ベンチャー企業の面接を受ける際に、「ベンチャー企業の面接ってどんな感じなの?」「変わった質問されそう」などといったことでお困りの方はいるのではないでしょうか。
ベンチャーと聞くと面接対策がむずかしいイメージがありますよね。
しかし、しっかりとした対策を行うことで安心して面接に挑めます。
本記事ではベンチャー企業の面接対策やよくある質問、ポイントなどについて解説します。
ベンチャー企業の面接を成功させたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ベンチャー企業の面接の4つの特徴
ベンチャー企業の面接には、4つの特徴があります。
- 人格やスキルを重視される
- チャレンジ精神が求められる
- カジュアルスタイルな面接や服装が多い
- 社長と面接がある
以下にて、詳しく説明します。
人格やスキルを重視される
ベンチャー企業の面接では、学歴や職歴よりも人格やスキルが重視されます。
成長段階のベンチャー企業は少人数の場合が多く、その企業の特色に人格やスキルが合うかどうかということが大切です。
また、企業の成長に貢献してくれる人を求めて採用を行うこともあるので、応募者のスキルも重要な判断基準となります。
チャレンジ精神が求められる
ベンチャー企業では、何事にも挑戦する強いチャレンジ精神が求められます。
日々成長しているベンチャー企業は、すべてが順調に進むわけではなく困難を乗り越えなければならない場面に直面することもあります。
面接では、失敗を恐れずにチャレンジし続ける精神が重要視されます。
カジュアルスタイルな面接や服装が多い
ベンチャー企業の面接スタイルは、カジュアルな場所で行ったり、ラフな服装で行うことが多いです。
面接の服装が指定されていない場合は、オフィスカジュアルスタイルで行くようにしましょう。
お互いにリラックスした状態で面接に挑めますが、れっきとした正式な面接試験です。
採用担当者は応募者の本心をしっかりと見極めていると思ってください。
社長と面接がある
ベンチャー企業の面接は、社長も参加して社長判断で採用可否を決めることがあります。
一般企業では、応募者と社長が直接会って面接するケースは少ないです。
しかしベンチャー企業の面接では、社長が出席する場合が多いので、ベストな状態で面接に挑めるようにしておきましょう。
ベンチャー企業が求めている人物像4つ
ベンチャー企業が求めている4つの人物像には、以下の共通点があります。
- 主体性が高く積極性がある
- 柔軟性とスピードがある
- 成長意欲がある
- 会社のビジョンに共感している
ベンチャー企業は、上記の人物像にどれだけ当てはまるかをチェックしています。
下記にて、詳しく説明します。
主体性が高く積極性がある
ベンチャー企業は、主体性が高く積極性がある人を求めています。
自分の意思と判断に責任を持って行動できる主体性の高さと積極性は、ベンチャー企業で働くうえで必要なことです。
指示されたことしかできない人は、主体性がなく自発的に行動できない人だと思われてしまいます。
ベンチャー企業は、自身で課題を発見して、それを解決していくものなので、自発的に行動できるということをアピールしましょう。
柔軟性とスピードがある
ベンチャー企業は、柔軟性とスピードがある人を求めています。
問題が発生した際には素早く対応し、その状況に合わせた行動が求められます。
また、ベンチャー企業では会社としても初めての取り組みを、スピード感を持って進めなければなりません。
しかし、進めている途中で計画が変更になったりすることもあるため、状況に合わせながら柔軟かつスピーディーに行動できる能力が求められます。
こういった変化に楽しみながら対応できるスキルが必要となります。
成長意欲がある
ベンチャー企業は、成長意欲がある人を求めています。
成長意欲はどの職種にも必要ですが、ベンチャー企業は特に必要です。
変化が多く新しいことばかりのベンチャー企業は、学び続ける姿勢が必要なため、何事も「成長したい!」と思いながら取り組む姿勢が求められます。
自ら学ぼうとしている姿勢は、会社に貢献して利益を出してくれるだろうと、よい印象を与えるでしょう。
会社のビジョンに共感している
ベンチャー企業は、会社のビジョンに共感している人を求めています。
会社におけるビジョンとは、「会社が実現したい未来」を目指すということです。
ベンチャー企業は少人数なため、会社の目指しているビジョンに全員が一致しなければ一体感が生まれません。
面接でビジョンについて聞かれる可能性があるので、会社のビジョンについて理解しておきましょう。
ベンチャー企業の面接でよくある質問内容と対策
以下はベンチャー企業の面接で、よくある質問内容です。
- なぜこの会社を志望したのか
- 入社したら実現したいこと
- これまでのキャリア経験で得た強み
- 転職理由
それぞれの質問内容と、その対策を以下にて説明します。
なぜこの会社を志望したのか
ベンチャー企業の面接でよくある質問1つ目は、「なぜこの会社を志望したのか」です。
大手企業より知名度の低いベンチャー企業では、どこで会社を知ったのか、どのような部分に魅力を感じたのかを答えられるようにしておきましょう。
質問の対策として、企業のビジョンや特色などを事前に調べ、把握しておきましょう。
