「オンラインセミナーに参加しても本当に求職活動の実績として認められるの?」「失業認定申告書の書き方が分からない」「参加証明書が出ないと不安」そんな疑問を持つ人もいるでしょう。
実は、オンラインセミナーは正式に求職活動の実績として認められていて、自宅にいながら簡単に実績を積むことができます。ただし、すべてのセミナーが対象になるわけではなく、正しい書き方や注意点を理解しておくことが大切です。
この記事では、数多くの求職者の失業保険受給をサポートしてきた転職の専門家が、ハローワーク・doda・リクルートエージェントなどが開催するオンラインセミナーの活用法、よくあるトラブルとその対処法まで、実践的な情報を分かりやすく解説します。
求職活動実績とは?オンラインセミナーが認められる理由
求職活動実績とは、失業保険を受け取るために必要な「仕事を探している証拠」のことです。ハローワークでは、求人への応募や面接だけでなく、セミナーや説明会への参加も実績として認められます。
その中でもオンラインセミナーは、自宅から参加できる手軽さがありながら、内容が就職活動に役立つと判断されるため、正式に実績としてカウントされます。つまり、正しい条件を満たせば、オンライン参加でも安心して求職活動実績にできます。
求職活動実績の必要回数は以下の表のとおりです。
認定日のタイミング | 必要な実績回数 |
---|---|
初回認定日まで | 1回以上 |
2回目以降の認定日まで | 2回以上(約4週間ごと) |
これまで求職活動実績といえば「ハローワークでの職業相談」や「求人への応募」が一般的でした。ですが、最近ではオンラインセミナーへの参加も正式に実績として認められるようになりました。

厚生労働省の公式ガイドラインによると、「許可・届出のある民間事業者が実施する各種講習・セミナーの受講」が求職活動実績として明記されており、オンラインでの参加も対象となっています。
つまり、自宅にいながらスマートフォンやパソコンでセミナーを受講するだけで、正式な求職活動実績を作ることができるのです。これにより、移動時間や交通費を節約しながら、効率的に失業保険の受給条件を満たすことが可能になりました。
求職活動実績になるオンラインセミナーとは
求職活動実績として認められるオンラインセミナーは、大きく3つの主催機関に分かれます。どの機関が開催するかによって、参加の手続きや参加証明書のもらい方が違うため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
ここでは求職活動実績になる3つのオンラインセミナーを紹介します。
- ハローワーク主催のオンラインセミナー
- 転職エージェント主催のオンラインセミナー
- 求職活動実績対象外のセミナーとは
ハローワーク主催のオンラインセミナー
ハローワークが直接おこなっているオンラインセミナーは、求職活動実績として確実に認められる安心度の高いセミナーです。現在は「ハローワーク就職支援セミナー」として8本の動画が公開されており、すべてを視聴したあとに修了テストを受けると、修了証が発行されます。
ハローワークのオンラインセミナーには以下のような内容のものがあります。
- ハローワークとは(12分48秒)
- ハローワークの活用事例(15分32秒)
- 自分の「将来」について考える(18分15秒)
- 就職活動の進め方(1.就職活動の準備)(22分41秒)
- 就職活動の進め方(2.応募準備[1])(19分53秒)
- 就職活動の進め方(2.応募準備[2])(17分28秒)
- 就職活動の進め方(3.面接の受け方)(21分36秒)
- 「job tag」職業情報提供サイトの活用(14分27秒)

転職エージェント主催のオンラインセミナー
リクルートエージェントやdodaといった転職エージェントが主催するオンラインセミナーも、求職活動実績として認められます。これらのエージェントは厚生労働省から正式に「職業紹介事業」の許可を受けているため、提供されるセミナーは公式に実績としてカウントされるのです。
さらに、転職エージェントのオンラインセミナーには大きなメリットがあります。面接対策や履歴書の書き方、業界研究など、転職活動に直結する実践的な内容が豊富にそろっていることです。加えて、録画配信(アーカイブ視聴)に対応している場合も多く、自分の予定に合わせて受講できる点も魅力です。
転職エージェントのオンラインセミナーの特徴をまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
種類の豊富さ | 面接対策、履歴書作成、業界研究など多様 |
視聴方法 | ライブ配信・アーカイブ視聴の両方に対応 |
参加証明 | 参加確認メールまたは証明書を発行 |
利用回数 | 制限なし(異なるセミナーなら何度でも) |
特に大きなメリットは、転職エージェントのセミナーが「実績作り」だけでなく「転職活動そのもの」に役立つ内容になっていることです。セミナーで得た知識を面接や応募書類の作成にそのまま活かせるので、一度の参加で2つの効果が期待できます。
多くの転職エージェントは無料会員登録をするだけでセミナーに参加でき、その後に転職サポートを受けるかどうかは自分で選べます。そのため、まずは求職活動実績作りのために気軽に利用できるのも安心です。

