理想の働き方を実現させるために転職エージェントを利用しているものの、転職エージェントのデメリットについて気になる人も多いのではないでしょうか。
転職エージェントについて検索すると「やめとけ」や「使わないほうがよい」などネガティブな情報が表示されるため、不安に感じてしまいますよね。
そこで今回は、転職エージェントを利用するデメリットやリスクについて、業界経験10年超えの現役転職エージェントが徹底解説します。転職エージェントを利用するメリットやデメリットを回避するための対策、利用する際の注意点も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントはデメリットだらけ?「やめとけ」「信用できない」といわれる理由
転職エージェントに「やめとけ」「信用できない」という口コミがある理由は、転職エージェントが収益を得る仕組みが関係しています。
転職エージェントは、企業に優良な人材を紹介した際の紹介手数料で収益を得ています。そのため、利益目的で企業への応募を急かされるイメージが先行し、使わないほうがよいと思われがちです。
しかし、内定者がすぐに辞めてしまうと転職エージェントは成功報酬の一部を返還しなければならないうえ、企業からの信頼を失うと提携関係を解除される恐れがあります。
利益優先で人材紹介をするにはリスクを伴うので、転職エージェントが利用者の気持ちを無視して強引に転職を勧めてくる可能性は低いといえます。
ネット上での口コミを100%信用するのではなく、あくまで判断材料の1つとして捉えておくことが大切です。実際には単独で転職活動をおこなうより、転職エージェントを利用するメリットのほうが強いので、気軽に登録してみましょう。
転職エージェントに対する不信感の原因については以下の記事でも詳しく解説しているので、気になる人は併せて参考にすることをおすすめします。
転職エージェントを利用する際の9つのデメリットとリスク
転職エージェントを利用する際のデメリットとして、以下の点が挙げられます。
転職エージェントについて深く理解するためには、デメリットをしっかり確認しておきましょう。
1.頻繁に連絡が来る
転職エージェントを利用するデメリットとしてまず挙げられるのが、頻繁に連絡が来る点です。利用者の転職をサポートするためには求人紹介や状況確認が必要になるので、転職エージェントの連絡頻度は高くなりやすい傾向があります。
常に状況を把握してもらえることに安心感を覚える人もいますが、人によっては面倒に感じる場合があります。
2.担当のキャリアアドバイザーと相性が合わない場合がある
担当のキャリアアドバイザーと相性が合うとは限らない点も、デメリットの1つといえます。転職エージェントを利用すると、担当のキャリアアドバイザーと二人三脚で転職活動を進めていかなければなりません。
相性が合わない場合は気持ちを汲み取ってもらえなかったり、やり取りがストレスに感じたりするようになり、転職活動の負担が大きくなる可能性があります。
転職エージェントを併用すれば、一方で担当者との相性が合わなかった場合でも、もう一方をメインに利用できます。転職エージェントを利用する際には、保険の意味でも複数登録がおすすめです。
- リクルートエージェント
転職支援実績No.1!日本最大級の定番エージェント - doda
転職者満足度No.1!サポート力に定評のある転職エージェント - マイナビエージェント
20代支持率No.1!若手を採用したい企業の求人が多数
3.希望に合わない求人を紹介される場合がある
3つ目のデメリットは、転職エージェントに登録すると、希望に合わない求人を紹介されるケースがある点です。
転職エージェントには、中々結果が出ず、自分の成績のために大量の求人を紹介するキャリアアドバイザーがまったくいないわけではありません。
ただ、基本的にキャリアアドバイザーは利用者の能力を見込んで内定確率が高い企業を紹介対象に含めています。その方が結果的に実績が積めるものですからね。
明らかに的外れの求人ばかりを紹介するアドバイザーに当たった場合は、担当者の変更を申し出るのがおすすめです。
4.面談を受けなければならない
転職エージェントに登録すると、求人紹介の前に面談を受けなければなりません。すぐに求人紹介を受けられないので、手間がかかる点をデメリットと捉える人もいます。
しかし転職エージェントが利用者に適切な求人を紹介するためには、面談で本人のポテンシャルや希望を正確に把握する必要があります。
