人事コンサルタントに転職したい!必要なスキルや転職に成功するコツを解説

人事コンサルタントは、クライアントの経営における課題解決の内、人事領域の改善・提案・実行をすることが仕事になります。人事経験者はもちろんですが、人事未経験でも人事コンサルタントになりたいと考える求職者も多いのではないでしょうか。

本記事では、人事コンサルタントに転職するコツや、必要なスキルなどについて解説します。

人事コンサルタントに転職は可能?

結論から申し上げると、人事コンサルタントへ転職する難易度が下がっていると言えます。

というのも、人手不足により、未経験者を採用する企業が増えてきているからなんです。

難しい仕事なので、転職の難易度も高いことには変わりありませんが、倍率は下がってきているという状況です。

そこで、転職を検討するにあたって、以下の3つを理解しておきましょう。

  • 学歴は大卒以上が求められる
  • 未経験採用もある
  • 人事コンサルタントは人手不足

大卒以上であれば、転職エージェントに相談してみるのが吉かもしれませんね。

というのも、それでも難易度の高い仕事ですので、前職の経験をどのように活かせるのかを論理的に説明できる状態にする必要があるからなんです。

そのために必要なのがキャリアの棚卸しなのですが、これが得意なのが転職エージェント、中でも弊社のすべらないキャリアエージェントなんです。

というのも、弊社ではキャリアコーチングサービスも合わせて運用しているんです。

そこで培われた自己分析やキャリアの棚卸しのノウハウを転職エージェントサービスでも活用しているので、納得度の高い転職サービスをご提供できるんです。

実際に、大手のエージェントと比較して、書類選考通過率は6倍、内定率は4倍が特徴です。

転職をご希望の際は、ぜひご相談ください。

では、この3つについて下記で説明していきますね。

学歴は大卒以上が求められる

人事コンサルタントとして働くには、ほとんどのケースで学歴要件が定められています。少なくとも、大卒以上の学歴を必要としている企業が多いです。

中途採用は学歴よりも職歴が重視される傾向にあるものの、コンサルタントのような難易度の高い職種は地頭の良さ・論理的思考力を学歴で判断している場合もあります。

このような細かい事情はその業界に詳しい人や、転職エージェントに相談するのがおすすめです。

「◯◯大卒なんだけど、転職できるだろうか?」と考えている人は相談してみましょう。

未経験採用もある

実際に中途採用で人事コンサルタントへ転職する場合、コンサル職未経験の場合が多いです。人事コンサルとしての適性やこれまでの経験など考慮される部分もありますが、未経験でもチャンスは十分にあります。

重要なのは、これまでの仕事の中でどのような問題に直面し、それをどのように解決してきたのかということです。問題解決能力やクライアントへの提案力などが、評価につながります。

人事コンサルとして転職した後は、研修制度やトレーニングを設けている企業もあるので、転職後に成長できる環境も整っています。人事コンサルタントは人手不足なこともあり、未経験採用にも積極的な企業は多いです。

人事コンサルタントは人手不足

人事コンサルタントは人手不足のケースが多いことから、積極的に転職者を採用しています。人事コンサルタントが人手不足になる原因として、多くの企業で新型コロナウイルス感染拡大の影響で働き方が変化したことや、変化のスピードが早く新たな経営課題が出てくることなどが挙げられます。

特にDXを推進する企業と取引がある場合、未経験でもポテンシャルの高い人の採用を積極的に行なっているようです。

アフターコロナや時代の変化を見据えた戦略を練り、策定する企業も増えているため、人事コンサルタントの需要が高くなっています。

人事コンサルに転職するにはどんな経験が必要?

人事コンサルタントは未経験でも転職できるとはいえ、評価されやすい経験は存在します。

また、転職にあたって最低限必要になる経験、というのも存在します。

  • 営業
  • 人事
  • コンサルタント

以下でそれぞれについて説明しますね。

営業

人事コンサル関連の業種での経験がない求職者が人事コンサルとして転職するためには、営業経験があることが望ましいです。

具体的には、法人営業の勤務実績が約3年あると良いでしょう。企業が営業相手になるので、個人営業のやり方とは違います。そのため、個人営業を長年経験しても法人営業の範囲である人事コンサルへ転職は難しいため、転職はせず社内で「人事」経験を積むと良いでしょう。

