【保存版】第二新卒が転職で失敗を防ぐための方法を徹底解説!

実は第二新卒の転職では、失敗をしてしまう人が多いです。その失敗を防ぐには、ある3つのことを意識するのが重要です。

本記事では、第二新卒からの転職で失敗を防ぐための方法を解説します。

第二新卒の転職で失敗を防ぐためにすべきこと3つ

第二新卒の転職で、失敗を防ぐためには以下3つが重要です。

  • 転職におけるキャリア設計の知識をつける
  • 本当に転職すべきかを自己分析で明らかにする
  • 転職する前に現職を辞めない

ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

転職におけるキャリア設計の知識をつける

第二新卒の人が転職の失敗を防ぐためには、転職市場は「出来レース」であることを理解する必要があります。

転職市場では、目標とするキャリアや職業があったとしても、そこへたどり着ける人は限られており、すごろくのように決まった道筋しか歩めません。

転職を考える人の中には、学生時代の就活と同じようにどの企業にも入社できると考える人も多いのですが、実際はそうではありません。

例えば、現在で営業職として働いている人がいきなりマーケティング職としてWebメディアの責任者へなろうとしても難しいです。

マーケ未経験の営業職の人がメディア責任者へ転職する確率を高めるには、まずは未経験OKのマーケティング会社でコンテンツ作成を担当したり、未経験からライターとして2〜3年ほど実績を残してから、メディア責任者へ転職する方法などがあります。

こういった転職市場の理解と、キャリアの攻略法を知らずに転職をしてしまっては、なかなか転職が成功せずに苦労する場合があります。

とはいえ、キャリア設計の方法を個人で学ぶには限界があります。

目標となるキャリアが定まっている人や、自分の市場価値からどんな職種が転職の選択肢としてあるのかを知りたい人は転職エージェントへ相談しましょう。

転職エージェントは転職者のこれまでの経験などから、現在転職ができる職種や企業を紹介してくれます。また、目標のキャリアがあるなら、その目標達成のためにどのような経験が必要で、そのためにはどんな企業へ転職をすればいいのか教えてくれます。

本当に転職すべきかを自己分析で明らかにする

第二新卒の人が転職をする場合、基本的に企業からは「早期離職をした人」として見られ、転職をしてもすぐに再転職をしないかと思われやすいです。

そのため、第二新卒の人が転職をする場合は、本当に自分は転職すべきなのか、早期離職と判断されても転職をするだけの理由があるのか、を明らかにしましょう。

ここからは、転職をすべきではない人と、転職をしたほうがいい人の特徴を簡単に説明します。

転職を避けたほうがいい人の特徴は以下の通りです。

  • 現職への不満のみが理由で転職を考えている
  • 直近1年以内に転職・就職をしている

現職への不満を解決するためだけに転職を考えている人は、「企業へ自ら価値を提供する」よりも「企業に価値を提供してもらう」ことばかりを優先する人だと、採用担当に思われてしまいます。

また転職をを考えている第二新卒の人は、ただでさえ早期離職を恐れられているので、少なくとも1年は勤続して、早期離職の意思がないことをアピールしましょう。

次に、転職をしたほうがいい人の特徴は以下の通りです。

  • 明確な目標があり、それが現職では叶えられない
  • 職場環境により精神・肉体に不調をきたしている

なにか明確な目標があり、それを叶えるための転職は、採用担当から比較的ポジティブに捉えられます。ただ、なぜ就活のときに現職を選んだのか、なぜ就活の選択で間違えてしまったのか、はあわせて伝えるようにしましょう。

また、現職の環境ですでに精神や肉体に不調をきたしている人は今すぐにでも転職するのがオススメです。

もちろん仕事やお金は大事ではあるものの、それ以上に心と体の健康のほうが重要です。

転職する前に現職を辞めない

基本的には、転職する前に現職を退職するのは避けましょう。

なぜなら、退職後に転職活動をおこなうことで数週間から数ヶ月、離職中になるケースがあるからです。

離職状態が続くと、金銭的に生活が成り立たなくなったり、企業側からなにか問題があって離職期間が長引いている人ではないかと思われる場合があります。

退職してから転職活動をおこなえば、時間をかけて丁寧に企業を選べますし、面接スケジュールも調節しやすいです。しかし、基本的にはデメリットのほうが大きいため、現職在職中に転職活動はおこないましょう。

