2025年4月に入社して間もない25卒のあなたへ。最近、こんな気持ちになっていませんか?
- 毎朝起きるたびに「会社に行きたくない」と思ってしまう
- 入社前に想像していた仕事と実際の業務にギャップを感じている
- 「まだ早いけど、辞めたい」けれど、それを口にするのが怖い
そんなふうに感じることは、決して珍しいことではありません。事実、20代の若手社員の多くが入社から数ヶ月で違和感を覚えています。それはあなた一人だけの悩みではなく、環境や価値観のミスマッチが原因であるケースも多いのです。
私はこれまでに、何人もの新卒者から「もう辞めたいんです」と相談を受けてきました。その中で気づいたのは、「本音を言える場がない」ことが一番のストレスだということ。
だからこそ、この記事ではあなたが抱えている葛藤に寄り添いながら、キャリアアドバイザーとして現実的な選択肢をお伝えします。
「辞めたい」と感じる25卒が多いのはなぜ?
25卒として入社1ヶ月〜3ヶ月。周囲はみんな頑張っているように見えるのに、自分だけがついていけていないような気がしていませんか?
実は、25卒だけでなく、10年以上前から「新卒1年目の早期離職」は珍しいものではなくなってきました。
25卒に限らず、新卒の3人に1人が3年以内に辞めているというデータがあります。
特に近年では、1年目の「夏前」に辞めたい気持ちがピークになる方も多いのが現実です。
25卒に多い辞めたい理由とは?
- 仕事内容のミスマッチ:入社前に思い描いていた仕事内容とギャップがあった。
- 仕事にやりがいがない:配属された部署で自分のやりたいことができない。
- 人間関係のストレス :上司や先輩に性格が悪い人がいた。いじめてくる。
- 職場の社風が合わない:体育会系・年功序列・残業前提など、入社後に知った。
- 将来が見えない不安 :このまま続けても自分のタメにならない。
こうした悩みは「甘え」ではありません。
新卒の段階で仕事の適性や将来像を完璧に見通すのは不可能です。だからこそ、自分の違和感に敏感であることは大切なのです。
25卒の早期離職は“負け”じゃない
「最初の会社で長く働くべき」といった価値観は今や時代遅れになりつつあります。
多様な働き方が認められる現代では、自分の成長にとってプラスになる環境を探すことが、長期的には正しい選択です。早期離職は決して失敗ではなく、軌道修正と捉え直してみましょう。

25卒が今すぐ辞めても大丈夫?第二新卒という選択肢
辞めたいと思った時、最も不安になるのが「今辞めてしまって転職できるのか?」という点です。ですが、実は「第二新卒」という枠での転職市場は年々拡大しており、新卒3年以内の若手はポテンシャル枠として積極採用の対象とされています。
第二新卒って本当に有利?
はい、有利です。企業が第二新卒を歓迎する理由は以下のとおりです:
- 基礎的なビジネスマナーを既に身につけている
- 若いため柔軟に成長できる可能性が高い
- 即戦力ではなく“伸びしろ”を重視される
私がサポートした25卒の方の中には「営業職に配属されたけど、やはりITエンジニアになりたい」と退職を決意し、未経験からITベンチャーに内定した事例もあります。
彼女は「最初の会社での経験があったから、逆にやりたいことが明確になった」と話してくれました。
企業側も「早期離職」は気にしていない?
もちろん、退職理由や転職理由をきちんと説明できることが前提ですが、企業側も今の若者の「早期キャリアチェンジ」を前提に採用を進めているケースが増えています。
特にベンチャー企業やIT業界では、第二新卒採用が積極的に行われています。