また、リクルートエージェントのセミナーは1つの動画で完結するため、ハローワークのように8つの動画(約2時間20分)をすべて視聴する必要がありません。多くのセミナーが1時間程度で完了するため、忙しい人でも効率的に求職活動実績を作ることができます。
また、リクルートエージェントやマイナビエージェントのような転職エージェントでおこなわれる面談について事前に知りたい人は下記の記事をチェックしてください。
求職活動実績対象外のセミナーとは
オンラインセミナーならどれでも求職活動実績になるわけではありません。対象外のセミナーもあるため、その特徴を知っておくことで、無駄な時間を避けて確実に実績を積むことができます。
求職活動実績として認められないセミナーの例は以下のとおりです。
対象外セミナーの種類 | 具体例 | 理由 |
---|---|---|
転職サイト主催 | リクナビNEXT、マイナビ転職など | 職業紹介事業者ではないため |
就職と無関係な内容 | 一般的なマナー講座、趣味のセミナー | 求職活動に直結しないため |
無許可の民間セミナー | 認可を受けていない個人・企業主催 | 厚生労働省の基準を満たさないため |
有料の資格講座 | 民間資格の取得講座など | 厚生労働省の基準を満たさないため |
特に気をつけたいのは、同じ会社でも「転職エージェント」と「転職サイト」では取り扱いが違う点です。たとえば、リクルートエージェント(職業紹介事業)が開くセミナーは実績になりますが、リクナビNEXT(求人情報サイト)が開くセミナーは対象外になります。
また、就職活動と直接関係のないテーマのセミナーも認められません。内容が一見役立ちそうでも、主催者が厚生労働省から正式な許可を受けていない場合は、求職活動実績として扱われないことがあるため注意しましょう。
オンラインセミナーで求職活動実績を作る方法
オンラインセミナーで求職活動実績を作る手順は、基本的に3つのステップで完了します。初めての人でも迷わずに実績を作れるよう、各ステップを詳しく解説していきます。
1.エージェントへの登録とセミナーの申し込み
オンラインセミナーに参加するには、まず各サービスで会員登録をする必要があります。登録は無料で、3〜5分ほどで簡単に完了します。
主要サービスの登録手順を以下にまとめました。
サービス名 | 登録に必要な情報 | 登録にかかる時間(目安) |
---|---|---|
リクルートエージェント | 基本情報・経歴・希望条件 | 約3分 |
doda | 基本情報・職歴・スキル | 約5分 |
ハローワーク | 求職登録・専用サイト登録 | 約10分(窓口での手続き含む) |
登録が完了したら、各サービスのセミナー一覧から参加したいセミナーを選択します。この際、必ず「求職活動実績対象」や「求職活動証明書発行」などの表示があるセミナーを選ぶことが重要です。dodaの場合は専用のマークが表示されているため、見つけやすくなっています。

2.オンラインセミナーへの参加
セミナー当日は、事前に送られてきた参加用URLからアクセスして参加します。多くのセミナーはZoomやMicrosoft Teamsなどのウェブ会議システムを使用しています。
参加する際には以下を参考に事前準備をしておきましょう。
- 安定したインターネット接続の確認
- ウェブ会議アプリのインストール(必要に応じて)
- カメラ・マイクの動作確認
- 筆記用具の準備
- 雇用保険受給資格者証(念のため手元に用意)
多くのオンラインセミナーでは、カメラやマイクをオンにする必要はありません。「聞くだけ」の参加で問題ないため、身だしなみを気にする必要もなく、リラックスして参加できます。ただし、最後まで参加することが求職活動実績として認められる条件となるため、途中退席は避けましょう。

