今回は「ディーラー(自動車販売)から転職したい人」に向けた記事になります。
ディーラーから転職するのであれば、しっかりとリスクを認識した上で進めることがポイントです。
また、地方・都内で状況は変わってくると思いますので、ご自身の状況や条件に合わせてご判断することも必要になってくるかと思います。
それでは自動車ディーラーからの転職について解説していきます!
目次
ディーラー経験者の転職理由
自動車ディーラーは離職率の低い職種ではありません。
確かに、ディーラーをするメリットも多いです。具体的には、自社の車なら割引価格で乗ることができるので色々な車種に乗ることができたり、売上げノルマを達成すればその分給料が上乗せされたりします。
しかしながら、デメリットも大きく、転職を考える人が多いのも事実です。
転職をお考えの際はぜひすべらないキャリアエージェントにご相談ください。
徹底的な自己分析サポートが強みなので、現職のどこが不満なのか、どうすればその不満を転職を通じて解決できるか?を一緒に考えていきます。
では、そのデメリットをご紹介していきますね。
今回は転職理由を元に、企業への伝え方をレクチャーしたいと思います。
ノルマがきつい
カーディーラーの仕事はノルマが厳しいことで知られています。
というのも、高単価の商材で、個人に、店舗で営業するスタイルなのでマネジメントが厳しくなりがちなんです。
ノルマを達成できない場合、基本給のみになってしまい手取りがかなり低く抑えられてしまいます。特に中古車のディーラーをしている人にこの傾向が強いように思います。
場合によってはノルマを達成できないと自腹を切って車を購入したり、家族や親戚、知り合いのツテを辿って営業をかける必要が出てくるところもあるようですね。そうなってしまうと精神的にもかなりキツいですよね。
他にも、ノルマを達成するためにより高い車を売ろうとしたり、無理に保険をオプションでつけようとせざるを得ないこともあるようです。
そういった劣悪な環境を変えたいという理由が挙げられます。
企業に伝える場合は、前提として営業職は売上を作る職種であり、宿命です。
そのため、顧客への価値提供や営業スタイルを理由に企業に伝えると良いでしょう。
例えば以下のような伝え方があります。
数字達成は前提ですが、顧客への価値提供という点で〇〇に課題を感じており、今回の転職では〇〇を改善したいと考え転職活動をしております。
上記のような伝え方をすると、企業側に「ポジティブな転職」という良い印象を与える事が出来るでしょう。
休日出勤が多い
次に多い転職理由としては、ライフステージの変化とともに、土日祝が休みとなる職種に転職したいという声です。
店舗で営業をするため、出勤はシフト制であることがほとんどで、働き方が整っていないことも多いんです。
他にも購入後のお客様のアフターサービスが大変という事例もよくあります。
販売した車がどこか故障した場合や問題があった場合、お客様は購入したディーラーに電話してきます。
必要に応じて車両の搬送や整備、洗車までディーラーが自分でやらなくてはならないときもあります。人によってはこれらが合わなく、非常にストレスになってしまうのも事実です。
そのため企業に伝える場合は、ライフワークバランスを改善したい理由をしっかり伝える必要があります。
親の介護、残業時間が40時間以上(20時間程度は相場になるため面接官に伝えるのは逆効果です)などは伝え方を誤らなければ、面接で伝えても問題ありません。
遊びに行きたい、ゆっくり休みたいというのが本音だと思いますが、その分企業に利益やコミットができるのか?を採用担当は確認をするため、特別な理由がないのであれば、伝えない方が良いといえます。
パワハラ
業界の特徴としてもパワハラを理由に転職を希望される方も多く、対応について相談があります。
ノルマが厳しく、古くからある業界なのでこのようなハラスメントがある場合も多いようです。
結論、パワハラについては述べて問題がありません。
とはいえ、伝え方のテクニックがあります。パワハラがある中でどういった改善行動をしたのかを伝えなければなりません。
例えばですが、上司に相談をした、採用担当に連絡をした、本部に掛け合ったなどの行動が必要です。
行動したあと関係が悪化することを恐れてしまい、なかなか行動できない方もおりますが、面接官としては「何もできないのは良くない」というイメージを持たれてしまうため「何かしらの行動は取りましたが、聞き入れてもらえず、止むを得ず転職、退職をしました。」と伝えることは大切です。
そのほかの理由がある場合は、面接官に「ネガティヴ転職」だと思われない伝え方がありますので、支援が必要でしたらお気軽にご相談頂ければと思います。
将来への不安
上述したパワハラや出勤日が不規則なこと、給料が安定しないことももろんですが、自分の市場価値が高まらないのではないかという不安を抱えている転職者がとても多いです。
このように考える理由として、カーディーラーが有形商材の個人営業であることが挙げられます。
確かに、市場価値が上がりやすいのは無形商材の法人営業です。
ただ、このように成長意欲のある転職理由は企業から最も歓迎されます。
入社後も活躍しようと努力して、実際に成果を上げているイメージが湧きやすいからです。
この場合、どうして転職を希望する企業なら市場価値が上がると考えるのかをしっかり言語化しましょう。
ディーラーの経験を生かすなら営業職
転職する業界、職種の選択肢としては人材業界・Web業界・IT業界・メーカー・高級商材の店舗販売・保険業界などの営業職が挙げられます。
営業職を経験しておくことは今後のキャリアにおいても有利に働きます。
営業職につくメリットなどは下の記事をご覧ください。
