「パソナのセミナーは求職活動実績になる?」「オンラインでも良い?」「セミナーばかりでも問題ない?」と考えていませんか?
結論、パソナのセミナーは求職活動実績に認められますが、注意点もあります。また、他にも効率的な実績の作り方があります。
この記事では、パソナのセミナーを求職活動実績として利用するための条件や注意点、効率的に実績を作る方法を詳しく解説します。
パソナのセミナーが求職活動実績として認められる2つの条件
パソナのセミナーが求職活動実績として認められるには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
以下の2つは、ハローワークが求職活動を実績に認定するうえで重視する基本的なポイントであり、条件を満たさないと認められない可能性があるため、注意が必要です。
ここでは、パソナのセミナーが求職活動実績として認められる2つの条件について解説します。
- セミナーの内容が就職支援に関するものである
- 参加の証明ができる
1.セミナーの内容が就職支援に関するものである
パソナのセミナーが求職活動実績として認められるのは、履歴書・職務経歴書の書き方、面接対策、業界研究、キャリアプランニングなど、具体的な就職支援に関する内容の場合です。
ハローワークは、求職者が就職・再就職するために必要な知識・スキル習得を目的としている活動を、求職活動実績として認めています。
単なる企業説明会や商品紹介、趣味の講座などは、この目的から外れるため、実績にはなりません。
たとえば、パソナの「キャリアカウンセリングセミナー」や「転職成功のための面接対策講座」などは、就職支援につながる内容として実績になります。一方で、特定の企業の商品紹介ウェビナーや、自己啓発系の漠然としたセミナーは認められない可能性が高いです。
2.参加の証明ができる
セミナーに参加したことを証明できる客観的な証拠があれば、求職活動実績として認められます。ハローワークでは、求職活動の事実を確認するうえで客観的な証拠を重視しているためです。
口頭での申告だけでは、実績として認定されません。最も一般的なのは、セミナー主催者から発行される参加証明書や受講証明書です。
もし証明書が発行されない場合でも、セミナー参加を知らせるメールや、セミナー画面のスクリーンショット、開催日時や内容がわかるウェブページの印刷など、客観的に参加事実が確認できる資料があれば代用できる場合があります。
セミナー参加後は、証明書の発行依頼を忘れずにおこなうか、代替となる資料を必ず保管しておきましょう。
セミナーを求職活動実績として利用する前に確認すべきこと
パソナのセミナーを求職活動実績として利用する前に、必ず確認しておくべきことがあります。
確認を怠ると、せっかく参加したセミナーが実績として認められない、または失業保険の受給に影響が出るリスクがあります。
ここでは、セミナーを求職活動実績として利用する前に確認すべきことを解説します。
セミナーの参加証明書が発行されるか
パソナのセミナー参加を検討する際、最も重要な確認事項のひとつが「参加証明書が発行されるか」という点です。
前述の通り、ハローワークは求職活動の事実を客観的に確認するため、証明書を重視します。証明書がないと、実績として認められない可能性があります。
セミナー申し込みページや詳細ページで、「参加証明書発行の有無」について記載がないかを確認しましょう。不明な場合は、パソナの問い合わせ窓口に直接確認するのが確実です。
証明書の形式も、PDFデータ、メール、画面表示などさまざまなので、どのような形で発行されるかも把握しておくことをおすすめします。
あとで困らないよう、申し込み前に必ず証明書発行の有無を確認しましょう。
オンライン参加でも実績として認められるか
オンラインセミナーも求職活動実績として有効です。
ハローワークは昨今の社会情勢を考慮し、オンラインでの求職活動を積極的に推進しています。そのため、オンラインセミナーやアーカイブ視聴も、対面での参加と同等に実績として認定されている求職活動です。
たとえば、リクルートエージェントが提供するオンラインセミナーは、自宅や好きな場所で、すきま時間に視聴するだけで求職活動実績になります。アーカイブも複数あるので、複数回の求職活動の実績作りが可能です。
転職活動をしながら、効率的に実績を作れるのは大きなメリットだといえます。
とくにリクルートエージェントのオンラインセミナーは、実績作りと転職活動の両面で役立つので、ぜひチェックしてみてください。
リクルートエージェント以外のオンラインセミナーについて詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
失業認定申告書への記入方法
パソナのセミナーを求職活動実績とするためには、失業認定申告書への正しい記入方法を事前に把握しておくことが大切です。
