転職面接の基本マナー講座①服装編
面接の第一印象は、採否を決める決定的なものになります。
人の印象を決める要素としては「視覚」が5割以上を占め、「言葉遣い」4割、「声」が1割と言われています。つまり第一印象の『見た目』が面接の合否を決めていると言っても過言ではありません。
特に営業職や販売職であれば「第一印象」は仕事をする上で意識しなければなりませんし、爽やかさも面接評価の一部となっています。
職場がスーツでない場合
最近は、オフィスカジュアルが増えていますが、面接はスーツが無難です。とはいえ、現職を続けている場合は、出勤時の格好を意識することもあると思います。
方法としては、有給や午前休を利用しながら変えの服装を用意する方が多い印象です。服装を変えることが難しい場合、転職エージェントを利用していれば、服装について予め面接官にお伝えできることもあります。
現職都合をしっかりと伝えることで「第一印象」を悪くせず面接を進めることができます。面接でお見送りになるのが、この第一印象です。ご自身で進めている場合は、服装が自由でも印象が一番良い形で会える様にしましょう。
面接官に好印象を与える服装マナーとは?
転職面接にふさわしい服装は、清潔感とビジネス感のある服装となります。一部のデザイン職やアパレル業界などを除いて、個性をアピールするのは危険です。
面接官があなたのファッションセンスを理解してくれる人だとは限りません。世代問わず受け入れられるような、シンプルな服装を心がけるのが無難です。
【男性】
金融系などは真面目な営業スタイルが求められますが、一般的にはシンプルなビジネススタイルが好まれます。
- スーツ
- ワイシャツ
- ネクタイ
- 靴
- かばん・ベルト
- 時計
【女性】
- スーツ
- インナー
- 靴
- カバン
不採用の原因に!気をつけたいNG服装マナー
NGとなる服装や身だしなみのマナーがあります。下記に不採用になる要因を記載しました。
【男性】
- ボサボサ、ナチュラルすぎる髪型、伸ばしたヒゲ
- 香水やタバコのにおい、体臭
- スーツのサイズがダボダボ、シワ。半袖シャツや上着ナシなど
【女性】
- 明るすぎる髪色やポニーテール、目が隠れる前髪。
- 派手なメイクやネイル、アクセサリー
- スーツのシワ、ピンヒールの靴
転職面接は受付から始まっている!気をつけたい受付マナー
転職面接の基本マナー講座②受付編
面接受付でのマナーについて、基本的な流れについて説明します。
・時間
まず受付やエントランスには、10分前には到着し、なるべく5分前には受付を済ませるようにしましょう。早すぎる到着は迷惑になりますので、ほどよいタイミングで訪問しましょう。
・準備、身だしなみ
建物に入る前に、コートは脱ぎ、携帯のアラームなどは消しておきましょう。また受付やエントランスの中で、かばんをゴソゴソしたりするのはみっともないので、面接に必要な書類や筆記具などは、あらかじめ取り出しやすいよう用意しておきましょう。
・言葉使い
受付に人がいたり、インターホンで人が出た場合は、用件を伝えます。
「本日、○時の面接で伺いました、○○と申します。恐れ入りますが、採用担当の○○様にお取次ぎいただけますでしょうか」と伝えます。対応してもらった後には、必ずお礼をいいましょう。
・受付での待機
受付で待つよう指示があれば、なるべく手前の椅子に座ります。受付のエントランスが混んでいる場合、椅子は他の来客者へ譲り自分は立つようにしましょう。また人とすれ違う際は、軽く会釈程度の挨拶をしましょう。
転職の面接受付でよくある失敗とは?
