沖縄のIT業界に転職する際に気をつけるべき点を教えてください！

甲乙さん様

はじめまして。

> 沖縄のIT業界の現状だったり、気をつける点について教えてください。

沖縄では、ここ数年でも急速にIT企業の集積・新設が加速しております。
特に、開発エンジニアについては、現地での採用だけでは追いつかず、
以前にも増して実務経験のあるUIターン者に熱い視線が注がれています。

沖縄のIT系企業で一番多いのは、首都圏などからの下請け開発になると思いますが、
プライムで直接エンドユーザーと契約しているSIer（の沖縄開発拠点）、
大手企業の関連会社として自社グループのシステムを開発している企業、
数は少ないですが自社製品やサービスを沖縄で開発・提供している企業、
ほかにはデータセンターなどもあります。

甲乙さん様は現在は大手IT企業で営業を担当されているとのことですが、
沖縄でもIT営業を希望されているのでしょうか？

沖縄では、まず「IT企業での法人営業」という案件は、数が少ないことをお伝えします。

県外からの進出企業であれば、沖縄は「開発拠点」という位置付けで、営業機能が
不要の場合が多く、沖縄県内企業でも、二次請の開発を主業務としていれば、
やはりIT営業は不要（エンジニア派遣の営業は必要）となります。

沖縄県内だけをマーケットとしてとらえた場合は規模が小さいため、
エンジニアが営業を兼任してる場合も多いようです。

また、「法人営業」を置いていても、東京の大手IT企業の商材（開発案件）や規模感とは、
だいぶ違いがあることを知っておくと、後からギャップに驚くことがないと思います。

その他の注意点としては、やはり、年収水準がだいぶ下がることですね。

さて、沖縄の求人案件は、一般的には大手求人サイトよりも、ハローワークや
地元の求人誌（求人サイト）に掲載されることが多いようです。

ただし、転職市場の小さな沖縄県内だけでは質量ともに人材採用計画を
満たせないと懸念される企業様は、積極的に人材紹介会社を利用されています。

特に遠方からのUIターン希望の方であれば、現地の情報に強い人材紹介会社の
ご利用をお勧めします。
やはり、インターネットで入手できる情報だけでは把握しきれない事柄があるからです。

以上、ざっくりとした回答となりますが、お役に立てると幸いです。