【必見!】沖縄への転職・移住を成功させるポイントとは!?

暖かくのんびりとした風土や雰囲気、青い空や白い砂浜といった美しい風景、美味しいごはん・・・など、沖縄にはたくさんの魅力があります。

そのような魅力に惹かれて、大都市に住んでいる人でもIターン・Uターンで「転職して、沖縄に移住したいな・・・」と考えられている方が毎年いらっしゃいます。

そこで今回は、「沖縄への転職・移住を視野に入れている方に向けに、押さえておくべきポイント」をお伝えしたいと思います!

沖縄への転職・移住理由は何?

転職・移住をする前に

まず最初に考えるべきは、「なぜ沖縄への転職・移住をするのか」という理由についてです。冒頭でお話したように、沖縄にはたくさんの魅力があり、得られるものも多くあります。

しかし、一方で沖縄に移住することで得られなくなるものも同時にあるのです。

転職・移住をする前に今一度考えてみてください。

「自分が生活する上で大事にしたいものは何か?」

「沖縄に転職・移住することでそれは達成されるのか?」

もしそれで納得がいくようであれば、沖縄への転職・移住は素晴らしいものになるでしょう。

是非一度、時間を取って考えてみてくださいね。

沖縄の労働事情

沖縄への転職・移住をしようと思ったとき、最優先で考えることは、「どうやって生活費を工面するか」ではないでしょうか。噂で「沖縄には仕事がない」などと耳にしてしまい、不安になってしまう方もいらっしゃるみたいですね。

以下は基本情報ですので、沖縄の労働事情がどのようなものなのか、参考にしてみてください。

産業について

上のグラフを見るとわかるように、全国と比較すると、第3次産業(金融・サービス業など)の割合が多くなっています。一方、製造業・建設業といった第2次産業の割合が少なくなっています。温暖な気候を利用して栽培された野菜や、花の県外への出荷が盛り上がってきていますが、農業・漁業といった第1次産業が全体に占める割合は大きくありません。

平均年収

参照:年収ガイド | https://www.nenshuu.net/prefecture/pre/prefecture_pages.php?todoufuken=%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C

2016年の沖縄県の平均年収は、349万8800円でした。一方、全国の平均年収は420万円となっているため、沖縄の平均年収は全国平均を下回っていることが分かります。また、平均月収は25.3万円、平均賞与(ボーナス)は45.8万円となっています。

有効求人倍率

参照:ファンジョブ 都道府県別有効求人倍率ランキング | 平成29年11月  https://funjob.jp/todobairitsu/1539/

2017年11月の統計を参照すると、沖縄県の有効求人倍率は、1.14でした。

一方、全国の平均有効求人倍率は、1.56となっており、大きく下回る結果となっています。

ちなみに九州地方の各県の有効求人倍率はそれぞれ、熊本は1.64、長崎は1.24、福岡は1.60などとなっており、他県と比較すると、相対的に人口に対して求人の数が少ないと言えそうです。

しかし、有効求人倍率は、沖縄の中でも地域によって差が大きく、場所によっては沖縄行政による施策などで比較的改善されつつあるようです。

なぜ年収や有効求人倍率が低いのか

  • 地理的課題

沖縄は、日本本土から地理的に離れているため、物流のコストが多くかかります。

そのため、日本全体では製造業が発展したものの、沖縄県には集積が難しいのです。製造業やメーカーがあることによって発部品メーカーや商社など、工場関連の周辺産業が発達するという恩恵を受けられなかったことが大きいと考えられています。

第3次産業の割合が他県に比べて相対的に大きい一方、製造業の割合が非常に低いことからも読み取れますね。

  • 下請け・労働集約型が中心

県外から企業が進出しても本社機能がなく、販売店などが中心となっており、本社の指示に従って、委託された業務を行うことが多く、付加価値がつけにくいことが挙げられます。

