社会人2年目の転職は厳しい?おすすめ転職理由や成功するコツ

社会人2年目の転職は厳しい?

リクルートエージェント

社会人2年目で退職したいと思っても「転職は甘えだと言われた」「どうせ転職を繰り返すから止めとけ」「20代前半だと職歴が浅くて不利では?」など様々なことを言われる年齢です。

実は、社会人2年目(第二新卒)で転職を成功させる人は少なくありません。失敗しないためには、転職理由を明確にし、転職活動のポイントを押さえて進めることです。

本記事では、社会人2年目での転職(再就職)が厳しいと言われる理由や、おすすめの転職理由、後悔しない転職活動のコツをわかりやすく解説します。

社会人2年目で転職は厳しい?

社会人2年目での転職は、じゅうぶんに可能です。

現代では将来のことを考えたり、キャリア形成のために20代前半でも転職する人が多くいます。

また、高齢化社会が進むなか、若手労働人口が問題となっており、スキルがない20代前半の社会人でも、将来性を見込んで採用する企業が増えてきています。

今すぐ辞めたいと思っても働きながら転職をする

勢いだけで会社を辞めてしまうのは、ちょっと待ってください。

たとえ今の仕事に不満があったとしても、現職に在籍しながら転職活動をすることを強くおすすめします。なぜなら「在職中」であることは、転職市場において“信頼の証”として見られるからです。

応募先の企業にとって「今も働いている」という事実は、社会人としての安定感や責任感を評価しやすい材料になります。一方で、すでに退職してしまっていると、「すぐ辞めるのでは?」という懸念を持たれることもあるのが現実です。

また、働きながらの転職活動なら、焦らずに企業を見極める余裕も生まれます。条件だけで飛びついてしまう転職の失敗を避けやすくなるんです。急いで内定を取る必要もなく、自分のペースでじっくり進められることも大きなメリットです。

もちろん、仕事をしながらの活動は大変な面もありますが、最近では土日や夜の時間に面談をしてくれる転職エージェントや企業も増えています。うまくスケジュールを調整すれば、現職にバレることなく活動を進めることも可能です。

社会人2年目で転職するメリット

以下は、社会人2年目で転職する際に得られるメリットです。

  • ポテンシャル採用がある
  • 異業種へチャレンジしやすい

ポテンシャル採用がある

企業は応募者のやる気や熱意、ポテンシャルを評価します。

まだ社会人2年目ということもあり、特別な実績やスキルがないことを企業側は理解しています。

即戦力を求めているわけではなく、今後活躍できるだろうと期待を込めて面接しているため、熱意をしっかり伝えることで採用される可能性は高まるでしょう。

その一方で、社会人4年目以降では「即戦力」が期待される傾向にあり、それにふさわしいスキルが求められます。

世代交代に進めるポテンシャル採用を、積極的に行っている企業は多く存在します。

異業種へチャレンジしやすい

社会人2年目(第二新卒)であれば、未経験であっても異業種に転職できる可能性は高いです。

年齢や経験を重ねるにつれ専門性スキルは磨かれますが、その分採用基準が上がることを理解しておきましょう。

そして、企業は社会人4年目以降になると経験者を求めますが、社会人2年目の場合は未経験でも優遇されます。

年齢が若いほど異業種への転職はしやすいので、今の仕事を辞めたいと思っている方は、早めの転職活動をおすすめします。

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社会人2年目(第二新卒)の転職はリクルートエージェントマイナビエージェントの併用をおすすめします。どちらも日本トップクラスの転職エージェントで、有名ベンチャー企業から上場企業まで幅広い求人数を誇ります。

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社会人2年目で会社を辞めた理由

実際に、社会人2年目(第二新卒)で会社を辞めた方は、どのような理由で退職を決意したのでしょうか。

主な理由は以下の3つです。

  • 人間関係に問題があった
  • 労働環境や年収に不満を感じた
  • やりたい仕事が見つかった

それぞれ詳しく説明します。

人間関係に問題があった

社会人2年目(第二新卒)で会社を辞めた理由として、仕事における人間関係に問題があったことが挙げられます。

これは多くの人が抱える悩みでもあり、就活ではわかりません。自分1人の力で解決するのは難しいといえるでしょう。

また、先輩や上司からの風当たりが強いことに耐えきれなくなり、社会人2年目で退職を決意する人も多くいます。

社会人1年目は覚える業務が多く、仕事をこなすことに必死でも社会人2年目になると多少の余裕が出てくるかと思います。

2年目になって「この悪い人間関係がずっと続くのだろうか」と思い、退職を決意する人は多いです。

労働環境や年収に不満を感じた

社会人2年目(第二新卒)で会社を辞める理由として、労働環境や収入面に不満を感じることが挙げられます。

入社1年目では気にならなくても、月日が経つに連れて「仕事内容に見合った給与をもらえなかった」「労働時間が長く、残業も多い」といった労働環境や収入面での不満は積み重なるでしょう。

