コンサル転職でよくある失敗とは?後悔しないための注意点を解説

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「コンサルタントに転職すれば年収も上がるし、スキルアップもできそう」と期待してコンサル業界を目指す方は多くいます。

しかしその一方で、「想像と違っていた」「転職しなければよかった」と後悔するケースも少なくありません。実は、コンサル業界には独自の働き方やカルチャーがあり、それを知らずに転職するとギャップに悩まされる可能性があるのです。

本記事では、コンサル転職でよくある失敗のパターンとその背景、そして後悔しないために事前に押さえておきたい注意点について詳しく解説します。これからコンサルへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

コンサルに転職して失敗したかも…よくある2つのケース

コンサルへの転職では、転職後に想像していた仕事内容と現実にギャップを感じて、失敗したと考える人が多いです。

実はそういった人は、コンサルタントとして企業の経営課題を解決することにキラキラしたイメージをもったり、高い年収に惹かれて転職を考えていることが多いです。ただ、こういったイメージのみで転職をすると失敗をしてしまいがちです。

ここからはコンサルタントに転職した人が失敗したと思ってしまう、よくある2つのケースを紹介します。

イメージと実務のギャップが大きい

コンサルタントへ転職する人の多くは、もともと考えていたプロフェッショナルなコンサルのイメージと、実務としておこなうことの地道さにギャップを感じてしまいがちです。

そもそもコンサルタントは、転職をしてすぐにプロジェクトを担当する訳ではありません。はじめの1〜2年ほどは、上司のアシスタントとして資料作成などの業務をするのがほとんどです。

こうしてアシスタントとして働く姿から、上司は能力をジャッジしているものの、それを知らずにただ資料作成をさせられているだけだと不満を感じてしまう人は一定数います。

また、人事コンサルタントとして組織課題の解決案件を携われると考えていたのに実際は研修の提案営業ばかりだったり、ITコンサルタントとして設計や実装などの仕事ができると期待していたら、実際はテスト検証やプロダクトの導入など、やりたい仕事ができなかった人も中にはいます。

コンサルタントに対してキラキラしたイメージを持っていた人が不満を感じてしまうのはしょうがないことではあるものの、コンサルタントの地道さを理解した上でやりたいことがやれないのは残念ですよね。

こうしたミスマッチが起きる原因は、コンサル会社への企業研究不足が挙げられます。転職を考える企業の、実際の業務について詳しく知りたい人は転職エージェントに相談するのがオススメです。

 

自分で業務をキャッチアップすることが求められる

コンサルタントは、手取り足取り丁寧に業務を教えてくれる環境ではないので、その厳しい環境につらさを感じて、転職を失敗したと考える人もいます。

そもそもコンサル業界は、実際に現場で実践しながら、自分で学ぶ傾向が強いです。とくに経営・戦略系コンサルタントファームは、受け身ではなく自発的な行動が求められるので、自発的な行動ができないと評価が低くなってしまいます。

受け身の姿勢で働くことで良い評価をされず、その結果として転職を失敗したと思う人も多いです。

コンサルへの転職で失敗を防ぐためのポイント

コンサルタントへの転職で、後から後悔をしないためには以下2つのことを意識しておきましょう。

  • 「誰に」「何を」「どのように」提案する仕事なのか調べる
  • コンサルへの転職を手段として考える

ここからはそれぞれ解説します。

「誰に」「何を」「どのように」提案する仕事なのか調べる

コンサルティングの仕事はクライアントの課題解決ではあるものの、ファームやクライアントによって提案する内容が様々です。そのため、自分が転職したいと思うコンサルティングファームが「誰に」「何を」「どのように」提案する仕事なのか、しっかりと調べるようにしましょう。

そうすることで転職してから、営業代行的な仕事だった、システム導入がメインで、その先の問題解決には携われないなど、入社後にギャップを感じることが少なくなります。

コンサルへの転職を手段として考える

コンサルタントへの転職に失敗している人は、コンサルタントになることが目的になっている場合が多いです。

なぜなら、コンサルタントのキラキラしたイメージに惹かれたり、顧客の課題解決など曖昧な目標のためにコンサルタントを目指すと、コンサルタントになることを目標にしてしまいがちだからです。

「顧客の課題解決をしたい」と考えてコンサルタントへの道を進む人は多いですし、間違いではありません。ただ、コンサルタントは、自分自身が実行役ではなく、あくまでも外部のプロフェッショナルとして、知見を生かして相談に乗る立場です。

顧客の課題解決をしたいなどの目標があるなら、なぜそう思うのか?どのように実現したいのか?を考え、その上でなぜ、わざわざコンサルタントの仕事で課題解決をしたいのか?と深掘りをして整理してみましょう。

そうすれば、より明確な目標が持てますし、それを実現するためにコンサルタントへの転職を考えているのだと、転職への納得度が上がります。

また、そうして目標を見つければ、他の職業でその目標は達成できないのか考えられます。

コンサルの転職面接で失敗しないための注意点

コンサルタントへの転職は決して簡単なものではありません。他の業界や職種では、採用面接を3〜4回実施して判断するのに、コンサルタントでは5〜6回の面接をおこなうことが多いです。

この回数の多さからもわかるように、コンサルへの転職では面接が非常に重要視されます。また、ケース面接などコンサル業界に特有の面接もあるので、転職を成功させたいなら面接対策が必要になります。

ただ、ケース面接などをあまりに対策しすぎてしまうと、フレームワークなど地頭の良さをアピールするような手段に注力しすぎて、肝心な志望動機などをおろそかにしてしまうことがあります。

もちろんコンサル業界では地頭の良さは重視されるものの、それ以上に志望動機や転職理由、コンサルタントへ転職した後のキャリアプランなど考えられているのかは重視されます。

面接対策はあまりテクニカルな部分にとらわれず、まずはしっかりと質問に答えられる準備をするなどの基礎から固めるようにしましょう。

なお、コンサルタントへの転職における志望動機作成のコツについて詳しく知りたい人は以下の記事をご参照ください。

 

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ABOUT US
末永 雄大
青山学院大学卒業後、リクルートキャリア(現リクルート)に新卒入社。リクルーティングアドバイザーとして、企業の中途採用を支援。2012年アクシス株式会社を設立。代表取締役に就任。現役キャリアアドバイザーとして転職支援を行いながら、インターネットビジネスの事業開発、講演活動、執筆活動を行っている。著書「成功する転職面接」「キャリアロジック」