3.参加証明の取得と保存
セミナーに参加したあとは、参加証明になる書類やメールを必ず受け取り、保存しておきましょう。これは失業認定申告書を提出するときの証拠として必要になります。
各サービスの参加証明方法は以下のとおりです。
サービス | 証明方法 | 発行タイミング |
---|---|---|
リクルートエージェント | 参加御礼メール | セミナー終了後1~2時間以内 |
doda | 求職活動証明書(メール) | 確認テスト回答後すぐ |
ハローワーク | 修了証 | 修了テスト合格後 |
リクルートエージェントの場合、正式な参加証明書は発行されませんが、セミナー終了後に届く「参加御礼メール」が参加証明の代わりになります。このメールは印刷またはスクリーンショットで保存しておきましょう。dodaでは確認テストに回答することで自動的に求職活動証明書が発行されるため、必ずテストを受けることを忘れないでください。
参加証明書やメールは、失業認定日まで大切に保管しておく必要があります。紛失してしまうと求職活動実績として認められない可能性があるため、複数の方法で保存しておくことをおすすめします。

登録も簡単で、アーカイブ視聴も可能なため、忙しい人でも安心して求職活動実績を作ることができます。
求職活動実績におすすめのオンラインセミナー3選
オンラインセミナーで求職活動実績を作るときは、利用するサービスによって便利さや安心感が大きく変わります。ここでは特におすすめの3つのサービスについて、それぞれの特徴と活用の仕方をわかりやすく紹介します。
【特におすすめ】リクルートエージェントのオンラインセミナー

出典:転職セミナー・イベント・フェア|リクルートエージェント
リクルートエージェントのオンラインセミナーは、求職活動実績作りにおいて最もおすすめできるサービスです。厚生労働省から職業紹介事業の許可を受けているため、確実に求職活動実績として認められます。
リクルートエージェントの主なメリットを以下にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
アーカイブ視聴 | ライブに参加できなくても後から視聴可能 |
参加証明 | セミナー後に参加御礼メールが必ず届く |
セミナー数 | 豊富な種類から自分に合ったものを選択可能 |
利用制限 | 何度でも異なるセミナーに参加できる |
登録の手軽さ | 約3分で登録完了、すぐに利用開始可能 |
リクルートエージェントの最大の特徴は、アーカイブ視聴に対応していることです。ライブ配信の時間に都合が合わなくても、録画された動画を自分の好きなタイミングで視聴できるため、忙しい人や急に実績が必要になった人でも安心して利用できます。

リクルートエージェントのオンラインセミナーに関する詳しい情報は下記でも紹介していますので参考にしてください。
dodaのオンラインセミナー

dodaのオンラインセミナーも、求職活動実績を作るのにとても便利なサービスです。特に参加証明書が自動で発行される仕組みがあるので、証明書をもらい忘れる心配がありません。
dodaの大きな特徴は、求職活動実績として認められるセミナーに専用のマークが表示されていることです。「求職活動証明書」のマークがついているセミナーを選べば確実に実績になるため、初心者の人でも迷うことなく適切なセミナーを選択できます。
dodaのセミナー参加から証明書取得までの流れは以下のとおりです。

さらにdodaでは、さまざまなテーマのセミナーが定期的に開催されており、自分の興味や転職活動の状況に合わせて選べるのも大きな魅力です。
dodaのオンラインセミナーや求職活動実績に関する詳しい情報は下記の記事で紹介しています。
ハローワークのオンラインセミナー

ハローワークが直接おこなうオンラインセミナーは、公的機関ならではの安心感と信頼性が魅力です。「ハローワーク就職支援セミナー」として用意された8本の動画は、就職活動の基礎から応用まで幅広い内容をカバーしています。
このセミナーでは、すべての動画を視聴したあとに修了テストを受ける必要があります。テストに合格すると正式な修了証が発行され、確実な求職活動実績として証明できます。内容も実践的で、初めて就職活動をする人や久しぶりに転職を始める人にとって、とても役立つ内容となっています。
ハローワークセミナーの注意点をまとめましたので確認しておきましょう。
項目 | 制限内容 |
---|---|
利用回数 | 1人につき1回のみ実績として認定 |
事前準備 | ハローワークでの求職登録が必要 |
視聴条件 | 8つすべての動画視聴が必須 |
テスト | 修了テストの合格が証明書発行の条件 |

