日本国内では「電通」「博報堂」「ADK」などの総合広告代理店を筆頭に、「サイバーエージェント」「オプト」「セプテーニ」などのネット広告代理店も就職活動で非常に人気が高い企業です。
しかし、いざ入社して働いてみるとそのギャップに悩まされる方も多いのも事実。「広告代理店を辞めたいけれど、どんな業界や職種に転職すればいいの?」と悩んでいませんか?
広告業界は激務なイメージが強く、キャリアチェンジを考える人も少なくありません。本記事では、広告代理店からの転職におすすめの業界・職種をプロの視点から解説します。
広告業界の経験が活かせる仕事 や、異業種に転職する際のポイント、年収アップを目指せる選択肢 など、具体的な転職先の情報を詳しく紹介します。広告業界からキャリアチェンジを成功させたい方は、ぜひ最後までチェックしてください!
広告代理店のよくある退職理由
広告代理店の方によくある退職理由としては以下があります。
- 残業時間、休日出勤が多すぎて、プライベートが保てない
- ノルマや入稿期限などに常に追われて、精神的にキツい
- マーケターとしてのキャリアアップを目指したい
- APではなく運用の経験を積みたいor営業がやりたい
- ネット広告などの事業会社へ転職をしたい
20代に多い転職理由は、「働き方」や「スキルアップ」を志望する方が多い印象です。
30代以降は「年収などの条件面の改善」「スキルを活かした転職」「独立を視野に入れた転職」が近年増えてきた傾向にあります。
中途採用は、市況が悪くなるにつれて「即戦力」を企業は求めます。そのため転職活動を始めるタイミングや年齢で、選択の幅が大きく変わる現実があります。
近年は、紙媒体からWEB媒体、テレビ広告よりはアプリケーション広告やSNS広告などデジタルシフトが進んでいるため、WEBやITを活用したマーケティングや事業会社の営業職やSaaS事業への転職が増えてきています。
そういったことを考えると28歳前後から一度自身のキャリアを考えることをオススメします。30代以降からは、デジタルスキルに加えて、マネジメント経験などを求める企業が増えてきます。自身の転職市場における「市場価値」を確認するために転職活動をするのも1つかもしれません。
ただ、転職活動は闇雲に実施してはいけません。なぜなら広告代理店のキャリアパスは「扱う商材・職種・仕事内容」で選択肢が大きく変わってきます。
専門性が高い分野なため、知見がある方に相談をする必要があります。
転職エージェントに相談するのであれば、業界に詳しい方にすべきですし、求人に直接エントリーするのであれば、社風や身に付くスキルや経験・その後のキャリアを自分自身で考える必要があります。
広告代理店からの転職先
他の転職者がどのような転職先を選んでいるのか気になると思います。
以下でご紹介しているので、ご参考程度にご覧ください。
総合広告代理店の場合
①営業経験のみ、広告運用経験がない場合は「運用経験」を身に付けることでマーケターとしての選択肢が広がります。逆に「運用経験のみ」であれば「営業職」を経験するのもオススメです。
一方で、マーケターとしてのキャリアアップを志望しない場合は、「商材」を変えた転職が一般的です。例えば、SaaS事業を展開している会社の営業職(インサイドセールスやカスタマーサクセスなど)への転職です。
この場合は、営業としてのキャリアアップを志望される方になりますので、顧客(クライアントやユーザー)と接していたい方にオススメです。
②営業経験・運用経験がある場合は、事業会社への転職・SEOなどのノンペイド施策への転職・ブランディングやPRへの転職が挙げられます。
営業・運用経験者は、企業側から採用したいニーズが高いため、選択肢を選びやすいのが特徴です。
③広告業界が好きな方は、WEBアプリケーションに特化した広告事業への転職・広告データを活用するサービスへの転職・マーケティングツール提案営業への転職など「総合広告」より何かしらの分野で特化しているサービスへ転職を希望されている印象です。
このように様々な選択肢があるため、専門分野に特化したエージェントや転職サービスを活用することをオススメします。
転職エージェントは2万5000社以上あり、実はコンビニより多くなっています。その中から特化型エージェントを探すのも大変だと思いますので、デジタルマーケティングと広告業界の経験者の支援にも強い大手の転職エージェントを紹介しておきます。ご興味がある方は以下よりお問い合わせください。
専門広告代理店の場合
専門広告での強みは、特定媒体におけるプロフェッショナルとしてのノウハウ、知識や経験になります。一方で弱みは、違う分野への転職ハードルが上がってしまうことです。
そのため、自身の経験が活かせる分野へ転職するのがベターです。未経験分野へ転職する場合は「年収」が下がる傾向にありますので、転職をしてまで優先したい・得たいことは明確にしておきましょう。
近年、インターネット専門の広告会社が増えていますが、新聞・雑誌分野は減少傾向にあります。「ネット媒体」と「紙媒体」では仕事内容が全く違うため新聞・雑誌専門の広告代理店からネット広告代理店への転職が難しくなりつつあります。
ハウスエージェンシーの場合
ハウスエージェンシーは、特定の事業会社専属の広告会社であるため専門広告代理店と同じような転職先になります。
特定の事業会社の競合にあたる企業へ転職をするケースが増えていますが、ハウスエージェンシー側は、コンペティションを行わずとも案件を受注できるケースが多いため、総合広告代理店に比べると市場価値を低くみられる傾向があります。
事業会社側への転職を希望される場合は、自身が携わったプロモーションやプロジェクトをベースに転職先を考える必要があります。
28歳前後であれば、比較的未経験分野への転職も検討ができるため、状況に応じて転職活動することをオススメします。

リクルートエージェントは日本トップクラスの転職エージェントで、ベンチャーから大手企業の広告代理店の求人があります。可能性が高ければ電通やサイバーエージェントなどの非公開求人を紹介してもらえるでしょう。転職する際はまずは登録して、自分に合った求人探しをおすすめします。
Webマーケティング職への転職は可能か?
