品質管理職に向いている人はどんな人でしょうか。

化学メーカーでの品質管理業務とのことで承りました。

企業によって品質管理業務の業務範囲が異なる部分がございますので、ご応募された際には個社毎に確認を頂ければと存じます。
今回は全体的な傾向という観点でお答えをさせて頂きます。

品質管理業務ですが、実際に製造されている製品のサンプリングを行い、
その製品の品質を細かく確認・規定に則ているのかを確認することが主な業務となります。

この様にお伝えをすると、「実験を行う仕事」というイメージとなるかもしれません。
勿論その様な側面もございますが、この他にも関連部署等との交渉・折衝業務も発生致します。

決められた製造工程で作成すれば必ず一定品質の製品ができるというわけではありません。
何らかの不具合によって、製品の性能・性質に問題が出るケースもございます。

重大な問題であればもちろんですが、軽微な問題であってもその課題を見つけ報告・修正をすることが
品質管理業務としては必要となります。

しかしながら実際の業務の現場では、多くの人の利害関係や意向が絡み合いながら業務は進んでいます。
正しいことを正しいと発信頂くのはもちろんですが、それぞれの立場の人の意図や考え、立場を踏まえながら、
それでもご自身のミッションとして伝えるべきことを伝えるという折衝力が求められます。

品質管理業務を行って頂くには、専門知識はもちろんですが、忍耐強さや緻密さ、
交渉力、説明力（論理性I）等が必要となることが多くなります。

品質管理業務イメージをつかんで頂き、質問者様の転職検討の一助となれば幸いです。