今の時代は、ITをなくして語ることはできません。各企業ともにIT技術を駆使してビジネスを展開していますが、webマーケティング事業を行う企業にとって欠かせないユーザーとの面を増やす手法としてSEOがあります。
Webサイトは、現実的に自ら営業マンのようにユーザーに対して訪問などをするのではなく、インターネットを利用するユーザーが検索したキーワードに合致した場合、検索結果に表示され、そこではじめてユーザーとの接点を持つことができます。
そのため、ユーザーが検索するキーワードなどに親和性があるサイトの作り込みをしていれば、それだけユーザーの訪問数は増えますから、購買に繋がりやすいということになります。
リスティング広告などもwebマーケティング手法の一つですが、サイト自体の作り込みでユーザーの訪問数を上げる手法が今回ご紹介するSEOです。
SEOを制するものはwebマーケティングを制するとも言われているぐらい、今のwebマーケティングの世界ではSEOがかなり重要になります。
SEOを専門にしている人をSEOコンサルタントと言いますが、今回はSEOコンサルタントになりたい方に向けて情報をご紹介します。
目次
SEOコンサルタントの役割・仕事内容
SEOとは、企業のwebサイトの裏側を構築設計し最適化する役割を持っています。
企業からすれば、トラフィック量が増えれば、それだけ購買率が高まりますから、とにかくトラフィック量をまずは稼ぐ必要があります。
同じ情報を提供しているwebサイトでも、SEOがしっかりしている場合、検索結果で上位表示されますが、SEOが万全ではない場合は検索結果でかなり後ろに表示されユーザーに気付いてもらえません。
内容は同じでもSEO対策をしているかどうかにより売上に大きく影響が出ますのでSEOの役割はかなり重く企業の命運を握っていると言っても過言ではありません。
SEOを専門事業にする企業も急増していますし、それに伴いSEOコンサルタントの数も増えています。
SEOコンサルタントは、ノウハウビジネスになりますから、必ずしも企業に在籍する必要はなく、個人事業主として活躍する人材も多数います。
SEOの知識を保有しある程度の実績があれば、独立することも十分可能な職種です。
主な仕事内容としては、webサイトを最適化するためのプランニングを行い、効果検証も行います。
web言語の理解やスキルも必要になりますから、web全般のスペシャリストになります。
SEOを駆使してwebサイトが完成して、それで終わりではなく、リリース後にユーザーの訪問数や滞留時間などを測定し、費用対効果が合わなければ分析し再構築することまでが仕事内容です。
定期的にメンテナンスすることが必要になりますし、インターネットの世界は、24時間営業しますから、時には深夜時間の分析を行うこともあります。
SEOコンサルタントのノウハウによって成果が出れば、あとはチャリンチャリンモデルが完成しますから、企業からすると定期的なメンテナンスは除き極論、寝てても収益を得ることができるということで相当、利益率が高いのです。
SEOコンサルタントの平均年収は?
次にSEOコンサルタントの年収についてお話します。結論から言いますとピンからキリまでありますが、平均すると800万円ほどが相場です。
企業に属していてまだ実績がない人材であれば、350万程度になりますが、企業に在籍して大きな成果を出している人材であれば、1000万以上稼ぐことも可能です。
それ以上に高い報酬を得ることができるのは独立しているSEOコンサルタントです。
私は転職エージェントとしての経験があり、その経験上で知っている最高年収は3500万ぐらいでした。
そのSEOコンサルタントが出掛けたwebサイトは、日本有数のヒット商品を生み出し、まさにチャリンチャリン状態でした。笑
SEOコンサルタントになるにはどのような経験か必要か?キャリアパスとは?
