接客業から転職するならどこがおすすめ?辞めてよかったと感じる理由とは?

接客業から転職するなら、能力を活かせる転職先を選ぶことが大切です。接客業の入れ替わりは激しいですが、接客業から転職したからと言って必ず成功するわけではありません。

むしろ、正しい転職のポイントやよくある転職理由について理解していないと、失敗してしまう可能性が高いです。

今回は、接客業からの転職理由やおすすめの転職先、転職を成功させるコツについて解説します。この記事を参考にすれば、接客業からの転職成功率を高めるだけでなく、転職後にもやりがいを感じながら働きやすくなります。 

接客業からの転職は順調に行きやすい?

接客業から転職したいと考えている人は多いです。しかし、接客業に限らず「本当に転職しても上手くいくのだろうか」と感じることで、転職活動を進められない人もいます。

下記は、接客業から界業種への転職が順調だったかどうかを示すグラフです。

引用:500人に聞いた接客業から異職種への転職理由と転職活動時の注意点

実際に、接客業から異業種へ転職した人の中で、71%の人が順調だったと回答しています。さらに、やや大変と答えた人も全体の22.4%だったため、合計で93.4%の人は転職に対してネガティブに感じた人は少ないと言えます。

転職希望先は自分自身のスキルによっても、転職難易度は異なるため注意しましょう。しかし、適切な転職活動のコツを理解した上で進めれば、転職を順調に進められたと感じる可能性は高いです。 

転職エージェント末永
転職エージェント末永

適切な転職活動のコツを効率的に手にいれる方法の一つとして、転職エージェントを利用することが挙げられます。

弊社、すべらないキャリアエージェントでは、転職者の相談に乗るCA(キャリアアドバイザー)と企業の採用の相談に乗るRA(リクルーティングアドバイザー)を兼任しています。


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接客業を辞めてよかったと感じる理由

接客業を辞めてよかったと感じる理由としては、下記3つが挙げられます。

  • 接客に対するストレスを感じるから
  • 働き方が不規則であり休みづらいから
  • 将来性を感じず他の仕事に挑戦したいから

接客業を辞めてよかったと感じる理由を理解すれば、転職活動で伝えても問題なさそうかどうかも判断できます。また、代表的な理由別に対策を考えておけば、転職後も似たような理由で転職を再検討する可能性は低いです。

接客に対するストレスを感じるから

接客業は、他の職種よりも比較的ストレスを感じやすいです。なぜなら、顧客と接することがメインの仕事であり、顧客の行動に振り回されることが多いからです。

例えば、どんな顧客であっても常に丁寧な対応を心がけたりクレームに対応したりしなければいけません。本心と異なる行動をすることも多く、徐々にストレスを感じてしまいやすいです。

接客業に対してストレスを感じるなら、接客以外の職種に転職しましょう。実際に異業種転職を成功させた人の中には、接客以外の仕事に転職したことで、ストレスを感じなくなった人もいます。

働き方が不規則であり休みづらいから

接客業は働き方が不規則であり、休みづらいと感じて退職する人もいます。店舗の開店時間に合わせてシフトを組むことが多いため、土日や祝日は仕事をしなければいけません。また、イベント時には休日が少なくなることも多いです。

休日が少なくなったり土日や祝日に休めなかったりすると、プライベートを確保しづらくなります。周囲の人と休みを合わせることが難しいことから、転職を検討する人が多いです。

接客業の働き方に不満がある人は、休日が固定化されている職種へ転職しましょう。休日が固定化されていれば予定を決めやすく、人生における様々なイベントに参加しやすくなるため転職に成功したと感じやすいです。

将来性を感じないから

接客業自体に将来性を感じないことを理由に、転職を検討する人もいます。接客業は幅広いスキルを要求されますが、専門的なスキルを身に付けられる可能性は低いです。 

特に、20代や30代の人は「今後も接客業をやっていて良いのか」と不安を感じやすいです。周囲の環境も変わるスピードが早いため、焦りを感じてしまいます。

接客業に将来性を感じないなら、より専門的な職種へ転職しましょう。専門的な職種へ転職する際は、プライベートを利用して資格を取得するのがおすすめです。資格を取得することで、専門的な職種へも転職しやすくなり、将来性を感じやすい職種への転職成功率を高められます。 

接客業の経験で得られる能力

接客業では、専門的なスキルが身に付けられないことを理由に転職する人が多いです。しかし、幅広いスキルを身に付けられるのは強みであり、転職後も様々な職種で活用できます。接客業を経験することで得られる能力としては、下記4つが挙げられます。

  • コミュニケーション能力
  • ビジネスマナー
  • マルチタスクな能力
  • 基本的なパソコン操作

上記の中で、転職後にもっとも活かしやすいスキルは「コミュニケーション能力」です。コミュニケーション能力は、どんな転職先でも必要であり、コミュニケーション能力が高いと仕事の幅も広がります。

また、営業職のようにコミュニケーション能力を最大限活かした職種へ転職すれば、年収を上げられる可能性も高いです。

接客業を経験すれば、どんな職種へ転職しても活躍しやすい能力を身に付けられます。ただ、自分自身がどこへ転職したいのかによって、求められる能力が異なります。転職成功率を上げるためには、転職先の特徴によって何をアピールすべきなのかを判断することが大切です。

接客業から転職するならどこがおすすめ?

