JACリクルートメントはハイクラス層の転職支援に強みを持つ転職エージェントで、無料で参加できるオンラインセミナーを定期的に開催しています。
無料で気軽に参加できるので求職活動の実績作りにおすすめですが、参加する際はいくつか注意点があります。
本記事では、JACリクルートメントのセミナーが本当に実績として認められるのか、認定される条件や証明の方法、参加の流れまで詳しく解説します。
オンラインセミナーで求職活動実績を作りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
JACリクルートメントのオンラインセミナーは求職活動実績にできる
JACリクルートメントが主催するオンラインセミナーは、参加の形式や内容によっては、ハローワークにおける求職活動実績として認められます。
求職活動実績を作る前に、JACリクルートメントとは何か、そして求職活動実績として認定されるための要件を把握しておくと安心です。
- JACリクルートメントとは?
- 求職活動実績として認められる条件
JACリクルートメントとは?
JACリクルートメントは、外資系企業や管理職などのハイクラス層への転職支援に強みを持つ人材紹介会社です。
主に年収600万円〜1,500万円のミドル~ハイクラス層を対象としており、専門性の高いキャリアアドバイザーがマンツーマンで転職活動をサポートしてくれます。
また業界別・職種別のセミナーも開催しており、求人の動向や面接対策、外資系企業特有の選考ポイントなど、実践的な情報を得られる場として人気です。
求職活動実績として認められる条件
失業保険の求職活動実績として認められるには、以下いずれかの条件を満たす必要があります。
(1) 求人への応募(応募書類の送付、面接、オンライン 自主応募)
(2) ハローワークが実施するもの(ワークプラザ、 マザーズハローワーク、就職情報室を含みます。) 求職申込み、職業相談、職業紹介(オンライン紹介)
(3) 許可・届出のある民間事業者等(民間職業紹介事業 者、労働者派遣事業者、地方公共団体)が実施するもの
(4) 公的機関等(独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援 機構、地方公共団体、求人情報提供会社、新聞社)が実施するもの
(5) 再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験を受験
JACリクルートメントのオンラインセミナーは、上記の3つ目の条件に該当します。
ただし、JACリクルートメントのオンラインセミナーすべてが実績の対象になるわけではなく、以下の条件を満たすセミナーのみ実績として認められます。
- セミナーの内容が「職業に関する情報収集」や「就職支援活動」に該当する
- 申し込み、参加記録が残る形で実施されている
JACリクルートメントのように企業公式が主催している場合は、比較的実績として認められやすい傾向にあります。
ただし録画視聴やオンデマンド型は対象外になることもあるため、リアルタイムでのオンライン参加が推奨されます。
JACリクルートメントのオンラインセミナーを求職活動実績にする流れ
JACリクルートメントのオンラインセミナーを実績として活用するためのステップを具体的に解説します。
登録から申請まで1つずつ確実に準備を進めることで、安心してハローワークに申告できます。
1.JACリクルートメントに登録する
JACリクルートメントのオンラインセミナーに参加するには、会員登録が必須です。
JACリクルートメントの公式サイトにアクセスし、「転職支援サービスに登録 」をクリックして会員登録をおこないます。
登録は無料で、基本情報や職務経歴などを入力するだけで完了します。
登録なしではセミナーに申し込めないため、求職活動実績を作る最初のステップとして必須です。
2.オンラインセミナーを探して参加を申し込む
会員登録が完了したら、JACリクルートメントのマイページやメール案内を通じて、参加できるオンラインセミナーを探します。
セミナーには「業界分析」「履歴書・職務経歴書の書き方」「外資系企業の面接対策」など、多彩なテーマがあります。
対象者が限定されている場合もあるため、申し込む前に参加資格や日時、使用ツール(Zoomなど)の確認が必要です。
3.マイページ経由で視聴する
セミナー当日は、JACリクルートメントのマイページや案内メールから指定のURLにアクセスして視聴します。
セミナーはZoomやTeamsなどのWEB会議システムでおこなわれ、参加者の出席記録が残る形で実施されます。
