失業保険を受給する際には、認定日までに最低2回の求職活動実績が必要です。
しかし、インターネットでの求職活動を検討している人のなかには、Web応募だと企業に確認されるのではないかと不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
Web応募の実績について、どの程度の裏付けを求められるのかわからない場合、自分の求職活動が無駄になってしまわないか心配ですよね。
そこで今回は、Web応募はそもそも求職活動実績となるのか、また正しい実績の作り方や注意点を転職支援実績10年超えの転職エージェントがプロの目線で解説します。Web応募が確認されるケースや、より効率的な活動実績の作り方まで伝えていきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
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Web応募しても求職活動実績を確認されることはほとんどない!だけど虚偽申告には要注意
Web応募でも求職活動実績を確認される心配はほとんどありません。ハローワークでは日々多くの人の失業認定をおこなっているので、個人の応募企業すべてに連絡して裏付けを取っていると、業務が回らなくなってしまいます。
そのため、求職活動実績は個人の申告内容がそのまま実績として認められるのが一般的です。Web応募も求職活動の実績として認められますが、応募していないのに応募したと虚偽の申告をしてはいけません。
虚偽申告にはさまざまなペナルティが科されるため、認定日に求職活動の回数が足りないからといって、安易に実績を偽らないようにしましょう。
なお、「ほとんどない」と伝えたのは、状況によっては確認される可能性はゼロではないからです。そのあたりは後ほど詳しく話しますね。
Web応募での求職活動実績を確認される際に虚偽申告がバレるリスク
嘘の申告をして求職活動実績を確認されると、虚偽申告であることが判明する可能性が高いです。不正受給目的での虚偽申告をおこなうと、以下のようなペナルティが科されるので十分注意しましょう。
- 失業保険の支給停止
- 受給分の返還+2倍額以下の追加納付
- 悪質な場合は刑事告発の恐れ
失業保険の支給停止
虚偽申告が確認された場合は、失業保険の支給を停止される可能性があります。なぜなら、失業保険は再就職の意思があり、求職活動に真剣に取り組んでいる人をサポートするための制度だからです。
受給分の返還+2倍額以下の追加納付
求職活動実績目当てで虚偽申告をすると、これまで受け取った失業保険の返還を求められるだけでなく、不正に受給した額の2倍に相当する額以下の金額の納付を命じられる可能性もあります。
雇用保険法第10条の4には、以下のように明記されています。
偽りその他不正の行為により失業等給付の支給を受けた者がある場合には、政府は、その者に対して、支給した失業等給付の全部又は一部を返還することを命ずることができ、また、厚生労働大臣の定める基準により、当該偽りその他不正の行為により支給を受けた失業等給付の額の二倍に相当する額以下の金額を納付することを命ずることができる。
悪質な場合は刑事告発の恐れ
Web応募での求職活動実績を虚偽申告し、悪質性が高いと判断された場合は、刑事告発される可能性があります。
失業保険は公的機関の窓口を通して支給される国のお金です。過去には不正受給をして実際に逮捕された事例もあります。
同じように、実績づくりだけを目的とした活動も失業給付の趣旨に反するリスクがあります。
Web応募内容が確認されるのはどんな時?
Web応募の内容が確認されるのは、以下のようなケースです。
- 認定日の申告内容に不審な点がある
- Web応募を繰り返しているにもかかわらず、面接に進む気配がない
- 申告内容と職業相談で話した内容に食い違いがある
また、Web応募を繰り返しているにもかかわらず、一向に面接に進む気配がない場合は、実績目的の応募を疑われる可能性があります。
窓口での職業相談と申告書の内容が噛み合わない場合も、確認の対象になりやすいので注意しましょう。
Web応募の際に証明として残しておきたいもの
Web応募での求職活動実績を証明するためには、以下のものを記録やデータで残しておきましょう。
- 求職活動をおこなった日付
- Web応募した企業
- 応募履歴のスクリーンショットや応募完了メール
また、応募履歴のスクリーンショットや応募完了メールは、求職活動実績の重要な証明材料となるため、認定日まで大切に保管しておいてください。
Web応募の求職活動実績を失業認定申告書に記入する方法
出典:失業認定申告書
「失業認定申告書」は認定日に必ず提出しなければならない書類で、失業保険を支給するに相応しい求職活動ができているかを確かめる意図があります。
求職活動実績を記入する必要があるので、実績の裏付けを確認されるのが心配な人は、正しい記入方法を頭に入れておきましょう。
Web応募の求職活動実績を正確に伝えるには、求職活動の申告欄に以下の情報を正確に記入する必要があります。
また、求職活動日は求人検索をおこなった日ではなく、実際にWeb応募した日付を記入してください。
【確認されてもOK】Web応募で求職活動実績を正しく作る際の流れ
万が一確認されても問題ない、Web応募での求職活動実績の正しい作り方は以下の4つです。
転職サイト・エージェントに登録する
Web応募の求職活動実績を作る際には、まず応募先を探すために転職サイトやエージェントに登録しましょう。転職サイト・エージェントはハローワークインターネットサービスとは異なる求人を扱っており、好条件の非公開求人も多数取り扱っています。
地元で条件のよい求人が見つかる可能性があるので、積極的に活用するのがおすすめです。特に転職エージェントは、個人の経験やスキル、希望に応じた求人を紹介してくれるので、効率的に求職活動を進められます。
希望条件を伝えれば条件に合う求人を絞り込んでもらえるので、応募先探しの手間も省けますよ。
Web上で求人を探す
転職サイトや転職エージェントのWebサイトで求人を検索しましょう。Web応募で求職活動実績を得るためには、求人検索で働きたい企業を見つける必要があります。
