大阪府内では、求職活動実績として認められるセミナーが数多く開催されています。
対面セミナーだけでなく、自宅から参加できるオンラインセミナーも随時開催されており、失業中のスキルアップや就職活動の一環として有効です。
本記事では、大阪府内で求職活動実績として認められるセミナーの種類や主催機関、申し込み方法、参加時の注意点について詳しく解説します。
オンラインセミナーの参加方法や失業認定申告書の書き方なども紹介しているので、実績を確実に積みたい人はぜひ参考にしてください。
とくに大手のリクルートエージェントには豊富なセミナーが用意されているので、興味のある動画を視聴するだけで簡単に実績を作れます。
大阪府内で求職活動実績として認められるセミナー【一覧】
大阪府内では、さまざまな主催者が求職者向けセミナーを開催しています。
ここでは、公共機関・自治体・民間エージェントが提供しているセミナーのうち、求職活動実績として認められやすいものを一覧形式でまとめて紹介します。
- 大阪ハローワークのセミナー
- OSAKAしごとフィールドのセミナー
- 各自治体のセミナー
- 転職エージェントのセミナー
大阪ハローワークのセミナー
大阪府内には大阪東・大阪西・大阪南など複数のハローワークがあり、それぞれ定期的に就職支援セミナーが開催されています。
セミナーの内容は多岐にわたり、参加すれば求職活動実績として確実に認められます。
- 面接対策セミナー
- 応募書類作成セミナー
- 求人票の見方・探し方セミナー
- 職業適性検査で見る! 自分に合ったしごと発見セミナー
- ライフプランから キャリアを考えるセミナー など
申し込み方法は各ハローワークで異なるので、事前確認が必要です。
オンラインセミナーも随時開催されていますが、参加するには事前にハローワークのウェブサイトで「求職者マイページ」を開設しておく必要があります。
最新スケジュールは、大阪ハローワークのホームページや職業相談窓口で確認できます。
特に対面セミナーは定員が少なく、すぐに埋まりやすいため、早めの申し込みをおすすめします。
OSAKAしごとフィールドのセミナー
大阪府が運営する「OSAKAしごとフィールド」は、民間の支援と行政サービスが融合した就労支援施設です。
就職活動のノウハウが学べる講座からキャリアデザイン講座まで、さまざまなセミナーが随時開催されており、幅広い年齢層に人気があります。
- 志望動機の書き方セミナー
- 求人票の読み方セミナー
- 面接対策
- グループディスカッション選考対策講座
- あんしん就活セミナー
- 就活印象UPセミナー
- 自己分析セミナー
- 職業適性検査セミナー など
セミナーの開催頻度も多いため実績作りに便利ですが、内容が就職関連のものでない場合は実績として認められない場合もあります。
心配な場合は、事前にハローワークに相談して確認しておくと安心です。
参加後にはメールで履歴が届くため、失業認定の証明としても使えます。
各自治体のセミナー
大阪市、堺市、吹田市、枚方市など、各自治体でも市民を対象にした就職支援セミナーを実施しています。
- 再就職支援講座
- 女性のための再就職応援セミナー
- ミドル・シニア向け就職活動対策講座 など
自治体主催のセミナーは公式の就労支援活動とみなされるため、実績として認められる可能性が高いです。
地域密着型の支援内容になっているため、地元企業の求人情報や職場見学など、実務に直結した機会が得られるのもメリットです。
開催頻度が少ないので、自治体以外のセミナーとの併用をおすすめします。
転職エージェントのセミナー
リクルートエージェントやマイナビエージェントなどの民間転職エージェントも、大阪府内の求職者向けにオンライン・対面セミナーを提供しています。
「面接力向上セミナー」「キャリア相談会」「非公開求人紹介セミナー」など、就職・転職に役立つものが多く、オンライン形式であれば自宅からでも参加可能です。
証明としてメールやマイページの履歴を保存することで失業認定に対応できます。
転職エージェントのセミナーに関しては以下の記事をご参考ください。
オンラインセミナーと対面セミナーの違い
セミナーには大きく分けて「オンライン型」と「対面型」の2種類があります。
求職活動実績としてカウントされる点はどちらも同じですが、参加方法や得られる体験、情報収集のしやすさには違いがあります。
オンラインと対面それぞれのメリット・デメリットを比較し、どちらが自分に合っているか判断する参考にしてください。
オンラインセミナーのメリット・デメリット
オンラインセミナーは、自宅やカフェなど場所を選ばずに参加できる点が大きなメリットです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・場所を問わず受講できる ・移動時間や交通費がかからない ・録画対応のあるセミナーもある |
・実績証明にはメール保存やスクリーンショットが必要になる ・他の参加者との交流がほとんどない ・インターネット環境が不安定だと接続が切れる |