これだけ高い年収を期待できる職種ですから、それなりの経験が必要です。
SEOコンサルタントになるには、まずweb知識は必須です。
そしてマーケティングの知識も絶対的に必要であり、論理的な思考と広い視野、物事を中長期的に読み取れる力が不可欠です。
そして SEOコンサルタントのキャリアパスとしての最終形は、やはり独立です。
若い世代を中心に企業に在籍しSEOに関する知識やスキル、経験を会得し、自分で会社を立ち上げている人材が増えています。
これらの人材は、特にベンチャー企業との取引が活発で競争率は高いです。
その競争に勝つためには、経験などはもちろんですが、過去に自分がどのような実績を出してきたかという経歴が大事になります。
SEOコンサルタントに必要なスキル
SEOコンサルタントとして働く際、特に必要となるスキルは以下の4つです。
- ロジカルシンキング
- 変化についていける対応力
- 地道な作業ができる根気
- web広告会社での経験
1つ目の「ロジカルシンキング」について。
SEOコンサルタントとして成功したいのであれば、もちろんwebマーケティングの勉強をして多くの実務経験を積むことが大事になります。
そういった実務経験の中で必要になるのが「ロジカルシンキング」です。
目標に対して現状足りないものは何か?課題の原因は?と、論理的に考える能力が、SEOコンサルでもっとも求められるスキルといっても過言ではありません。
2つ目の「変化についていける対応力」について。
SEOの世界はGoogleのアルゴリズムによって作られるのですが、そのアルゴリズムは定期的に変わっています。
今まで通用していた施策が効果をなさないこともあるので、そういった変化の中でどれだけ最善を尽くせるか、効果検証を地道に行えるかといった能力が必要になります。
3つ目の「地道な作業ができる根気」について。
SEOコンサルはweb全体のディレクションも行いますが、その作業の多くは施策に対する「効果検証」です。
施策によって、どれだけ数値が変化したのか、そういった情報を常に監視して新たな施策を打ち出すには根気が必要となります。
SEOコンサルタントを華のある仕事だと思っている人もいるかもしれませんが、実際はとても泥臭い、地道な仕事です。
4つ目の「web広告会社での経験」について。
募集要項を見ていただければわかると思いますが、SEOコンサル会社ではweb広告会社の経験が重要視されています。
web広告とseoは実質的には似ているようで異なるのですが、web業界でのリアル感や知見を知っていること、なおかつ経験をしていることが重要視されています。
SEOコンサルタントの市場価値
転職市場におけるSEOコンサルタントの市場価値は極めて高いです。今の転職市場はそもそもが売り手市場になっていて求職者が有利の環境です。
それに加えて、各社ともにSEOに相当高い意識を持っていますから、優秀なSEOコンサルタントであれば、高い年収を提示してでも採用したいと考えています。
転職市場において、経験のあるSEOコンサルタントは即戦力として期待することができますし、仮に経験などが豊富であっても転職先の企業との相性が合わない場合でも在宅ワーク中心で採用しようとする企業もあります。
ただ、注意して欲しいことはSEOコンサルタントという職種ではなく、webマーケティングという職種で求人上は表記されていることの方が多いですから、具体的に転職後にどのような工程の仕事をすることになるのか確認することが必須です。
Webマーケティングの仕事領域はかなり広いですから、全般に関わりたいならばベンチャー企業など中小企業に転職すべきですし、まずは、1つずつと考えるのであれば、大手企業に転職をオススメします。
SEOコンサルタントの転職におすすめの転職エージェント
弊社では、転職成功の実績も多く専門性の高いエージェントが多数在籍しております。その中で、おすすめのエージェントさんを紹介します。
株式会社ウィンスリー の黒瀬さんは、デジタルマーケティングと広告業界に完全特化した転職エージェントです。自身でもネットベンチャーの経営や務めていた企業で最優秀営業賞の受賞経験があるなど、専門知識だけでなく能力も兼ね備えたエージェントです。
黒瀬さんは、業界特化のエージェントで「多業種へどんな方でも」と手広くご紹介するのではなく、領域とターゲットを限定しています。そのため、企業側・候補者側の双方が持つ強みを活かした採用を実現できます。
伊藤さんは、コンサル、IT業界・ポストコンサルの実績が多数あり、銀行員からコンサルティング業界に転職を考えている人におすすめです。
アクシスコンサルティングは、大手外資系コンサルティングファームや国内系コンサルティングファーム、シニアコンサルタント以上を転職決定させた実績が多く、過去にすべての転職エージェントの中でこれらの業界への支援実績1位をとったこともある企業です。
とくに伊藤さんは、入社後どのように活躍できるかまで、親身になって相談に乗ってくれます。
自分にあった求人がわからない人は、ぜひ弊社に一度お問合せください!
SEOコンサルタントになりたい方へ
SEOコンサルタントの最終ゴールは独立になりますが、かなり競合他社が多いので、全員が成功する保証はどこにもありません。
まずは転職市場で求職者として転職し、企業でノウハウなどを盗み一定以上の成果を出すことが良いと思います。
転職では、ロジカルシンキングなどのスキルをアピールするのはもちろんですが、面接でそれらを言語化し、良い印象を伝える必要があります。
しかし、面接や志望動機は自分だけでは対策ができません。
そこでSEOコンサルへの転職にオススメなのが転職エージェントの利用です。
エージェントを利用すれば、自分では対策ができない面接、志望動機の対策ができるので採用確度が上がりますし、面接日程調整などの面倒な作業も肩代わりしてくれます。
しかし、エージェントによっては無理な求人の押し売りや、転職をとにかくオススメする人がいるのも事実なので、見極めが必要です。
弊社では、無理な転職を勧めたり、不必要な求人の紹介は一切行わずに、あなたのキャリア実現のために全力でサポートいたします。
そもそも転職するか悩んでいる、といった方も歓迎しておりますので、ぜひ1度無料相談だけでもお待ちしております。
末永 雄大
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