異業界の営業職へ転職するには何が重視されますか？

are1290さん、ご質問ありがとうございます。

＞希望としては広告代理店への営業を目指しているのですが、やはり結果の出せていない転職は厳しいでしょうか？何が重視されますか？

順番が前後しますが、一つずつ整理していきましょう。

・転職において何が重視されるか。

まず上記については、以下2つがベースになります。

「仕事へのスタンス」
「キャリアにおける価値観」

採用面接はよくお見合いに例えられます。つまり企業と転職希望者の相性を面接という場で様々な会話をもとにすり合わせる時間です。
会社のビジョン、目指す方向性と転職希望者の方々の仕事に対するスタンスや価値観を互いに確認することがベースになります。

・結果の出せていない転職は厳しいか

正直、営業職というポジションからみると実績や結果が出ている方がアドバンテージはあります。しかし、その実績が再現性や継続性がある否かの方を重視して判断します。言い方を変えると営業としてPDCAサイクルをしっかりまわして汎用性の高い力がついているかの方が重要になります。仮に目覚ましい実績でなかったとしてもご自身で工夫されていた点や自信をもてる能力や経験をアウトプットされると良いかと思います。

最後に広告代理店へのキャリアチェンジをご希望とのことですが、「なぜその業界なのか」「キャリアチェンジしてどうなりたいのか」などチャレンジする理由を明確にすることが大事になります。
よってまずare1290さんにお勧めしたいのが「キャリアの棚卸し」と「思考の整理」です。そして限られた面接時間で互いに理解し合うことが大事なので、具体的な言葉にアウトプットしてみてください。
さらにその内容を信頼できるキャリアコンサルタントに話してみて客観的なフィードバックをもらうとより効果的だと思います。

選考で重視されるポイントはいろいろとありますが、
営業職での転職の場合、やはり営業実績・成果については選考の大きな要素となります。
だからといって、30代で全く未経験の職種へのキャリアチェンジというのは実際かなりハードルが高くなってきます。

中途採用の場合は企業側も即戦力を求めているケースがほとんどですので、
まずはこれまでにどんな業務にどのような姿勢で取り組んできたのか、
実績としてはどうなのかを見られ、その上でお人柄などを鑑みた総合評価になってきます。

そういった観点も踏まえると、やはりこれまでのご経験を活かせる営業職でご検討された方が良いかと思います。
また、広告代理店の営業を目指されているということですが、are1290様が住宅販売に従事されていらっしゃるということは
恐らくBtoCの営業スタイルだとお察ししますので、同じ営業職でもBtoBではなくBtoCの営業スタイルの仕事の方が
ご経験のアピールもしやすく企業側にも採用メリットを感じてもらえる可能性は高くなってきます。

なかなか現職での成績が振るわずご不安ということで、アピールポイントに悩まれるかもしれませんが、
なぜなかなか成績が伸びないのかをご自身なりに分析して、そのためにどのような取り組みを
されているのか、また自分の強み（アピールポイント）は何なのかを職歴書や面接で伝えていくことで、
実績の部分は多少なりともカバーできると思いますよ。