インターネット環境のある場所なら全国どこからでも参加でき、移動時間や交通費をかけずに受講できます。
大阪府外からでも参加できるセミナーが多く、録画対応のあるセミナーもあるので、求職活動の柔軟性が高まります。
ただし、実績証明にはメール保存やスクリーンショットが必要です。
また対話や質問の時間が短く、情報の深掘りや実践的なアドバイスが得にくいという側面もあります。
加えて、インターネット環境が不安定だと音声や映像の不具合が起きやすい点にも注意が必要です。
対面セミナーのメリット・デメリット
対面セミナーの最大のメリットは、講師との直接的なやり取りや他の参加者との交流がしやすいことです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・参加証明書をその場で受け取れる ・他の参加者との交流がしやすい ・実技を伴う研修ができる ・リアルタイムでフィードバックをもらえる |
・時間や交通費の負担がかかる ・スケジュール調整が難しい ・定員制で先着順の場合が多い |
対面セミナーの場合、講師にその場でフィードバックをもらえるため、より深く理解を深められます。
またグループワークや実技を含むセミナーも多く、実践的なスキルをその場で習得でき、参加者同士でやり取りができます。
ただし、開催地までの移動が必要であり、時間や交通費の負担がかかるのはデメリットです。
また、定員制で先着順の場合も多く、スケジュール調整ができないと希望日程に予約できないこともあります。
大阪で開催されるセミナーの参加方法
大阪府内ではさまざまな機関が求職者向けのセミナーを開催していますが、オンラインと対面では参加方法が異なります。
セミナーに参加する前に、開催元のサイトで手順や注意事項を確認しておくと安心です。
オンラインセミナーの参加方法
オンラインセミナーに参加するには、まず主催機関の公式サイトやイベントページから事前に申し込み手続きをおこなう必要があります。
- 主催機関のウェブサイトから申し込み
- 登録後に確認メールが届く
- 開催日当日にメール内のリンクをクリックする
- 参加後に送られてくるメールやスクリーンショットを保存しておく
メールアドレスと名前を登録すれば予約できるので、手続きは簡単です。
登録後に届く確認メールには視聴リンクが記載されており、開催日当日はリンクをクリックしてセミナーにアクセスできます。
対面セミナーの参加方法
対面セミナーに参加する際は、事前に開催場所や日時などを確認し、予約が必要な場合は電話やWebフォームから申し込みます。
- 主催機関のウェブサイトで開催場所・日時・定員などを確認
- 予約が必要な場合は電話やWebフォームから申し込み
- 当日は指定された会場に時間通りに到着
- 受付で名前を伝えて参加
- セミナー終了後に参加証明書を受け取る
大阪府内のハローワークや市役所などでは、窓口で直接申し込める場合もあります。
当日は指定された会場に時間通りに到着し、受付で名前を伝えて参加します。
セミナー受講後の求職活動実績の書き方・記載例
セミナー参加を求職活動実績として申告する場合は、失業認定申告書に主催団体やセミナー名、受講した日時などを明記します。
- 「 ア 求職活動をした」に〇印を付ける
- 「求職活動の方法」で利用した機関・事業者に〇印を付ける
- 「活動日」にセミナーを受講した日付を書く
- 「利用した機関の名称」に記入する
- 「求職活動の内容」に視聴したセミナー名を記載する
「利用した機関の名称」と「求職活動の内容」には略称や通称でなく、必ず正式名称を記載する必要があります。
たとえば、リクルートエージェントのセミナーに参加した場合は、「リクルートエージェント」ではなく「株式会社リクルート」の正式名称を記入します。
失業認定申告書の詳しい書き方については下記の記事も参考にしてみてください。
求職活動実績をセミナーばかりで作るときの注意点
セミナーは比較的手軽に参加できるため、求職活動実績の手段として人気があります。
しかし、セミナー参加のみで実績を積み続ける場合は、いくつか注意すべきポイントがあります。
大阪ハローワークのオンラインセミナーは開催頻度が少ない
大阪府内のハローワークが主催するオンラインセミナーは、誰でも参加しやすい反面、開催頻度が限られるデメリットがあります。
1ヶ月に数回程度しか開催されないことも多いため、「セミナーだけで実績を2回作ろう」と考えていても、希望の日時に受講できない可能性があります。
特に人気のあるテーマ(履歴書・面接対策など)は予約が早く埋まってしまうので、こまめな情報収集と早めの予約が欠かせません。
求職活動実績の対象外のセミナーもある
大阪府内で開催されるすべてのセミナーが求職活動実績として認められるわけではありません。
セミナーに申し込む際は、以下の点を事前に確認しておくことが大切です。
- 主催が公共機関または転職支援機関であるか
- 内容が就職活動に直結するか
- 証明書が出るか
自己啓発や趣味など、就職・転職と関係性の薄い内容は求職活動実績の対象外とされます。
