【人事職の転職】べンチャーと大手の違いを徹底解剖

こんにちは!海老原(えびはら)です。

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昔から新卒・中途採用市場ともに人気がある職種の一つである人事職。恐らく現在、転職活動を検討あるいは行っている求職者にも人事職で転職を考えている人は多いでしょう。

人事職は、大きく採用・教育・制度企画・労務という4つのジャンルに分けることができますが、このなかで、採用の新卒採用担当は未経験者でも十分、転職チャンスがあります。

今回は、新卒採用、中途採用で人事経験をしてきた経験を活かして執筆したいと思います。

未経験者でも新卒採用担当を切り口に転職の可能性がある人事職について紹介しますが、特に、企業規模での相違点について注力してお話します

大手企業の人事職の役割・働き方は?

まず、大手企業の人事職の役割と働き方です。大手企業は、冒頭でご紹介した4つのカテゴリーを課として分けていることが多いです。

例えば、新卒採用は人事課ではなく採用課新卒採用チームという風になっています。

他のジャンルについても同様で人事課のなかにそれぞれのジャンルがあるのではなく、それぞれのジャンルが独立した課になっていることが特徴にあります。

働き方はどうかと言いますと、それぞれのジャンルに分かれていますし、大手企業ですから資本にゆとりがありますので、在籍している人員数もゆとりがあります。そのため、今流行のワークライフバランスを十分期待できる働き方を実現することができます。

ただし、その分、デメリットがあり、何かと言いますと業務経験に偏りがあり、人事職で考えると転職市場でのマーケットバリューは高くありません。また、業務量が少ない分、賃金にその成果が反映されにくく、昇給率や昇格スピードも鈍いいです。

人事職含めて大手企業の場合、組織が大きく、在籍人数が多いため、年功序列に近い文化があります。

高い昇給率、早い昇格スピードを期待できない分、資本の大きさにより安定を期待することができます。

ベンチャー企業での人事職の役割・働き方は?

転職市場では同じ職種でも大手企業とベンチャー企業とではまるで違う職種と言われますが、人事職でも同様です。

先程、大手企業の場合、役割分担が分かれているとお伝えしたのですが、ベンチャー企業の場合は、大手企業と違い限られた人員数のなかで、多くの仕事量に対応する必要があるため、人事職の組織も4つのジャンルを区分しているということはありません。

転職エージェントなどからベンチャー企業の求人を得た際には、『人事職(採用・教育・労務)』と記載されていることが多いです。

制度企画は他の3つのジャンルよりもレイヤーが一つ高いところに位置していますので、課長などの管理職求人でなければ転職後の業務範囲に含まれることはありません。

ベンチャー企業に転職した場合は、人事職として、同じ時期にすべてのジャンルに従事することになると認識してください。働き方もその分、ハードワークになり残業がない日はほとんどないと言って良いでしょう。その分、大手企業の人事職よりも短期間で経験を増やすことができますし、昇給や昇格にもプラスに働きます。

ベンチャー企業の特徴は、若手人材を積極的に採用するところにあり、人事職においても例外はありません。同世代より少しでも早く昇給、昇格したいと考えるのであれば、ベンチャー企業がオススメですし、安定を期待するのであれば大手企業の人事職がオススメです。

人事職はそもそもとして離職率が低い安定した職種と言われていますので、大手企業への転職は安定+安定ということになります。

ベンチャー企業と大手人事の求人を探す際の注意点

ベンチャー企業と大手企業の人事職の求人を探す際に注意すべき点をご紹介します。

ベンチャー企業の場合、求人を得た際に、自分がどのジャンルを中心に働くのか知ることです。できれば、採用と労務を中心に仕事ができる求人が良いでしょう。

採用は外部との交渉が多く、交渉力が身に付きますし、人事職では唯一と言える短期間で定量的な成果を得ることができるジャンルです。

労務は人事職としては絶対に外せない法的知識を得ることができます。

この2つは将来的な人事職としての自分を支えるスキルになりますから早いうちにこの2つに従事できる求人を見つけましょう。大手企業の場合ですが、ジャンル単位に分けられていることが大半ですから、ジョブローテーションがどれぐらいの頻度であるのかを知ることです。

正直なところ、何年も同じジャンルで仕事をしていると飽きますし、1つのジャンルだけの人事職では自分の価値が上がりません。

安定を担保したなかでいかに自分の業務的守備範囲を広げることができるかを意識して欲しいですし、大手企業は組織が大きい分、昇給昇格スピードが鈍いのですが、そのなかでも既存社員がどれぐらいのスピードで昇給昇格しているのか指標を持つ意味でもモデル年収などを意識して見てください。

大手からベンチャー、ベンチャーから大手へ転職は全く別物

大手企業からベンチャー企業、その逆は同じ人事職でも転職後の自分を取り巻く環境はまるで違います。この部分をはき違えるとかなり転職後に苦労します。

特に業務範囲、業務量が多いベンチャー企業へ大手企業から転職しようとする場合は、体力的な覚悟も必要です。仮に求職者が大手企業の人事職の課長など管理職を担当していた場合でもベンチャー企業では、ワンランク以上下がる転職になると考えてください。

ベンチャー企業から大手企業への転職は提示される条件面で現職よりも期待することができます。

その違いはやはり業務範囲と業務量により経験値の差にあります。

転職市場は求職者が持つ経験を企業がいくらで買うかという構図になりますから、経験が豊富である方が転職には有利です。

まとめ

大手企業とベンチャー企業の人事職で迷っているのであれば、自分が転職後にどのような環境を求めているのかを鑑みて判断することが必要です。安定であれば大手企業、昇給昇格スピードであればベンチャー企業です。

転職市場に関して言えば、大手企業からベンチャー企業への転職よりもベンチャー企業から大手企業への転職の方が条件面では優遇されることが多いです。

いずれにしても人気がある職種で、競争率は高いため、いくつかの企業の選考を同時に受けておいた方が良い職種と言えますし、大手企業の求人は人事職求人の全体の1割2割程度ですから、更に狭き門であると認識ください。

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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」