飲食業界から転職は難しい?失敗しがちな理由とおすすめ転職先を解説!

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激務薄給だから飲食業界を辞めたいと考えても「飲食業界からの転職は難しいのか?」や「どんな転職先がおすすめなのか?」など、飲食業界からの転職で悩みを抱える人は多いです。

飲食業界からの転職(再就職)を成功させるためには、転職理由を明確にした上で、現在の仕事の不満点を前向きな理由に言い換える工夫が必要です。そして、適切な会社選び・面接対策をしなければ、転職活動の失敗に繋がってしまいます。

今回は、飲食業界からの転職難易度・おすすめ転職先を現役転職エージェントが解説します。飲食業界からの転職を後悔しないように、志望動機・内定獲得のポイントや異業種転職のコツを理解しておきましょう。

飲食業界から転職は難しい?

飲食業界からの転職は可能です。

転職する職種によっては飲食業界で得たスキルや経験を活かして活躍している方が、実際にいるからです。

また、未経験や異業種からの転職を歓迎している企業も多く存在します。注意点として、年齢によって転職できる難易度が異なることを理解しておきましょう。

年齢が壁となるのは40代からとされています。40歳以上になると求人数は減る傾向にあります。

しかし、年長者には若者世代にはないさまざまな人生経験があります。職種によってはそのような経験が強みになることがあるため、諦める必要はないでしょう。

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飲食業界の悩み・よくある退職理由

飲食業界を辞めたいと悩む人に多い退職理由は、以下の3つが挙げられます。

  • 年間休日が少ない
  • 給与が少ない
  • 労働時間が長い

それぞれ詳しく説明します。

年間休日が少ない

飲食業界の平均年間休日数は101日となっています。

年間休日が101日というのは、週に休みが2日以下ということです。世間が休みの日は飲食店は営業しており、その分お店も忙しくなります。

もちろん、正月休みやお盆休みなどの連休はありません。また、仕事を休めないスタッフも多くいるため、希望休をとることも難しいでしょう。

休日がないと疲れやストレスが溜まってしまい、体調を崩してしまうスタッフも多くいます。

給与が少ない

飲食業界の給与は全体的に決して高いとは言えません。

飲食業界の中でも調理師やシェフなどは年収が高い傾向にありますが、若手の調理師や見習いは給与が低く、やっと生活が成り立つ程です。

また、飲食業界で取得する資格には特別な手当がないことも給与が低い原因でしょう。

飲食業界の営業利益率は約9%となっており、薄利多売です。もし売上が1000万円あったとしても手元に残るのは100万円です。雇用主としても給与を上げられない現実があります。

競争激化によって儲かっていない店舗もあります。この現実を目の当たりにすると辛くなり、転職する決断に至ります。

労働時間が長い

飲食業界は長時間労働になりやすいです。

お店の営業時間以外にも、長時間勤務をする場面が多くあります。開店前には料理の仕込みや食材の管理、店内の清掃。お店が閉店すれば売上管理や掃除、翌日の準備といった作業をしなければなりません。

