「ハローワークで求人を検索したけど、これって求職活動の実績になるの?」「求人サイトの検索だけで実績にできたら簡単なのに…」と悩む人は多いと思います。
結論から言うと、求人検索だけでは求職活動実績としては認められません。ですが、検索と他の行動を組み合わせることで、確実に実績として認められる方法があります。
この記事では、転職のプロが検索だけでは実績にならない理由と検索を実績化するための3つの具体的な方法、効率的に実績を作るためのポイントをわかりやすく紹介します。
求職活動実績は検索だけで認められる?
失業保険をもらうためには、定期的に「求職活動」をおこなう必要があります。多くの人が「ハローワークや転職サイトで求人を検索したら実績になるのでは?」と思いがちですが、実は検索だけでは求職活動実績として認められません。
ハローワークが実績として認めるのは、「誰が見ても確認できる、積極的な就職活動」です。
求人を眺めているだけでは、「本気で就職を目指しているのか」「実際にどんな行動をしたのか」が証明できないため、実績としてカウントされないのです。
ここでは、求職活動実績として認められる活動と注意しておきたいポイントを以下の流れで詳しく解説します。
- 求職活動実績として認められる活動
- 求人検索だけでは記録が残らない
- ハローワークが求める「積極的な求職活動」とは
求職活動実績として認められる活動
ハローワークでは、失業保険を受け取る人が「本気で就職を目指しているかどうか」を確認するために、求職活動実績の基準を明確に定めています。
厚生労働省によると、次のような活動が正式な実績として認められています。
活動の種類 | 具体例 | 特徴 |
---|---|---|
求人への応募 | ハローワーク・転職サイト・企業サイトからの応募 | 応募した時点で実績、選考結果は不問 |
職業相談・職業紹介 | ハローワーク窓口での相談、転職エージェントとの面談 | 予約不要の場合も多く気軽に利用可能 |
セミナー・講習会参加 | ハローワークや転職エージェントのオンラインセミナー | オンライン参加も可能、参加証明書が必要 |
資格試験の受験 | 国家資格・業界関連の検定試験 | 合格する必要なし、受験票が証明書類 |
これらの活動に共通しているのは、「あとから見ても確実に行動したとわかる記録が残る」という点です。たとえば、企業への応募なら応募履歴や確認メール、職業相談ならハローワーク職員による受給資格者証への押印、セミナーなら参加証明書などがその証拠になります。第三者が見ても「たしかにこの人は活動した」と判断できることが大切です。

求人検索だけでは記録が残らない
求人検索が求職活動実績として認められない一番の理由は、「検索した証拠が残らないこと」です。ハローワークや転職サイトで求人を検索しても、その履歴は個人の記録として保存されません。
どの求人を何件見たか、どれくらいの時間検索したかといった情報も、システム上には残らない仕組みになっています。

そのため、求人を検索しただけでは「いつ、どんな求人を見たのか」を証明できず、たとえ「○月○日に検索しました」と自己申告しても、実績としては認められないのです。
一方で、実績として認められる活動には以下のように必ず記録が残ります。
活動内容 | 記録の残り方 | 証明方法 |
---|---|---|
求人への応募 | 企業への応募記録、応募完了メール | メール画面やマイページのスクリーンショット |
職業相談 | 雇用保険受給資格者証への押印 | 資格者証の提示 |
セミナー参加 | 参加証明書、参加確認メール | 証明書または確認メールの提示 |
求人検索のみ | 記録なし | 証明不可 |
とはいえ、求人検索自体がまったく意味のない行動というわけではありません。検索で気になる求人を見つけたら、その求人票を印刷してハローワークの職業相談で詳しく話を聞いたり、そのままWebから応募したりすれば、しっかりとした求職活動実績になります。
つまり、検索は「実績につなげるための準備ステップ」として活用するのが大切なのです。
Web応募が確認されるのか?については、下記の記事も確認してみてください。
ハローワークが求める「積極的な求職活動」とは
厚生労働省が定める失業保険の制度では、「積極的に就職活動をしていること」が給付を受けるための大前提になっています。ここでいう「積極的な求職活動」とは、実際に就職に向けて動いている具体的な行動を指します。
準備段階とされる行動は主に以下のとおりです。
- 求人サイトで求人を検索する
- 企業のホームページを見て情報を集める
- 転職サイトに会員登録する
求人検索などの準備段階の行動も、転職活動には欠かせない大切なステップです。ただし、ハローワークの基準では「まだ実際の行動には移していない」と判断されるため、求職活動実績としては認められません。
一方で、準備から一歩進んで次のような具体的な行動をした場合は、実績として認められます。
- 求人に応募する
- ハローワーク窓口で職業相談を受ける
- 転職エージェントと面談する
- 就職関連のセミナーに参加する
ハローワークがこのような基準を設けているのは、失業保険が国民の大切な税金によって運営されているからです。本当に「働く意思がある人」を支援するために、誰が見ても「就職に向けて実際に行動している」とわかる活動だけを、求職活動実績として認めているのです。