営業経験・人事経験がない場合は一度ステップとして「営業経験」を積むための転職をおすすめします。

人事

営業職の経験がなくても、人事の経験があれば、人事コンサルタントとしての適性があると判断されやすいです。

特に人事課題の解決に取り組んだ経験を面接でアピールするといいでしょう。

どのように課題を特定し、解決したのか、というプロセスは論理性で高い評価を得られやすいですよ。

コンサルタント

人事・組織コンサルに限らず、コンサルタントとしての経験があることは転職いおいて有利に働きます。

人事や人材に関する知識は転職活動をしながら、あるいは入社後にも深められますが、コンサルタントに求められる論理的思考力は一朝一夕で身につくものではないからです。

コンサルタントの経験がない人はそのほかの経験から、論理的に考えられることを証明しなければなりませんが、コンサルタントを経験していれば自動的に論理的思考力があると判断されます。

論理的思考力だけでなく、コンサルティング業務全般に適性があることを示せるので、逆に「なぜ人事コンサルなのか?」を深めておきましょう。

人事コンサルタントへの転職で求められる能力

人事コンサルタントは以下の4つの能力が求められます。

  • コミュニケーション能力
  • 倫理的な思考
  • 強い精神力
  • 知的好奇心

人事コンサルタントは、仕事内容としては人事関係の課題解決ですが、顧客が必要になるため、コミュニケーション能力が大切です。その他の必要な能力について、詳しく説明します。

コミュニケーション能力

人事コンサルタントは、プロジェクトを成功させるために必要な高度なコミュニケーション能力が求められます。

コミュニケーション能力には、クライアントの課題を見つけるために情報を聞き出す能力、解決策を提案してわかりやすく説明できる能力などが含まれています。

面接ではコンサルタントとしての適性を判断するために重視される能力の一つです。

論理的な思考

コンサル業務の中には、クライアントに対して、論理的に伝える場面が多くあります。

現時点で何をするべきかについて着地点から導き出さなければなりません。

論理的思考を伸ばすためには、普段から物事を論理的に考えるようにすることが大切です。

論理的思考については、ケース面接でチェックされることが多く、回答よりも物事に対してどのように考えて対応する人なのかが重視されます。

強い精神力・体力

プロジェクトは決められた時間内で遂行しなければなりません。その中でチームや従業員の意識を変革していき、企業の課題を解決するには大きなプレッシャーがあります。

また、数多くの資料収集や分析、資料の作成などを行うための体力も必要であり、最後までやり遂げる力がなければプロジェクトを成功させるのは難しいでしょう。

このことから人事コンサルタントには、強い精神力と体力が求められることがわかります。

知的好奇心

人事コンサルタントは、クライアントの期待値を超えなければなりません。そのため、常に知的好奇心を持って自身の知識を更新し、積極的に業務に取り組む姿勢が求められます。

チーム編成や人材に関心があり、どんなことをしたら効果を出せるのかを考え出す力が必要です。また、プロジェクトごとにテーマは異なるので、常に新しい情報をアップデート・収集する必要があります。

人事コンサルタントに転職するには資格が必要?

人事コンサルへの転職で特に必須の資格はありません。

ただし、人事コンサルとして転職するために、「営業」と「人事経験」があると、高く評価される可能性があります。

人事コンサルタントに転職する上で重要なことは、資格よりも、これまでのキャリアでどのような課題解決・取組みを行ってきたのかです。さらに、論理的思考能力やコミュニケーションスキルなどコンサルとしての適性があるのかなどが重視される傾向にあります。

人事コンサルタントの平均年収

人事コンサルの平均年収は500万〜1,000万円と幅がありますが、ほかの職種と比べて高年収となるケースが多いです。

特に外資系の人事コンサル企業は、800万円以上の求人も多いため「年収面」だけを考えると外資系コンサル企業に転職した方するのが良いでしょう。

しかし、外資系は求められるレベルが非常に高いため、未経験で転職するのはおすすめできません。

一旦日系企業で人事コンサルタントを経験した後に、外資系企業への転職を検討することをおすすめします。

人事コンサルタントへ転職する際の注意点

人事コンサルタントは、比較的年収が高いためそれを魅力に感じる方が多いかと思いますが、注意点があります。それは、労働時間が長い傾向があるからです。

企業によって働き方は異なりますが、クライアントに合わせて業務を進めるため、残業や休日出勤をする場合もあります。そのため、企業を選ぶ際は、その企業の社員の働き方や時間外労働時間なども事前に調べておくのがおすすめです。

人事コンサルタントへの転職はエージェントを活用しよう!