面談は1時間前後で終わることが多く、オンラインで対応している転職エージェントが多いので、実際はそれほど負担にはなりません。
転職エージェントのキャリア面談については以下の記事でも詳しく紹介していますので、併せて読んでみると理解が深まります。
5.自分のペースで転職活動を進めにくい
転職エージェントを利用すると、自分のペースで転職活動を進めにくくなる点もデメリットとして挙げられます。
転職エージェントでは、担当のキャリアアドバイザーと連携しながら求職活動をおこないます。しかし、担当者のサポートがかえってプレッシャーになり、自分のペースを保つのが難しい場合があるからです。
しかし、就職先は長期的に働くことを見据えて選ぶことが大切です。転職エージェント側はあくまで選択肢を用意しているだけなので、必ずしも応募しなければならないわけではありません。
6.応募できる求人が限られる
転職エージェントを利用すると、応募できる求人が限られると考える人もいます。転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーに紹介してもらった求人のなかから応募するのが基本の流れになるからです。
しかし、実際は自分で見つけた求人に応募しても問題はありません。とはいえ、二重応募になってしまうと企業や転職エージェント側に混乱を生じさせてしまうため注意が必要です。
転職エージェント経由で応募したほうが企業からの信頼を得やすいので、念のため確認しておくのがおすすめです。
7.手数料が採用のハードルを上げる可能性がある
企業側が転職エージェントを利用すると生じる手数料が、採用のハードルを上げる可能性もある点もデメリットの1つです。
企業側は、転職エージェントから有望な人材を紹介してもらったお礼に紹介手数料を支払う必要があります。そのため、余分な費用が発生しない直接応募の人より採用を慎重に考える企業があるのも事実です。
慎重な姿勢で選考がおこなわれたとしても、十分に内定を獲得できる可能性はあるので、自信を持って応募しましょう。
8.人気のない求人を紹介される可能性がある
転職エージェントに登録すると、人気のない求人を紹介される可能性があります。人気の求人は一般募集でも応募者が集まりやすいので、転職エージェント経由で人材を募集していない企業もあると思われがちです。
ただ、実際には企業側が転職エージェントに求人情報を登録すると、効率よく有望な人材を募集できるため、優良企業ほど転職エージェントを使う傾向があります。
有名商社やメーカーなども当たり前に転職エージェントを使う時代なので、人気の高い求人を紹介してもらえるチャンスにも恵まれやすいですよ。
9.年収の高い求人を優先的に勧められる場合がある
転職エージェントに登録すると、年収の高い求人を優先的に勧められる可能性がある点もデメリットといえます。年収の高い求人は競争率が高くなるため、内定獲得が難しくなるからです。
転職エージェントが企業に紹介した人材の内定が決まれば、企業側は紹介手数料として内定者に支払う年収の30%〜35%を転職エージェントに支払う仕組みになっています。
つまり、年収が高い仕事で紹介が成立するほど受け取れる金額が上がり、転職エージェントにとって大きなメリットがあるのです。
しかし、転職エージェントは安易に年収だけを優先して求人紹介をしているわけではありません。
内定が決まってもすぐに当人が辞めてしまった場合、ペナルティとして受け取った金額の一部を返金しなければならないうえ、企業からの信頼も損なってしまう恐れがあるからです。
もし紹介された場合は、自分の市場価値が高く評価されていると捉えることもできますね。
転職エージェントは利点の方が大きい!8つのメリットとは
転職エージェントを利用する際のデメリットを把握したうえで、次はメリットについても確認しておきましょう。
転職エージェントに登録するメリットの数はデメリットより少ないものの、利用価値はデメリットを大きく上回ります。希望条件での転職を目指す人は転職エージェントを活用するのがおすすめです。
1.転職支援のプロから質の高いアドバイスを受けられる
転職エージェントを利用するメリットは、転職支援のプロから質の高いアドバイスを受けられることです。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、転職支援の専門職として個人の適性を分析し、選考を有利に進めるための方法を見極める力に長けています。
そのため、自分自身を客観視しながら企業に適したアピール方法を見つけ出し、自信を持って応募できます。