求職活動実績として認められる活動をもっと詳しく知りたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。
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求人検索を求職活動実績にする3つの方法
求人検索だけでは実績にはなりませんが、検索とほかの行動を組み合わせれば、確実に求職活動実績として認めてもらうことができます。
ここでは、求人検索を実績につなげる3つの具体的な方法を紹介します。
1.ハローワークで求人票を印刷して職業相談と組み合わせる
ハローワークのパソコンで求人を検索し、気になる求人票を印刷して職業相談窓口に持っていく方法は、最も確実に実績を作れます。
以下に手順をまとめましたので確認していきましょう。
手順 | 内容 | 所要時間 |
---|---|---|
1. 受付 | 総合受付で利用カード発行 | 5分 |
2. 検索 | パソコンで求人を探す | 10〜15分 |
3. 印刷 | 気になる求人票を印刷 | 1分 |
4. 相談 | 職業相談窓口で求人について質問 | 10〜20分 |
5. 証明 | 雇用保険受給資格者証に押印してもらう | 1分 |
職業相談では、難しい質問をする必要はありません。たとえば、「この仕事の詳しい内容を教えてください」「未経験でも応募できますか」「残業はどのくらいありますか」といった、素朴な質問で十分です。
相談が終わると、職員が雇用保険受給資格者証にハンコを押してくれます。これが、正式な求職活動実績の証拠になります。

2.ハローワークインターネットサービスからWeb応募する
ハローワークインターネットサービスは、自宅から24時間いつでも利用できる公的な求人サイトです。このサービスで求人を検索し、気になる求人にそのまま応募すれば、求職活動実績として認められます。
記録保存については以下を参考に注意しておこなってください。
- 応募履歴画面: マイページのスクリーンショットを保存
- 応募完了画面: 応募直後に画面をスクリーンショット
- 求人票の内容: PDFダウンロードまたは印刷で保存
応募が完了すると、マイページに応募履歴が自動で記録され、認定日に「いつ・どの企業へ応募したか」を正確に報告できます。応募履歴のスクリーンショットは、実績の証明として特に有効です。
この方法は公的機関が運営しているため信頼性が高く、失業認定もスムーズです。深夜や早朝でも応募できるので、忙しい人でも無理なく実績を作れます。ただし、求人の内容には差があるため、応募前に労働条件や給与をしっかり確認しましょう。

求人の質が高く、書類の添削や面接対策も受けられるため、求職活動実績を作りながら本格的な転職活動も同時に進められますよ。
3.転職エージェントやサイトでの検索後に求人に応募する
リクナビNEXT、doda、マイナビ転職などの転職サイトや、リクルートエージェントなどの転職エージェントを通じて求人を検索し、応募する方法も求職活動実績として認められます。
それぞれのサービスの特徴を以下にまとめました。
サービス名 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
リクナビNEXT | 求人数が最大級 | 幅広い職種・業種をカバー |
doda | 転職エージェント機能も利用可能 | サポート機能と求人検索を同時活用 |
リクルートエージェント | 非公開求人20万件以上 | 書類添削・面接対策も充実 |
転職エージェントを利用する場合は、まず会員登録をして、キャリアアドバイザーとの初回面談(オンラインまたは対面)を受けます。
この面談では、自分の職歴やスキル、希望する条件を伝えると、アドバイザーがあなたに合った求人を紹介してくれます。紹介された求人の中から気に入ったものに応募すれば、求職活動実績として認められます。
転職エージェント経由の応募では、応募書類の添削や面接対策など、手厚いサポートを受けられるのも魅力です。実績を作りながら本格的な転職活動も進められるため、効率よく就職を目指せます。