沖縄の転職事情!近年の変化・傾向

年収や有効求人倍率が、全国と比較すると低い沖縄県。
しかし、近年そんな状況を打開しようと様々な施策が打たれ、徐々に効果が発揮されつつあるようです。

IT・Web業界の発展

沖縄では、従来のいわゆる「3K(基地・公共工事・観光)」依存から脱却し、さらなる経済発展を目指すために、新たな柱としてIT産業の振興・育成に力を入れてきています。

先ほどもお話したとおり、日本は製造業を中心として発展してきましたが、沖縄は本土から地理的に離れており、物流コスト面からも製造業の集積が厳しい状況が続いていました。

しかし、IT技術発展のおかげでネットワークさえつながっていれば産業集積と雇用創出が実現できるとの見立てから、
沖縄県の施策として、1990年代後半からはコールセンター、そして2000年代後半からはソフトウェア開発やインターネット関連企業を県外から積極的に誘致しており、徐々に成果が出てきているといった状況です。

沖縄のIT業界に関連するみんなの転職相談

どんな人が求められている?

IT業界に限って言えば、急激にIT企業が増えたことで開発PGやシステムエンジニア(SE)は慢性的に不足しています。
特にJavaエンジニアやWebエンジニア(HTML, CSS, Javascript)、Railエンジニアの需要が増えているようです。

また、海外オフショア開発と連携するような仕事も増えているため、英語ができる方も歓迎されています。これら以外にも沖縄発のサービスを全国(世界)へ展開したいという意欲的な企業も出てきており、このような会社ではITを使った新規ビジネスの立ち上げをできる人も探しています。

しかし、このような情報は求人票として表に出てくることは少ないようです。

沖縄への移住・転職サポートの充実

ITキャリア沖縄

ITキャリア沖縄は、沖縄県が実施しているITエンジニア・デザイナーのための移住・転職支援サービスです。UIターンによる転職は、職業以外にも住環境を変える大きな機会です。

キャリア相談等のサービスがあり、安心して移住・転職ができるようサポートをしています。企業無料視察ツアーなども組むなどバックアップ体制も整っています。

沖縄プロフェッショナル人材採用促進・定着支援事業

プロフェッショナル人材(首都圏などで経営や企画・人事・財務などの豊富な経験を積んだ人材、事業継承などを担える人材)と沖縄現地の中堅・中小企業とのマッチングを通じて個々の企業や、地域経済の活性化を目指す事業です。

近年、研究開発ベンチャーの集積、情報産業の高度化、観光業の発展が目覚ましく、上記のような人材のニーズが高まっています。

沖縄への転職・移住のメリット、デメリット

ここまで、沖縄の労働環境についてお伝えしてきましたが、いかがでしょうか。上記を振り返ってみると、給料に関しては多くを求めず、実際に生活する環境が自分にフィットしているかどうかが大事な感じがしますね。ここで、生活面を含めて今一度、メリットとデメリットを確認していきましょう。

メリット

  • 温暖な気候
  • 沖縄発のサービスに携われる可能性
  • 観光スポットの多さ・自然の多さ

温暖な気候

沖縄県の年平均気温は23.1℃です。
人によっては一年中半袖過ごせるほどの暖かさであるため、寒い気候が苦手な人にとっては非常に過ごしやすいでしょう。

特に冬の平均気温は、本土と比較すると約10℃近くも暖かくなっています。

沖縄発のサービスに携われる可能性

前述したように、今沖縄では、IT産業の振興・育成に力を入れています。
その流れから、ITを使って沖縄初のサービスを全国(世界)へ展開したいという意欲的な企業も出てきています。

このような企業では、ITを使った新規ビジネスの立ち上げができる人が求められているため、「新しい地で挑戦したい」と思っている方には良い環境になるでしょう。

観光スポット・自然の多さ

沖縄には未だに手付かずの自然が多く広がっています。
また、沖縄本島の北部にはトレッキングコース、南部には離島なども多く、白い砂浜や青い海を堪能することができます。