労働環境や収入面は、自身の生活や将来に大きく関わるものなので、早いうちに転職する方は多くいます。

ほかの労働環境や給与がいい職種への転職を検討する場合、また同じことを繰り返さないように企業についてしっかり調べることが大切です。

やりたい仕事が見つかった

社会人2年目(第二新卒)で会社を辞める理由として、他にやりたい仕事が見つかったことが挙げられます。

実務経験がない状態で入社するので、仕事内容が合わなかったり、やりたいことが新たに見つかったりする場合があります。

仕事に慣れてくると余裕が出てくることもあり、仕事内容を見直す時間は増えてきます。やりたい仕事が見つかったら、「なぜその仕事をやりたいと思ったのか?」という質問に答えられるようにしておきましょう。

理由を明確にすれば、方向性がブレることなく転職活動を行えます。やりたい仕事が見つかることで、早いうちに転職を決意する人もいます。

社会人2年目が良い印象を与える転職理由の伝え方

具体的かつ目的を持った転職理由は、企業からの印象も良く、高く評価されます。以下の2つが、良い印象を与える転職理由の伝え方です。

  • スキルアップできる労働環境で働きたい
  • 自分の適性に合った仕事をしたい

スキルアップできる労働環境で働きたい

転職理由は、スキルアップのできる労働環境で働きたいと伝えましょう。

長時間労働や残業代を払ってくれないブラック企業だった場合、転職を考えるのは自然なことです。

しかし、こういった転職理由をそのまま伝えてしまうと、愚痴になってしまう可能性があるため、注意が必要です。

資格取得や勉強の時間を確保して、スキルアップする目的で転職する考えに至ったということをアピールしましょう。

自分の適性に合った仕事をしたい

転職理由は、自分の適性に合った仕事をしたいと伝えましょう。

採用担当者に、前職での自分の適性に合わなかった理由を伝え、「より自分に合った仕事にチャレンジしたい」とアピールできれば好印象です。

大切なのは、前職ではどのような部分が自分に合わなかったのかを、自己分析することです。

しっかり自己分析をすれば自分の性格を理解できるので、どのような仕事内容や仕事環境であれば実力を発揮できるのかを言語化して伝える必要があります。

社会人2年目で転職する際に気をつけるポイント

社会人2年目で転職する際に気を付けるポイント

社会人2年目(第二新卒)で転職する場合、気を付けるポイントが2つあります。

  • スキル経験がないためアピールできない
  • 企業から「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われる

