転職準備で必要だと言われる「自己分析」ですが、「どうやればいいの?」「なぜしなきゃいけない?」「ぶっちゃけサイト見ただけでは分からない!」と感じている方も多いのではないでしょうか。
自己分析の全てを教えます。
新卒・中途問わず「自己分析」を行なっていますが、自己分析の方法としては3つ。
・プロにお願いする
・自分で紙やアプリを使う
・お金を出してSPIなどの適性検査を受験する(エムグラム診断含め)
しかし結局のところ成功に導くのは自分自身です。ツールを利用しても相談しても変わりません。
重要なのは、「自分が選択したことを正解にする努力ができるか」という点です。
今回は、本当の意味で転職におけるミスマッチを減らす「自己分析」をご紹介します。
目次
自己分析とは一体何?

自己分析とは「自分の本質を理解すること」です。
実際、自己分析は志望動機を考える際や、面接の場において自己PRをする際に役立ちます。
リクルートグループやレベルの高い企業でよく質問されるのが、深掘り質問。
これは内省ができているかを確認する質問です。
内省とは「過去の行動などについて深く考え、言語化すること」です。
面接でサクッと「お断り」になる方の特徴として「原体験が語られていない」「内省ができていない」ことが挙げられます。
例えばですが、以下のような質問があった場合に
「なぜ転職したいのですか?」
→「キャリアアップしたい」と思ったからです。前職では年功序列な風土で、与えられた仕事しかできない環境だったため自己成長したいと思い転職を考えています。
一見悪くないような感じですが、以下のポイントで面接官はツッコミを入れたくなります。
・「そもそもキャリアアップってあなたの定義はなに?」
・「与えられた仕事しかこなせない環境でも自分で取り組んだことはないの?」
・「自己成長ってなに?できないことができるようになること?」
・「現職で何かやりきった経験とか無いような印象だけど見切り早くない?」
・「なんでそもそもキャリアアップしたいの?」
などなど色々ツッコミができます。そういった中で「自己分析」=「内省する」ことが重要になります。
転職で失敗する方はツールなどを利用して「自己分析」をした気になっている場合です。
自己分析は「言語化」することが大切なので、誰かにアウトプットすると良いでしょう。
とくに若い人、20代の人はこの言語化スキルをどれだけ持っているのかでポテンシャルを判断されがちです。言語化スキルを上げたいなら、自己分析とキャリア設計を手伝ってくれるサービスを利用するのがおすすめです。
自己分析ってやりたいことを見つけるためじゃないの?

よくある質問として「やりたいことが見つかりません」という相談があります。
結論、やりたいことは無くてもいいです。
感覚的ではありますが、「やりたいことが分からない方は約8割以上」います。
明確にやりたいことがある人は少ない印象ですね。
やりたいことがある場合は?
やりたいことがある場合は、「doing」タイプです。
やりたいことが明確であれば、それを実現する「経験やスキル」があるのか、まずは考える必要があります。
例えば「起業」をしたいと考えた場合、「どんな会社を作りたいのか」「経営をするにはどんな経験が必要か」「今の現状何を身につける必要があるのか」など考えることができます。
そうなった場合に、転職でその経験を積むことが転職軸になり、doingを追求する必要があります。
とはいえ、なぜ起業したいのか、深掘りしていく必要があるのですが、棚卸しをした結果、「doing」ではないケースも結構あります。
そのため自己分析にて言語化をしっかり行う必要があります。
やりたいことがない場合は?
やりたいことがない場合は、「being」タイプです。
そういった方は「自分の価値観」や「なりたい姿」を軸に転職活動を進める必要があります。
beingタイプの方は、自己分析が非常に難航します。
理由としては、やりたいことが明確になっていないからです。
そのため、深掘りをしっかり行う必要があります。
ではどういった方法で進めれば良いのか、方法としては2つあります。
「自身で進めていただく方法」と「知人や友人・キャリアコーチングを利用して壁打ちする」方法があります。
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自己分析のやり方!効果的な進め方を紹介

