生活に欠かせない「住まい」に関わる仕事をして、人に感謝される不動産業界で働きたいと考えている方はいるかと思います。
未経験や無資格の募集が多く、チャレンジしやすい職種なため、転職して不動産業界で働く方もなかにはいます。
ですが「不動産業界の細かい仕事内容って?」「志望動機はどうしよう」などと、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、不動産業界を志望する方に向けて、どのような人物が求められているのか、志望動機や例文について紹介していきます。
不動産業界を志望している方は参考にしてみてください。
目次
不動産業界で評価される志望動機のポイント
自分が不動産業界で何をしたいのかを明確にして具体的に伝えることで、企業に好印象を与えられます。
特に、以下のポイントを押さえて書くのが大切です。
- なぜその企業を志望したのか理由を明確にする
- 不動産業界を志望した具体的なエピソードを入れる
- 企業に貢献できることをアピールする
また、これらのポイントを押さえるほかに、志望動機を作成するコツは第三者に添削してもらうことです。
自分では納得していても、他者から見ると論理が飛躍していたり、意味が通じなかったりするのは珍しい話ではありません。
できれば、転職エージェントなどのプロに見てもらえると安心です。
特に、弊社のすべらないキャリアエージェントは、自己分析のサポートに強みがあるので、納得感のある志望動機を作成することができます。
誰にでも言えるようなテンプレ通りの志望動機で面接に臨むより、徹底的な自己分析を通じて得た志望動機の方が、他の転職者と差別化できて面接官の印象にも残ります。
キャリアコーチングサービスの運営で得たノウハウを活かした転職活動のサポートは、弊社ならではの強みです。
お困りの際はぜひご相談ください。
では、上記に挙げた志望動機のポイント三点を詳しく説明します。
なぜその企業を志望したのか理由を明確にする
志望動機を書く際は、なぜその企業を選んだのかを明確にしておきましょう。
ここでしっかり伝えられないと、「なぜうちの会社を志望したの?」と思われてしまいます。
不動産関係業界を目指すきっかけなどのエピソードを用意しておくことで、魅力的な志望動機に近付くでしょう。
不動産業界を志望した具体的なエピソードを入れる
先ほども述べましたが、志望動機は具体的なエピソードを用意しておきましょう。
たとえば、不動産業界を目指そうと思ったエピソード、自分の性格や特徴を証明するエピソード、不動産業界で活かせる経験・資格といった自分の経験やエピソードを伝えることで、説得力が強くなります。
企業に貢献できることをアピールする
もし採用されて就職した際に、自分がどのように貢献できるか明確にしましょう。
働きたいという意欲も大事ですが、能力も必要です。
入社してどんなことをしたいのか伝えるだけではなく、どう貢献するのかも具体的に伝えることで、仕事に対する理解力があると判断されやすくなります。
不動産業界の志望動機の例文
採用担当者に好印象を与えるための、不動産業界の志望動機の例文を紹介します。
実体験をもとに作成した例文
興味をもった理由やきっかけを盛り込むことで、不動産業界に強く興味を持っていることをアピールできます。
大学を卒業するとともに一人暮らしを始めることになり、その際に担当者の方にお世話になりました。予算内に収めたいことと、駅に近い物件がいいという希望を叶えてくれようと一生懸命に努力してくれた姿が好印象で、自分も人の役に立ちたいと思い不動産業界を志望しました。
実際に不動産業界から受けた魅力や実体験を記入することで、興味をもった理由を示すことができます。
資格をもとに作成した例文
資格によっては不動産業界で評価されるケースがあります。
もし活かせる資格があれば、アピールしてみましょう。
高校生のときにインテリアコーディネーターに興味をもち、資格を取得しました。部屋をコーディネートすることが好きで、定期的に資格を活かしています。不動産業界であれば、資格を活かしながら多くの人に役に立ってもらえると思い、不動産業界に興味をもちました。
資格をもっていることと、なぜ不動産業界を志望するのかという理由を説明することもできます。
自身の強みをもとに作成した例文
不動産業界で必要な、コミュニケーション能力をアピールするための例文を紹介します。
私は高校時代から大学卒業時まで接客業のアルバイトをしていました。さまざまお客様と接しながらコミュニケーション能力を高めました。この能力を活かして、お客様の要望やニーズをくみ取り、希望に沿った住宅を提案して御社で活躍したいと思っています。
志望している企業の強みやスキルを伝えることで、企業について調べてきたことも伝えられるでしょう。
