CA(客室乗務員)から転職は難しい?おすすめのセカンドキャリアは?

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CA(客室乗務員)を辞めたいと考えても「CA(客室乗務員)からの転職は難しいのか?」や「どんな転職先がおすすめなのか?」など、客室乗務員からの転職で悩みを抱える人は多いです。

CA(客室乗務員)からの転職(再就職)では、転職理由を明確にした上で、現在の仕事の不満点を前向きな理由に言い換える工夫が必要です。そして、適切な会社選び・面接対策をして、転職活動の後悔を防ぎましょう。

今回は、CA(客室乗務員)からの転職難易度を現役転職エージェントが解説します。転職を失敗しないように、強みが伝わる志望動機のポイントや未経験からの異業種転職のコツを理解しておきましょう。

CA(客室乗務員)が書類選考で落ちる理由

キャビンアテンダント(客室乗務員)は書類選考でかなり落ちます。なぜなら人事から敬遠される傾向にあるからです。

CA経験者の特徴として多いのが、就活に力を注いでいた方々ということです。

これは悪い訳ではないのですが、転職活動と就職活動を混同されてしまい、結果的に思うように進まないケースというのが存在します。競争倍率が高い中で内定をもらった経験

正直、自信に満ち溢れており、良い大学、容姿も良い方が多いです。書類や面接で落ちてしまう理由はかなりシンプルでして、プライドが高そうだからです。

中途採用は、即戦力採用と同時にポテンシャル採用というのもあります。教育をすることで企業で活躍してもらえると思うからですね。

しかし、人事の本音として「教育しても素直に受け入れられるだろうか」「変なプライドが成長を邪魔している」と感じられるケースもあります。

プライド高い人をマネジメントをするのは結構大変ですし、めんどくさいですよね…

全てのCAが「プライドが高い」とは感じませんが、印象操作も仕事柄、上手なこともあり、人物像を面接で見抜きにくい傾向があるのも特徴です。

そういった意味で実は「グランドスタッフ」の方が転職が上手くいきやすく、面接も順調に進むことも珍しくありません。

このような裏事情をお伝えできるのも転職エージェントならではです。

CA(客室乗務員)が書類選考率を上げる方法

ではCAが書類選考の通過率を上げる方法はないのかというと、そんなことはありません。

書類選考の通過率を上げる方法の1つとして、転職エージェントを利用する方法があります。

書類選考の通過率を上げるために「記載の方法」「通過を上げるポイント」を熟知しています。私自身も企業から「プライドが高そう」と思われないようにします。

また「推薦文」というのを企業にお送りしています。全ての転職エージェントが対応している訳ではありませんが、実施している転職エージェントは、転職者の魅力を企業に伝えます。

「プライドが高い」と感じる場合は素直にお伝えさせて頂きますが、自分自身でも気づかない魅力を企業にプッシュすることでマイナスの印象を抑えプラスの印象の最大化することが出来ます。

面接まで進まないと転職できませんからね…

転職エージェントを利用することで「書類選考の通過率」を上げ、そのうえ面接対策や自己分析まで代行してくれるため、利用するメリットは多いと感じます。

もし書類選考の通過率が低くて困っていたり、現職が忙しくて転職活動が上手く進められていない方は是非転職エージェントをご利用下さい。

転職エージェント末永
転職エージェント末永

リクルートエージェントは日本トップクラスの転職エージェントで、キャビンアテンダント(客室乗務員)の転職支援実績も豊富です。転職する際はまずは登録して、自分に合った求人探しをおすすめします。

CAが未経験・職種業界への転職はタイミングが重要

転職する場合は「年齢」「タイミング」が重要になります。

30代以降は同じ航空業界、もしくは転職せず現職に残ることをオススメします。

これは、CAからの転職に限ったことではなく、30代以降の場合は共通して言えることです。ではなぜ現職に留まるべきなのか。理由としては、下記のような背景があります。

  1. 企業が未経験者を雇用するメリットがない=新卒と差別化ができない
  2. 企業が未経験者を雇用するメリットがない=新卒と差別化ができない
  3. 年齢が上がるにつれて必要な年収が高くなるため、単純に雇用しづらい
  4. 良くも悪くも「素直」ではない

上記のような理由から採用ハードルが高くなってしまうため、基本的には転職せず現職で市場価値を高めたほうが良いかと思います。

もしどうしても転職したい場合は、選り好みできない覚悟は必要です。

CA(客室乗務員)20代の場合は?