このトピックでは、自身で自己分析をするやり方をご紹介したいと思います。
今回紹介する方法は、以下の3つです。
- 自分の「強み」「弱み」を考える
- モチベーショングラフを作る
- 「WILL」「CAN」「MUST」で考える
紙とペン(黒と色付き)を準備して頂き、あなたの最初に取り組みやすいものから始めてみてください。
1.「強み」「弱み」を考える
普段から自分の強みや弱みを意識して過ごしている人は少ないかと思いますが、面接時に確認される機会も多いので抑えておきたいトピックです。
社会人として仕事をしていると、苦手な分野を避けてきている人も多く、自分の強みや弱みが何なのか具体的に挙げることができない場合があります。
まずはノートなどに箇条書きで抽出してみて、なぜ強みなのか、弱みになるのか、そういった関連エピソードを考えてみましょう。
ここでポイントになるのが、「言語化」するということです。
それぞれ2〜3つほど洗いだし、多く共通する部分や自分の人生の軸になっている部分を探しましょう。
自分の性格や特徴がつかめたら、そこに経験や実績(営業実績や部活動の経験など)を紐づけていき、文章にしてみましょう。文章にする事で自分の価値観や行動を振り返ることができますので、面接においても納得感のある説明ができるはずです。
自分の強みや弱みを考える際に役立ちそうなキーワードを以下に並べるので、ぜひ参考にしてみてください。
コミュニケ―ション能力 / 課題発見力 / 論理的思考力 / 協調性 / 企画力 / 計画性 / 責任感 / 継続力 / 主体性 / 柔軟性 / 素直さ / 提案力 etc…
弱みや強みが偏ってしまう方は、他人から言われたことのある性格などを書いてみるのもポイントです。
まとめ
- 性格面での弱みと強みを書き出す
- 仕事面での弱みと強みを書き出す
- 回りの友人や知人から自分がどう思われているか書き出す
- ①〜③についてその理由を書き出し、深掘りしていく
2.「過去」「現在」「未来」を考える「モチベーショングラフ」
過去:人生曲線を作る
人生曲線という言葉を聞いたことがありますか?
感情・幸福度を縦軸、時間を横軸に自分の人生を振り返ってグラフにすることです。感情曲線、モチベーショングラフともいわれています。
大きく感情が動いた時に、どのような出来事があったか、その出来事に対しどのような行動をしたのかを振り返ることで、今の自分を形成している自分の価値観に気づくヒントになります。
- 人生曲線
特徴としては、幼少期〜今の自分まで遡ることができるため、自分の人生が動いたタイミングや、きっかけを探ることができる効率的なツールといえます。
3.「WILL」「CAN」「MUST」:フレームワーク

現在の自分の思考整理に役に立つ『WILL・CAN・MUST』の3つの輪を活用するフレームワークになります。
- WILL=「現在の自分がやりたいこと」
「こういう人になりたい」「こんな人生を送りたい」「こんなことを新しくチャレンジしたい」など、今の自分がこれからやりたいことや抱いている将来のビジョンです。
- CAN=「現在の自分ができること」
今の自分が持っているスキルや経験、すぐに発揮できる能力を指しています。過去の経験から、今使えるスキルを考えてみましょう。
- MUST=「現在の自分がやらなければならないこと」
今の自分がやらなければならないことです。特に会社から求められている仕事や、目の前に与えられた物事に対し発生する要素です。
要素によっては輪が重なる部分があると思います。
例えば、WILLとCANと被るところは、「自分がやりたいこと×自分ができること」を意味するので、現状すぐに行動に移すことができる要素であることが分かります。
これらの三つの輪を考えることで、今の自分に何が必要か、何をやるべきかを見出すのに役に立ちます。
紙に3つの輪を書き、それぞれ書き出してみてください。
余談ですが、リクルート社の評価制度にも取り入れられてるツールになります。
自己分析の転職アプリって意味あるの?
自己分析をした後、転職をしたいのであれば効果はあります!
理由としては、自己分析・適職診断ツールを複数利用することで、企業からスカウトメールやイベント案内があるため、自身の可能性を広げることができます。
最近では「会員登録」が不要なツールも増えていますので、メールや案内は登録してからになるため、気軽に診断ができるのが特徴です。
しかし、気軽に診断できることはデメリットとして精度が低い可能性もあります。そのため、複数利用することが大切です。
有料のコーチングサービスを利用しても結果は同じ?
結論、結果は変わります。
1人で自己分析をして、転職活動の志望動機や面接対策、そして今後のキャリアアップにつなげることは簡単ではありません。
だからこそ、中立的な第三者に壁打ちしてもらい、自己理解を深めていくことはとても大切です。
自己分析をする上で注意するポイント
苦労した経験も洗い出す
自己アピールを有利に進めようとして、良いと感じられる経験のみに集中して自己分析をしてしまう方も少なくありません。
しかし、失敗してしまった経験や苦労した経験を洗い出すことで、また違った自分の強みや弱みを認識することもあります。
大切なのは、苦い経験から何を学び改善できたのか、という点です。
業務上発揮した強みを明確にしておく
社会人としての転職活動では、企業から求められる強みは学生時代の就職活動とは異なります。
転職活動で求められるのは実務経験であるため、「具体的に仕事で培った能力や自分が強みを発揮した経験を志望している会社でどのように仕事で活かせるのか」という観点でまとめておく必要があります。
自己分析ができていないと突破が難しい企業
自己分析が出来ていないと突破が難しいということは、逆を言えば、自己分析がしっかりできていれば採用に一歩近づけるということになります。
例えばですが、リクルートグループの面接では、深掘りする質問が多いの特徴だったりします。
リクルートグループだけではなく、優秀な人材が集まる会社の面接は、その人の本質をしっかりと確認する面接が多いため自己分析を行うことで面接の通過率を上げることが可能です。
また中途採用は、即戦力採用であり、採用枠が決まっています。ライバルは自分より経験が豊富な場合も多いため、自分を採用担当にアピールし、売り込まなけばなりません。
残念ながら誰でもできる仕事は、どんな方でも採用されてしまいます。市場価値を高めるためには一定努力が必要であり、それだけ採用基準が上がります。
そういった意味でご自身で転職活動をされるのも良いですが、実績や経験が豊富な転職エージェントの力を借りながら市場価値を上げるのも良い方法だと思います。
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自己分析に困ったら・・・