そして、「この企業でなくてはいけない理由」を話せるようにしておくと、志望度が高いと思ってもらえます。
入社したら実現したいこと
ベンチャー企業の面接でよくある質問2つ目は、「入社したら実現したいこと」です。
この質問をすることで企業は、入社後にどのように活躍できるのかを想像します。
質問の対策として、入社したら実現したいことや、将来どのような自分になりたいのかなど具体的にイメージを伝えることで、「この企業に入社したい」という思いが強く伝わります。
これまでのキャリア経験で得た強み
ベンチャー企業の面接でよくある質問3つ目は、「これまでのキャリア経験で得た強み」についてです。
この質問で企業が知りたいことは、過去の経験からどのようなことを学んで、どのような強みを得たのかということです。
質問の対策として、企業の求めるスキルを調べて自分と照らし合わせてください。
そして、自分の強みを発揮できたエピソードを用意してアピールしましょう。
転職理由
ベンチャー企業の面接でよくある質問4つ目は、「転職理由」についてです。
企業がこの質問を通して知りたいことは、「同じ理由で辞めてしまわないか」ということです。
転職理由はネガティブになりがちですが、ポジティブな内容に変換するようにしましょう。
たとえば、激務が原因で退職した場合、「キャリアアップの勉強をするために、適度な労働時間の会社で働きたい」と言い換えるとよいです。
ベンチャー企業の面接で採用されるためのポイント
ベンチャー企業の面接で採用されるには、以下の3つを意識しましょう。
- ベンチャー企業を選ぶ理由とビジョンを明確にする
- 主体性をもった具体的なエピソードを話す
- 企業に逆質問をする
ポイントを押さえることで、面接に受かる可能性は上がるはずです。
以下にて、詳しく説明します。
ベンチャー企業を選ぶ理由とビジョンを明確にする
企業を選ぶ理由とビジョンを明確にすることで、志望度の高さが伝わり芯のある人だと好印象を与えます。
採用担当者は、なぜ弊社を選んだのかを知りたいため、思い描くキャリアビジョンの中でどうしてこの会社が必要なのか、理由を伝えることが大切です。
まずは自分が実現したいことを述べてから、企業を選んだ理由を伝えましょう。
自分のビジョンをしっかり持っていて、そのビジョンを会社を通して実現したいという感じに伝えることができれば、芯のある人だと思ってもらえます。
主体性をもった具体的なエピソードを話す
主体性をもった具体的なエピソードを話すことで、企業が求めている人物像により近くなります。
主体性をアピールするポイントは、自分が困難な状況に陥ったときにどのように解決したのかを伝えることです。
ベンチャー企業は日々新しいことにチャレンジする場面が多く、主体性が必要です。
企業は主体性の高い人を求めているため、具体的なエピソードを用意しておくことで採用担当者は「この人は実際に現場で働いて問題に直面したときに、このように解決するんだ」と、想像することができます。
主体性が高いということは、どんな場面でもよい印象を与えるため、積極的にアピールしましょう。
企業に逆質問をする
企業に逆質問をすることで、志望度の高さをアピールできます。
面接では必ず逆質問をするタイミングがあります。
逆質問の方法として、ただ質問をするだけでなく「私はこのように思っていますがどうでしょうか?」というように、自分の仮説を持って逆質問をすることで、企業に興味を持っていることが伝わります。
逆質問をするタイミングでスムーズに質問ができるよう、いくつかの候補を事前に考えておきましょう。
ベンチャー企業の面接で注意する点
ベンチャー企業の面接はフランクな感じが多く、リラックスできる雰囲気が特徴ですが、気が抜けすぎないように気をつけましょう。
ベンチャー企業の面接の特徴や質問内容を踏まえたうえで、発言に注意しなければなりません。
まず他責するような発言はしないようにしてください。
ベンチャー企業は少人数の組織なので、チームワークがないと仕事はスムーズに進みません。
たとえば退職理由を聞かれたときに、「職場が悪かった」「ある人が嫌だったから辞めた」と、周囲の人や環境のせいにした発言は採用担当者にマイナスな印象を与えます。
また、周りに流されやすい発言にも注意してください。
ベンチャー企業は自主性のある自律的行動ができる人材を求めています。
そのため、面接中の会話で「他の人がやってるから真似した」「周りに流されて行動した」という、自分の意思を尊重していない行動をしたエピソードもマイナスな印象を与えてしまいまうため、注意しましょう。
ベンチャー企業への面接対策は転職エージェントがおすすめ
ベンチャー企業の面接はむずかしそうなイメージがありますが、ポイントや注意点をしっかり押さえましょう。
そして、転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントを活用することでベンチャー企業に適した面接対策やアドバイスを受けることができます。
ベンチャー企業の面接対策をする際には、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。
末永 雄大
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