松尾　草介

■転職者　男性　３１歳

前職：人材派遣会社　シニアマネージャー
現職：国内系サーチファーム　キャリアコンサルタント

新卒で入社した人材派遣会社に8年間勤められ、営業として実績をあげた後、支店長として支店の立ち上げ、同社新卒で初のシニアマネージャーに抜擢されるなど、大変活躍してこられた方です。

30歳を機に独立して自分一人の力で生きていくことに挑戦すべく、退職してフリーランスとして活動されていましたが「もっと自分に力をつけなければならない」と感じ、さらなる成長を図るため、改めて企業への就業の道を模索し、転職活動をされていました。

お話を伺うと、今後は人材紹介のキャリアコンサルタントとしてステップアップしたいとのこと。

人材紹介業と一口に言っても色々な選択肢があるので、私からは大きく2つの方向性をご提案しました。

1つは、大手人材紹介会社でマネジメント方向へのキャリアを積むこと。
もう1つは、ミドルハイクラスやエグゼクティブ人材を手がける両面の転職エージェントやヘッドハンターとしてのキャリアを積むこと。

とても人当たりが良く、誰からも好かれるであろうお人柄で、コミュニケーション能力、理解力も高いので、分業制の法人営業、キャリアアドバイザー、両面型のキャリアコンサルタント、いずれも対応できそうな方だとお見受けしていました。

実際に、選考でも長所が評価され、大手人材紹介会社と国内系サーチファーム、双方から良いお話がありました。
最終的には選考で感じたフィット感や今後のキャリアの方向性などから、国内系サーチファームを選ばれましたが、2つの方向性を吟味したことで、ご自身の選択の納得感が高まったのではないかと思います。

ご入社後にも何度かお会いする機会があり、「まだろくに戦力になれておらず、もどかしいです」と仰られていましたが、その謙虚さと責任感の強さが長所。
地道な努力を重ね、きっと優秀なキャリアコンサルタントとして大成されると信じています。

■転職者　女性　２７歳

前職：独立行政法人　サポートスタッフ
現職：医療系人材紹介会社　キャリアアドバイザー

リオオリンピックに出場する選手に対し、体調管理や練習プログラムの参考となる科学的なデータを提供するサポートスタッフとして従事してこられた方です。
オリンピックが終了し、プロジェクトが解散となるため、就職先を探していらっしゃいました。

就職先を探すにあたり、一番のこだわりは勤務地。
結婚予定の方が、新潟でお仕事をされているため、新潟勤務は絶対条件でした。

実は、サポートスタッフになる前は、新卒で大手人材紹介会社に入社していらっしゃいました。

なぜ新卒時に人材業界を志望したのかを伺ってみると、就職活動を通して色々な先輩や会社の人と話をするうちに「仕事よりも土日を楽しみにしている社会人」が思いのほか多いことを知り、もったいないと思ったことがきっかけだったそうです。

仕事は平日の大半の時間を割いてパワーを注ぐものなので、それが消化試合になってしまっているような人生は楽しくない。
「今やっている仕事が面白い、楽しい」と思える大人が増えると世の中より良くなるんじゃないか、と考えていたとのこと。

私もとても共感できるお話だったので、ぜひ改めて人材業界でより多くの大人が前向きに仕事に向き合える社会を創ることにチャレンジしていただきたいと想い、新潟勤務が可能な医療系人材紹介会社のキャリアアドバイザーのお仕事を紹介しました。

一見おっとりして見えるところもありますが、お話しすると芯の強さ、意志の強さを感じる方。
笑顔が素敵で人柄の良さが滲み出ているところや、傾聴力の高さ、自分の頭で考え自分の意見を端的に話せるコミュニケーション能力など、事業会社での実務経験の短さを補って余りある魅力のある方ですので、まずは面接の機会をいただけるよう応募先企業に打診、無事お会いいただけることになりました。

面接では彼女の良さが存分に発揮され、トントン拍子で採用内定が決まりました。

入社後は「覚えることが多くて大変」と仰られてはいますが、そこも楽しんで頑張っていらっしゃるようです。

最近、結婚式も挙げられたようで、公私ともに充実した日々かと思います。
お身体に気をつけて、これからもご活躍いただけることを願っています。

■転職者　女性　２５歳

前職：大手航空会社　客室乗務員
現職：大手人材紹介会社　キャリアアドバイザー

幼少時からの夢を叶え、大手航空会社の客室乗務員として勤務されていました。
機内でのサービス品質に関する表彰を何度も受賞される活躍ぶりでしたが、フライトタイム内という限られた時間の中でしかお客さまに関われないことに、もどかしさも感じていらっしゃったそうです。

お客さまの人生により深く関ることで、人を喜ばせたい。
人生において特に重要だと考えている「仕事」という切り口でお客様の人生に関われる「キャリアアドバイザー」の仕事に就きたい。
そんな想いで転職活動をスタート。
ご自身で業界や会社を調べる中で、人材紹介業に特化した転職エージェントである弊社を見つけ、ご相談をいただきました。

お会いしてみると、明るくオープンな性格、生来のホスピタリティの高さ、感受性の豊かさなど、キャリアアドバイザーの仕事に向いていると思われる特性を多く兼ね備えていらっしゃる方だな、と感じました。
ただ、ロジカルさよりも感性が勝るタイプなので、話が冗長になってしまうことがあるなど、気になる点もありました。

そのため、面談後に気になる点を率直にお伝えし、しっかり対策を練ってから受験を進めることにしました。

「絶対に第一志望の企業に合格したい」という強い想いをもっていらっしゃり、そこに至るための努力も惜しまない方でしたので、私も本気でお付き合いしようと腹を括ったのを覚えています。

そこから適性検査に向けた自習や面接に向けた打ち合わせを重ね、満を時して臨んだ選考は見事「合格」。
自信を持って送り出しはしましたが、実際に内定の一報を受けた時には、私もホッと胸をなでおろしました。

入社後も、毎日の仕事を楽しんでいらっしゃるようで、時折連絡を下さいます。
この仕事はお客さまを幸せにするのが仕事ですが、キャリアアドバイザー自身が仕事を楽しんでいなければ、お客さまを幸せにすることなどできないと思います。
その点、U様はきっと多くのお客さまを幸せにしてくださると思い、今後の活躍に期待しています。