また、向いている職種についてのアドバイスを受ければ、意外な方向性での選択肢を増やせる可能性もありますよ。
2.非公開求人を紹介してもらえる
非公開求人を紹介してもらえる点も、転職エージェントを活用するメリットです。転職エージェントは一般公開されていない非公開求人を多数保有しています。
非公開求人のなかには応募者の殺到を防ぐ目的で登録されているものもあり、条件のよい求人で内定を勝ち取れるチャンスに恵まれやすい点が大きな魅力です。
条件のよい転職先を効率的に見つけたい人にとって、リクルートエージェントは外せない転職エージェントの1つといえます。初めて転職エージェントを利用する人は、ぜひ登録してみてください。
3.履歴書・職務経歴書の添削が受けられる
履歴書・職務経歴書の添削が受けられるのも、転職エージェントを利用する大きなメリットです。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業の目に留まる応募書類の書き方を熟知しており、
利用者の魅力や強みを最大限に活かした応募書類を作成する手助けをしてくれます。
企業の採用担当者にとって応募書類の添削の有無は一目瞭然なので、手間をかけて丁寧に作成された応募書類は好印象を与えられます。
書類選考を通過しなければ面接には進めないので、第一関門を突破するためにも転職エージェントは大きな力になってくれます。
履歴書、職務経歴書の基本的な書き方については以下の記事も併せて参考にしてください。
4.面接対策ができる
転職エージェントを利用すると、面接対策ができる点もメリットです。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、面接での受け答えや効果的なアピール方法も実践形式で教えてくれます。
面接日までに本番さながらのシミュレーションができるため、本番当日の緊張感を軽減し、自分の魅力や強みをしっかりアピールできます。
面接練習は身内や友人に手伝ってもらうこともできますが、本番のような緊張感のある場面で練習できる機会はなかなかありません。また的確なフィードバックを受けられる点も、転職エージェントならではの魅力といえます。
5.転職活動を短期間で終えられる可能性がある
転職エージェントを利用すると、転職活動を短期間で終えられる可能性があります。転職エージェントは条件に合う求人を探し出してくれるだけでなく、転職活動を進めるうえでの最短ルートを示してくれるからです。
利用すれば希望に合う求人情報を効率的に集められるほか、要点を押さえた効果的なアピール方法を教えてもらえます。
6.転職市場の動向を把握できる
転職エージェントに登録すると、転職市場の動向に合わせた戦略を立てられます。転職エージェントでは転職市場の動向が常に共有されているため、新しい情報をいち早く掴めるからです。
目指す業界でどのような人材が求められているのか、また企業ニーズに合わせた自己アピールができるようになるので、転職を有利に進められるメリットがあります。
7.企業の人事に推薦してもらえる
企業の人事に推薦してもらえるのも、転職エージェントのメリットの1つです。転職エージェントからの紹介求人に応募する際には、担当のキャリアアドバイザーが推薦文を添えてくれます。
自己アピールだけでは伝わりきらない人柄や強みを、第三者目線で企業に伝えてくれるので、直接応募するより企業側の印象に残りやすくなります。
8.企業との日程調整や給料交渉をしやすい
転職エージェントを利用すると、企業との日程調整や給料交渉をしやすくなります。企業との間にエージェントが入って交渉を代行してくれるため、直接伝えにくいことでも間接的に伝えられるからです。
直接応募した場合、給料交渉を自分でおこなわなければなりません。しかし、企業側からの印象を考えると希望を伝えづらい人も多いものです。
一方、転職エージェントを介して伝えれば角が立ちにくく、その後の影響も必要以上に気にせずに済みます。
転職エージェントのデメリットを回避するための対策
転職エージェントを安心して活用するためには、デメリットを回避するための対策を覚えておきましょう。
転職エージェントには多数のデメリットがありますが、回避する方法を知っていればリスクを恐れることなく最大限に活用できます。
複数の転職エージェントに登録する
前半で軽く触れましたが、転職エージェントのデメリットを回避するためには、複数の転職エージェントに登録することが大切です。
