が指定するフォーマットがあればそちらを利用されると良いでしょう

履歴書の内容

履歴書を書くときのポイントとしては、

  • 高等学校や専門学校、大学などは学部・学科をしっかり記載し、入学と卒業年次の両方を書く(義務教育は卒業年次だけ)
  • 退学した場合は中退したことは記載する
  • 学歴と職歴は分けて記載をする
  • 職歴はすべて入社と退社歴を記載する(派遣企業に登録した場合は1社カウントになりますが、派遣先が変わる分は記載しなくても問題ありません)
  • 免許や資格などは、仕事に関連しないものでもすべて記載する
  • 半角全角や文字のフォントは統一する

企業から履歴書の指定がない場合、履歴書のサイズやフォーマットなどを気にする必要はありません。

とはいえ、見えやすい形式かどうか重要な判断材料となりますので、自分にあったものを選ぶようにしましょう。

履歴書の写真は重要か?

非常に写真は、重要です。

なぜなら、担当者にとってはその写真があなたの第一印象になるからです。

営業職や秘書など第一印象を重要視する職種は特に気をつける必要があります。基本的なことではありますが、写真の撮り方を記載しておきます。

写真の撮り方

  • 髪型は前髪が目にかからないようにして、寝癖などがないようにする
  • 服装はスーツで、シャツは基本的に白を着用し、ネクタイなどの歪みがないようにする
  • まっすぐ前を見て、少し口角を上げる
  • 顎をしっかり引く
  • 3カ月以内に撮影した写真を貼る

となります。

スマホで撮影を試みる方もいますが、画質が悪い場合や正面から撮れていないもの、加工しているものは「お見送り」です。採用人事はプロフェッショナルで何千人と書類を拝見しているため、バレるので注意が必要です。

また、写真館で取るべきか?という質問も多いですが、プロにお願いしたほうが、一番良い表情では撮影をしてもらえます。

とはいえ、そこまでしなくとも問題はありません。

SNSも見られています

書類選考タイミングでSNSなどを確認されることが多いため、活用の有無に限らず、採用担当から見られても問題ないか確認してくださいね。

サクッとお見送りになることがありますので…

今回は誰しも一度は疑問に思ったことがあるであろう、履歴書の「特技」という項目についてお話します。

趣味・特技欄に書く内容を、これだ!と思って書いたことがある方はいますか?

職歴と言われれば、確たる経歴があります。
資格と言われれば、書くべきものと書くほどでもないものの区別がつきます。

しかし、特技と言われるとどうでしょう。好きなことではあるけど、確固たる成果を上げたわけではないし、特技と言えるほどではない…そんなことを考えたことがある皆さん、ぜひこの記事をご一読ください!

特技の記載について

特技を聞く理由

採用側が転職者に特技を聞いてくるのはなぜなのでしょうか。

採用側の気持ちになって考えてみましょう。

あなたが採用担当者だとします。
履歴書に各々が生年月日や職歴、資格を書いて100人が提出してきました。生年月日や職歴だけを読んでも個性はよくわからない、資格も割と似たり寄ったりです。

誰を優先して選考すればよいか判断がつかず、困ってしまうでしょう。

そこで、特技を聞くことで、キャラクターや人生観が現れるため、面白みや人間性を確認することができます。

自分をプレゼンテーションするときに、掴みとして話すような内容、それが特技に書かれる事を期待しているのです。

つまり、特技の話からその人の特徴や強みを知るために、採用側は特技を聞いています。

転職者が知っておくべき特技と趣味の違い

ただ、特技として書いてしまうと面接でちょっと会話がたどたどしくなってしまう事もあるので、趣味との違いくらいは認識しておくべきでしょう

特技を提出する理由は、採用側により多くの情報を与えるためです。

その特技と一括りに設けられている趣味は、何を書く場所なのでしょう。
当然の様にわかっている方もいらっしゃると思いますが、特技は「趣味が高じたもの」です。

「外国産のビールを飲みによくBarへ行く」

これは、趣味です。

「外国産のビールの銘柄について深く語れる」

「外国産のビールを飲んだだけで銘柄を当てられる」

これらは特技と呼べるでしょう。

特技を書く際のポイント

特技を書くときの、これは書くべきか?という判断軸をご紹介します。チェックする点は以下の二つです。

  • 応募企業の業務で活かせるか。
  • 面接で話が膨らませられるか。

業務で活かせる特技は記載しておくと優位に進みます。
あるいは、業務と関連性が低くとも、話題になるような特異性があれば、充分特技としての役割を果たします

人事に刺さる履歴書の志望動機とは?