ハローワークでの求職活動実績の作り方は下記の記事で詳しく解説しています。
求職活動実績のオンラインセミナー参加後の申告書の書き方

オンラインセミナーに参加したあとは、失業認定申告書に正しく記入することが大切です。記入を間違えると実績として認められない場合があるため、主催する機関ごとの正しい書き方をあらかじめ確認しておきましょう。
ここではそれぞれのオンラインセミナーでの申告書の書き方を詳しく解説します。
ハローワーク主催セミナー参加の場合
ハローワークのオンラインセミナーに参加した場合の書き方は、もっとも分かりやすく、確実に認められる方法です。
まず「求職活動をしましたか?」の欄では「(ア)求職活動をした」に○をつけます。続いて「求職活動の方法」では「(ア)公共職業安定所または地方運輸局による職業相談・職業紹介等」を選んでください。
ハローワークセミナー参加時の記載例をまとめました。
記載項目 | 記載内容 |
---|---|
活動日 | オンラインセミナーを受講した日付 |
利用した機関の名称 | 「ハローワーク○○」(管轄のハローワーク名) |
求職活動の内容 | 「ハローワーク就職支援セミナー」 |
提出書類 | 修了証のコピー |

また、失業認定申告書の提出時には、修了テスト合格後に発行される修了証も一緒に提出しましょう。
転職エージェント主催セミナー参加の場合
転職エージェントが主催するオンラインセミナーに参加した場合は、民間事業者のカテゴリーに分類されます。
「求職活動をしましたか?」の項目で「(ア)求職活動をした」に○をつけ、求職活動の方法では「(イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等」を選択します。
転職エージェント別の記載方法を以下にまとめました。
転職エージェント | 利用した機関の名称欄への記載 |
---|---|
リクルートエージェント | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
doda | パーソルキャリア株式会社 |
マイナビエージェント | 株式会社マイナビ |
利用した機関名を書くときは、サービス名ではなく、運営している会社の正式名称を書くことが大切です。例えばリクルートエージェントを使った場合は「株式会社インディードリクルートパートナーズ」と記入します。

公的機関主催セミナー参加の場合
東京しごとセンター、埼玉しごとセンター、ジョブカフェなどの公的機関が主催するオンラインセミナーに参加した場合の記載方法です。
「求職活動をしましたか?」の項目で「(ア)求職活動をした」に○をつけ、求職活動の方法では「(エ)公的機関等による職業相談、職業紹介等」を選択します。
公的機関セミナーに参加時の記載内容の注意点を以下にまとめました。
- 利用した機関の名称は必ず正式名称で記載する
- セミナー名は略さず完全な名称を記入する
- 参加証明書や受講証明書がある場合は一緒に提出する
- 事前にハローワークで実績として認められるか確認しておく
利用した機関名を書くときは、「東京しごとセンター 女性しごと応援テラス」「ちば若者キャリアセンター ジョブカフェちば」など、正式名称を省略せずに記入してください。求職活動の内容欄にも、参加したセミナーの正式なタイトルをそのまま書くことが大切です。

オンラインセミナーで求職活動実績を作る際の注意点4つ
オンラインセミナーで求職活動実績を作るときには、いくつか大切な注意点があります。これを知らないまま参加すると、せっかく時間をかけても実績として認められないことがあるため、事前にきちんと確認しておきましょう。
ここではオンラインセミナーで求職活動実績をつくる際の注意点をわかりやすく解説します。
すべてのオンラインセミナーが対象ではない
一番大切な注意点は、オンラインセミナーならどれでも求職活動実績になるわけではないということです。主催者や内容によっては対象外になるセミナーも多くあります。
求職活動実績として認められるセミナーの判別方法を紹介します。
サービス名 | 判別方法 |
---|---|
doda | 「求職活動証明書」のマークが表示されている |
リクルートエージェント | 「リクルートエージェントのイベント情報」ページから選択 |
ハローワーク | 「雇用保険求職活動実績対象」と明記されている |
公的機関 | セミナー詳細に「雇用保険求職活動実績対象」の記載 |
繰り返しにはなりますが、同じ会社が運営していても「転職エージェント」と「転職サイト」では扱いがまったく違います。たとえば、リクルートエージェントのセミナーは実績になりますが、リクナビNEXTのセミナーは対象外です。申し込む前に必ず主催者を確認し、そのセミナーが実績対象かどうかチェックすることが大切です。