転職エージェントは多数ありますが、それぞれサポート力や扱っている求人が多少異なります。複数の転職エージェントに登録すると弱い部分を補い合えるだけでなく、それぞれの強みに合わせた使い分けが可能です。
どこがおすすめなのか選び方がわからない人は、利用者数の多い以下の大手総合型の転職エージェントを併用すると安心です。
- リクルートエージェント
転職支援実績No.1!日本最大級の定番エージェント - doda
転職者満足度No.1!サポート力に定評のある転職エージェント - マイナビエージェント
20代支持率No.1!若手を採用したい企業の求人が多数
転職エージェントを複数併用するメリットや注意点については以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
質が悪い転職エージェントの見分け方を知っておく
転職エージェントのデメリットを回避するためには、質が悪いサービスの見分け方を知っておきましょう。もし登録後に以下の項目に該当した場合は、他の転職エージェントを探すのがおすすめです。
- しっかり話を聞いてくれない
- 応募を急かしてくる
- 連絡が遅く対応が雑
- 希望と異なる求人ばかりを紹介してくる
このような対応をしている転職エージェントは、利益優先で運営している可能性が高いです。利用者の希望を実現するより紹介手数料さえ手に入ればよいと考えているため、望まない企業への転職を強引に勧められる恐れがあります。
希望する業界に強い転職エージェントに登録する
転職エージェントに登録する際には、希望する業界に強みがあるか確認しておくことが大切です。自分が望む業界の求人が少なかったり、キャリアアドバイザーの専門性が低かったりすると、転職までの道のりが遠のいてしまう可能性があります。
転職エージェントには総合型や業種特化型があるため、自分が転職したい分野の転職エージェントに登録しましょう。
- 大手総合型
- ハイクラス特化型
- 介護職特化型
- 保育職特化型
- 医療職特化型
- IT関連職特化型 など
このなかでまず真っ先に登録したいのは、大手総合型の転職エージェントです。ほとんどの業界、職種の求人を扱っていますので、どんな求職者にも対応できる強みがあります。
最初に総合型エージェントに登録し、あとは自分に合った特化型エージェントを併用することで、大手ならではのサポート力と、自分の希望に沿った求人の選択肢を効果的に増やすことができると考えてください。
大手総合型エージェントで特におすすめな3社を表にまとめておきます。
| エージェント名 | 特徴 |
|---|---|
| リクルートエージェント | ・幅広い年齢層の求人が豊富 ・LINEや専用アプリが利用できる ・AIを利用したマッチングシステムを導入 |
| doda | ・非公開求人が多い ・転職サイト一体型で転職活動の自由度が高い ・ハイクラス求人も扱う |
| マイナビエージェント | ・20代〜30代の転職に特化 ・地方転職に強い ・内定後もしっかりサポートしてくれる |
同じ大手総合型のエージェントでも、取り扱う求人や提供されているサービスが多少異なるので、特徴を比較して選びましょう。
これまでの経験や実力に自信がある人は、ぜひ大手総合型エージェントと併用してみてください。
- ビズリーチ
高収入・ハイクラス・管理職求人が多い転職サイト - JACリクルートメント
管理職・専門職の転職支援特化!ハイクラス向け転職エージェント
希望条件を明確に伝える
転職エージェントのデメリットを回避するためには、担当のキャリアアドバイザーに希望条件を明確に伝えておくことが大切です。
希望条件が不明瞭な場合は担当者との認識にズレが生じてしまい、希望と異なる求人を紹介される可能性があります。
サポート範囲を確認しておく
転職エージェントのサポート範囲を確認しておくことも、デメリットを回避するために重要な行動です。
登録した転職エージェントのサポートが想定より不十分だった場合、自分で状況に応じた対応をしなければなりません。トラブルが発生したときにサポートを受けられなければ、不安を感じたり対応に困ったりする可能性があります。
たとえば、内定と同時にサポートが終了する転職エージェントを利用した場合、入社日の日程調整や給料面での条件交渉などは自分でおこなわなければなりません。
内定時の優先順位を決めておく
転職エージェントのデメリットを回避するためには、内定時の優先順位を決めておくようにしましょう。
転職エージェント経由で応募した企業は、希望に沿ったものがほとんどなので、優先順位を決めておかなければ複数企業で内定が決まったときに判断に迷ってしまいます。