正直この記事を読んでも「自己分析が難しいな」や「相手がいないとできない」という方は、キャリアコーチングサービスを利用すると良いです。
自己分析の相談は、転職エージェントや信頼できる友人に相談することも1つの手段としてあります。
転職エージェントはキャリアや転職のプロなので、専門的なアドバイスをしてくれます。面談を通して自己分析を深堀し、あなたにあった求人を紹介してくれることもメリットです。
デメリットとしては、アドバイスが転職を前提としたものになりがちという点です。転職エージェントのビジネスモデル上、転職が決定してから企業からお金が入ってくる仕組みなので、転職すべきかどうか?という内容をフラットに相談したいという人は、おすすめできません。また、紹介できる求人がないと相談に乗ってくれないケースもありますので、注意が必要です。
信頼できる友人への相談は、仕事上だけではなく本来のあなたを知った上で、親身になってアドバイスしてくれます。ただ、キャリアのプロではないので客観的な視点はあるものの、専門的なアドバイスより経験則に沿った内容が多くなりがちです。その人の経験がそのまま自分に当てはまることは少ないので、鵜呑みにせずもらったアドバイスを自分でどう活かすかが重要になってきます。
その他の相談先として、有料の転職相談サービスがあります。転職エージェントとは違い、相談することに対して料金が発生しますが、キャリアのプロが転職すべきかどうか、今後どのようなキャリア設計をしていくといいかをフラットに提案してくれます。
長期的に支援するサービスだと、カリキュラムを通して自己分析の深堀りをしてくれるので、自分だけのキャリアの軸を作ることが可能です。
有料相談の中でもマジキャリは、年間3,000人の転職支援実績やノウハウを元にサポートしてくれるので、中長期的なキャリア形成だけでなく、どのようにすれは実現できるかのキャリアステップまで設計してくれます。
どんなに素晴らしい目標を作っても、実現できなければ絵に描いた餅になってしまいます。自己分析・中長期的なキャリア形成・実行プランの設計までセットでサポートしてくれるので非常におすすめです。
マジキャリ利用者の声
マジキャリの利用者の声を一部ご紹介します。

(24歳 男性)

具体的なキャリア設計までしてくれるので、転職経験が少ない人に是非使ってもらいたいです!
(29歳 女性)
マジキャリのサービスの流れ
①初回無料相談に申込む
以下のリンクから簡単にお申込みができます。初回無料相談の後にサービスを続けて利用するかを決めることができるので、安心です。
②初回無料相談はオンラインツールで実施
お申込後、担当から日程調整の連絡がきます。お仕事がお忙しい人向けに夜の面談も可能となっております。また、オンライン面談なので場所を選ばず実施できる点もおすすめです。初回無料相談では、プロのキャリアコーチと60分ほど面談をします。ご相談内容を元にお試し自己分析とプロのアドバイスを受けることができます。
③サポートを継続するか判断
面談中に続けていきたい!と感じられた人はその場で申し込むことも可能です。もちろん、「自分には合わなかったかも」と感じられた場合はサービス継続をしないこともできますのでご安心ください。「転職するかどうか悩んでいる」「将来に漠然と不安を抱えている」というご相談でも、親身になって相談に乗ってくれ、あなたの悩みを整理してくれるので、初回無料相談は使ってみて損はありません。
よくあるご質問
マジキャリHPに掲載されている「よくある質問」について解説します。
Q1:どのような方が担当してくれますか?
お客様の特性や悩みに合った専任アドバイザーをこちらで選定させていただきます。
Q2:どのようなカリキュラムですか?
基本的にお客様によってカスタマイズさせていただきます。
Q3:お支払いの方法は?分割は可能ですか?
お振込・クレジットカードでお支払いいただきます。分割プランもご用意していますので、ご安心ください。(詳しくは初回無料面談でご説明させていただきます)
Q4:途中解約は可能ですか?
可能です。途中解約の詳しい条件は利用規約をお読みください。
Q5:サポート期間の延長は可能ですか?
可能です!トレーナーとご相談の上、お申し付けください。
Q6:転職エージェントと並行して利用することは可能ですか?
可能です。ただ、弊社のエージェントサービスと並行してご利用することはできません。
いかがでしたでしょうか?「納得がいく自己分析をやってみたい」「漠然としたキャリアの不安を解消したい」「自分の軸を作って活躍できる人材になりたい」という人は、ぜひマジキャリを利用してみてください。
海老原 舜
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