新卒と中途採用者の違いについて。企業は中途に何を求めるのか。

新卒採用者と中途採用者に求められる違いについて、のご質問ですね。

企業が新卒採用に求めるのは、企業カルチャー作りや未経験でもポテンシャルの高い人材の確保を目的としている事が多いです。
逆に中途採用者には、即戦力的な実務経験や実績を求めがちです。

中途採用で求められる実務経験にも、いくつかの種類があります。

・社会人経験
マナーやマインドなど最低限の社会人経験を指します。
全くの学卒よりは一定の社会人としてのマナーや身だしなみ、常識、
仕事の厳しさなどのスタンスを身につけているため、企業によっては新卒より重視される事もあります。

・職種経験
採用側から見たときに、業界や商材は異なるものの職種経験を積んでいる事は
たとえば、異業界・商材の営業・経理職を経験しているという経験も、業界にもよりますが、
それなりに評価をされます。

・業界経験
これは職種経験と比べるとやや弱いですが、業界経験を持っており、違う職種にチェンジするケースですね。
たとえばですが、インターネット広告業界でアートディレクターからアカウントプランナーへ転職というのであれば
CTR・CPCなど業界用語は知っているため、職種経験はなしでも、経験を評価される部分は一定あります。

・業界・職種経験
採用側から見たときに、これは同業他社で全く同じ職種経験を積んでいるという事なので、
実績や人柄にもよりますが、即戦力としてもちろん是非採用したい経験者ですね。

以上です。

企業によってもどこまでの経験を求めるかは異なりますが、
上記の実務経験をそれぞれ求めているので、求人票の求める経験の要件などを
確認してみると良いと思います。

ちなみに、中途採用は、新卒と比べて、現場で直近すぐに採用したいという話が持ち上がり、
ニーズが1~3名採用とピンポイントであるため、採用背景や採用目的が明確なケースが多いです。

これも把握・確認しておくのも有効かもしれませんね。

事前に転職エージェントなどに確認してみると良いでしょう。