転職エージェントを利用する際の注意点
転職エージェントを利用する際には、以下の点に注意しましょう。
注意点を知らずに転職エージェントを利用すると、サポートを十分に活用できません。どのような点に注意が必要なのか事前によく確認しておくことが大切です。転職エージェントはあくまでサポート役と理解しておく
転職エージェントは転職活動をすべて任せるためのものではなく、あくまでサポートしてくれる存在です。そのため、自分が主体となって転職活動に取り組む必要があります。
転職エージェントの基本的な役割は、利用者に転職先の候補を提案することと、内定獲得に向けてのノウハウを伝授することです。
キャリアアドバイザーのサポート力は全員同じとは限らない
キャリアアドバイザーのサポート力は、全員同じレベルに達しているとは限りません。キャリアアドバイザーとしての経験年数や、対応件数によって支援能力に差が生じるためです。
経験豊富なキャリアアドバイザーからは細やかなサポートを受けられますが、経験が浅いキャリアアドバイザーに当たった場合は、頼りないと感じる可能性があります。
自分の本音を隠すと適切な求人紹介を受けられない
担当のキャリアアドバイザーからの見られ方を気にして、自分の本音を隠すのは避けましょう。自分の本音を偽って条件の許容範囲を広げすぎてしまうと、希望に合わない求人ばかり紹介される可能性があります。
転職エージェントは利用者の希望に合う求人を提案するために、面談の機会を設けています。本音を偽ると適切な求人紹介を受けられず、結局自分で求人を探さなければなりません。
自分が転職エージェントの利用に向いているかチェックする方法
転職エージェントを利用するか迷っている人は、以下の方法で転職エージェントの利用者に向いているかをチェックできます。
それぞれに目を通して、どちらにより当てはまる項目が多いのかを確認してみてください。
転職エージェントの利用に向いていない人の特徴を知る
まずは、転職エージェントの利用に向いていない人の特徴を紹介します。
- 自分のペースで転職活動を進めたい人
- 担当者とのやり取りが面倒な人
- 転職を急いでいない人
- ハローワークのサポートに満足している人
転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーとこまめに連絡を取り合うことになります。多少時間がかかっても自分のペースで求人を探したい人や、ハローワークのサポートのみで十分だと感じる人は、転職エージェントの利用には向いていません。
なかなか希望の求人が見つからないときや、内定獲得に至らない場合に改めて転職エージェントの利用を検討してみましょう。
転職エージェントの利用に向いている人の特徴を知る
続いて、転職エージェントの利用に向いている人の特徴を紹介します。
- 応募書類の添削や面接対策を受けたい人
- 企業に対して効果的な自己アピールをしたい人
- 短期間での転職を成功させたい人
- 年収アップ・キャリアアップを目指す人
- 未経験業種への転職を目指す人
転職エージェントの利用に向いているのは、短期間で条件のよい転職先を見つけたい人や、選考対策を入念におこなっておきたい人です。転職による年収アップやキャリアアップを目指す人も、転職エージェントのサポートを受けたほうが目標を実現しやすくなります。
選考を通過するための戦略も一緒に考えてもらえるので、ややハードルの高い求人にも応募しやすくなりますよ。
転職エージェントを利用するならタイプによるメリット・デメリットを見極めよう
転職エージェントを利用する際には、タイプによるメリット・デメリットを見極める必要があります。
おすすめの転職エージェントとメリット・デメリットを一覧でまとめたので、確認してみてください。
| タイプ | メリット | デメリット | エージェント例 |
|---|---|---|---|
| 大手総合型 | ・求人数が豊富 ・幅広い年代で利用できる |
・応募先を絞りにくい ・専門性がやや弱い |
リクルートエージェント doda |
| ハイクラス特化型 | ・キャリアアップを狙える ・高待遇の求人が多い |
・未経験求人が少ない ・登録にハードルを感じやすい |
ビズリーチ |
| 年代特化型 | ・応募条件を満たしやすい ・効率的に求人を探せる |
・キャリアアップを狙いにくい ・年収の幅が狭い |
マイナビエージェント |
| 業界特化型 | ・専門分野の求人が豊富 ・担当者のスキルが高い |
