転職での年収の変化について

ご質問をいただきまして有難うございます。

転職での年収について、早速ご回答させて頂きます。

年間1000人以上の転職者の転職相談をサポートしておりますが、『転職において基本的には年収はアップしない』というのが傾向としてあります。
その理由が、主に以下のようなことがあるためです。
１、ほどんとの求人企業は、オファー時に前職の年収をベースに考えてしまうため
２、求人企業内での既存社員との兼ね合いを考え、給与規定に沿うため。
３、業界・職種のいずれかが未経験であったり、自社内での実績はなく、未知であるため給料を上げにくいため

採用時にある程度、求めているパフォーマンスや成果、ポジションを想定しておき、入社後に一定の実績を出してもらった上で、早期に想定していた役職や給与に引き上げるというケースも多くあります。
基本的には、転職＝年収アップではないのが現状です。

しかし、以下のようなケースでは年収アップが見込める可能性はあります。
１、給与相場が業界平均よりも低く、転職先企業や業界の給与水準の方が高い場合
２、エンジニアや金融関連の専門職などで需要が多く、採用が困難な専門スキルを保持している
３、給与水準の高い業界大手に転職する場合
４、直接年収交渉ができ、オファーされた場合。（ヘッドハントなどで年収提示があった場合など）
が、上げられます。

年収は転職時は低くとも長期的に見るとアップする場合や現職で成果を出した方が良い場合もあるため一概には言えませんが・・・

転職エージェントを利用すると年収交渉を企業に行なえるため
選択肢の１つとして利用しても良いかも知れません。