デメリット

  • 給料が安い
  • 転職求人数・求人種類が見えにくい
  • 亜熱帯性の気候

給料が安い

繰り返しになってしまいますが、2016年の沖縄の平均年収は349.8万円である一方、
全国の平均年収は420万円であるためダウンする可能性が非常に高いです。

高年収求人に応募するとなるとハイスペックなスキルが求められるため、給料の高さが重要だと考えられている方にとって、難しい選択肢になってしまうかもしれません。

転職求人数・求人種類が見えにくい

大手転職サイトを見てみるとわかるように、沖縄に本拠を置いている企業数が少ないことが分かります。
確認をしてみると、沖縄に支店があるものの、本拠地は東京や大阪など、本州の大都市に置かれていることが多くあります。

また、正社員の求人が少ないことも懸念点として挙げられます。

しかも、沖縄の求人案件は、一般的には大手求人サイトよりも、ハローワークや地元の求人誌(求人サイト)に掲載されることが多いため、遠方から転職・移住を考えている人が実態を把握するのはなかなか大変です。

詳しくは後述しますが、ネットでの検索以外にも、転職・移住イベント転職エージェントのご利用をおすすめします。

亜熱帯性の気候

沖縄は亜熱帯性の気候領域に位置しているため、平均気温が高いことはもちろんですが、湿度が非常に高いことでも知られています。

6月は平均湿度が80%を超えるなど、じっとしていてもムシムシして、汗が噴き出すような環境です。

沖縄の情報収集方法

沖縄転職・移住に関するイベントに参加する

沖縄への転職・移住を考えたとき、どのように準備を進めればいいのか、どう情報を収集したらいいのか分からないことが多いですよね。

先ほどご紹介したような「ITキャリア沖縄」のようなイベントの参加すると、転職相談やUターン、Iターンをされた方のトークセッションなど、転職・移住後のイメージを膨らませる上で役に立つコンテンツが多くあります。

転職エージェントを利用する

沖縄への転職・移住を考える際に忘れてはならないのが、転職エージェントの存在です。

転職エージェントでは、登録すると「完全無料」で転職相談に乗ってもらうことができます。

また、非公開求人の紹介や面接対策、面接日程の調整など、様々なサポートをしてもらうことが可能です。

また沖縄への転職に特化しているエージェントでは、転職のみならず移住の相談をすることも可能です。

エージェントを利用するメリット

  • 公開されていない優良求人情報を紹介してもらえる
  • 面接日程の調整などの手続きを代理で行ってもらえる
  • 選考対策をしてもらうことで通過可能性を高めることができる
  • 沖縄への転職に特化しているエージェントであれば移住も視野に入れた相談に乗ってもらえる

ネット上で取得できる情報量には限りがあります。転職・移住をした後、後悔しないためにも是非相談してみることをオススメします。

関連するみんなの転職相談

沖縄に特化している転職エージェント

転職の悩みにプロが答えるQ&Aサイトでは、登録されているプロの転職エージェントに、誰でも転職相談をすることが可能です。

最後に、沖縄に特化しているエージェントを紹介します!

株式会社JTB沖縄(人財バンク)柳原浩之さんです。

柳原さんは特に「他地域から沖縄への転職」の支援に力を入れており、柳原さん自身も県外からの移住者なので「沖縄移住を前提とした転職支援実績」も豊富です。

また、独自ネットワークにより、一般には公開されていない案件も多数扱っていらっしゃいます。

沖縄への転職・移住を考えられている方は是非一度相談してみてはいかがでしょうか。

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末永 雄大

新卒でリクルートキャリアに入社。数百を超える企業の採用支援を経験。2012年アクシス(株)設立、代表取締役兼転職エージェントとして年間数百人以上のキャリア相談に乗る。Youtubeの総再生数は670万回以上、Yahooニュース・東洋経済オンラインでも情報発信。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」