25卒が後悔しない転職をするために必要な準備とは?
25卒の場合、退職や転職は「勢い」ではなく、「準備」がカギです。以下に、転職を前向きに進めるためのステップをご紹介します。
ステップ1:自己分析をしっかり行う
自分が「なぜ辞めたいのか」「どんな働き方をしたいのか」を言語化しましょう。
頭の中だけで考えるよりも、紙に書き出したり、転職エージェントやキャリア相談サービスを活用して対話しながら整理するのがおすすめです。
ステップ2:転職市場の情報を集める
第二新卒向け求人は、リクナビNEXTなどの一般サイトよりも、エージェント経由の非公開求人の方が圧倒的に多いです。
未経験OK・教育制度充実・ポテンシャル採用など、自力では探しにくい求人を効率的に集めるには、プロに任せるのが近道です。
ステップ3:自己PR・職務経歴書を磨く
「新卒なのに職務経歴?」と不安になるかもしれませんが、研修や配属直後に学んだこと・挑戦したことを経験として整理するだけで、立派な材料になります。ここもエージェントが親身に添削してくれます。
25卒「辞めるべきか残るべきか」迷ったときの判断軸
誰しも、辞めるか残るかの決断には迷いがつきものです。以下の3つの視点を自分に問いかけてみましょう。
視点1:心と体の状態を見つめる
- 朝起きるのがつらい
- 食欲がない、眠れない
- 涙が勝手に出てくる
これらが続くようであれば、それは「心のSOS」です。自分を守る選択として、退職や休職も立派な行動です。
視点2:この先に希望が持てるか
「ここで学べることがまだありそう」「この上司とは一緒に働きたい」と思える要素が少しでもあるなら、少し様子を見るのもひとつの選択肢です。
視点3:「辞めた後」のビジョンが描けるか
転職後の自分の姿が具体的に思い描けるなら、気持ちが逃げではなく前向きになっている証拠です。そのタイミングで行動に移すと、後悔が少ない傾向にあります。

社会人一年目の転職体験談
新卒1年目の転職:営業からITエンジニアへ
Aさん(女性・24卒)は大手メーカーの営業職として入社。配属先では飛び込み営業が中心で、数字に追われる毎日に違和感を感じていました。研修で受けたITツールの操作や、自社のシステム企画部との連携業務に興味を持ち、「もっと技術側で働いてみたい」と退職を決意。
転職エージェントと面談を重ねながら、自らもプログラミングスクールに通い、未経験から自社開発系のIT企業に内定。現在は初級エンジニアとしてキャリアを積んでいます。「営業経験があったからこそ、ユーザー目線でシステムを考えられる」と、前職での経験も活かされています。
新卒1年目の転職:飲食店スタッフから人材業界の営業へ
Bさん(男性・23卒)は、飲食チェーンに新卒で入社し、店舗運営スタッフとして働いていました。しかし長時間労働と不規則な生活、マニュアル中心の業務にやりがいを感じられず、半年経たずに退職。
「人と関わる仕事は好きだけど、もっと人の人生に寄り添える仕事がしたい」との思いから、転職エージェントに登録し、未経験から人材紹介会社の営業職にチャレンジ。面接では、飲食時代の接客スキルやアルバイトリーダーとしてのマネジメント経験をアピールし、見事内定を獲得。
現在は法人営業として、企業と求職者の間に立ってマッチングを行う日々を送っています。「前職ではただの“作業”だったけど、今は人の人生に関わるやりがいを感じられている」と語ってくれました。
新卒1年目の転職:事務職から広報・企画職へ
Cさん(女性・22卒)は、大手企業の一般事務職として新卒入社しました。安定した環境で働けることに安心は感じていたものの、ルーティン業務が中心で「自分のアイデアを活かす場がない」と感じる日々に疑問を持つように。
学生時代にSNS運用やイベント企画をしていた経験を思い出し、「もっとクリエイティブな仕事がしたい」と転職を決意。ポートフォリオを作成し、自主的に運営していたSNSアカウントをアピール材料にして、広報アシスタント職での内定を獲得。
未経験でも「熱意」や「過去のアウトプット」で勝負することで、希望職種への転職を実現しました。「事務経験も役立っていて、資料作成や社内調整では前職のスキルが活かされている」と話しています。

まとめ:25卒のキャリアは自分で決めていい
社会人1年目で「辞めたい」と感じるのは、あなたが真剣に働くことと向き合っている証拠です。自分の感情を大切にすることは、甘えではありません。
キャリアは一本道ではありません。間違えたと思えば、やり直せばいいんです。第二新卒としてのチャンスはまだまだたくさんあります。何より、20代前半は学び直しも挑戦もきくゴールデンタイムです。
最後に:ひとりで抱えず、プロに頼ってみませんか?
25卒で「辞めたい」と思ったとき、真っ先にすべきことは誰かに相談することです。
プロのキャリアアドバイザーは、あなたの本音を否定せずに受け止め、次の一歩を一緒に考えます。転職するかどうかを決めていなくても構いません。気軽に話してみるだけでも、気持ちがグッと軽くなるはずです。
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