SESからの転職はできない?おすすめの転職先や成功させるポイントを解説


「SESからの転職はできない」と言われることが多いです。SESから転職できないと言われるのには理由があり、理由を理解した上で転職を成功させるポイントを押さえましょう。

転職すること自体は、難しくありません。しかし、やみくもに転職してしまうと転職後に後悔してしまう可能性が高いです。転職先選びでも、明確な目的を定めた上で転職を検討しましょう。

今回は、SESから転職できないと言われる理由だけでなく、おすすめの転職先や転職を成功させるポイントについて解説します。この記事を参考にすれば、転職するだけでなく、転職後の後悔も減らせるでしょう。

SESから転職はできる

SESからの転職はできないと考えている人もいますが、SESからでも転職は十分可能です。しかし、SESから転職できないと言われるのには理由があるため、理由を明確にした上で適切な対処をしなければ転職できません。

反対に、正しく転職先選びを行い、転職を成功させるポイントを理解しておけば転職成功率を高めることが可能です。

自分自身がSESから転職できていない理由は何なのかを考えながら、どうすれば良いのかも考えることが大切です。

SESから転職はできないと言われる理由

SESからは転職できないと言われる理由としては、下記3つが挙げられます。

  • 専門的なスキルがなく汎用性が低い
  • 年齢とスキルが比例していない
  • 問題解決能力に乏しい

SESは、業務内容に専門性が低いため、上記のデメリットを受けやすいです。上記に当てはまる状態で転職活動をしても、転職市場では採用されにくい可能性があります。

専門的なスキルがなく汎用性が低い

SESから転職はできない理由として、専門的なスキルがなく汎用性が低いことが挙げられます。SESの担当する仕事は、マニュアル化されていることが多いです。マニュアルに沿った仕事は、覚えれば誰でもできるような仕事であるため、専門的なスキルを身に付けづらいです。

また、マニュアル化された業務は汎用性が低いこともデメリットとして挙げられます。マニュアル化された仕事は、会社によってマニュアルが切り替わるためSESとして働いた経験を活かしづらい傾向にあります。

年齢とスキルが比例していない

年齢とスキルが比例していないことが、SESからの転職が難しいと言われる理由の1つです。SESでは、専門的なスキルが身に付きづらいため、年齢を重ねても専門的なスキルは身に付きません。

一般的な仕事だと、経験を重ねれば重ねるほどスキルや経験が比例するため、市場価値が高まります。しかし、SESで経験を重ねても年齢に比例したスキルが身に付かないため、転職市場での価値が低くなりがちです。

SESから転職を成功させるためには、普段から意識を高く持ち、常に学習することが大切です。

問題解決能力に乏しい

SESは、問題解決能力に乏しいことが多いため、転職できないといわれています。スキル面でも解説しましたが、基本的にマニュアルをもとに仕事を進めることが多いです。また、指示通りに手を動かすのが一般的であるため、自分で問題に向き合う機会がほとんどありません。

自分自身で「どうすれば解決できるのか?」を考える機会が少ないと、問題解決能力に乏しくなってしまいます。問題解決能力は、どんな仕事でも必要となるため普段から鍛える必要があります。

SESからの転職を考えているなら、現在の仕事に対して「どうしたらさらに良くなるのか」を考えながら仕事を進めることが大切です。

SESからの転職を成功させるためには?

SESからの転職を成功させるためには、下記3つを実践してみましょう。

  • 将来のキャリアも見据えて転職する
  • スキルの棚卸しをして強みをアピールする
  • ミスマッチを防止するためにリサーチを徹底する

SESとして働いているからと言って、強みが全くないわけではありません。経験をもとにした強みをアピールし、事前対策を行うことで転職成功率は高められます。

将来のキャリアも見据えて転職する

SESからの転職を成功させるためには、将来のキャリアも見据えた上で転職することが大切です。「今後どうしていきたいのか」や「どんなキャリアを描きたいのか」が明確にできれば、無駄な転職をしてしまうリスクを減らせます。

転職自体が目的になってしまうと、キャリアに統一感がなくなるため、正しいキャリアを描けない恐れがあります。転職を目的にするのではなく、キャリア形成の一部に転職があることを理解することが大切です。

スキルの棚卸しをして強みをアピールする

スキルの棚卸しをして自分自身の強みをアピールすることで、SESからの転職成功率を高められます。スキルの棚卸しとは、過去の経験から自分にどんなスキルがあるのかを整理することです。

スキルの棚卸しをして得られるメリットは、下記の3つです。

  • 転職先でスキルを活かせるかどうかを判断しやすくなる
  • 自分自身のアピールポイントを明確にできる
  • 今後のキャリアについて考えやすくなる

転職では、SESでの経験や身に付けたスキルをより具体的にアピールしましょう。専門的なスキルがなくても、具体的にアピールし、転職後も活躍できることを伝えられれば転職に成功しやすくなります。

