スポーツインストラクター(ジムトレーナー)を辞めたいと考えても「スポーツインストラクターからの転職は難しいのか?」や「どんな転職先がおすすめなのか?」など、スポーツインストラクターからの転職で悩みを抱える人は多いです。
スポーツインストラクターからの転職(再就職)では、転職理由を明確にした上で、現在の仕事の不満点を前向きな理由に言い換える工夫が必要です。そして、適切な会社選び・面接対策をして、転職活動の後悔を防ぎましょう。
今回は、スポーツインストラクターからの転職難易度・おすすめ転職先を現役転職エージェントが解説します。スポーツインストラクターからの転職を失敗しないように、強みが伝わる志望動機のポイントや未経験からの異業種転職のコツを理解しておきましょう。
スポーツインストラクターの転職難易度
スポーツインストラクター・トレーナーの転職難易度は高いです。異業種への転職(再就職)は正直かなり苦労します。
なぜならスポーツインストラクター・ジムトレーナー(パーソナルトレーナー)の市場価値が低いからです。低い理由は「汎用性」あるスキルが企業に評価されにくいためです。
汎用性のあるスキルとは「PDCAを回す力・KPIの設定力、論理的思考力、コミュニケーション能力、ビジネスマナー、創造的思考力、計画性などのポータブルスキル、社会人基礎力」などのビジネスにおいて、違う場面でも活かせるものを指します。
この汎用スキルが「インストラクター」「スポーツ関係」に従事しているとアピールが難しくなります。そのため書類選考の段階で不採用になりやすく、また面接もかなり難しいのが現実です。
市場価値が低いということは、転職難易度も高いことを指します。
転職難易度が高いということは、必然的に転職活動期間が長くなりますし、応募しても書類選考の段階で見送りになることが多く心が折れるケースも多いということです。
ただ、諦める必要はありません。計画的に転職活動をすればスポーツインストラクターでも転職することは可能です。

スポーツインストラクターの転職事情
スポーツインストラクター・ジムトレーナー(パーソナルトレーナー)の方は「給与が低い」という理由から、待遇面を改善する転職が多い印象です。
しかし、スポーツインストラクターやジムトレーナーは転職が難しいのが特徴です。
理由としては、スポーツインストラクター(スポーツジム)の経験が違う職種に活かしづらく、未経験での転職がほとんどになるためです。
もちろん、プロとしてモデルやトレーナーで活躍されている方も多いですが、違う道に進みにくいのが特徴です。
そのため、転職活動を進めるのであれば選択肢が多い20代に進める事をおすすめします。
とはいえ、自分がどういった方向性で転職活動を進めれば良いのか分からない方も多いと思います。
そういった方は転職エージェントのキャリアアドバイザーに気軽に相談しましょう。闇雲に転職活動を進めても失敗に繋がる可能性がありますので、転職のタイミングも含め無料で相談に乗ってくれます。

スポーツインストラクターのキャリアパス
スポーツインストラクター・ジムトレーナー(パーソナルトレーナー)の方が他業界に転職(キャリアチェンジ)する場合は、基本的に未経験からの転職になります。
スポーツインストラクターから販売職
一番、転職確度が高い職種は接客業です。
正社員として飲食業界やファッションアパレル業界の販売員であれば、PC操作はほとんどありませんし、業界の仕組みや商品知識を転職後に保有すれば十分、活躍できるチャンスがありますから、スポーツインストラクター・トレーナーの方でも転職できる可能性はあります。
ただ、これらの業界は離職率が高いため、私は正直オススメしません。また今後のキャリアやライフスタイルを考えると良いのか…というと多くの人に当てはまらない可能性があります。
スポーツインストラクターから営業職
個人的にオススメする転職先は、営業職です。
すでに大手転職エージェントを利用されている場合であれば紹介があるかも知れませんが、営業職は日本で最も多い職種です。そのため未経験からでもチャレンジできる求人も豊富です。
営業職を経験しておくことで、その後企業の人事、PR、マーケティング、コンサルなどへの転職が可能になりキャリア選択の幅が広がります。
営業経験は全ての基礎になります。営業経験後のキャリアは非常に選択の幅が広がるため、自分の市場価値を上げる方法としてはとても有効です。
また、もう1つ読者の方に刺さりそうなのが「年収」でしょうか?
営業職は企業内では直接企業に貢献する利益創出部門ですから、やればやっただけの見返りがあります。
スポーツインストラクター・トレーナーの転職理由に低賃金であることもあげられるため、給与の不満を解消することも比較的可能です。
とはいえ、一口に営業といっても、新規営業、既存のお客様のフォロー営業、自社の商品を提案するメーカー営業など、業務内容や営業スタイルは多岐に渡ります。
企業によっても異なるので「自分に合った営業の仕事」を見極めるのは実は非常に難しいのです。
関連記事:営業職から転職は難しい?転職理由やキャリアチェンジを成功させるコツ
スポーツインストラクターの将来性
スポーツインストラクター・ジムトレーナー(パーソナルトレーナー)の方は「何歳まで働けるのか」「歳をとったらどうするのか」と将来性に対して悩む求職者が多いです。
パーソナルトレーニングジムを独立開業しない限り、その立場や平均年収を大きく引き上げることは正直難しいですし、40代や50代になってから転職を考えても遅いです。
そのため、40代や50代までスポーツジムやフィットネスクラブで食べていく自信がないのであれば30歳前に異業種へジョブチェンジ(キャリアパス)したほうが賢明です。
一般的に転職の市場で新しい業種や業界にチャレンジする場合、20代のうちに転職をするべきです。
30歳を超えると即戦力が求められます。他の業界への転職はかなり難しいため、現在の業界に携わるキャリアを歩むよう検討されることをおすすめします。
転職を検討する場合の年齢は?
転職を検討する場合の年齢は20代前半がベストです。
20代前半であれば、第二新卒枠に入りますから、未経験者枠で多くの職種に応募することができます。
20代前半の第二新卒枠の評価基準の中心は人物面です。人物面や志望動機がしっかりしていればスポーツインストラクター・トレーナー経験しかない求職者でも転職することができます。
我々転職エージェントはこの書類では伝わらない魅力を企業へアピールをしています。
辞めるなら覚悟が必要、マインド面で勝つしかない
スポーツインストラクター(ジムトレーナー)が未経験として転職することができても、転職活動含め転職後は覚悟が必要です。それまでとは違う環境で仕事をしますので、ありとあらゆる面で今までと状況が変わります。
初めて転職活動をする方は、現職を退職する理由は明確でも、次に転職したい業界・職種・会社や仕事(セカンドキャリア)については漠然としている方がとても多い印象です。
そんな中で、転職サイトやハローワーク、友人紹介を利用して独力で転職をしてしまい、新卒の就活と同じくミスマッチを繰り返してしまう方が実は後を絶ちません。後悔しない転職をするために、転職エージェントを上手く活用しましょう。
自分の市場価値やキャリアプランを「客観的に」判断してもらうことが可能ですし、自分に合っている業界や企業を「転職のプロ」の目線からアドバイスしてもらうことで、転職活動の成功率を劇的に上げることができます。
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