人事コンサルに転職するために必要なスキル・年収を解説!

管理部門と呼ばれる人事・経理・総務などの職種の中で今回は、「人事」に関係する職種の話になります。

人事とは、企業に在籍する立場もあり、仕事内容は、まさに自社の人事業務です。人事にはもう1つ違う職種があり、それが今回ご紹介する人事コンサルタントです。

人事コンサルタントは、人事コンサルを事業とする企業に在籍し、自社以外の企業の人事関係の課題解決をすることが仕事になります。人事経験者はもちろんですが、人事未経験でも人事コンサルタントになりたいと考える求職者も多く、意外かもしれませんが人気職種の一つになっています。

人気職種の理由は、人気職種の人事と人気職種のコンサルタントが職種名にあるからですが、その全貌を今回ご紹介します。

人事コンサルティング業界とは?

人事コンサルタントは、企業の人事制度や人事評価制度の設計を支援する仕事になります。
クライアントとなる企業から依頼を受け、企業において不可欠な「人材」や「組織」の課題について、クライアントの目指す姿をイメージしたうえで、人員配置などアドバイスします。

具体的には、人事戦略立案、人材育成体系構築、採用戦略立案、などが挙げられます。

最近ではM&Aなどの組織統合が多く、複数の会社が合併して1つになる際には、新しい人事制度を作る必要があります。そうした場合は、新しい会社の経営戦略や理念に基づき、人事戦略を踏まえて人事制度を策定していくことも人事コンサルタントの役割となります

このように人事コンサルタントという仕事の領域はさまざまありますが、「人材」と「組織」にかかわるコンサルティング全般となります。

代表的な人事コンサルティングファーム

リクルートマネジメントソリューションズ

リクルートをバックに持つ国内最大手の組織人事コンサルティング会社です。企業にとって必要な能力を持った人材の獲得から、経営戦略に必要な能力を持った人材の育成、顧客接点に携わる人材と組織の強化、さらには企業が抱える組織運営上の課題まで、トータル的にコンサルティングします。

マーサージャパン

マーサーは世界44カ国以上、約180都市、22,000名以上のスタッフを抱える世界最大の組織人事コンサルティングファームです。
組織改革、人事制度構築、グローバル人材マネジメント基盤構築など、人と組織を基盤とした幅広いコンサルティングを行っています。
主な内容は組織改革、人事制度構築、福利厚生・退職給付制度構築、M&Aアドバイザリー・サービス、グローバル人材マネジメント基盤構築、給与データサービス、年金数理、年金資産運用など多岐にわたります。

タワーズワトソン

1946年に米国で設立され世界主要都市にオフィスを擁する人事コンサルティング・ファームです。
世界140以上の国と地域に40,000人の社員と、組織・人事コンサルティング、退職金・年金コンサルティング、年金資産運用コンサルティング、報酬データサービス、保険コンサルティングなど様々なコンサルティングを行っています。
タワーズワトソンの特徴は、コンサルティングにおけるマニュアルなどは基本的にはなく、クライアントに応じたオーダーメイドのようなコンサルティングを行っています。

グロービス

グロービスは、MBAビジネススクールを核とし、企業向け人材組織変革コンサルティングなど通じて、ビジネスリーダーを育成しています。
特にアジア地域における圧倒的なブランド力、問題解決力を持つ企業を目指し、ビジネスを急速に拡大しています。
グロービスの特徴はMBAが取得できるビジネススクールを持ち、ファイナンスやマーケティングなどMBAで教えるカリキュラムを持っている事です。

人事コンサルに転職するにはどんな経験が必要?

人事コンサルとして転職するには、人事経験があれば良いのですが、もっと良い経験は営業人事経験があることです。

人事コンサルは、コンサル内容としては人事関係の課題解決ですが、顧客が必要になりますから、営業活動も当然に大事です。自分で営業活動をして顧客を見つけ、その顧客に対してコンサルをするということが仕事内容になります。

必須経験は営業職

人事コンサル含め人事経験がない求職者が人事コンサルとして転職するために、最低限欲しい経験は、営業経験です。

具体的には個人営業ではなく法人営業を3年ぐらいは欲しいところです。企業が営業相手になりますので、基本的には、個人営業のやり方とは違います。

そのため、個人営業を長年経験しても法人営業の範囲である人事コンサルへ転職は難しいため、転職はせず社内で「人事」経験を積む方が良いでしょう。

営業経験・人事経験がない場合は一度ステップとして「営業経験」を積むための転職をされると良いかと思います。

資格は必要か?

人事コンサルに転職するにあたり、資格はあれば良いぐらいです。

例えばですが、社会保険労務士を保有していれば人事コンサルの選考に多少有利になります。理由としては、人事コンサルティングの仕事には労務的な分野があるためです。

ただ、資格がなくても人事コンサルに転職できますので、あまり資格面でのアドバンテージはありません。

人事コンサルの年収は?