ミスマッチを防止するためにリサーチを徹底する

SESからの転職を成功させるためには、ミスマッチが起きないようにリサーチを徹底することが大切です。転職の成功は、転職できれば良いというわけではありません。転職自体は過程の1つであり、転職後に希望通りの条件でやりがいを持って働けて初めて、転職成功といえます。

転職活動前に企業のリサーチを徹底しなければ、ミスマッチが起きる可能性があります。ミスマッチが起こると、トラブルの原因になったり再度転職を繰り返したりするケースもあります。

ミスマッチを防止するためにも、企業の特徴や条件などを徹底的に確認しておくことが大切です。また「最低限これだけは譲れない」という条件を明確にしておくことで、転職後の後悔を少なくすることができます。

SESからのおすすめの転職先は?

SESからのおすすめの転職先は、下記の3つです。

  • 上流工程を学ぶなら「Sler」
  • 自分で開発したいなら「自社開発」
  • システム全般を学ぶなら「社内SE」

SESから転職するなら、SESの経験を最大限活かせる企業へ転職するのがおすすめです。IT業界なら、SESでの経験も活かしやすく転職も成功しやすくなります。IT業界の中でも、転職後に何をしたいのかに沿って転職先を考えましょう。

上流工程を学ぶなら「Sler」

SESからの転職後に、上流工程を学びたいなら「Sler」がおすすめです。Slerなら、SESのような下流工程での作業は少なく、全体的な視点でプロジェクトを動かすことができます。

Slerは、顧客の要望によって様々な仕事を引き受けています。システム開発に関するほぼ全ての仕事を請け負うと言っても過言ではありません。

基本的には、BtoBでの仕事がメインとなるため、幅広く規模の大きい仕事を経験したいならSlerがおすすめです。

自分で開発したいなら「自社開発」

自分で好きなものを開発したいと考えているなら「自社開発」がおすすめです。SESは、受託形式で仕事をする機会がほとんどのため、自分の好きなものは作れません。指示の通りに進めなければならず、やりがいを感じづらいと思う人も多いです。

しかし、自社開発の企業へ転職すれば、開発を楽しめます。どうすれば業績が良くなるのかを考えて提案し、自分なりに業務を進められるでしょう。

自社開発をする際には、システム開発の技術だけでなく、マーケティング要素も必要です。社会人としてキャリアアップも狙いたい人は自社開発企業への転職をおすすめします。

システム全般を学ぶなら「社内SE」

システム開発を全体的に学びたいなら「社内SE」がおすすめです。社内SEは、自社のシステムを開発するだけでなく、保守運営やヘルプデスクとしての業務も行います。

社内におけるシステムの何でも屋であり、システム全般についての知見を深められるでしょう。

ただ、開発やプログラミング以外は、事務処理も多くなります。転職前後でのギャップを少なくするためにも、どんな業務があるのかを事前に理解しておくことが大切です。

SESからの転職で注意すべきポイント

SESからの転職で注意すべきポイントとしては、下記2つが挙げられます。

  • SESを何年経験しているかはほとんど影響しない
  • 上流工程への転職は難しいことを理解しておく

SESから転職する際には、上記2つを理解しておかなければ転職に時間がかかってしまいます。また、注意点を事前に理解しておくことで、SESの経験を最大限活かしつつ転職活動を行えるため重要です。

SESを何年経験しているかはほとんど影響しない

SESから転職する際には、SESでの経験年数はほとんど影響しません。IT業界は、全体的に人手不足が問題となっているため、比較的転職に成功しやすいです。また、SESで年数を重ねたからと言って、特化したスキルが身に付くわけではありません。

ただ、SESでの経験が1年程度で転職してしまうと、転職前よりも劣悪な環境の企業へ転職してしまう恐れもあります。数年程度はSESで経験を積み、IT業界についてある程度理解した上で転職するのがおすすめです。

上流工程への転職は難しいことを理解しておく

SESからの転職では、上流工程への転職は難しくなります。絶対に無理なわけではありませんが、専門的なスキルが身に付いていないため、採用難易度は高いです。

例えば、Slerへの転職では、システム開発における専門的なスキルや経験が求められます。SESで勤務した経験以外にも資格取得や経験を積まなければいけません。

SESは、三次請けとなることが多いため、スキルや経験から転職しても活躍できる可能性は低いです。上流工程へ転職したいなら、転職を重ねて徐々に工程を上げることで上流工程への転職につなげられます。

SESからの転職は「何をしたいか」が大切

SESからの転職は、正しい対策さえ知っていれば難しくありません。しかし、やみくもに転職を繰り返してしまうと、転職の目的を見失ってしまい、キャリアアップできない恐れがあります。

SESから転職する際には、転職で「何をしたいか」を明確にしましょう。転職の目的が明確になっていれば、最終的なゴールを目標に、正しいキャリア形成が可能です。

SESからの転職を考えているなら、今回の内容を参考にして適切な転職先へ転職しましょう。