申告書への正確な記入は、ハローワークが求職活動を認定するための重要なプロセスです。記入漏れや誤りがあると、実績として認められない原因になる可能性があります。
「求職活動の方法」欄では「職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等」に丸をつけ、活動日には正式なセミナー参加日を記入しましょう。
また、「利用した機関の名称」欄には「株式会社パソナ」と正式名称を記載し、「求職活動の内容」欄には「株式会社パソナ主催の『キャリアカウンセリングセミナー』に参加」と具体的な内容を記入します。
セミナー内容をハローワークの職員から聞かれる可能性があるため、簡単に説明できるよう準備しておくと安心です。
スムーズな失業保険の受給のためにも、記入内容を曖昧にせず、具体的な情報を簡潔に記入しましょう。
パソナのセミナーを求職活動実績にする際の注意点
パソナのセミナーを求職活動実績にする際は、いくつかの注意点を理解し、リスクを避けて賢く活動することが大切です。
ここでは、パソナのセミナーを求職活動実績にする際の注意点について解説します。
セミナーばかりで実績を作り続けるのは避ける
セミナー参加は求職活動実績として有効ですが、「セミナーの参加」に偏らず、応募活動や職業相談など他の活動とバランス良く組み合わせることが望ましいです。
ハローワークは、求職者が「就職したい」という強い意思を持って積極的に活動しているかを重視します。求職活動がセミナー参加のみの場合、就職への本気度が低いと判断され、就職の意思を疑われる可能性があるため、注意が必要です。
セミナー参加は週に1回程度にとどめ、残りの期間で求人検索、企業への応募、転職エージェントとの面談などを組み合わせるのが理想的です。
セミナーは情報収集やスキルアップに役立つ貴重な機会ですが、それだけに頼らず、実際の応募活動も積極的におこないましょう。
求職活動をセミナーばかりで作る方法について知りたい人は、以下の記事で効率的なステップと裏技を解説しているので、チェックしてみてください。
認定日当日の駆け込み参加はリスクがある
失業認定日当日に慌ててセミナーに参加して実績を作ろうとすることは、リスクを伴うため避けるべきです。
認定日当日に参加したセミナーは、基本的に次回の認定期間の実績としてカウントされるためです。
もし、認められる場合があっても、証明書の発行が間に合わない、またはハローワークの混雑状況により申告がスムーズにいかないといった問題が発生する可能性があります。
認定日に間に合わせるために急いでオンラインセミナーに参加したが、「参加証明書の発行が翌日になったため、実績として提出できなかった」というケースも考えられます。
計画的に活動を進め、認定日前の焦りをなくしましょう。
計画的な活動は失業保険の受給だけでなく、転職成功の可能性も高めます。
「認定日当日の駆け込みでも大丈夫?」と不安に感じている人は、以下の関連記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
求職活動実績の必要回数を正確に把握する
求職活動実績の必要回数は、初回の認定日では1回以上、2回目以降の認定日では原則2回以上の実績が必要になります。
必要な実績回数を満たさないと、失業保険の受給が遅れたり、場合によっては受給できない可能性があったりするため、失業保険受給の基本的なルールを認識しておきましょう。
なお、自己都合退職の場合は「1ヶ月の給付制限期間(退職日が令和7年3月31日以前の場合は2ヶ月)」があるため、実際に認定が始まるのはその後になります。
この期間中もセミナー受講などで早めに活動実績を積んでおくと、再就職支援を受けやすくなります。
自分の状況に応じて、パソナのセミナーや職業相談を活用し、認定日までに必要な回数を計画的に満たしておくことが大切です。
ルールを正確に理解し、余裕を持った活動計画を立てることが、ストレスなく失業保険を受け取るための賢い方法です。
以下の記事では、求職活動の必要回数や初回認定日、自己都合退職の場合の失業保険について、解説していますので、参考にしてみてください。
パソナのセミナー以外で求職活動実績を作る効率的な方法
パソナ以外にも、リクルートエージェント・ハローワークのオンラインセミナーなど、効率的に求職活動実績を作る方法は複数あります。
ここでは、パソナのセミナー以外で求職活動実績を作る効率的な方法を紹介します。
リクルートエージェントのオンラインセミナー
転職エージェントのオンラインセミナーは、自宅や好きな場所で、すきま時間に視聴するだけで「求職活動実績」になります。
とくにリクルートエージェントのオンラインセミナーは、実績作りと転職活動を効率的に両立できるためおすすめです。
リクルートエージェントに無料登録すると、履歴書添削や面接対策、業界・企業分析など、多岐にわたるオンラインセミナーを好きな時に受講できます。