・地方の求人が少ない ・他業種の求人が少ない |
ギークリー(IT特化) 看護師ワーカー 保育士バンク!など |
このように、転職エージェントのタイプによってそれぞれ異なるメリットとデメリットがあります。転職エージェントを利用する際には、メリット・デメリットを比較したうえで選ぶことが大切です。
たとえば、40代の人が若手人材向けの転職エージェントを利用したり、ITスキルのない人がIT特化型の転職エージェントを利用したりしても、応募要件を満たせる求人にはなかなか出会えません。
転職エージェントのデメリットに関してよくある質問
転職エージェントのデメリットに関してよくある質問をまとめました。
気になる質問があれば事前に確認し、不安を解消しておきましょう。
キャリアアドバイザーとの相性が悪い場合は、要望を伝えづらいだけでなく相談を持ち掛けるのにも気を遣ってしまいます。そのままでは十分なサポートが受けられない可能性があるので、担当者を変更してもらいましょう。
担当者本人に申し出にくいときは、エージェントの問い合わせ窓口で伝えるのがおすすめです。
キャリア面談を受けてから相性の良し悪しを判断する人もいるので、気軽に登録してみてください。ただし、企業に応募しているときに退会した場合は選考を辞退することになるので、応募中は結果が出るまで待ちましょう。
転職エージェントから紹介求人を受け取るたびに、応募へのプレッシャーを感じてしまいがちですが、決して応募を急かす意味で求人を紹介しているわけではないのです。
利用者に代わって希望に合う求人をピックアップする役割を果たしているだけなので、気負う必要はありません。気になる求人が見つかるまで、じっくり転職活動に取り組みましょう。
転職エージェントは人材を紹介した企業側から、紹介手数料を受け取っています。そのため、利用者側に料金が請求されることはありません。履歴書・職務経歴書の添削や面接対策もすべて無料で受けられるので、存分に活用して転職を有利に進めましょう。
エージェントの費用については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
転職エージェントを利用すると、紹介求人の中から応募先を選ばなければならないイメージを持つ人がいます。しかし、自分が就業を望まない企業に応募する必要はないので安心してください。
紹介求人以外で応募したい求人を見つけた場合は、念のため紹介対象の求人なのかをキャリアアドバイザーに確認してみましょう。紹介対象でなかった場合は、キャリアアドバイザーに応募の意思を伝えて、直接応募して構いません。
いつ連絡が来るかわからず気を張っている状況がしんどい人は、遠慮せずに担当のキャリアアドバイザーに伝えてみてください。複数件の連絡事項をまとめるなど、希望に沿った連絡方法で転職をサポートしてもらえます。
希望の転職先を見つけたいなら転職エージェントの利用を検討してみよう
転職エージェントの利用にはデメリットがあるものの、利用価値の高いメリットが多いので、転職を成功させたい人は活用したほうが断然有利です。
どの転職エージェントを利用すればよいかわからない人は、大手総合型の転職エージェントに登録しておきましょう。大手総合型の転職エージェントなら取り扱う業種の範囲が広いだけでなく、未経験可能な求人も豊富なので、将来の可能性を広げられます。
特におすすめな3つのエージェントと、それぞれの特徴を紹介します。
| サービス名 | リクルートエージェント | doda | マイナビエージェント |
|---|---|---|---|
| 求人数 (2025年11月時点) |
953,030件 | 283,130件 | 求人多数 |
| サービス区分 | エージェント型 | サイト・エージェント一体型 | エージェント型 |
| 料金 | 完全無料 | 完全無料 | 完全無料 |
| 対象者 | 20代〜50代 | 20代〜50代 | 20代〜30代 |
| 強み | サポート力が高い | 積極的に求人を探せる | 若年層の転職支援に特化 |
複数登録して利用する際にも、1つは大手総合型の転職エージェントを選ぶのがおすすめです。30代までの人はマイナビエージェント、それ以外の人はリクルートエージェントかdodaの利用を検討してみてください。




































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