経営企画に関する求人の数について

経営企画の求人数についてお知りになりたいとのこと、承りました。

実際の転職市場において経営企画ポジションの求人があまり多くないというのが実態とはなっております。

これは最近減少しているというよりも、もともと全体的に少ないということが要因としてございます。

その理由としては、一つ目は管理部門に属すポジションであるため、少数精鋭で業務を行う傾向があり、その結果として増員募集が少ないということです。
営業等のフロント部門と異なり、管理部門はどうしても人員数を制限する傾向にございます。
ですから募集をされる場合も欠員補充等のやむを得ないケースが多く、結果的に少なくなることとなっております。

二つ目に、外部採用をあまりされない傾向があるということです。
経営企画を行って頂く場合、ある程度その会社の事業や組織構成への理解があること、そして社内に人脈を持っていることなどがスムーズに業務を進めるポイントとなって参ります。
ですが中途採用となりますと、なかなかそれらの礎がないため、短期間で結果を出して頂くことが難しいと判断されることが多いのです。

もちろん、絶対募集をしないということではございませんが、得てして知識や基盤のある社内の人員の異動によってポジション充足をされることが多くなります。

以上の様な傾向から特にご経験の豊富な方の募集が減少しやすい傾向にございます。

経営企画室の業務も企業毎に範囲が異なるため、今までの業務内容と親和性があるか否か、業界等の知見があるか否かによって通過率も大きく異なって参ります。

大手企業の場合特に外部採用がされにくい傾向にございますので、ご求人はとても少なくなられるかと存じます。

好まれる人材という観点で申しますと、企業によってしまいますが、
その募集企業が目指される方向性とビジョンがマッチしていること、
周囲との協調性・関係性作りに長けていること等が要件となるケースがございます。

また経営層とのコネクションなどがあり、元々お人柄の相互理解ができている場合なども活躍されやすい部分があるかと存じます。

ご求人が常にあるわけではございませんが、急遽発生することもございます。

職種や部門の名称も企業によって様々ですので、経営企画的なポジションでご自身が何をなさりたいのか、という軸で幅広くご検討を頂くのもよろしいかと存じます。

ご転職の参考として頂ければ幸いです。