過度な労働時間の長さはブラック企業に多い特徴です。このような生活スタイルが毎日続けば体力的にもしんどくなってしまい、転職を検討する人もいるでしょう。

飲食業界の経験で得られるスキル

飲食業界の経験から得られるスキルとして、以下の4つが挙げられます。

  • コミュニケーションスキル
  • 身だしなみや丁寧な言葉遣い
  • 協調性
  • 料理や食材に関する知識

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルはどのような職種でも必要なスキルです。

お客様と接するのはもちろんのこと、スタッフ間でも積極的なコミュニケーションを要する場面は多くあるので、自然に高いコミュニケーションスキルが身についています。

身だしなみや丁寧な言葉遣い

飲食業界は、お客様と接する機会が多いので相手に失礼にならない言葉遣いや身だしなみが身につきます。

どのような職種でもお客様と接する機会は出てくるので、さまざまなシーンに役立つでしょう。

協調性

飲食業界では、苦手な人とは距離を置いたり、口をきかないといったワンマンな働き方はできません。

お店がスムーズに回るように仲間と協力したり、人をまとめたりする協調性は、どのような職種でも歓迎されます。

料理や食材に関する知識

働くお店にもよりますが、専門知識がつくので食品に関係する業界への転職では有利になるでしょう。

また、栄養士や調理師の資格を持っている場合は、資格を活かせる職種で働くことも可能です。

飲食業界で学べるスキルは多く、未経験の職種でもじゅうぶんに活かすことができます。

以上のスキルを踏まえて、飲食業界からの転職先でおすすめな業種を見ていきましょう。

飲食業界からの転職先でおすすめな業種

飲食業界からの転職先でおすすめな業種は以下の4つです。

  • 食品メーカー
  • IT業界
  • 介護職
  • 営業職

飲食業界で得たスキルや経験を活かせる転職先を主に紹介します。

食品メーカー

食品メーカーの主な業務は市場分析を行いながらコンセプトを考え、商品開発をすることです。

飲食業界で働いてきた経験や技術を活かしやすく、最も親和性の高い業種です。

また、資格がなくてもじゅうぶんに活躍できます。

実際に自分が携わった商品が店頭に並んだり、広告に掲載されている場面を見ると大きなやりがいを感じられるでしょう。

食品メーカーは劇的な成長は見込めませんが、業績の急降下はないため、安定して働けます。

飲食業界での経験を最も活かしやすい食品メーカーは、おすすめの転職先です。

IT業界

将来性が高いIT業界は、飲食業界からの転職先としておすすめです。

現在、幅広い分野でIT需要が求められています。

「パソコンスキルや知識もないからIT業界への転職は難しいだろう」と、考えている方もいるでしょう。

IT業界は充実した研修制度を設けている会社もあり、未経験者を積極的に採用しています。

もちろん始めは覚えることも多いのでハードな働き方になりますが、長期的に見ることで良い選択だったと思えるでしょう。

介護職

介護業界の人手不足は長年問題視されており、こちらも未経験者でも採用されやすい傾向があります。

飲食業界で得たコミュニケーションスキルやおもてなしの気持ちは介護職でも活かしやすく、より良いサービスが提供できるでしょう。

また、介護業界には「介護福祉士」や「ケアマネジャー」といったさまざまな資格があるため、経験を積みながらキャリアアップを目指せます。

営業職

営業職も、未経験から転職しやすいのでおすすめです。

お客様のニーズや課題を聞き出し、自社の商品やサービスを提案して購入につなげます。

飲食業界で培ったコミュニケーションスキルを大いに活かせるでしょう。

ひとくちに営業といっても「ルート営業」や「店舗内営業」などがあるので、自分に合ったスタイルに挑戦ができます。

飲食業界からの転職を成功させるポイント

飲食業界からの転職を成功させるには、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 転職活動は退職前に始める
  • 研修制度がしっかりしている企業を選ぶ
  • 志望動機は前向きな内容を記載する
  • 転職エージェントのサービスを活用する

転職活動は退職前に始める

もし転職前に退職してしまえば経済的に余裕がなくなり、気になってしまうことがあります。

そして仕事をしていない状態で転職活動をすると、焦りから判断力が鈍ってしまう場合もあるでしょう。

まずは転職活動の準備をしておくことが大切です。

どのような企業で働きたいのか?どのような条件を希望するのか?など志望する企業について情報収集するようにしましょう。

研修制度がしっかりしている企業を選ぶ

未経験者歓迎で、教育・研修制度がしっかりしている企業を選びましょう。

中途採用では、スキルや専門的知識が求められます。

反対に未経験可の求人の場合は専門的な知識は必要ないので、飲食業界からの転職も成功する可能性が高くなります。

しかし、研修制度や教育制度が整っていない場合があるので注意が必要です。

いきなり仕事を任されたり、仕事を教えてもらえずに放置されたりするかもしれません。

そのため、志望する企業にしっかりとした研修制度があるのか、事前に確認しておきましょう。

志望動機は前向きな内容を記載する

志望動機は前向きな内容を記載するようにしましょう。

たとえ前職の退職理由がネガティブなものであっても、そのまま伝えてしまうと面接官からの印象が悪くなってしまう可能性が高いです。

たとえば前職の転職理由が勤務時間の長さが原因だとしたら、「資格取得やキャリアアップのために時間を有効に使いたいと考え、退職しました」とポジティブな志望動機を伝えましょう。

転職エージェントのサービスを活用する

転職エージェントを活用するのも、飲食業界からの転職を成功させるポイントです。

転職エージェントに登録することで、転職のプロのスタッフがアドバイスや求人紹介を行ってくれます。

そのほかにも、応募書類の添削や面接対策といった、転職活動におけるさまざまなサポートも受けられます。

転職活動を1人で行う場合、企業選びから応募書類の作成、スケジュール管理などすべて自分で行わなければなりません。

在職中での転職活動は、なかなか思うように進められず大変な部分でもあります。

転職エージェントは初めて活動を行う方にとって、最適のサービスでしょう。

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飲食業界からの転職事例一覧

飲食業界からの実際の体験談・転職事例です。

年齢 性別 前職(飲食業での職種) 転職先の業界 転職後の職種
26歳 男性 居酒屋のホールスタッフ(正社員) IT業界 カスタマーサポート
29歳 女性 カフェの店長 小売業界(アパレル) 店舗運営マネージャー
32歳 男性 高級レストランのシェフ 食品メーカー 商品開発職
28歳 女性 ファストフードのスーパーバイザー 人材業界 キャリアアドバイザー
35歳 男性 居酒屋チェーンのエリアマネージャー 不動産業界 営業職
30歳 女性 レストランのホールリーダー 介護業界 生活相談員
33歳 男性 カフェのキッチン責任者 製造業(食品加工) 工場ライン管理
27歳 女性 居酒屋スタッフ(アルバイト) コールセンター業界 オペレーター
31歳 男性 バーテンダー イベント業界 プランナー
34歳 女性 カフェ運営(フランチャイズ) 教育業界(スクール運営) 教室マネージャー

飲食業界で培った「接客力」「マルチタスク力」「現場対応力」は、多くの業界で高く評価されています。

まとめ:飲食業界から転職はできる!

飲食業界からの転職は決して簡単ではありませんが、自分の強みや経験を正しく理解し、適切な転職先を選ぶことで、キャリアの可能性は大きく広がります。

この記事で紹介した失敗しやすいポイントやおすすめの転職先を参考に、納得のいく転職を実現してください。「飲食業界からの転職」で後悔しないためにも、まずは自分自身のキャリアを見つめ直し、一歩踏み出してみましょう。

1人で転職活動するのが不安な方や、仕事が忙しくて転職活動に注力できない方は転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか?

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ABOUT US
末永 雄大
青山学院大学卒業後、リクルートキャリア(現リクルート)に新卒入社。リクルーティングアドバイザーとして、企業の中途採用を支援。2012年アクシス株式会社を設立。代表取締役に就任。現役キャリアアドバイザーとして転職支援を行いながら、インターネットビジネスの事業開発、講演活動、執筆活動を行っている。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」