「転職相談したいけど誰にすれば良いかわからない」や「転職相談する際の注意点を知りたい」など、転職相談に関する悩みは尽きません。中でも、転職するかどうかで悩んでいる人は正しいアドバイスをしてもらわなければ、キャリア形成に失敗する恐れもあるため注意が必要です。
ただ、正しい転職相談先や転職相談する際の注意点を理解すれば、正しいアドバイスによって転職を成功させられます。
今回は、おすすめの転職相談先や転職相談をする際の注意点について解説します。この記事を参考にすれば、転職相談に悩みにくくなり、転職に関する正しいアドバイスが受けやすくなるでしょう。
転職相談は誰にするのがおすすめ？
転職相談をしようと考えているなら、下記3つのどこかへ相談するのがおすすめです。
- 会社のOBやOGに相談する
- 転職エージェントに相談する
- ハローワークを利用する
転職相談の相談先を間違えてしまうと、誤った選択をしてしまい、今後のキャリア形成に失敗してしまう恐れもあります。転職相談は、上記3つの相談先に相談することで具体的かつ的確なアドバイスをもらえるでしょう。
上記3つの相談先がなぜおすすめなのかを理解すれば、自分自身が誰に転職相談すべきなのかも判断しやすくなるでしょう。
目次
会社のOBやOGに相談する
おすすめの転職相談先としては、会社のOBやOGが挙げられます。OBとOGとは、会社をすでに退職している人のことであり、OBは「Old Boy」、OGは「Old Girl」の略のことです。
会社のOBやOGなら実際に転職した話や転職理由が自分にも当てはめられるかの判断材料となり、転職活動にも役立てられます。
また、現職の上司や同僚に相談するよりも、的確かつ有益なアドバイスを受けられる可能性が高いため、転職するか迷っている人は一度相談してみましょう。
転職エージェントに相談する
転職相談先として最も一般的でおすすめなのが、転職エージェントです。 転職エージェントへ相談すれば、過去の転職状況や最新の転職ノウハウを活かして、的確なアドバイスを受けられます。
「転職エージェントへの相談は、転職することが決まっていないとダメなのではないか？」と考える人もいます。しかし、転職するかどうかの段階から相談が可能であり、メールや電話でも相談可能なため利用してみましょう。
また、転職エージェントに対して相談する中で転職を決めた場合には、転職活動のサポートも行ってもらえます。転職相談だけでなく、転職活動のサポートも受けることで、1人で活動するよりも転職成功率を高められるでしょう。
弊社、すべらないキャリアエージェントでは、転職者の相談に乗るCA（キャリアアドバイザー）と企業の採用の相談に乗るRA（リクルーティングアドバイザー）を兼任しています。
そのため、両方の特徴を把握した上での求人の紹介ができるという強みがあり、実際に書類選考通過率は大手の6倍、内定率は4倍と圧倒的なサポート力が特徴です。
ハローワークを利用する
転職相談先としては、ハローワークもおすすめです。ハローワークは、厚生労働省管轄の転職支援サービスであり、全国で540カ所以上があります。
ハローワークをおすすめするのは、年齢が高く職歴に自信がない人です。扱っている求人数が多いため、転職エージェントで就職先が見つからなかった人でも就職先を見つけやすいでしょう。
ただ、転職エージェントのように転職のプロが相談に乗ってくれるわけではないため、転職相談をしても悩みが解決できるとは限りません。そのため、転職に悩んでおり、良い求人があれば転職したいと考えている人はハローワークを利用してみましょう。
転職相談で抱える悩みを話すべきでない人
転職相談で抱える悩みを相談すべきではない人は下記の通りです。
- 家族や友人、恋人など身近な人
- 会社の上司や同僚
転職相談におけるポイントを理解していないと、1番身近な家族や友人などに相談してしまいがちです。しかし、身近であり親身に相談に乗ってくれるからこそ、正しい選択ができなくなる恐れもあるため注意しましょう。
続いては、上記に相談するのがよくない理由や相談する際の注意点も解説します。
家族や友人、恋人など身近な人
転職相談で家族や友人、恋人など身近な人に相談しようとしている人は注意しましょう。身近な存在だからこそ、あえてリスクを取るような選択は勧めてこない可能性が高いです。
転職することは悪いことではありません。しかし、転職した結果、給料が下がったり休みが減ったりすると身近な人にも影響が出る可能性があります。身近な人だからこそ、リスクを避けるようなアドバイスをしやすくなるため、転職相談をしても悩みが解決できません。
どうしても、家族や友人、恋人など身近な人へ相談したいと考えているなら、下記を理解してから相談しましょう。
- 身近な人に相談してもイエスマンにならない
- 最終的には自分で決めて判断する
身近な人へ相談する際には、上記のルールを守ることで、間違った選択をしづらくなるでしょう。転職相談をしたとしても、最終的には自分で判断して決めることを伝えておけば、反感を買うこともなく正しい選択ができるでしょう。
会社の上司や同僚