ビジネスマナーが問われるため、約束の時間に遅れるのは御法度です。事前に面接会場の場所を把握して、早めに建物に到着しておきましょう。
ギリギリに到着して、汗だくの状態や服装、髪型が乱れているのもマイナスポイントです。外で身だしなみを整える時間も計算して、余裕をもって受付を訪れるのが大人のビジネスマナーです。
また受付の方に対し「面接で伺いました○○です」と言って沈黙してしまうのはよくありません。相手が気を利かせて案内をしてくれる場合がほとんどですが、受付の方が予約を把握していないこともあるので、事前にどの部署の誰を訪ねるのかを確認しておきましょう。
特に指定がない場合は「採用のご担当者様にお取次ぎをお願いします。」と伝えましょう。
転職面接の基本マナー講座③入退室
転職面接でボロが出やすい入退室のマナー
面接では自分のアピールのために様々な自己紹介をしますが、肝心の入退室のマナーが出来ていない人が多くいます。面接官は部屋に入ってくる動作から、退室するまでしっかり見ています。
入退室のマナーはただ礼儀正しくしていればいいのかというと、意外と知らないようなマナーもあり、普段の悪いクセが出やすいのも落とし穴となります。知識をしっかり持って、恥をかかないように、しっかり予習しておきましょう。
面接官が先に居て自分が後から入る場合
自分が先に面接室に入り待つ場合
転職面接での「退室マナー」
1.面接が終わったら、まずは座ったまま「ありがとうございました」とお礼を言います。
2.荷物を持って立ち上がり、再度お礼を言い「よろしくお願いいたします」と一礼します。
3.ドアを閉めるときは後ろ手で閉めずに「失礼いたします」と言って両手で静かに閉めます。
4.エレベーターまで見送ってくれる場合もありますので、お礼と一礼をし、扉が閉まるまで頭を下げることを忘れずに。上着は建物の外に出るまで着ません。
また外に出て行くところまで見られているかもしれないので、面接が終わったからといって気を抜かずに、早めにその場から離れましょう。
入退室マナーを自然にできると印象アップ!
入退室での挨拶やお礼などのマナーは、気にしすぎるとロボットのような、ぎこちない動きになってしまいますので、事前に少し練習しておくと安心です。
正しい入退室マナーを自然にできるようになれば、面接官の印象もアップして、転職面接での自己アピールにも説得力が増します。
また入退室のマナーは、転職面接だけではなく、あらゆる会社訪問の際にも使えるスキルです。この機会に覚えておけば、いろんなビジネスの場面で役に立てることができます。
面接通過率を上げる方法
面接の通過率を上げる方法に色々ありますが、基本的なポイントを2つ紹介します。
・端的に話せること
・内省できているか
ご自身で意識すると良い点としては、「端的に話せる」ということが大切になってきます。
そのため、「結論〜、理由としては〜、具体的なエピソードは〜、だから結論〜」の構成を意識して話ことが大切です。
面接は前提として「自分を売り込むこと」
内省については、
・なぜそうなのか?主張する背景や理由、動機付けは?
・選択肢は本当に1つなのか?その中でなぜ弊社になるのか?
・自己なりの原体験や解釈、言語化ができているのか?
こういった部分が大切です。面接でお見送りになるポイントが「一般論」。
「 AI化が進んでおり〜、今後より医療が〜、ネットが普及し〜、市場価値を上げたく」
面接官は「リアル」が聞きたいのです。だからこそ、こういった内容には原体験が必要となります。リアルがなければ、話に深みがないことから、お見送りになってしまいます。
自分の声を録音したり、転職エージェントを利用している場合であれば、壁打ちをしてもらうことで通過率を上げることに繋がります。
とにかく、練習することが大切です。
まとめ|転職面接のマナーを押さえて、自信を持って次の一歩へ
転職面接は、単にスキルや経験を伝える場ではなく、あなたの人柄や社会人としてのマナーが試される重要な場面です。身だしなみ、挨拶、話し方、入退室の動作に至るまで、一つひとつの基本的なマナーを丁寧に押さえることで、面接官に好印象を与えることができます。
今回ご紹介した転職面接の基本マナーを実践することで、面接の場で慌てることなく、自信を持って受け答えできるようになるでしょう。しかし、実際の面接では企業ごとに独自のルールや雰囲気があることも多く、「どこまで気をつければいいのか」「どう振る舞えば評価が上がるのか」と迷う場面も少なくありません。
そんなときに心強い味方となるのが転職エージェントの存在です。現役の転職エージェントは、各企業の面接傾向や評価ポイントを熟知しており、あなたに合った面接対策をマンツーマンでサポートしてくれます。また、職務経歴書の添削や、模擬面接を通じて実践的なアドバイスが得られるのも大きなメリットです。
「転職面接のマナーに不安がある」「一人での転職活動に限界を感じている」という方は、ぜひ転職エージェントに登録してみてください。プロの視点からのサポートを受けることで、面接の通過率が上がるだけでなく、理想のキャリア実現にも近づくはずです。
転職活動を成功させるためには、正しい知識と、信頼できるパートナーの存在が欠かせません。ぜひ本記事を参考に、次の一歩を踏み出してみてください。
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