20代後半であれば比較的に「未経験職種」や「業界」への転職が可能です。

しかし、選択肢が多いとは限りません。ほとんどの場合は「営業職」への案件が多くなってしまいます。

もちろん、サービス業界へ転職される方もおりますが、待遇面などが大幅に下がってしまうため、あまり転職される方は少ない印象です。

ではなぜ未経験の転職で営業職が多いのか?それは下記のような理由があるためです。

  1. そもそも営業職の求人が多い
  2. 利益を生み出すポジションのため教育にコストをかけられる
  3. CA経験・バイタリティの経験が生かしやすい

そういった理由から転職するタイミングとしては20代が良いとされます。

中には「営業職」ではなく「バックオフィス系」(事務・人事・総務・広報)を希望される方が多いですが、そもそもポジション(求人数)が少なく、ライバルが多いのが特徴です。

そのため、内定獲得までに時間がかかり、かつ経験者から採用されていくため、派遣社員で経験を積むという選択肢も視野に入れる必要があるかと思います。

将来的に「バックオフィス系」へ転職を検討しているのであれば、営業経験があると比較的ジョブチェンジがしやすいため、そういった意味でメリットがあります。下記に詳しく営業経験後のキャリアについて述べておりますので、ご活用下さい。

営業職から転職は難しい?転職理由やキャリアチェンジを成功させるコツ

CA(客室乗務員)から営業職へ転職するメリット

CA(客室乗務員)から営業職への転職後のメリットをお伝えします。

  1. 法人相手の営業なら土日が休みになりやすい
  2. 成果報酬で給与に反映しやすい
  3. 今後のキャリアに生かしやすい(市場価値をあげやすい)
  4. ビジネススキルを積みやすい

上記のような理由から未経験でも挑戦しやすく、かつ営業職経験後のキャリアを築くことができるためオススメです。

ではデメリットはないのか?というとそうではありません。

  1. 業界によっては体力的に難しくなる
  2. 業界によっては激務
  3. 適性や人間関係に影響されやすい
  4. プレッシャーは一定ある

上記のような理由もありますが、CA出身の方は「営業職」でバリバリ活躍されている方が多いのであまり深く考えなくとも良いかなと個人的には感じています。

CA(客室乗務員)おすすめ自己PR例文テンプレ

自己PRは人によって変えるのが前提です。

自己PRを職務経歴書や面接でアピールする理由としては「あなたを採用するメリットはなに?」ということです。

そういった意味で未経験職種への転職は、厳しくなります。とはいえ、転職エージェントとして参考程度に例文テンプレートを記載しましたので、必要に応じて活用ください。

CA(客室乗務員)から営業職

ポイント:営業職へ志望する場合は、営業で活かせそうな経験をアピール!

顧客課題のヒアリング力と行動力

約6年間、客室乗務員として従事。機内でお会いしたお客様一人一人に、笑顔で気持ち良く過ごしてほしいという思いからお客様が常に何を求めているのか積極的にヒアリングや所作から察し行動して参りました。今回、未経験での職種ではありますが、顧客課題のヒアリングや行動力は営業においても活かす事ができ、売上貢献ができると考えております。

簡単にはなりますが、営業職は利益を作る職種です。数字があれば明記する必要がありますが、キャビンアテンダントの場合は現場ではあまりありません。

そのため、コミュニケーション能力や考え、顧客思考を伝えることがほとんどになります。また、「未経験でも素早くキャッチアップして即戦力になれます!」といったスタンスは伝えるべきでしょう。

CA(客室乗務員)から一般事務

ポイント:事務職へ志望する場合は、「正確さ・対応力」をアピール!