転職エージェントのオンラインセミナーについて詳しい情報は下記の記事で解説していますのでチェックしてみてください。
求人応募の失業認定申告書への正しい書き方【記入例付き】
求職活動実績を作ったら、失業認定申告書に正しく記入することが重要です。記入ミスがあると認定が遅れる可能性があるため、正確な書き方を理解しておきましょう。
ここでは、失業認定申告書の基本的な記入項目から、応募方法別の具体的な記入例、そして記入時に気をつけるべきポイントまで詳しく解説します。
失業認定申告書の記入項目
失業認定申告書には、求職活動の内容を詳しく書くための欄があります。求人に応募して実績を作った場合は、どんな情報を記入する必要があるのか、主な項目をあらかじめ理解しておきましょう。

失業認定申告書の主な記入項目は以下のとおりです。
記入項目 | 記入内容 | 記入のポイント |
---|---|---|
求職活動の方法 | 該当する方法を選択 | (ア)(イ)(エ)から適切なものに丸をつける |
活動日(年月日) | 実際に応募した日付 | 認定対象期間内の日付を正確に記入 |
利用した機関の名称 | 応募で利用したサービス名 | ハローワークインターネットサービス、リクナビNEXT等 |
求職活動の内容 | 具体的な活動内容 | 求人への応募(○○株式会社)のように企業名も記入 |
求職活動の方法を記入する欄では、応募方法によって選ぶ記号が異なります。ハローワークインターネットサービスや窓口での応募は「(ア)公共職業安定所」、転職エージェント経由の応募は「(イ)民間職業紹介事業者」、転職サイトや企業のホームページからの直接応募は「(エ)その他」を選びます。

記入前には、応募完了メールやスクリーンショットなど、応募日と企業名がわかる資料を手元に準備しておくと安心です。
応募方法別の具体的な記入例
応募方法によって、失業認定申告書への記入内容が若干異なります。以下の表で、それぞれの方法に応じた具体的な記入例を確認しておきましょう。
応募方法 | 求職活動の方法 | 利用した機関の名称 | 求職活動の内容 |
---|---|---|---|
ハローワークインターネットサービス | (ア)に丸 | ハローワークインターネットサービス | 求人への応募(株式会社○○、求人番号:12345-12345678) |
転職サイト(リクナビNEXT等) | (エ)に丸 | リクナビNEXT | 求人への応募(株式会社△△) |
企業の採用ページ | (エ)に丸 | インターネット(企業ホームページ) | 求人への応募(株式会社××) |
転職エージェント | (イ)に丸 | リクルートエージェント | 求人への応募(株式会社□□、リクルートエージェント紹介) |
活動日(年月日)には、実際に応募した日付を正確に書きましょう。たとえば「令和7年1月15日」といった形で、必ず認定期間内の日付である必要があります。

申告書の記入例をもっと詳しく知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。
記入時のポイントと注意点
失業認定申告書を正しく書くためには、事前の準備と基本ルールの理解が大切です。記入する前に、応募完了メールやスクリーンショット、応募した企業の正式名称、応募した日時などを手元にそろえておきましょう。
記入時の基本的なルールを以下にまとめました。
- 黒色のボールペンを使用(鉛筆・消せるペンは不可)
- 楷書で丁寧に記入
- 修正液・修正テープは使用禁止(間違えた場合は二重線で訂正)
- 空欄は「なし」と記入
記入で最も大切なのは、事実に基づいて正確に書くことです。虚偽の内容を記入すると不正受給となり、厳しい罰則を受ける可能性があります。企業名は必ず正式名称で書き、日付は認定期間内の正しい日付を確認してから記入しましょう。
記入が終わったら、提出前にもう一度内容をチェックすることも大切です。特に企業名や日付は、応募時に保存したメールやスクリーンショットと照らし合わせて間違いがないか確認しましょう。