志望動機を伝える目的は、数多くある会社の中から、なぜ他社ではなく応募する企業を選んだのかを伝えることです。

志望動機をしっかり伝えることで、採用担当になぜウチを選んだのかを納得させることができます。

また内容は使いまわせるような文章ではなく、応募先の会社をしっかり調べて具体的に説明するようにしてください。

ポイントとしては

  • どこに魅力を感じたか
  • なぜ転職しようと思ったか
  • 自分の強みや経験を貴社でどのように活かせるか

を具体的に記載してください。

志望動機は履歴書の中でも自分をアピールする最高の場所です。ネット上にある内容をコピーせずに、あなたの言葉で書くようにしましょう。

もし一人で考えることが難しければ、転職エージェントを利用することです。

転職理由を記載する場合は、他責になっていないか、単なる不満になっていないか、第三者視点で確認する必要があります。

NG

何気なく履歴書に使っている言葉でも、実は使うとマイナスイメージになるような言葉もあります。

実際にどういったものがNGになるのか見ていきましょう。

「御社の理念に共感しました。」

よく使われる言葉ですがこのままではお見送りになる可能性が高いといえます。

「なぜ共感したのか」、原体験か自身の価値観を伝える必要があります。を具体的に説明する必要があり、理由がないと薄っぺらな言葉に思われてしまうので、注意してください。

「〇〇を学びたいと思っています。」

こちらもよく使われる言葉ですが、「アウト」です。

会社は学校ではないので「学ばせてください」というスタンスを示してしまうと、学生感覚で応募しているなと伝わります。

環境が自分を成長させてくれる訳ではないので、注意が必要です。

「御社」と「貴社」

御社と貴社、どちらの意味も「相手の会社」を指す言葉ですが、履歴書に書く場合は「貴社」が正しい言葉となります。

このような一般常識も担当者は見ているので、使う際は気をつけましょう。

補足になりますが、銀行員であれば「入行」といった言葉を使う必要があるため、特殊な環境であれば注意が必要です。

職種ごとに通過しやすい書き方がある!?

ここまで履歴書の作成方法を説明してきましたが、実は、職種によって通過率が上がる記載の方法があります。特に職務経歴書は大きく変わります

残念ながらこの場で全てをお伝えすることが難しいため、ご相談頂ければと思います。

履歴書作成のポイントとしては、

  • 写真写りも評価に関わる
  • 志望動機は自分の言葉でしっかりと具体的にアピールすること
  • 特技や趣味は印象に残るものを
  • 書類作成は、企業にあわせて「手書き」と「デジタル」を使いわける

履歴書は、あなたを写す鏡となります。しっかりアピールすることで好印象を与え、書類選考が通過しやすくなります。

今回の記事を参考に、書類選考が通過できるよう魅力的な履歴書を作成頂けると嬉しく思います。

より書類の通過率を高めたいのであれば、転職エージェントを利用をぜひご検討頂ければと思います。

エージェントサービスは、面接対策だけではなく、履歴書・職務経歴書の添削や企業との面接日程の調整なども含まれます。企業ごとに内容を変えることもあります。

一番心強いのが、「推薦文」を応募企業にエージェントが送ることです。

推薦文とは、履歴書・推薦文だけでは伝わらない貴方の魅力を企業に伝え、書類通過率を上げる文章のことです。

転職理由や人柄、応募する企業にとって採用するメリットを伝えている内容です。

しかし、一番のメリットはお見送り理由がわかる事です。

通常は「ご期待に添えない形となり…」となりますが、転職エージェントは企業の採用支援を手伝う役割があるため、何が不採用だったのか原因を知ることができます。

面接でどこがダメだったのか、原因が分かれば次に繋げることができます。その改善を行うことで面接の採用角度を上げることができ、内定率を上げることができます

弊社の場合は、直接社長や採用担当の人事に対して直接連絡を取りあなたの魅力をプッシュし援護射撃を行います。

書類通過率を最大限上げることができ、面接で不採用になる理由を先手で対策することで、希望している企業への内定角度を高めることができます

結果プロとして内定率を最大化させることができます。

大手エージェント経由ではできないサポートをすること弊社の強みだと感じております。

最後になりますが、業界・職種でテクニックや伝え方、対策が変わってきます。弊社でもご支援ができる部分ですので、お気軽にご相談頂ければと思います。

 
 
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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」