オンラインセミナーなので自宅で完結し、移動時間も不要なため、忙しい転職活動中でも手軽に実績を作ることが可能です。
さらに、アーカイブ動画を活用すれば、同じセミナーを複数回視聴することで、複数回の求職活動実績としてカウントできる場合もあります。
ぜひリクルートエージェントに登録して、あなたに合ったセミナーを見つけてみてください。
リクルートエージェント・doda・マイナビのオンラインセミナーについて詳しく知りたい人は、以下の記事をあわせて読んでみてください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
その他の求職活動実績の裏ワザ
パソナや他の転職エージェントのセミナー以外にも、求職活動実績を作る「裏ワザ」はいくつかあります。
ハローワークが認める求職活動はセミナー参加だけに限りません。職業相談や求人への応募、転職エージェントとの面談なども含まれます。
さまざまな方法を組み合わせることで、より効率的に手軽に実績を確保することが可能です。
たとえば、以下の方法が求職活動実績作りとして有効です。
- ハローワークの職業相談(対面・電話):
担当者との相談も1回の実績になる。電話相談でも可。 - 転職エージェントの登録・面談・求人紹介:
転職エージェントに登録やキャリアアドバイザーとの面談、紹介された求人への応募も実績になる。(応募しなくても面談自体が実績となる場合あり) - 求人への応募:
書類選考に進まなくても、実際に求人に応募した事実があれば1回の実績となる。
これらの裏ワザを賢く活用することで、セミナーだけに頼らず、自分に合った方法で求職活動実績を積み重ねることができます。
自分の状況に最適な方法を見つけて、効率的に実績を作りましょう。
求職活動実績の裏技を知りたい人や、転職エージェントを「求人紹介だけ」「相談だけ」で利用することに不安を感じている人は、以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
求職活動実績には転職エージェントの併用がおすすめ
求職活動実績を効率的かつ確実に作るには、転職エージェントの活用が有効です。セミナー参加だけでなく、登録や相談、求人紹介も実績となり、転職活動自体も有利に進められます。
転職エージェントは求職活動実績を作る多くの機会を提供し、失業保険の受給をスムーズにするだけでなく、本質的な転職成功につなげることが可能です。
なかでも、リクルートエージェントに登録すれば、オンラインセミナーでの実績作りはもちろん、キャリアアドバイザーによる個別相談も実績になります。
希望に合った求人を紹介してもらい、応募すれば、実績としてカウントされるため、「転職活動をしながら効率的に『求職活動実績』を作れる」理想的なサービスです。
転職エージェントを賢く利用することは、失業保険の受給を安定させながら、転職活動を強力にサポートしてくれます。
ぜひリクルートエージェントに登録して、次のキャリアへの一歩を踏み出しましょう。
以下の記事では、「転職エージェントを掛け持ちして良いのか」について解説しています。
ぜひ、参考にしてください。
失業手当の求職活動実績に関するよくある質問
ここでは、失業手当の求職活動実績に関するよくある質問にお答えします。
セミナー参加を知らせるメール、セミナー画面のスクリーンショット(日時やセミナー名がわかるもの)、セミナー内容が掲載されたウェブページの印刷などを保管しておきましょう。
これらの資料を準備し、失業認定申告書に詳細を具体的に記入することで、実績として申告できる可能性があります。
ただし、アーカイブ視聴を実績にするには、単に動画を再生するだけでなく、「視聴履歴が確認できる」「レポート提出が求められる」といった参加者の学習意欲や活動の証明ができる形式が望ましいです。
アーカイブは効率的ですが、証明の曖昧さがないよう細心の注意を払いましょう。
各ステップで必要な書類や期限が異なりますので、詳細はハローワークで配布される資料や、以下の関連記事を参考に、しっかりと確認しながら進めてください。
失業保険の詳しい手続きについては、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
虚偽の申告が発覚した場合、失業保険の給付停止、支給済みの給付金の返還命令、さらには延滞金や支給額の3倍に相当する金額の返還など、重いペナルティが課されます。
不正は信用を失い、かえって時間と労力を無駄にするだけです。
たとえば、2回の実績が必要な期間に1回しか実績がなかった場合、その期間の失業手当は支給されません。
ただし、次の認定期間に十分な実績があれば、次の期間から支給が再開されます。



































