大手メーカーへの転職メリット・デメリットについて

ご転職を検討されているとのこと、承りました。

大手企業への転職について回答をさせて頂きます。

お知り合いの方から大手企業への転職を薦められたものの、なかなか納得感を感じておられないことと拝察いたします。
大手企業にて働くことのメリットとデメリットについて回答をさせて頂きます。
勿論企業個社毎によって大きな差がございますので、あくまで一般的な内容としてご留意頂ければ幸いです。

大手企業で働くことのメリットは、まずは関われる商材のバリエーションです。
職種毎に部門が異なっていることも多いですが、幅広い商材に携わる可能性があるという点です。
企業が取扱う商材も多くなるため、結果的に幅広い商材に携われる可能性がございます。

次に、完成品にダイレクトに関われる可能性がございます。
これは大手企業以外でも携われる可能性がございますが、大手企業の場合、
完成品や完成品により近い立場で業務に携わることができ、ご自身が何を作っているのかを体感頂ける可能性もございます。

対してデメリットです。

まずこれは経験できる業務が部分的になる可能性が高いということです。
組織が大きく複雑となることが多く、分業制となることも多分にございます。

結果的に担当頂く業務が一部になってしまうことがございます。
次に全く異なる職種への異動の可能性があるということです。
これは雇用形態による部分もございますが、総合職の場合技術職以外への異動の可能性があり、専門性を極めたキャリア形成ができないこともございます。

大手企業で働くメリットというと福利厚生や条件面をあげられる方もおられるかと存じます。

勿論条件面が充実した企業もあるかと存じますが、製造業界で申し上げますと、
企業規模と条件面の充実度は比例していないことも多々ございますので、個社毎にご確認いただくことをお勧め致します。

ご転職先をお探し頂くにあたっては、まずご自身が仕事としてどんなご経験を積まれたいのか、転職を通じて叶えたいことが何でおられるのかということを整理頂き、
それに基づいてご検討頂くことをお勧め致します。

ご転職検討においての一助となれば幸いです。