今、IT社会の進化が凄まじく、IT業界を中心に盛り上がりを見せています。
IT企業が登場した当時、ITは一過性のものであり、目に見えないサービスを展開していたため、定着することはないと言われていたこともあります。しかし、今はITがなければ企業、消費者すべてが困る時代になっています。
転職市場として、IT職種はかなり人気があり、どの企業も喉から手が出るぐらい欲しい人材ですが、採用に至るまでに相当な時間が掛かったり苦戦を強いられています。
求職者からすると、引く手あまたの状況ですから、これ以上ない転職活動ができることになりますが、ここ数年で、特に企業からの需要が高く人気職種になっている職種があります。
その1つがデジタルマーケティングです。
正直言いますと、デジタルマーケティングの業務内容はかなり難しく相当、頭を使いますから未経験でデジタルマーケティングの職種に転職するということは至難の業であり、運も左右します。
また、そもそもとして、ロジカルシンキングに長けていて、相当、地頭が良くなければ対応することが難しい職種です。
デジタルマーケティングは今後、ますます需要が上がり、将来性抜群と言われている職種ですが、求職者からすると売り手市場であっても経験が浅いようですと、転職することは難しい職種です。
目次
デジタルマーケティングって?webマーケと違うの?
デジタルマーケティングと類似性が強い職種にwebマーケティングがあります。
求職者は、この2つの職種の違いを明確にしておかなければ転職失敗となってしまいます。この2つは業務内容的にも類似していますが、対象範囲が違います。
Webマーケティングは、まさにweb上のマーケティングに特化しますが、デジタルマーケティングの場合は、webも含めてリアル店舗との連携(最近はO2Oとも言います)も業務範囲になりますから、範囲がかなり広いです。
単純と言ったら語弊がありますが、webマーケティングだけの経験やスキルがあるだけでは、到底、デジタルマーケティング職で成果を出すことは難しい背景があります。
その他、労働市場、消費者市場の状況をリサーチした上で、webとの連動により、どのようなビジネスモデルを創造し、収益化させるのかということが主なミッションです。
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デジタルマーケティングの仕事内容とは?役割は?
webだけでビジネスを完結させるだけではなく、webを一つのきっかけにしてその先の展開まで見据えることがデジタルマーケティングの仕事です。
多くの企業はwebマーケティングを活用し、更に市場拡大を目指していますから、デジタルマーケティングにおいては、webを手段として考え、最終的に広範囲に渡りビジネスを展開したいと考えています。
今の日本は物が溢れていて物が売れない時代と言われていますが、まさに、売れない時代に自社のシェアを拡大し、競合他社との差別化を図ることはもちろんのこと、市場を世界に広げるためには、webを手段にしたデジタルマーケティングが欠かせません。
デジタルマーケティングとして転職するということは、マーケティングの中心人材として企業の収益モデルの重要人物として位置付けられますから、企業としても採用には慎重になります。
デジタルマーケティング戦略でしくじると企業の業績に直結してしまいますし、求職者としても転職後は責任重大になります。
デジタルマーケティングの平均給与
デジタルマーケティングとして転職することができれば、給与面ではかなり優遇されます。転職時の役職にもよりますが、課長以上の管理職として転職する場合、ベンチャー企業であれば、1000万円前後と言われています。
役職なしの場合でも600万円前後といずれにしても平均給与は高いです。給与が高いということは、企業の選考基準も高いですし、転職後の責任や役割も重いということです。
給与が高いだけでデジタルマーケティングとして転職することはあまり勧めることはできません。仮に運良くデジタルマーケティングで転職して高収入を得たとしても長続きすることはないでしょう。
基本的には、web業界の経験や知見がある方、マーケティング職種の方が転職可能となりますので完全未経験の場合は、一旦経験を積む必要があります。
デジタルマーケティングの代表的な企業
企業としてデジタルマーケティング事業をしている企業もあります。デジタルマーケティングを極めたいと思うのであれば、転職先としてはオススメです。
転職エージェントとしての私がオススメする企業を数社ご紹介しますが、その筆頭は、株式会社Speeeです。
今、めちゃめちゃ伸びている会社です。経営陣が優秀で、ミドル層の人材も充実していますが、ネックは新卒採用で人員補充する傾向が強いということで求職者として転職することは結構ハードルが高いです。
自社にデジタルマーケティングのノウハウがしっかり蓄積され、しかも、教育制度が充実しているため、中途採用ではなく新卒採用で2年、3年かけて戦力化する文化があります。
その他、オススメしたい企業は、サイバーエージェント、インタースペース、GMOです。
いずれも業績としては日本有数の企業になっていますし、レベルが高いですが…
どんな人が転職をしているのか?
デジタルマーケティングは、広告戦略と言い換えることもできる職種ですから、転職に向いている人は、デジタルマーケティング経験者以外で言えば広告業界でマーケティングや営業の仕事を経験した求職者です。
即戦力としては難しいですが、基礎知識を保有しているという見方をされますから、選考では有利です。実際、未経験者枠に広告業界出身者が数多く転職を決めている実績もありますので、可能性としては十分あります。
未経験からこの業界に携わるのは可能か?
未経験からデジタルマーケティング業界や職種に転職することは、不可能ではありませんが、かなり難しいというか、ほとんど厳しいですね。
第二新卒と言われる比較的、選考基準が低い層でもデジタルマーケティングは難しいです。
いきなりデジタルマーケティングに飛び込むよりwebマーケティングや広告業界である程度の経験を積んでから転職市場で勝負した方が良いと思います。
まとめ
マーケティングは、難しい職種ですが、そこにデジタルがつくと更に難しい分野になります。ロジカルシンキングが絶対に必要になる分野ですから、よく言われることは理系人材に向いていて体育会系人材には不向きです。
絶対と言い切ることはしませんが、ポテンシャルとしては、学生時代からロジカルシンキングを意識してきた理系人材の方が企業も好感を持っています。
自分の力量、特性を理解した上で、自分が希望するデジタルマーケティングはかなり難易度が高いと意識しつつ転職するかどうかを考えておいた方が良いかとおもいます。
経験者であっても転職先のデジタルマーケティングがあまりにレベルが高過ぎて自信喪失したり挫折するケースもありますので…
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末永 雄大
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