参加証明書が発行されない場合がある
オンラインセミナーに参加しても、必ずしも参加証明書が発行されるとは限りません。証明書の発行方法はサービスによって大きく異なるため、参加前に確認しておくことが大切です。
リクルートエージェントの場合、正式な参加証明書は発行されず、代わりにセミナー終了後に「参加御礼メール」が送られてきます。このメールが参加の証拠となるため、必ず保存しておく必要があります。一方、dodaでは確認テストに回答することで自動的に求職活動証明書が発行されます。
各サービスの証明書の発行状況は以下のとおりです。
- リクルートエージェント:参加御礼メールのみ(正式な証明書なし)
- doda:自動で求職活動証明書を発行
- ハローワーク:修了テスト合格後に修了証を発行
- 公的機関:機関により異なる(事前確認が必要)

同じセミナーの重複受講は1回のみカウントだが例外もある
同じ内容のセミナーを何度受けても、求職活動実績として数えられるのは基本的に1回だけです。ただし、例外もあるので注意が必要です。

重複受講になってしまう場合の例は以下のとおりです。
- 同日の午前・午後開催:1回分のみカウント
- 異なる日程での同一セミナー:基本的に1回分のみ
- 基礎編・応用編の組み合わせ:それぞれ別実績として認定される場合が多い
- 講師や内容が大幅に変更されている場合:別実績として認定される可能性がある
分からないことがあるときは、セミナーの主催者やハローワークに事前に確認しておくのがおすすめです。時間を無駄にしないためにも、計画的にセミナーを選ぶことが大切です。
途中退席は求職活動実績として認められない
オンラインセミナーを求職活動実績として認めてもらうには、最後まで参加することが必須です。途中で退席すると、大部分を見ていても実績にはなりません。
オンラインセミナーでは参加者の入退室が記録されるため、途中退席はすぐに分かってしまいます。もし急用で席を外す必要があっても、セミナーが終わるまでは画面を開いたままにしておく必要があります。
途中退席を避けるためには以下の対策をしましょう。
- セミナー開始前にトイレを済ませておく
- 水分補給用の飲み物を事前に準備する
- 家族に邪魔されない環境を整える
- 重要な予定とは時間が重複しないよう調整する
- アーカイブ視聴が可能な場合は、時間に余裕がある時に視聴する

求職活動実績が認められない失敗例と対処法
オンラインセミナーで求職活動実績を作る際、思わぬところで実績として認められないケースがあります。実際に起こりがちな失敗例を知っておくことで、同じ失敗を避け、確実に実績を作ることができます。
ここでは求職活動実績が認められない失敗例と対処法を紹介します。
ハローワークで認定されなかったパターン
オンラインセミナーで求職活動実績を作ろうとしても、選び方を間違えると認められない場合があります。さらに、現場によってオンラインセミナーに対する理解や判断が異なることもあります。
よくある認定拒否のパターンを以下にまとめました。
拒否理由 | 具体例 | 対処法 |
---|---|---|
主催者が不適切 | 転職サイト主催のセミナー | 職業紹介事業者主催のセミナーを選択する |
参加証明が不十分 | メールのみで証明書なし | 事前にハローワークで確認を取る |
途中参加・途中退席 | ログで途中退席が判明 | 最初から最後まで必ず参加する |
内容が不適切 | 就職と関係ない内容 | 転職・就職に直結する内容を選択する |
一番確実なのは、参加前にハローワークの窓口で「このオンラインセミナーは求職活動実績として認められますか?」と直接確認しておくことです。担当者によって判断が分かれる場合もあるため、必要に応じて上位の職員に確認してもらい、その場で回答をメモしておくと安心です。

参加証明書不備による失敗パターン
参加証明書に不備があると、求職活動実績として認められない大きな原因になります。特にオンラインセミナーは、対面セミナーとは違った方法で証明されるため注意が必要です。
よくあるのは、参加証明メールを削除してしまったり、スクリーンショットを取り忘れてしまうケースです。例えばリクルートエージェントの場合は正式な証明書が出ないため、参加御礼メールが唯一の証拠になります。このメールをなくしてしまうと、参加したことを証明するのが難しくなります。
証明書不備を防ぐチェックリストをまとめましたので参考にしてください。
- セミナー参加直後にメールボックスを確認
- 参加証明メールを専用フォルダに移動
- 重要なメールは印刷またはPDF保存
- スクリーンショットで画面を撮影して保存
- 複数の保存方法でバックアップを作成