未経験者の例文
不動産業界に携わったことがなくても、やる気を全面的にアピールしましょう。
不動産業界の経験はありませんが、今後勉強をしていき、採用していただいた際には多くのことを学び吸収していき、戦力になれるよう尽力したいと考えています。
もし、資格取得を目指していたり、不動産関連の勉強をしていたら、積極的にアピールすることで魅力を伝えることができます。
不動産業界が求める4つの人物像
不動産業界に限らずですが、志望動機を作るにあたってどのような人物像が求められているのかを知ることは重要です。
志望動機を通じて企業が見ているのは、主に「つらいことがあっても乗り越えて仕事をしていくだけの熱意があるか」と「自社とのマッチ度」です。
求められる人材を知っていることは、特に後者のマッチ度が高いことをアピールするのに効果的です。
例えば、過去の経験が活かせると思うという理由から志望している場合、その経験をエピソードとして盛り込む際に求められる人材像と近しい行動をとったことを盛り込むなど、方法は様々です。
もちろん、その特性に全く当てはまらないのに寄せる必要はありません。
ですが、少しでも当てはまるのなら、把握しておいてそれを志望動機に反映させるとより「志望度が高そう」「うちとマッチしそう」と思ってもらいやすいです。
不動産業界で求められるのは、以下のような人物像を持った人です。
- コミュニケーション能力が高い人
- 向上心のある人
- お客様の立場になって考えられる人
- 協調性がある人
下記にて、詳しく説明します。
コミュニケーション能力が高い人
不動産業界では、コミュニケーション能力が高い人を求めています。
お客様はもちろんのこと、管理会社やオーナーとのコミュニケーションも必要となります。
相手と打ち解けながら信頼関係を築かなければならないため、誰とでも打ち解けられるようにしなければなりません。
また、上記のようないわゆる「コミュニケーション能力」だけではなく、相手のニーズを聞き出す「ヒアリング力」も重要になります。
特に営業職に関してですが、どのような家を求めているのかを聞き出し、それに合った家をご案内しなければなりません。
特に不動産販売では重要なスキルです。
向上心のある人
不動産業界では、向上心のある人が求められます。
不動産業界は契約数や売上といった評価が目に見えるので、結果を出すことを目標にしている人は働きやすく、向いています。
もちろん、多くの企業で定量的なノルマが設定されています。
もちろん、結果を期待されるとともに、強い精神力も必要となります。
向上心もあって、精神力の強い人は不動産業界で長く勤められるでしょう。
お客様の立場になって考えられる人
不動産業界では、お客様の立場になって考えることができる人も求められます。
不動産の価格は日常の買い物と比べて非常に高額なため、お客様は担当者に信頼感を求めます。
どのようにすれば信頼を獲得できるかを考えるのも大事ですが、顧客目線に立って、どのような提案をすれば喜んでもらえるか、を考えると結果的に顧客の信頼を得られることも多いです。
もちろん、お客様それぞれ要望は違うので、その人に合った土地や住宅の提案をする必要があるでしょう。
お一人おひとりに合った提案をするために、相手の目線になって、考えられる能力が大切です。
頼りにされる人
不動産業界では、頼りにされる人を求めています。
不動産の売買や賃貸の仲介にしても、動くお金の額が大きく、お客様にとっては大きな決断になります。
大きな決断に立ち会ってもらう人には、信頼がないと難しいと考えられます。
転職の際に採用する人事も、「この人に家を売ってもらいたいか」「この人から家を借りたいか」という目線を大事にしています。
そのため、不動産業界を志望する場合は周りから頼られる存在ということをアピールしましょう。
協調性がある人
不動産業界では、協調性がある人が求められます。
不動産業界では組織で取り組むプロジェクトが多いため、チームワークが必要です。
どれだけ学歴・職歴がいいとしても、協調性に欠けていては気持ちよく仕事ができないといえます。
コミュニケーション能力や協調性をアピールすれば、よい仕事をしてくれそうと思ってもらえるでしょう。
不動産業界の業種
ここまでお読みいただければ、不動産業界の志望動機のポイントはある程度お分かりいただけたかと思います。
ですが、志望動機を書く際には業務内容の理解も不可欠です。
うまく理解していなかったり、そもそも全く違ったイメージを持っていることが志望動機を通じて伝わってしまうと、「ミスマッチを起こして早期離職に繋がりそうだな」と判断されてしまいかねません。