接客業からおすすめの転職先は、下記の3つです。

  • 事務職
  • 秘書
  • 営業職

接客業から転職するなら、同じような不満を抱いて再転職しないことが大切です。また、接客業で培ったスキルを活かせる職種へ転職することで、転職後も活躍しやすくなるため確認しておきましょう。

事務職

接客業からの転職先としては、事務職がおすすめです。事務職の業務は、基本的にパソコン業務となることが多く、バックヤード業務を経験したことがあれば、問題なく仕事が進められます。

具体的には、データ入力や資料作成、電話対応などをすることがほとんどです。

接客に対してストレスを感じていたなら、人との関わりが少なくなる事務職へ転職することでストレスを感じづらくなります。

秘書

接客業からの転職先としては、秘書もおすすめです。秘書の業務は、会社経営者や重役の傍につき、スケジュール管理や来客対応などを行います。

接客業の経験があれば、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力が備わっているため、秘書としての最低限の業務をこなせる可能性が高いです。

秘書への転職成功率を上げるなら「秘書検定」の資格を取得しましょう。資格を取得しておくことで、面接官へ能力を示しやすくなるためおすすめです。

営業職

接客業からの転職先としては、営業職もおすすめです。営業の業務では、顧客や会社への営業だけでなく、事務処理など幅広く業務を担当します。

接客業で培ったコミュニケーション能力やパソコン能力を活かせば、活躍できる可能性は高いです。

接客自体は好きなことを前提に、他の理由で接客業からの転職を検討している場合は、営業職への転職を考えてみましょう。

接客業からの転職を成功させるコツ

接客業からの転職を成功させるコツとしては、下記3つが挙げられます。

  • 志望動機と転職理由に統一感を持たせる
  • 接客業の経験を活かしやすい職種を選ぶ
  • 転職先企業の求める人材をリサーチする

接客業からの転職では、最適な転職を選ぶことだけでなく、転職活動時にもコツが必要です。上記のコツを理解した上で転職活動を進められれば、他の転職希望者にも差を付けることができ、転職成功率も高められます。

志望動機と転職理由に統一感を持たせる

接客業から転職する際には、志望動機と転職理由に統一感を持たせることが大切です。志望動機と転職理由で矛盾が生じてしまうと、どっちが本当なのかが分かりづらくなってしまいます。

例えば、志望動機で「転職先企業の人と関われる仕事という部分に魅力を感じるから」と伝えた場合、転職理由が「接客にストレスを感じたから」だと矛盾してしまいます。発言が矛盾していると、志望動機や転職理由以外の発言も信じてもらえなくなる可能性が高いため注意しましょう。

本番の面接を行う前に、志望動機や転職理由で気になるポイントはないかどうかを第三者に確認してもらうことが大切です。 

接客業の経験を活かしやすい職種を選ぶ

接客業からの経験を活かしやすい職種へ転職することで、転職後も活躍できる可能性が高いです。転職の成功は、転職自体に成功することだけではありません。転職後に、能力を活かして働けるかどうかも重要であり、転職後の満足度が転職に成功したと感じるかどうかの大きな要素となります。

接客業の経験を活かしやすい職種としては、営業職が挙げられます。接客業では、顧客とコミュニケーションを図る機会が多く、営業職でも能力が活かしやすいです。

また、インセンティブの割合が高い企業なら、契約数に応じて年収アップも狙えるためモチベーションを保ちつつ仕事がしやすくなります。 

転職先企業の求める人材をリサーチする

転職先企業の求める人材をリサーチすることで、転職成功率を高められます。企業によって、採用活動で求めている人材は異なります。

例えば、同じ営業職でも新規顧客の獲得ができる人材を求めているのか、既存顧客を大切にできる人を求めているのかなどです。企業のイメージや商材、採用情報などを確認し「なぜ採用活動を行っているのか」を確認することで、求める人材を予測しやすくなります。

転職先企業の求める人材を理解しているかどうかで、アピールポイントも異なります。最適な人材となれるようにアピールして転職を成功させるためにも、転職活動前には企業をリサーチすることが大切です。

接客業からの転職は比較的簡単

接客業からの転職は、難しくありません。なぜなら、基本的なスキルが身に付いており、転職後にある程度の経験を積めば、活躍できる可能性が高いからです。

しかし、接客業から転職したいと考えている人の多くは、自分自身の価値を低く見積もりがちです。「専門的なスキル」という部分だけに焦点を当てて考えてしまい、ネガティブな思考に陥ってしまいます。

ネガティブに考えるのではなく「幅広いスキルがあることで転職後どのように活躍できるか」を考えましょう。転職先企業の求める人材であることをアピールできれば、転職自体は比較的成功しやすいです。

転職できるポテンシャルを持っているだけに非常にもったいないです。

転職理由や志望理由で、採用側にネガティブな印象を与えないようにするには、一定のコツが存在します。

弊社は接客業からの転職支援に豊富な経験がありますので、相談していただければ、無料で選考対策のサポートをさせていただきます。

転職活動がうまくいかずに悩んでいる人はぜひ一度ご相談ください。

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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」