ただし、途中入退室があると実績として認められにくくなるため、開始前からログインして待機することが望ましいです。
4.オンラインセミナー参加確認のメールを保存する
セミナーに参加すると、参加確認メールがJACリクルートメントから送られてきます。
メールには開催日時やセミナータイトルが明記されており、求職活動実績を証明する資料として使えます。
PDF化して保存するか、スクリーンショットを撮っておくと、万一の確認時にも安心です。
5.失業認定申告書を提出する
オンラインセミナーに参加した後、失業認定申告書に実績内容を記載します。
ハローワークに失業認定申告書を持参し、不備がなければ、1回分の求職活動実績として認定されます。
セミナー参加時に保存していた確認メールなどを添えて提出すると、手続きがスムーズです。
失業認定申告書の書き方については下記の記事で詳しく解説しています。
失業認定申告書の書き方・提出方法
失業認定を受けるには、ハローワークに失業認定申告書を提出する必要があります。
失業認定申告書には、失業中にどのような求職活動をおこなったかを記載します。
記入ミスがあると認定が受けられず、給付が遅れることもあるため、正しい書き方と提出手順を理解しておくことが大切です。
失業認定申告書の書き方
失業認定申告書には、「求職活動の内容」「活動日」「活動先の名称」などを具体的に記載する必要があります。
記載内容が不明瞭だと実績として認められないので、正確に記入することが大切です。
- 「 ア 求職活動をした」に〇印を付ける
- 「(イ)職業紹介事業者による職業相談、職業紹介等」に〇印を付ける
- 「活動日」にセミナーを視聴した日付を書く
- 「利用した機関の名称」にJACリクルートメントと記載する
- 「求職活動の内容」に視聴したオンラインセミナーを記載する
必要事項を記入したら、ハローワークに失業認定申告書を提出します。
1回の認定期間につき2回以上の活動実績が必要なことが多いため、書き漏れに注意が必要です。
失業認定申告書の提出方法
失業認定申告書は、指定された「認定日」にハローワークに持参して提出するのが一般的です。
ただし、ハローワークへの来所が難しい人は、郵送やオンラインで提出も可能です。
- 緊急事態宣言期間中及び当該宣言解除後の最初の認定日の人
- 高齢(60歳以上)の人
- 基礎疾患のある人
- 妊娠中の人
- 子育てをしている人
- 病気で長期療養中の人
- 就職支援プログラム事業の支援対象の人
やむを得ず来所できない場合は、郵送やオンライン提出が認められるケースもありますが、事前の相談が必須です。
また提出時には、本人確認書類や失業認定の通知ハガキ、雇用保険受給資格者証なども必要になります。
提出後、職員による内容確認がおこなわれ、問題がなければ認定が完了し、雇用保険の支給がおこなわれます。
JACリクルートメントのオンラインセミナーに参加するメリット
JACリクルートメントのオンラインセミナーは自宅から参加できるため、忙しい求職者や遠方在住の人にとって利便性の高いサービスです。
オンラインセミナーに参加するメリットを把握しておくと、求職活動の効率を高める手段として活用できます。
オンライン開催のため自宅で参加できる
JACリクルートメントのオンラインセミナーは完全リモート形式で実施されるため、インターネット環境さえあれば自宅から参加が可能です。
移動時間や交通費の負担がなく、地方に住んでいる人や子育て中の人も、気軽にセミナーに参加できます。
また空き時間を活用して効率よく情報収集ができるため、日常生活との両立もしやすくなります。
無料で気軽に参加しやすい
JACリクルートメントのオンラインセミナーは登録者向けに無料で提供されているため、経済的な負担を気にせずに参加できます。
会員登録をした後、すぐに申し込むことができるので、手続きもスムーズです。
オンラインセミナーは転職活動を進めるうえで役立つテーマが多く、初心者でも参加しやすい構成なので、情報収集やモチベーション維持にもつながります。
転職や業界に関する専門知識を学べる
JACリクルートメントでは、業界ごとの最新動向や転職市場のトレンド、外資系・ハイクラス転職のノウハウなど、専門性の高い情報を提供しています。
他社エージェントのセミナーによくある初心者向けの内容ではなく、キャリアアップに役立つ実践的な内容が多いため、参加者にとって非常に有益な学びの場になります。
2025年10月時点で、JACリクルートメントの公式サイトで公開されているセミナー情報を紹介します。
| セミナー名 | リスキリングは本当に仕事に生かせるのか? VUCA時代、可能性を広げるためのキャリアの育て方 |