ただし、求人の閲覧だけでは求職活動実績にカウントされないので、あくまでWeb応募のための下準備として考えておきましょう。
自分に合う求人を探すコツは、あらかじめ以下の項目を自分のなかで決めておくことです。
- 職種
- 給料の下限
- 勤務時間
- 勤務地の範囲
- 残業時間の上限
ただし、こうした求人には詳しい労働条件の記載がないケースがあるので、そのまま応募するのが不安な場合は、転職サイトやエージェントに求人が出ていないか探してみてください。
認定日までに2件の求人応募をおこなう
Web応募で求職活動実績を作るのなら、認定日までに2件の求人に応募する必要があります。認定日までには2回以上の活動実績が必要で、Web応募の際も同様です。
求人応募は1社につき1回分の実績としてカウントされるため、違う企業に応募すればそれぞれが別の実績になります。
ただし、同じ日におこなった活動を「1日あたり1回分」として扱う運用のハローワークもあります。確実に積み上げたいなら、日を分けて応募するのが安全です。
同日の応募が2回分としてカウントされるかは、事前に管轄のハローワークへ確認しておくと安心です。
失業認定申告書に求職活動実績を記入する
Web応募の際には、失業認定申告書の実績欄にWeb応募をおこなった旨を記入します。求職活動実績の認定を得るには、具体的な日付や内容を申告し、活動をおこなった事実を証明する必要があるからです。
Web応募以外で効率的に求職活動実績を作る方法
Web応募以外の求職活動も並行しておこなえば、さらに効率的に求職活動実績を作れます。Web応募のように企業側に確認される心配もないので、精神的な負担が軽くなるのもメリットです。
ハローワークでセミナーや講習会に参加する
Web応募以外で求職活動実績を作るなら、ハローワークが主催しているセミナーや講習会に参加してみましょう。出席自体が求職活動実績として認められるので、企業に応募するより肩の力を抜いて求職活動をおこなえます。
受付窓口や電話で申し込めるので、Web応募より実績作りの手続きも簡単です。所要時間は1〜2時間ほどで、集団で話を聞くだけなので誰でも気楽に参加できます。
ハローワークでどのようなセミナーが開催されているのか気になる人は、管轄の労働局のイベントページを確認してみてください。
ハローワークで職業相談を受ける
Web応募以外で求職活動実績を作る際は、ハローワークで職業相談を受けるのもおすすめです。ハローワークの職業相談も求職活動の実績となります。
企業応募に直接つながらない相談であっても、自分に向いている職種や企業へのアピールポイントなど、再就職に関する相談なら内容は問われません。
転職エージェントでキャリア相談を受ける
Webから手軽に求職活動をおこないたい人は、転職エージェントでキャリア相談を受けるのもおすすめです。
転職エージェントは厚生労働大臣の許可を受けた職業紹介事業者であり、転職エージェントでのキャリア相談は、ハローワークの職業相談と同様に求職活動実績の対象となっているからです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは転職支援の専門職であり、応募書類の添削や面接対策など実践的なサポートを受けられます。
オンラインや電話での面談にも対応しているので、自宅からでも相談できますよ。
Webで完結する求職活動の選択肢を増やしておこう
Web応募だけに頼らず、オンラインで完結する求職活動の選択肢を複数持っておくと、認定日までのスケジュールに余裕が生まれます。
- 転職サイト・エージェント経由での求人応募
- 転職エージェントのキャリアアドバイザーとのオンライン面談
- 許可・届出のある事業者が主催するオンラインセミナーの受講
- 企業の採用サイトからの直接応募
なお、dodaのアーカイブ動画は視聴と確認テストの完了で証明書が発行されますが、同じ動画で実績にできるのは年度内(4月〜翌年3月)に1回までです。
面談の場合は求職活動実績の証明書が発行されないサービスも多いため、面談日程の確定メールや担当者名・相談内容のメモを控えておきましょう。
Web応募で求職活動実績を作る際によくある質問
Web応募で求職活動実績を作る際によくある質問をまとめました。あらかじめ確認し、スムーズに求職活動を進めましょう。
- 豊富な求人から選べる
- 場所や時間を問わずに利用できる
- 応募書類の郵送費がかからない
次に、Web応募のデメリットも把握しておきましょう。
- 応募状況を自己管理する必要がある
- Web応募のみで実績要件を満たすには2社に応募する必要がある
Web応募のメリットとデメリットを比較したうえで、どのような求職活動をおこなっていくか検討してみてください。
ただし、同じ日におこなった活動を「1日あたり1回分」として扱う運用のハローワークもあります。
また、認定日当日の求職活動実績は次回分扱いになるので注意してください。
求職活動実績として認められるのは、実際に活動をおこなったと証明できる場合のみです。
そのため、実績として申告できるのはキャリアアドバイザーとの面談(職業相談)や、紹介された求人への応募です。
セミナー形式で実績を作りたい場合は、ハローワークのセミナーや、実績対象のセミナーに「求職活動証明書」の発行対象マークが表示されるdodaなどを検討しましょう。
Web応募で求職活動実績を作るなら転職エージェントを活用しよう
Web応募で求職活動実績を作りたい人は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。リクルートエージェントは大手ならではの求人保有数を誇るため、希望に合う職場が多数見つかります。
また、応募したい企業に対して専任のキャリアアドバイザーが推薦してくれるので、就職に結びつきやすい点も大きなメリットです。
応募書類の添削から面接対策まで無料でサポートしてもらえるので、就職への道のりを短縮できますよ。
なお、実績づくりだけを目的とした登録・面談は避け、転職活動を進める前提で活用してください。



