不動産業界の業務内容を必ずしも志望動機に盛り込む必要はありませんが、志望動機を書く前に必ず内容をよく理解しておきましょう。
それではご紹介していきますね。
不動産業界の業種は大きく4つに分けられます。
- 不動産仲介
- 不動産販売
- ディベロッパー
- コンサルタント
下記で詳しく説明していきますが、これらは転職するにあたって、難易度が異なります。
この中に志望している業種もあるとは思いますが、特に未経験の場合、転職を希望しても、すぐには叶わない場合もあります。
ですが、自分のスキルアップを考慮したキャリアプランを作成すれば転職を経て実現させることが可能です。
最も難易度の高いとされるディベロッパーやコンサルタントを最終目標として、これらの職種に必要となるスキルを転職を通じて獲得していくキャリアプランを設計する、などの方法があります。
弊社のすべらないキャリアエージェントは転職エージェントですが、求人紹介に限らず、転職者一人ひとりに中長期的なキャリア支援をしています。
少しでもご興味があれば、ぜひお気軽に転職の相談をしにきてくださいね。
では、4つの業種を下記にて詳しく説明します。
不動産仲介
不動産仲介は不動産の売買と賃貸契約の仲介を行います。
不動産売買のときは、売主と買主の間に入って売買契約を行い、不動産賃貸のときは、貸主と借主の間に入って賃貸契約を結びます。
不動産仲介業は不動産の売買や賃貸の仲介をすることで、仲介手数料を受け取れます。
その仲介手数料を受け取るために、チラシやインターネットなどで宣伝したりして、契約を結ばれやすくなるように努力します。
不動産販売
不動産販売の仕事内容は、土地や建物といった不動産の販売を行います。
不動産を販売するまでには流れがあり、新築マンションの場合、まずはディベロッパーがマンションを開発します。
次にゼネコンなどの建設会社が中心となって建設して、不動産販売会社がその物件を販売するという流れになっています。
実際は不動産販売だけを行なっている会社は少なく、不動産の仲介も行っています。
ディベロッパー
ディベロッパーという業種は、開発業者のことで、大規模な宅地の造成やマンション分譲などを手掛けます。
ディベロッパーの詳しい仕事内容として、始めに開発ができる物件情報を取得します。
次にその物件情報をもとに取得金額を決めます。
実際に物件を取得してから、基本設計から実施設計へと進み、最後にゼネコンなどに設計を依頼する流れです。
コンサルタント
不動産コンサルタントとは、不動産の売買や投資、管理などをしようとしている人に向けて最善な結果になるようにアドバイスをします。
不動産の法律はとても複雑なため、アドバイスできる人が必要です。
また、不動産コンサルタントと名乗るためには、不動産コンサルティング技能試験に合格しなければなりません。
勉強をして、不動産に関する豊富な知識を身につける必要があります。
不動産業界で目指せる職種
不動産業界で目指せる職種は主に3つあります。
- 営業
- 企画
- 管理
下記にて、詳しく説明します。
営業
営業はマンションや住宅の販売・仲介を行います。
不動産に限らず土地の販売や賃貸の契約、個人・法人に向けての営業などのさまざまな種類があります。
不動産販売はテレアポや飛び込みなどの新規開拓営業が多い反面、仲介は新規営業でも反響営業が主な手法になることが多いようです。
有形の商材を扱う営業職の中では、比較的商材の単価が高く、市場価値が高められるのでおすすめの職種です。
企画
企画は都市計画の企画や開発などを行います。
上記に挙げた業種の中では主にディベロッパー企業にある職種です。
土地の取得や開発計画を行い、大手の不動産会社であれば、都市開発計画に携わることもあります。
管理
管理はビルやマンションなどの管理を行います。
アパートやマンションを経営するにあたっては、管理会社に管理を委託するのが一般的です。
オーナーに変わって賃貸物件の管理やメンテナンスも行います。
管理以外にも、クレームなど、建物内でのトラブルへの対応もします。
不動産業界で評価される志望動機はプロにお任せ
不動産業界で働きたい人に向けて、求められる人物像や志望動機のポイント、例文などを紹介しました。
不動産業界で働きたい理由や、なぜその企業を志望するのか、伝えたいことを明確にして貢献できるということをしっかりとアピールしましょう。
もし1人で転職活動するのに不安を感じたり、スケジュール的にむずかしかったら、転職エージェントを活用することをおすすめします。
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末永 雄大
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