リクルートエージェントなら非公開求人が多く、キャリアアドバイザーのサポートも受けられるため、実績作りと本格的な転職活動を同時に進められますよ。
求人検索を求職活動実績にする際の注意点
求人検索を実績として認めてもらうためには、いくつか注意すべき大事なポイントがあります。やり方を間違えると、せっかくの活動が実績として認められなかったり、場合によっては不正受給を疑われてしまうこともあります。
ここでは、求人検索を活用して確実に実績を作るために、特に気をつけたい4つのポイントをわかりやすく紹介します。
検索だけでは実績にならないケース
まずは、実績として認められない具体的なNG行動を理解しておきましょう。これらの行動は転職活動の準備としては大切ですが、ハローワークの基準では「まだ実際に行動していない」とみなされ、求職活動実績にはカウントされません。
実績として認められないNG行動は以下のとおりです。
- 求人サイトやハローワークのパソコンでの検索・閲覧のみ
- 企業のホームページを見て情報を集めるだけ
- 転職サイトへの会員登録のみ
- 気になる求人のブックマークや保存のみ
- 知人への口頭での仕事紹介相談
これらが認められない理由を以下にまとめてみました。
活動内容 | 実績 | 理由 |
---|---|---|
求人検索・閲覧 | × | 記録が残らず証明できない |
求人への応募 | ○ | 応募記録やメールで証明可能 |
サイト登録のみ | × | 行動ではなく準備段階 |
職業相談 | ○ | 資格者証への押印で証明 |
求人検索は、「実績につなげるための準備」として上手に活用することが大切です。検索だけでは実績になりませんが、応募や職業相談などの具体的な行動と組み合わせれば、しっかり認められます。

効率的な実績作りの方法については下記の記事で更に詳しく解説しています。
応募のふりや虚偽申告は不正受給になる
実際には応募していないのに申告したり、存在しない企業名を書いたり、応募日を偽るといった虚偽の申告は絶対にしてはいけません。
ちょっとした嘘のつもりでも、後で大きなトラブルに発展する可能性があり、もし不正受給と判断された場合、非常に厳しい罰則が科せられます。
厚生労働省の公式資料では、次のような罰則が定められています。
罰則の種類 | 内容 |
---|---|
支給停止 | 失業保険を受け取る権利を失う |
返還命令 | 不正受給した失業保険の全額を返還する |
納付命令 | 不正受給額に加え最大2倍相当の納付を求められる場合がある |
刑事告発 | 悪質な場合は刑事告発される可能性もある |
ハローワークでは、申告内容に不自然な点がある場合、応募先の企業に確認を取ることがあります。たとえば、短期間に大量の応募を報告している場合や、同じ企業への応募を何度も申告している場合、存在しない企業名を書いている場合などです。
もし確認の結果、企業側で応募の記録が見つからなければ、その実績は無効になります。

同一求人への複数応募は1回扱い
同じ企業の同じ求人に何度も応募しても、求職活動実績としてカウントされるのは1回だけです。これは、厚生労働省が定めているルールに基づいています。
1回扱いとなる具体例は以下のとおりです。
- リクナビNEXTで応募した求人と同じ内容をdodaで見つけて再応募
- 応募から書類選考、一次面接、最終面接までの一連の選考過程
- 異なる転職サイトから同一企業の同一求人へ応募
- 異なる転職エージェント経由での同一求人への応募

スプレッドシートやノートに「応募日・企業名・求人内容」を記録しておくと、重複応募を防ぎながら確実に実績を積み重ねることができておすすめです。
認定対象期間内の活動が必須
求職活動実績として認められるのは、「認定対象期間内」におこなった活動だけです。認定対象期間とは、前回の認定日から次回の認定日までの約28日間のことを指します。
この期間の外でおこなった活動は、実績としてカウントされません。たとえば、認定期間が1月1日〜1月28日の場合、12月31日に応募したり、1月29日にセミナーに参加したりしても実績にはなりません。
必ず期間内の活動であることを確認してから申告しましょう。
認定回 | 必要な実績回数 | 注意点 |
---|---|---|
初回認定 | 1回以上 | 雇用保険受給説明会への参加が1回分としてカウント |
2回目以降 | 原則2回以上 | 求人応募の場合は1回でも認定される可能性あり(ハローワークの運用による) |