人材業界
人材業界の場合は、経営者や役員に提案をする法人営業(RA)、転職支援を行う個人営業(CA)があります。
代表的な企業は「リクルートキャリア」「エン・ジャパン」「JAC」「マイナビ」などです。
また、派遣事業や人事コンサルも人材業界です。
人材業界は基本的に年収も高く、キャリアパスとしてはその後起業や独立をする方も多く、専門領域を深めるという意味で人事職の選択もできます。
中長期的な視点で年収だけでなく、市場価値を上げることができるのが魅力だと思います。
とはいえ、未経験での転職は非常に難しく、面接対策や書類添削を行う必要があります。
弊社には人材業界への転職に特に強みを持つエージェントが加盟しています。
こちらに相談していただけますと、転職の成功可能性は上がってくると思います。
Web業界
Web業界で人気なポジションが「Webマーケティング職」です。
もう一つ人気な職種が「サイバーエージェント」「楽天」「電通」「セプテーニ」などのネット広告代店、通称アカウントプランナーです。
しかし残念ながら未経験でWebマーケティングに携わるには、法人営業3年以上が必須です。
そのため、3年程度ネット広告代理店や求人媒体で営業経験を積み、挑戦するのが理想です。
Webマーケティング業界への転職に関しては以下の記事を参考にしてください。
一方、車の専門知識が求められるアフィリエイトメディアであれば転職することができます。
昨今、カーリースの需要が高まっていることも伴い、このようなメディアでも専門知識を保有している人が求められるためです。
そもそも転職を迷っている方へ
「まだ転職を迷っている段階だから、エージェントに直接支援をお願いするのはハードルが高いな、、」
と考えている方もいらっしゃると思います。
キャリアの方向性が定まっていない状態で転職エージェントに相談してしまった場合、転職する事が出来たとしても、入社後のギャップに悩まされるケースが非常に多いです。
弊社では転職活動を始める前の、「そもそも転職するべきか?」「キャリアアップするにはどうしたら良いんだろう?」といった悩みをもつ方に向けてキャリア相談を受け付けています。
転職活動を始める前に、キャリアについて不安や疑問がある方は是非ご相談下さい。
弊社、すべらないキャリアエージェントでは、転職者の相談に乗るCA(キャリアアドバイザー)と企業の採用の相談に乗るRA(リクルーティングアドバイザー)を兼任しています。
そのため、両方の特徴を把握した上での求人の紹介ができるという強みがあり、実際に書類選考通過率は大手の6倍、内定率は4倍と圧倒的なサポート力が特徴です。
カーディーラーからの転職で評価されるポイント
カーディーラーから転職するにあたって、「自分の市場価値が低いんじゃないか」「どこにも転職できないんじゃないか」と不安になってしまう人は多いです。
ですが、カーディーラー出身の人には専門知識が備わっているだけではなく、他にも企業にとって魅力的な部分があるんです。
以下で紹介していきますね。
富裕層への営業力
カーディーラー出身の転職者のコミュニケーション能力は、効果的にアピールできれば高く評価されます。
特にアピールしたいのは、富裕層を相手に営業をかけた経験です。
確かに個人営業は法人営業よりも難易度が低いと思われがちなのですが、単価が高い商材を富裕層に売るのは、そうでない営業と比べてテクニックが必要なので評価されやすいです。
ある意味懐に入って、相手に自分の良い印象を残せるのは、他の業界でも評価されます。
提案力
先述したように、車は高単価ですので、購入の意思決定までに時間がかかります。
この時間の間に他の店舗を回ったり、そもそも車の購入を見送ってしまう可能性があります。
そんな中、適切なタイミングで顧客と接点を持ったり、どのような車が欲しいかを丁寧にヒアリングし、これを活かした提案をすることはとても評価されます。
自分がどのように工夫してお客様に車を買っていただいたかを面接官に伝えるようにしましょう。
ディーラー経験者が転職する場合のボトルネック
まず、他業種や他職種に転職する場合、書類でお見送りになることがあります。
一般的には20代、もしくはギリギリ35歳までが新たにチャレンジをする場合の目安となります。
また、転職理由がネガティヴな理由になったり、志望動機が浅くなり、なかなか内定まで繋がらないことがあります。
面接対策をしっかり行うことで転職の成功率を上げることができますので、ネットなどを活用し、対策をされると良いかと思います。
ディーラーからの転職を考えているあなたへ
自動車ディーラーからの転職についてその理由、転職先、その後のキャリアについて書いてみましたがいかがでしたか?
ディーラーから転職する場合、20代の方の場合は選択肢も豊富にあり、安易に転職先を決めてしまい、短期離職につながるケースが多いです。
そんな時に、自分に合った転職先を選びながら、選考対策を行い転職決定率を上げる為に、転職エージェントを活用しながら転職活動することをオススメします。
とはいえ、転職エージェントといっても様々な転職エージェントが存在します。
多くの転職エージェントの中からご自身にピッタリなエージェントを自力で見つけるのは至難の業ですよね?
弊社には、各分野の専門家である転職エージェントが在籍しており、お問い合わせいただいた方の属性に合わせてピッタリなエージェントをご紹介する事が出来ます。
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末永 雄大
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