|---|---|
| 開催日時 | 10月30日(木)12:00~13:00 |
| 開催場所 | オンライン(事前申込制) |
| 定員 | 800名(定員に達し次第、受付終了) |
| 主催者 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
| 参加費 | 無料 |
| スケジュール | 12:00-12:50 澤円氏講演 12:50-12:55 JAC Recruitmentの説明 |
出典:JAC Recruitment 転職イベント・セミナー情報
マイクやカメラはオフのまま自宅から気軽に参加できるのも魅力のひとつです。
大手企業の役員が講師として登壇することも多く、今後の業界の動向や現場で求められるスキルなどを学べます。
JACリクルートメントのオンラインセミナーに参加するデメリット
JACのオンラインセミナーは便利な反面、注意点もいくつか存在します。
参加前にデメリットを知っておけば、ミスマッチや後悔を避けられます。
セミナーのアーカイブは視聴できない
JACリクルートメントのオンラインセミナーは基本的にリアルタイム開催であり、後日アーカイブ視聴はできません。
そのため、予定が合わずに参加できなかった場合は、求職活動実績を残せなくなります。
リクルートエージェントのセミナーは、リアルタイム配信だけでなくアーカイブ配信にも対応しているので、セミナー開催日と予定が合わない場合に役立ちます。
リクルートエージェントのセミナーに関して詳しくは以下の記事をご覧ください。
また以下より、リクルートエージェントのオンラインセミナーを確認できます。
セミナーの開催頻度が少ない
JACリクルートメントのセミナーは、他の大手転職サイトと比べると開催頻度が少なめです。
対象がハイクラス層に限られている場合もあり、すべての求職者に合う内容とは限りません。
事前申込制で定員に達し次第受付終了となるため、事前にセミナーの告知ページを定期的にチェックし、早めに申し込みをする必要があります。
転職エージェントのオンラインセミナーについて、さらに詳しく知りたい人は下記の記事も参考にしてみてください。
セミナーで求職活動実績を作るならリクルートエージェントがおすすめ
リクルートエージェントが提供するオンラインセミナーは、幅広い業種・職種に対応しており、地方在住者や時間のない人でも参加しやすいのが特徴です。
- 定期的に求職者向けセミナーを開催している
- 後日アーカイブ視聴ができる
- セミナー参加後のメールを参加証明にできる
セミナーの開催頻度が高く、平日夜間や土日も実施されているため、他の転職サービスと比べて日程調整がしやすい点が魅力です。
また、内容も「転職初心者向け」「書類添削」「面接対策」「業界研究」など多岐にわたり、自分のステージに合わせて学べる構成になっています。
さらに参加後はメールやマイページに参加履歴が残るため、求職活動実績の証明にも活用しやすいのも大きなメリットです。
JACリクルートメントのセミナーの求職活動実績によくある質問
JACリクルートメントのセミナーによくある質問と回答をまとめました。
JACリクルートメントは個人情報の取り扱いに慎重であり、本人の同意なしに紹介や連絡をすることはありません。
また登録時に「現職の会社名」を伏せることも可能で、「この企業には紹介しないでほしい」というブロックリストの設定もできます。
企業への推薦の際も必ず本人の了承を得てからおこなわれるため、勝手に情報が漏れる心配はありません。
- 業界経験が浅い
- スキルのマッチ度が低い
- 希望年収が市場相場より大きく乖離している
- 職種や勤務地の希望が限定的すぎる
上記に該当する人は紹介可能な案件が限られるため、求人を紹介されない可能性が高いです。
希望条件を絞り込みすぎずに、ある程度柔軟な条件設定をして登録しておくと、求人を紹介されやすくなります。
また紹介されない理由は個別に異なるため、専任のコンサルタントに連絡してフィードバックをもらうのがおすすめです。
特に新卒や職歴が浅い人、年収300万円未満の層にはあまりマッチする求人が少なく、サポート対象外となることがあります。
これは個人の能力不足を意味するものではなく、JACのサービスがハイクラス層向けに特化しているためです。
もし登録後に利用不可となった場合は、リクルートエージェントなど別の転職エージェントと併用して転職活動を進めるのが現実的です。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。





