仕事内容の次に年収についても触れておきます。

人事コンサルの年収は600万~800万が相場で、転職市場から見ると比較的高い年収になっています。(企業や役職で変動します)

特に外資系の人事コンサル企業は、800万以上を提示されることもありますので、年収面だけを考えると外資系に転職した方が良いでしょう。とはいえ、求められるレベルが非常に高いため未経験で転職するのではなく、人事コンサル経験後、転職されることをオススメします。

人事コンサルは激務なのか?

人事コンサルの年収が比較的高い理由は、労働時間が長く激務と言われているからです。

正直企業によって働き方は違うのですが、企業の課題に携わっているため激務になる傾向はあります。

そのため、長期的な視点で見た場合に若いころと同じ働き方ができるか、といった点で難しさを感じ、退職されるケースが多いのは事実です。

一方で、企業の経営課題などを含めた上流工程に関与できる点は、今後のキャリアの選択肢を増やすことに繋がります。

人事コンサルへ志望する際のボトルネックは?

人事コンサルを志望する際の懸念点についてご紹介します。

1つは年齢です。転職するタイミングは、未経験であれば20代に限ります。20代を超えると営業経験以外の経験を求めらますので、結果として選択の幅が狭くなってしまいます。

次に志望動機です。

志望動機は、人事コンサルをフックにした内容だけではなく、その企業の経営理念も含め検討する必要があります。人事コンサルは、どの企業もやることは同じですので、単純に人事コンサルをやりたいだけでは他の企業でも通じる内容と判断され評価されにくい背景があります。

転職後の話になりますが、最後は、理想と違うということを認識する必要があります。

人事コンサルの仕事は基本的にパッケージ売りになり、自分で考えて顧客に提案するというシーンはあまりありません。

理由は、人事評価制度の種類が大きく分けて4つぐらいしかなく、この4つをベースにして、顧客からヒアリングを行いカスタマイズする程度になります。自分ですべてを考えて提案し顧客の課題を解決できると思っている場合は、注意が必要です。

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今後の将来性

人事コンサルティング業界はここ数十年で急成長を遂げ、たくさんの新規参入ファームが誕生しました。

人事コンサルタントが関わる「人事」や「組織」領域のコンサルティングに関しても市場規模は拡大傾向にあります。

しかし、時代が変わるにつれ、新しい人材の悩みや課題は新たに増加しており、そうしたクライアントの課題を解決できるコンサルタントの需要はこれからも必要と考えられます。

そのなかで人事コンサルタントは、
「人が思うように育たない」
「全社員が至当に評価される仕組みができていない」など
さまざまな課題に対して助言をし、適確に問題を解決しなければなりません。

今後も経営、戦略だけでなく企業を変革させるような人事コンサルティングは必要とされることから今以上に成熟する業界といえます

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今後求められる人材

コンサルタントの仕事は、クライアントが抱えている問題に筋道を立てて解決策を考えることが大切です。常にクライアントに対しては新しい提案を行い、ともに正しい道へと進まなければなりません。

とくに広い視野と定量的な視点を持ち、筋道を立てて話を進めていく力が求められてきます

何か答えを導き出すときには必ず理由を明確にし、その理由が妥当であるかを客観的にとらえて話せるようにしなければなりませんし、自分の考えや思いをわかりやすく相手に伝える能力も求められてきます。

人材や組織の課題はそれらをいかにクライアントに理解してもらえるように伝えられるかが、コンサルタントとして、力の見せ所になります。クライアントの問題を的確に答えられるほど、問題解決の近道となります。

人事コンサルになりたい方へ

人事コンサルの仕事に携わりたいのであれば、まずは「営業経験があるorない」で状況が変わってきます。

営業経験がない場合は、残念ながらいきなり転職するのは難しいため、まずは社内で営業経験を積むことができるか考えましょう。もし社内異動ができないのであれば、一度人材業界の営業経験を積むことをお勧めします。また20代であればポテンシャル採用も可能性としてはありますが、あまり期待しない方が良いといえます。

営業経験がある場合は、比較的ご自身が望んだ形で転職することが可能です。

とはいえ、最初にどの企業で「人事コンサル」の経験を積むのかで、その後のキャリアに影響しますので、信頼できる知人や1つの手段として、転職エージェントに相談されることをおすすめします。

とはいえ、キャリアコンサルタントは経験もスキルも正直ピンキリなので、そういった優秀なキャリアコンサルタントに当たるためには、複数の転職エージェントに登録してみるべきだと個人的には思っています。

そのため、まずは登録して実際に複数の転職エージェントと直接会ってみた上で、ご支援をお願いするかどうかを検討されても良いかも知れません。

弊社へのお問い合わせの場合は下記よりお願いします。

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海老原 舜

【大手/スタートアップ/web/人材/海外/地方/コンサル/エグゼクティブ/製造/建築/医療/金融など】多岐に渡る転職支援に強みを持ち知見を有する。

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