特に民間の無料セミナーや証明書の発行がないものは、ハローワークの担当者判断によっては認められないこともあるので要注意です。
4週間以内に2回の実績が必要になる
失業手当の受給には、原則として認定期間(約4週間)ごとに2回以上の求職活動実績が必要です。
セミナーの開催日が月末や連休に重なってしまうと参加が難しくなり、セミナーだけで2回の実績を作るのは難しくなります。
また複数回の参加が同じテーマや同じ講師の場合は、ハローワーク側で重複参加とみなされるリスクもあるため、内容の異なるセミナーを選ぶなどの工夫が必要です。
失業認定日当日のセミナー参加は認められない
失業認定日は求職活動実績の対象期間外になるため、認定日当日にセミナーに参加しても今回分の実績として認められません。
求職活動の期間は、前回の認定日から次の認定日の前日までの期間であり、認定日当日の活動は次回扱いになります。
そのため、認定日前日までにセミナー受講を終え、証明書やスクリーンショットを用意しておく必要があります。
失業手当の支給が遅れるおそれがあるため、日程調整には十分注意が必要です。
参加証明書の発行が必要になる
セミナー参加を求職活動実績にするには、参加証明書の発行が必要です。しかし、セミナーによっては参加証明書が発行されないこともあります。
特に民間企業主催のオンラインセミナーは参加証明書が発行されないケースが多いため、自分で参加の証拠を準備する必要があります。
セミナー終了後に主催者から送られてくる確認メールや、セミナー参加履歴のスクリーンショットなどを保存しておくことが必要です。
セミナー以外で求職活動実績を簡単に作る方法
セミナー以外にも、求職活動実績を簡単に作る方法は複数あります。
失業認定を受けるには4週間に2回以上の実績が必要なので、日程が合わない時やセミナーが満席のときにも活用できる手段を知っておくと安心です。
ここでは、セミナー以外で認定されやすいおすすめの方法を紹介します。
オンライン上で求人に応募する
ハローワークのネット求人や転職サイト、企業の採用ページから求人に応募した場合、求職活動実績として認められます。
オンライン上の応募なら自宅から手軽にできるため、天候が悪い日や外出が難しい場合におすすめです。
応募履歴や応募完了のスクリーンショット、送信したメールなどを保存しておくと、活動の証明になります。
ほかに求職活動実績の裏ワザをまとめた記事です。ぜひご覧ください。
ハローワークで職業相談をする
ハローワークの窓口で職業相談を受けることも、1回分の求職活動実績としてカウントされます。
窓口での相談は数分程度で終えることも可能です。その場で記録されるので、参加証明を残す手間がかかりません。
セミナーよりも確実に実績が作れるうえ、個別に悩みを相談できるため、転職の方向性が不明瞭な人にも有効な手段です。
窓口に出向く必要がありますが、その場ですぐに実績を作れるため、認定日までに時間がない場合におすすめです。
リクルートエージェントのセミナーに参加する
リクルートエージェントが主催するオンラインセミナーも、求職活動実績として認められます。
リクルートエージェントのオンラインセミナーはアーカイブ視聴ができるため、リアルタイムで参加する必要はありません。
セミナーの内容は転職活動のノウハウ、履歴書・面接対策、職種・業界別の解説などで、初心者から経験者まで幅広く対応しています。
申し込み後に届く参加案内メールやスクリーンショットが証拠になるので、失くさないように保存しておくことが大切です。
無料で参加できる上、プロのキャリアアドバイザーによる質疑応答や講評が付くこともあり、実践的な転職対策ができます。
求職活動実績のセミナーによくある質問
求職活動実績としてセミナーを活用する際に、よくある質問と回答をまとめました。
たとえば、職務経歴書の書き方セミナーや面接対策講座などは対象になりやすいですが、投資講座や自己啓発セミナーなどは認められないケースがあります。
「就職や転職に直結する内容か」「証明書や参加履歴が提出できるか」が大きな判断基準になります。
ハローワークによって判断基準が異なるので、不安な場合は事前に相談しておくと安心です。
証拠の提示や口頭で確認を求められた際に求職活動実績を証明できないと、虚偽申告と判断される可能性があります。
特に同じ内容の実績を繰り返し記載している場合や、活動内容が不自然な場合はチェックされやすいです。
虚偽申告が発覚した場合は、支給された失業手当の返還や不正受給として処罰対象になることもあるので、実績は正直に報告し、証拠を保存しておくことが大切です。
転職エージェントが実施しているオンラインセミナーや就職に関連する資格受験なども、求職活動実績としてカウントされます。
ただし、ハローワーク以外の活動は参加証明ができないと実績を認められない可能性があります。
より確実に実績を作りたい場合は、ハローワークでの就職活動をスケジュールに入れておくと安心です。






