スキル経験がないためアピールできない

社会人2年目(第二新卒)で転職すると、社会人経験が短いため、アピールできるスキルが身についていない場合があります。

アピールできるスキルや経験がないと、転職で不利になる可能性があります。

自分で「〇〇のスキルがあります」「〇〇の経験をしました」と伝えても、実務経験がなければ説得力はないといえるでしょう。

しかし、今から実務経験を得るのは難しいので、志望する職種や業界で役に立つ資格の勉強や知識をつけてから転職活動に挑みましょう。

企業から「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われる

社会人2年目(第二新卒)で転職する場合、企業から「すぐに辞めてしまうのではないか?」と思われる可能性があります。

社会人2年目での転職は、比較的成功しやすいことがわかりましたが、一貫性のある転職理由を持っていることが大切です。

2年目で会社を退職しているため、相手が納得する理由を説明できないと「またすぐに退職してしまうのでは?」「忍耐力がないのでは?」という評価をされてしまいます。

そのため、面接では「この転職では、長く働ける」ことをアピールして、長期的なキャリアプランを考えていることをしっかり伝えましょう。

社会人2年目で転職を成功させるコツ

社会人2年目(第二新卒)で転職を成功させるには、3つのコツを踏まえて転職活動を進めましょう。

  • 自己分析をしっかりと行い面接に挑む
  • 志望動機を明確にする
  • 転職エージェントを活用する

自己分析をしっかりと行い面接に挑む

自己分析をしっかり行うことで、自分の適性を知り、適した職種を見つけられます。

過去から現在を振り返りながら、就活の際はどのような視点で就活をおこなったのか、長所や短所など自分の特性を探りましょう。

自己分析を行い、自分のやりたいこと・やりたくないことをしっかり把握したうえで求人情報を見れば、自分に合った仕事が探せます。

自己分析で自分を見つめ直すことが出来れば、自分の適性と企業とのマッチングを確かめられ、転職活動もスムーズに進むでしょう。

「自己分析するのが億劫」と思うかもしれませんが、しっかりと丁寧に取り組むことが大切です。

志望動機を明確にする

志望動機を明確にすることで、入社後のミスマッチを防げます。

仕事を辞めたい一心で、将来のことを考えずに転職活動をする人は多くいます。志望動機を明確にするためには「将来自分はこうなりたい」と具体的なビジョンを考えましょう。

志望動機とビジョンをリンクさせることで、話に一貫性が出るので、企業から信用してもらえるといったメリットが得られます。

また、企業は早期退職するリスクを踏まえながら、面接を行っているため、志望動機は特に重視されるでしょう。

転職エージェントを活用する

社会人2年目の転職では、転職エージェントの活用をおすすめします。

転職活動では、自己分析・企業研究・面接対策・日程調整など、多くのことをやらなければいけません。しかし、在職中に転職活動のあらゆる作業を行うのは簡単なことではありません。

転職エージェントを活用すれば、プロのスタッフが求人探しや企業研究、面接対策など、幅広い多くのサポートが受けられます。

的確なアドバイスをもらえるうえに、自分では気付かない魅力やアピールポイントを引き出してくれるでしょう。転職エージェントを活用することで、転職の成功率が上がる可能性があります。

仕事が忙しくて、転職活動を進めるのに不安がある方にもおすすめです。

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社会人2年目で実際に転職した人の体験談

社会人2年目(第二新卒)で転職した方の体験談を紹介します。

入社2年目で転職。甘えと言われても、私は人生を立て直したかった。

新卒で入社した会社を、わずか2年で辞める決断をしたとき、正直「自分は甘えているんじゃないか」と何度も思いました。

周囲の同僚は文句を言いながらも耐えていて、SNSを見れば「3年は我慢」と書かれている。転職活動を始めた頃は、自分の決断が間違っているように思えて、「もう人生終了かもしれない」とさえ感じていました。

でも、今ははっきり言えます。あのとき転職して、本当によかった。

当時の私は、毎日終電ギリギリの残業と、数字だけで評価される営業職に心がすり減っていました。朝起きるのが怖くて、毎晩寝る前に「明日が来なければいいのに」とさえ思っていたんです。

そんなある日、ネットで「第二新卒転職」というキーワードで調べているうちに、第二新卒を歓迎している募集企業がたくさんあることを知りました。「3年我慢しなきゃいけない」なんて、誰が決めたんでしょう。むしろ、入社して1年だからこそ、社会のリアルを知ったうえで「自分に合う環境」を見つけることができたと思います。

私は転職エージェントのキャリアアドバイザーの支援を受けながら、IT系の事務職に転職しました。前職より年収は下がりましたが、定時で帰れる安心感と、上司との風通しの良さに「これが働くってことか」と初めて感じています。

あのときの私は、確かに未熟だったかもしれません。でも、甘えではなく、自分の人生を取り戻すための行動だったと胸を張って言えます。

社会人2年目は転職エージェントを活用しよう!

社会人2年目での転職は決して珍しいことではなく、しっかりと準備をすれば十分にチャンスがあります。自分に合った転職理由を整理し、成功のコツを押さえて行動することが、納得のいくキャリアを築く第一歩です。

とはいえ、一人で転職活動を進めるのは不安も多いもの。そんなときは、社会人2年目の転職支援に強い転職エージェントを活用するのがおすすめです。プロのアドバイザーがあなたの悩みに寄り添い、希望に合った求人紹介や書類添削、面接対策までトータルでサポートしてくれます。

少しでも「転職したい」と思った今が、行動を始めるタイミングです。ぜひ転職エージェントに登録して、理想のキャリアを一緒に目指しましょう。

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末永 雄大
青山学院大学卒業後、リクルートキャリア(現リクルート)に新卒入社。リクルーティングアドバイザーとして、企業の中途採用を支援。2012年アクシス株式会社を設立。代表取締役に就任。現役キャリアアドバイザーとして転職支援を行いながら、インターネットビジネスの事業開発、講演活動、執筆活動を行っている。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」