効率性と徹底した正確性

キャビンアテンダントは「お客様の安全を守る」ことも仕事であり、私は「絶対にミスが許されない」という強い責任感を持ち取り組んでおりました。●●した(原体験を述べる)結果、大きな事故はありませんでしたが、この正確性や強い責任感は、貴社の事務業務でも活かせると考えています。

事務職は一定泥臭いことやコツコツ仕事をする場面が多いため、周りとの調整力や正確さをアピールすると良いでしょう。

その他アピールできる要素は伝えるべきですが、必ず原体験とセットで伝えることができると説得力が増し、内定率を上げることに繋がります。

CA(客室乗務員)退職理由の伝え方

基本的に転職理由は「不満」があるため転職をします。

CAの場合は、体力面・出産や育児などのワークライフバランスを重視する転職が多い印象です。

そういった意味で、 そもそも書類通過率も悪い中で、面接での伝え方をミスリードしてしまうとサクッとお見送りになります。

理由としては、直接伝えると、「不満が多いなこの人…確かに激務で体力面は心配だけど、環境が改善できるなら正直どこでも良くないか?要望はあるけど採用したいと思えるようなスキルや経験がないな…」と感じさせてしまう危険があります。

テクニックとして、ネガティヴな転職理由をポジティブな理由に変えて伝える必要があります。

企業が一番確認したいのは、「同じ理由で辞めないか」という点です。

そのため、転職理由の伝え方としては、

転職のきっかけ:転職目的=2:8の割合を意識すると上手く伝えることができます。

事例や例文は、ネットで検索すれば出てきますが、転職理由をポジティブ理由に変換するのは正直難しいと思います。

理由としては、ネットの文章をそのまま使うと「一般論」になりやすく「ホントかな…」と採用担当に伝わってしまいます。そのため、ご自身の性格や志向性、考え方をベースにして転職理由をカスタマイズすることが基本になります。

CA(客室乗務員)転職活動で内定率を上げる方法

転職の成功確率を高めるためには転職エージェントの利用をご検討ください。

理由としては、求人サイトや会社ホームページから直接応募するのも良いと思いますが、面接対策だけではなく、エントリー書類の準備からSPI対策(適性検査)、企業と面接調整のやりとりまで自分で全てしなくてはなりません。

現職を続けながらの転職活動の場合は、転職活動に割ける時間が少なくなるため対策や準備が満足にできないままSPI試験(適性検査)や面接に臨んでしまい、お見送りになことも珍しくありません。

面接対策だけではなく、履歴書・職務経歴書の添削や企業との面接日程の調整もエージェントが代わりに対応するため、負担が減るという点で、転職エージェントをオススメする理由の1つです。

しかし、一番のメリットは不採用理由がわかる事です。

面接でどこがダメだったのか、原因が分かれば次に繋げることができます。その改善を行うことで面接の採用角度を上げることができ、内定率を上げることができます。

CA(客室乗務員)からの転職で後悔しないために

客室添乗員からの転職は一見ハードルが高く感じられるかもしれませんが、接客力や語学力、臨機応変な対応力など、他の業界でも活かせるスキルは多くあります。

大切なのは、自分の強みを正しく理解し、適切なキャリアの選択肢を知ることです。

「客室添乗員から転職したい」「他の仕事にチャレンジしたい」と考えている方は、ぜひ視野を広げて情報を集めてみましょう。あなたの経験を活かせる仕事は、きっと見つかります。

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ABOUT US
末永 雄大
青山学院大学卒業後、リクルートキャリア(現リクルート)に新卒入社。リクルーティングアドバイザーとして、企業の中途採用を支援。2012年アクシス株式会社を設立。代表取締役に就任。現役キャリアアドバイザーとして転職支援を行いながら、インターネットビジネスの事業開発、講演活動、執筆活動を行っている。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」