会社の上司や同僚にも、転職相談で抱える悩みを話すのはおすすめしません。会社の上司や同僚に相談しても、必ず応援してくれるわけではなく、転職自体を否定される恐れもあります。
また、会社の上司や同僚に相談したことによって、転職するかどうか悩んでいることが会社内で噂されてしまうかもしれません。転職を悩んでいる段階で噂が広まってしまうと、会社に居づらくなってしまうため、転職を決めて転職先が決まるまでは社内の人間に相談することは避けましょう。
ただ、デメリットばかりではなく、同じ会社の上司や同僚だからこそ理解してもらえる悩みもあります。そのため、会社の上司や同僚に転職相談する際には「悩みを聞いてもらう」くらいの気持ちで相談しましょう。
電話だけで簡単に転職相談も可能？
転職相談先によっては、電話だけでも簡単に転職相談が可能です。条件付きや特定の場合のみということもありますが、ハローワークや転職エージェントでも電話受付を行っています。
「訪問するほどでもない」や「直接行って無理やり求人を紹介されるのが怖い」と考えている人は、電話だけで相談可能な窓口を利用してみましょう。
ただ、地域によっては新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令された地域のみしか電話での転職相談を受け付けていない窓口も多いです。
また、ハローワークや転職エージェント以外にも、都道府県が設置する若者向け就職支援サービスの「ジョブカフェ」もおすすめです。転職相談だけでなく、セミナーや能力開発、求人情報の公開などもしているため、積極的に利用してみましょう。
転職相談する際に注意すべき3つのポイント
転職相談する際に注意すべきポイントは下記の3つです。
- 悩みや不満を言語化した上で相談する
- 複数の相談窓口を活用する
- 転職に対する優先順位を明確にしておく
転職相談前に上記ポイントに注意しておくことで、転職相談をスムーズに進められます。会社員の人は、休日を使って転職相談する場合が多いため、時間を無駄にしないためにも上記を理解しておきましょう。
また、転職相談する際には、何に悩んでいて転職後には何をしたいのかを明確にしておけば、具体的なアドバイスも受けやすくなるでしょう。
悩みや不満を言語化した上で相談する
転職相談する際には、悩みや不満を言語化した上で相談しましょう。悩みを不安を言語化しておけば、転職に関する悩みを明確に相談できるため、具体的なアドバイスを受けやすくなります。
例えば、仕事がつまらないと感じる時には「なぜつまらないと感じるのか？」を考え「どうしたら楽しくなりそうか？」を考えます。自分の悩みに対して深掘りすることで、悩みや不安を言語化できるでしょう。
また、自分自身で言語化できないのであれば、同僚や友人などに相談した上でなぜ転職を考えているのかを言語化してみましょう。同僚や友人に相談する際には、本気で転職しようか悩んでいると伝えるよりも、会話の中で自然と聞いてみることで、先ほど解説したデメリットを受けにくくなるためおすすめです。
複数の相談窓口を活用する
転職相談する際には、複数の相談窓口を活用しましょう。1つの相談窓口にしか相談しないと、相談して得られたアドバイスが的確なのかどうかがわかりません。
複数の相談窓口を利用した上で、アドバイスされた部分が共通しているものほど的確な可能性が高いです。
また、複数の相談窓口を利用する場合でも、異なる分野へ相談しましょう。全てを転職エージェントにしてしまうと、相談相手が全員転職のプロとなり、一般的な視点でのアドバイスが受けられません。
そのため、会社のOB・OGや転職エージェント、ハローワークなど様々な相談窓口を活用して転職相談しましょう。
転職に対する優先順位を明確にしておく
転職相談する際には、転職に対する優先順位を明確にしておくことも重要です。転職する際には、給料や待遇、仕事内容など判断材料は多いです。そのため、転職に対する考え方は人それぞれであり、転職時に何を優先するのかが異なります。
例えば、給料が高ければ転勤しても良いという人もいれば、給料に関係なく転勤は絶対にしたくない人もいるため、全員が好条件だと感じる求人は少ないです。
また、転職相談をする前に転職に対する優先順位を明確にすることで、なぜ今の会社に不満を持っているのかも明確にしやすくなるでしょう。転職活動をする際にも、求人の中で何を重要視するのかも明確になるため、転職活動が進めやすくなります。
適切な相談先を選んで転職しよう
転職相談は、正しい相談先を理解した上で注意点を意識して相談しなければ、間違った選択をしてしまうかもしれません。良かれと思って相談したことが、裏目に出てしまったら自分自身が損をしてしまう恐れもあります。
反対に、正しい転職相談ができれば、キャリアアップすることも可能となるため正しい知識が必要です。
転職相談をしようと考えている人は、今回解説した内容を参考にして、適切な相談先を選んだ上で転職しましょう。
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末永 雄大
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