「Webマーケティング職」への転職希望も近年増えていますので、少し触れたいと思います。
ネット広告代理店経験者の方は、次のトピック(事業会社マーケティング職への転職は難しい)をお読みください。
まず未経験から「Webマーケティング」への転職を希望する場合は、高い学習意欲と売上にコミットするスタンスが必要です。
Webサイトに特化したマーケティング手法なため、Webサイトを訪れたユーザーのサイト内でのアクセス行動、ユーザーがWebサイトに対してどのような情報を求めているのかデータを元に改善をしていきます。
セッション・SEM・運用型広告・インバナー広告・CTR・CVR・SEO・ロングテールワード・直帰率・離脱率など専門的な用語がWebマーケティング職では日常的に使われます。
そのため、ネット広告代理店経験者以外の方は、ネット広告代理店へ転職をするか、年収は低いが未経験でWebマーケティングの経験が積める会社への転職をオススメします。
求められる人物像は?
Webマーケティング職の中で、入りやすい分野はペイド施策(広告予算を利用する施策)になります。SEO・コンテンツマーケティング・SNS・動画マーケティングなどは、専門知識が求められるため、ハードルが高いためです。
未経験であれば以下のような人物が求められる傾向にあります。
- 成果にこだわり、諦めずに粘り強く目の前の業務に取り組むことができる方
- 仮説ベースで施策を実施・検証が好きな方(膨大なデータを1つ1つ分析できる方)
- 社内外の関係者を巻き込みながら事業を推進できる方
- データやファクトを基に論理的且つ建設的な議論のできる方
- 複雑性なデータや原因が分からない事象に対して構造的に考えることのできる方
あくまで一例ではありますが、Webマーケティングのスキルを高めて将来どのようなキャリアを歩んでいきたいのか?未経験の場合は、しっかりと考えることで面接通過率も上がるだけではなく、納得度の高い転職活動ができるはずです。
事業会社マーケティング職への転職は難しい
転職市場でも広告代理店から事業会社への転職を希望される方は男性・女性問わず多いため、事業会社マーケティング職への転職が難しい理由をお伝えします。
- 事業会社への転職を希望する方が市場に多いため競争倍率が高い
- マーケティングスキルや営業スキルなどのスキルセットを重視する
- 事業を推進する戦略的思考を求める
- 扱う予算が増えるため、広告運用で単月予算400万円〜1000万円以上を求める傾向がある。
事業会社では複数のサービスやプロダクトを展開しているため、求められるスキル経験が高くなります。
例えば、事業会社の広告運用マーケターであれば、リスティング広告などの運用型広告をメインとした集客に関して、戦略の立案から施策の実施~効果検証~さらなる改善、を一気通貫で実施。「事業成長を最大化させるため」 の 「集客の最適化」 を実現していきます。
また、社内のエンジニアやデザイナーと連携しながらスピード感を持って施策をする必要があるため、関係者を巻き込んだ推進が求められます。そして、集客後の営業指標など、事業との連動性を意識した事業成功につながる戦略・施策立案・実施が求められます。
そのため、 事業全体に対して強く興味・関心を持ちながら、事業貢献できることに喜びを感じる方でないと事業会社への転職はオススメしません。
このように、事業会社への転職に限らず、代理店から代理店でも押さえておくポイントがあります。
事業会社マーケターを目指し、転職エージェントを利用する場合は、広告代理店からの転職支援実績や情報の質の高さを確認されることをオススメします。
広告代理店から事業会社の営業職はどうか?
先ほど、事業会社のマーケティング職への転職は簡単ではないとお伝えしましたが、AP(アカウントプランナー)の経験やコンペなどの営業経験を活かしての転職ではどうでしょうか?
マーケティング職と比べると営業職であれば、スキルジャッチでの採用ハードルは下がります。だからといって簡単に転職ができるわけではありませんが、広告代理店営業で身につけた「企画提案力」や「売上を作る経験」「資料作成力」「数字を追う経験」は転職先でも活かす事ができるスキルです。
将来から逆算したキャリア設計をし、転職活動をしましょう。
広告代理店からの転職を成功させたい方へ
広告代理店からの転職を考える際は、業界や職種の知識だけでなく、自分の強みや価値観を再確認することが重要です。セカンドキャリアの選択肢は多岐にわたり、これまで培ってきた経験やスキルを活かせる就職先も数多く存在します。
一人で悩まず、広告業界出身者の転職支援に強い転職エージェントに相談することで、視野が広がり、自分に合ったキャリアの選択肢が見えてくるはずです。
「広告代理店からの転職を成功させたい」「次こそ自分らしく働ける環境を見つけたい」という方は、まずは転職エージェントへの登録から一歩を踏み出してみましょう。
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