初回認定や認定日当日の対応について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
検索だけ以外で効率的に求職活動実績を作る裏ワザ
求人検索以外で、最も効率よく実績を作れるのは「オンラインセミナーの受講」と「転職エージェントとの面談」です。どちらも自宅で完結し、記録がしっかり残るため、忙しい人や外出が難しい人でも安心して実績を作れます。
オンラインセミナーは、リクルートエージェントやdodaなど、厚生労働省の許可を受けた民間企業が開催するものが対象です。自宅からオンラインで参加でき、セミナーが終わると自動で参加証明メールが届くため、実績の証明も簡単です。
オンラインセミナーのメリットを以下にまとめました。
- 自宅から24時間いつでも参加可能
- 参加証明メールが自動配信されるため記録が確実
- 履歴書の書き方、面接対策など就職に直結する内容
- ハローワークでの認定がスムーズ
転職エージェントとの面談も、ハローワークでいう「職業相談」と同じ扱いになり、正式な求職活動実績として認められます。キャリアアドバイザーとオンラインまたは対面で面談し、これまでの職歴やスキル、希望する業界・職種などを相談するだけで実績になります。
この面談では、実績を作れるだけでなく、非公開求人の紹介や応募書類の添削、面接対策、企業との条件交渉など、本格的な転職サポートも受けられるため、一度で多くのメリットを得られます。
求職活動実績を作るための効率的な組み合わせの例を紹介します。
組み合わせパターン | 第1回目 | 第2回目 | メリット |
---|---|---|---|
パターン① | オンラインセミナー受講 | 転職エージェント面談 | 自宅で完結、確実に2回達成 |
パターン② | 転職エージェント面談 | 面談で紹介された求人へ応募 | 実績+本格的な転職活動 |
パターン③ | オンラインセミナー受講 | Web応募 | 学んだ知識をすぐ実践 |
この2つの方法の最大のメリットは、短期間で効率よく2回分の実績を作れることです。たとえば、第1週にオンラインセミナーを受け、第3週に転職エージェントと面談すれば、それだけで認定に必要な2回の実績が完成します。
さらに、面談後に紹介された求人へ応募すれば、次回の認定でも簡単に2回分の実績を作れます。

さらに詳しい実績作りの方法を知りたい人は下記の記事を参考にしてください。
求職活動実績の「検索だけ」に関するよくある質問
求人検索と求職活動実績について、多くの人が疑問に思うポイントをまとめました。ここでは、特によくある4つの質問に対して、具体的に回答します。
ただし、真剣に求人を探したものの希望条件に合う求人が見つからなかった場合は、窓口で申し出ることで「求人検索スタンプ」を押してもらえることがあります。
確実に実績を作るには、検索した求人票を印刷して職業相談を受けるか、そのまま応募することが必要です。
また、失業認定申告書の内容に不自然な点がある場合は、ハローワークが応募先企業に確認をおこなうことがあります。たとえば、短期間で大量の応募を報告している場合や、同じ企業への繰り返し応募、内容に矛盾がある場合などです。
ただし、認定日当日にハローワーク窓口で職業相談を受ければ、その場で1回分の実績になる可能性があります。実績が足りないときは正直に「実績が足りません」と職員に相談すると、当日の職業相談や求人紹介で対応してくれることが多いです。
ただし、2回目以降の認定では原則として2回以上の実績が必要になります。初回認定が終わったら、次に向けて計画的に求職活動を始めましょう。
求職活動実績は検索と他の活動を組み合わせて確実に作ろう
求人検索だけでは実績になりませんが、検索と他の行動を組み合わせれば、確実に実績として認められます。検索が実績にならない理由は「記録が残らない」「証明できない」「まだ行動していない」の3つです。
一方で、求人票を印刷して職業相談を受ける、ハローワークインターネットサービスから応募する、転職エージェントや転職サイトで応募するなどの方法なら、検索を実績につなげることができます。
効率的な実績作りの基本は以下のとおりです。
- 記録が残る活動を選ぶ(応募完了メール、資格者証への押印、参加証明書など)
- 客観的に証明できる方法を使う(第三者が確認できる証拠を残す)
- 認定対象期間を意識して計画的に行動する(期間外の活動は無効)
この3つのポイントを意識すれば、認定日前に焦ることなく、計画的に実績を作ることができます。中でも効率的なのは、オンラインセミナーと転職エージェント面談の活用です。どちらも自宅で完結し、記録も残るため、忙しい人でも安心です。

書類添削や面接対策、条件交渉のサポートもすべて無料で受けられ、優良企業の求人にも出会えるチャンスがありおすすめです。