第二新卒の転職は即戦力を求められる

第二新卒からの転職と、新卒時の就活では、企業から求められるポイントなどが大きく異なり、基本的には即戦力になれる人材かどうかを判断されます。

そもそも新卒の就活では、まだ社会に出ていない学生を集めるため、採用は「何ができるか」よりも「会社の社風にあうか」「入社後に努力を続けられるか」といったポテンシャルで判断されます。

一方で、転職では即戦力の人材を求められています。

なぜなら、新卒採用は一括採用として毎年あらかじめ定まった人数を採用する一方で、転職の中途採用では基本的に、人員やポジションに空きが出た場合や、新しいプロジェクト実施のための人員補充など、少人数の採用になるためです。

中途採用では空いてしまったポジションを埋めるなど、なにか目的があった上での採用になるので、長期的な成長の可能性よりも、今すぐに成果を出せるのかが求められます。

第二新卒から転職を成功させる方法

第二新卒から転職を成功させるためには、以下3つのポイントが重要です。

  • 自己分析
  • 書類対策
  • 面接対策

ここからはそれぞれのポイントについて対策する方法を解説します。

自己分析

第二新卒の人が自己分析をする際にオススメなのは、以下3つの方法です。

  • 自分の「強み」「弱み」を考える
  • モチベーショングラフを作る
  • 「WILL・CAN・MUST」のフレームワークを使う

内定を獲得するためには、企業に対して自分の強みをPRする必要があります。

そのため、現職や過去の経験の成功体験から自分の強みを考えましょう。またこの際、弱みについても考える事で、より自己理解ができていると評価されやすいです。

また、過去の人生を振り返ったモチベーショングラフの作成もオススメです。

過去の自分を振り返り、大きく感情が動いたときについて深掘りをすることで、今の自分を形成している価値観を発見できます。

他に、「WILL・CAN・MUST」のフレームワークを使用することもオススメです。

このフレームワークは、WILLとして現在の自分がやりたいこと、CANとして現在の自分ができること、MUSTとして現在の自分がやらなければいけないこと、の3つについて考え、それぞれの重なる部分から、自分の今取るべきアクションがわかるフレームワークです。

これらの自己分析についてより詳しく知りたい人は以下の記事を参照ください。

転職を7割以上成功させる自己分析とは!?やり方をプロが伝授

2019-03-12

書類対策

第二新卒の人が転職をするとき、書類対策として「職歴を的確に書くこと」と「アピールできる点を絞って書くこと」を意識しましょう。

とくに、アピールできる点、つまり仕事での実績やアピールしたいスキルはしっかり書くようにしてください。

この際、自己分析を正確におこなえていれば明確に書けるので、自己分析を見直しながら書くのがオススメです。

また、職務経歴書の作成ではとくに長くなりすぎないことを気をつけましょう。

これまでの経歴について書くと、伝えたいことが多くなり、文章も長くなってしまいがちです。しかし、職務経歴書を読む人事の人は日々の業務で忙しく、職務経歴書を最初から最後まで読むのが難しいです。

そのため、できる限りわかりやすく、かつ簡潔に職務経歴書を書くよう心がけましょう。

面接対策

第二新卒の人が転職をする場合、面接対策としてまずおこなうべきことは、自己分析と書類対策を完璧にすることです。

面接の結果は自己分析や書類対策から作成された、自己PRや志望動機の答え次第で決まると言っても、過言ではありません。

自己PRでは「自分のアピールしたいスキル、そのスキルを活かした仕事経験」、志望動機では「なぜその企業に入りたいのか」を伝えるのが基本です。

この際、自己PRでは自己分析から伝えるべき強みを考えましょう。また、志望動機については、自己分析だけでなく企業分析が必要です。

企業の社風や企業理念、仕事内容を調べることで、自分のやりたいことや、目標と重なる部分を志望動機ではアピールしましょう。

第二新卒からの転職なら転職エージェントがオススメ

第二新卒から転職をする場合は、転職エージェントの利用がオススメです。

転職エージェントは転職活動のノウハウを持つプロです。上手く活用することで、求人を紹介してもらえるだけでなく、初めて転職活動をおこなうあなたの状況に合わせて、適切なアドバイスをしてもらえます。

エージェントによって特徴はあるものの、大切なのは担当コンサルタントとの相性です。

弊社では、提携している全国の優良コンサルタントの中から、あなたの転職の悩みや希望業界に合わせてぴったりのコンサルタントをご紹介するサービスをおこなっています。

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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」