事前確認の重要性と相談方法
オンラインセミナーで確実に求職活動実績を作るには、事前に確認しておくことが大切です。不安があるときは、参加前にハローワークへ相談し、そのセミナーが実績として認められるか確認しましょう。
相談するときは、具体的なセミナー名と主催者名を伝え、セミナーが求職活動実績の対象になるか聞いてください。さらに、セミナーの詳細が載っているページを印刷して持参すれば、より正確な回答を得やすくなります。
事前相談で確認すべきポイントは以下のとおりです。
- 主催者が職業紹介事業者として認可されているか
- セミナー内容が就職活動に関連しているか
- 参加証明方法が適切か(メールでも可能か)
- 同種のセミナーで過去に実績として認められた例があるか
相談した結果、担当者が判断に迷う場合は、上位の職員や別のハローワークにも確認しておくと安心です。ハローワークごとに対応が異なることがあるため、複数の意見を聞いておくと確実です。

オンラインセミナーの求職活動実績に関するよくある質問
ここでは、オンラインセミナーの求職実績に関するよくある質問をまとめました。
ただし、アーカイブ視聴でも最初から最後までしっかり視聴することが条件です。途中で止めてしまうと、参加証明が正しく発行されないことがあります。また、セミナーによってはライブ配信のみが対象になる場合もあるため、申込みの前にアーカイブ視聴が実績になるかを確認しておきましょう。
ただし、内容が明らかに違うセミナーであれば、同じ日でも2回分として認められることがあります。たとえば、午前に「履歴書作成セミナー」、午後に「面接対策セミナー」を受けた場合は、テーマが異なるため2回分になる可能性があります。
なお、この判断はハローワークや担当者によって違うことがあります。確実に2回分の実績を作りたいなら、別の日に受講するのがおすすめです。
大切なのは「参加した事実を証明できる資料」を残しておくことです。メールのスクリーンショット、申込み画面の保存、セミナーの視聴履歴なども有効な証拠になります。もし不安な場合は、事前にハローワークで「メールでも証明として認められるか」を確認しておくと安心です。
ただし、失業保険の目的はあくまで再就職を支援することです。そのため、セミナーで学んだ内容を実際の転職活動に活かすことが大切です。セミナーで得た知識を使いながら、求人への応募や面接準備も並行して進めることで、より効果的に転職活動を進められます。
同じリクルートが運営していても、リクルートエージェント(職業紹介事業者)とリクナビNEXT(求人情報サイト)では法律上の位置づけが全く違います。実績として認められるのは、職業紹介事業の許可を受けた転職エージェントが主催するセミナーだけです。
確実に実績を作りたい場合は、リクルートエージェントやdodaなど、職業紹介事業者が開催するセミナーを選ぶようにしましょう。
どうしても一時的に席を外す必要がある場合でも、画面は閉じずに開いたままにしておく必要があります。確実に実績を作るためには、セミナーの時間帯には他の予定を入れず、集中して参加できる環境を整えましょう。もし時間が合わない場合は、アーカイブ視聴の利用がおすすめです。
求職実績のためのオンラインセミナーはリクルートエージェントがおすすめ
オンラインセミナーで求職活動実績を作るなら、リクルートエージェントの利用がおすすめです。厚生労働省から職業紹介事業の許可を受けているため、確実に実績として認められます。
リクルートエージェントをおすすめする理由を以下にまとめました。
メリット | 詳細 |
---|---|
確実な実績認定 | 厚生労働省認可の職業紹介事業者 |
利便性の高さ | アーカイブ視聴対応、24時間いつでも視聴可能 |
豊富なセミナー | 面接対策から業界研究まで多様な内容 |
転職サポート | 実績作り+本格的な転職活動を同時進行 |
利用料金 | 完全無料、登録も簡単 |
リクルートエージェントが特におすすめできる具体的なポイントは以下の通りです。
リクルートエージェントの主な特徴
- アーカイブ視聴により、ライブ配信に参加できなくても確実に実績作成可能
- 参加後の御礼メールが自動送信されるため、証明書取得忘れの心配なし
- 業界トップクラスの求人数で本格的な転職サポートも同時に受けられる
- 専任キャリアアドバイザーによる面接対策・職務経歴書添削サービス
- 完全無料で約3分の簡単登録、すぐに利用開始可能