転職エージェントを活用することで、転職に成功する可能性は高くなります。

ここでは転職エージェントを活用することで得られるメリットを紹介します。

  • 非公開求人の紹介
  • 質の高い面接対策
  • 応募書類の添削
  • 業界について詳しく教えてくれる
  • 企業の人事に推薦
  • 日程調整や交渉の代行サポート

それぞれ詳しく説明します。

非公開求人の紹介

転職エージェントでは、公開求人のほかに非公開求人の紹介があります。人事コンサルタントは非公開求人が多いことが特徴です。

転職エージェント各社が取り扱っている求人の約8割ほどは、企業の公式採用ページや転職サイトに掲載されていない非公開求人となっているのです。

なぜ企業は転職エージェントに非公開求人を依頼しているのかというと、求める人材を効率良く採用したいからです。

とくに人気企業や有名企業などは1つの求人に対して多くの応募があるでしょう。

その中には企業が求める募集要件に合っていない応募も多く、企業の採用担当者の負担が増すこともあります。

採用業務を効率化するために、募集要件にマッチした企業の求める人材のみを紹介して欲しいという理由で、転職エージェントを利用します。

質の高い面接対策

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人企業の内情に詳しい人が多いです。

「どのような面接が行われるのか」「面接官はどういった点に着目しているのか」といった情報を把握しています。

転職エージェントは企業の人事担当者に、事前に採用要件をヒアリングしています。

ヒアリングした内容から「この企業はスキルを重視しているから、面接ではこれまでの経験や実績をしっかりアピールしましょう」と、企業の選考重視ポイントを考慮しながら具体的なアドバイスをしてくれます。

また、これまでに転職エージェントは多くの企業に転職者を紹介しています。面接で聞かれた質問内容をデータとして蓄積しており、企業ごとの想定質問集を用意しています。企業ごとの面接情報やノウハウが蓄積されていることから、面接内容を万全にすることも可能です。

応募書類の添削

多くの転職者は履歴書や職務経歴書といった応募書類をきちんと書けているか不安に感じるでしょう。

転職エージェントは応募書類の書き方について、アドバイスや添削をしてくれます。

応募書類を添削してもらうことで、転職サイトなどを通して直接エントリーするよりも書類選考の通過率が上がりやすくなります。

さらに、採用担当者の目に留まるためのコツも伝授してくれます。

業界について詳しく教えてくれる

転職エージェントによって、特定の業界や職種に特化しているところがあります。

そういったエージェントでは、サポート担当のキャリアアドバイザー自身がその業界や職種の出身者であることが多く、より詳しい内情を把握しています。

そのため、自分で調べるだけでは得られない情報や仕事内容、企業の雰囲気なども教えてくれるので、転職後のミスマッチを事前に防げるでしょう。

しかし、大手の転職エージェントは幅広いさまざまなジャンルの求人を扱っていることから求人の情報量は薄くなりやすいです。それに対して中小の転職エージェントでは取り扱っている求人が限られているので、より詳しい情報を把握しています。そのため、自分に合った転職エージェントを選ぶことをおすすめします。

企業の人事に推薦

転職エージェントでは企業へ応募する前に、応募者の人柄や意欲、アピールポイントなどをまとめて企業へ伝えてくれます。

通常の転職サイトや企業の応募ページから自分で直接応募すると、必要書類の経験やスキルだけでは企業の採用基準に満たないことがあります。

転職エージェントを利用すれば、人柄も含めて評価を行い推薦してもらえるので、書類通過の成功率は上がりやすくなるでしょう。

日程調整や交渉の代行サポート

転職エージェントは志望する企業とのスケジュール調整や交渉などを代行してくれます。

主な代行内容は以下の通りです。

  • 各企業への応募手続き
  • 面接の日程調整
  • 選考結果が同時に出るように調整
  • 配属先や給与の交渉
  • 入社日の調整

配属先や給与の交渉については、応募者本人が交渉するとトラブルになってしまうケースがあるので、プロに任せる方がスムーズに進みやすくなるでしょう。

人事コンサルタントへの転職は可能!

人事コンサルタントの仕事に携わりたいのであれば、「営業経験があるかorないか」で状況が変わってきます。

営業経験がない場合は、いきなり転職するのは難しいため、まずは社内で営業経験を積むことができるか考えましょう。もし社内異動ができないのであれば、一度人材業界の営業経験を積むことをおすすめします。

営業経験がある場合は、人事コンサルタントの転職を優位に進めることが可能です。とはいえ、最初にどの企業で「人事コンサル」の経験を積むのかで、その後のキャリアに影響しますので、転職エージェントに相談することをおすすめします。

弊社エージェントのポイント

❐企業とのつながりが密で豊富な情報を保有
❐企業別の徹底した選考対策が可能
❐書類通過率は大手の6倍、内定率は4倍

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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」