ベンチャー企業に強いおすすめ人材紹介会社(転職エージェント)

未経験からでも挑戦できるベンチャー企業・スタートアップ企業は、成長環境や裁量の大きさを求める２０代にとって魅力的な選択肢です。

とはいえ、大手企業とは社風や求められるスキルが大きく異なるため、自分に合った企業を見極めるのは簡単ではありません。そんなときに頼りになるのが、ベンチャー転職に特化した人材紹介会社（転職エージェント）です。

本記事では、未経験歓迎の求人にも強く、２０代のキャリア支援実績が豊富なおすすめ人材紹介会社（転職エージェント）を厳選して紹介。後悔しない転職を実現するためのポイントもあわせて解説します。

ベンチャー企業への転職を目指すなら人材紹介会社が近道

近年、挑戦的でスピード感のある働き方を求めて、ベンチャー企業への転職を希望する方が増えています。

しかし、求人サイトを眺めているだけでは、自分に合った企業を見つけるのは難しいのが現実です。特にベンチャー企業の求人は非公開で出回ることが多く、一般的な転職サービスでは情報が得られないケースもあります。

そんなときに頼りになるのが、ベンチャー企業に特化した人材紹介会社です。企業文化や事業フェーズを熟知したアドバイザーが、転職者と企業の両方にとって最適なマッチングを実現してくれます。

なぜ人材紹介会社を使うべきなのか

ベンチャー企業は、設立年数が浅く組織体制もまだ発展途上であることが多いため、採用においてもスピードと柔軟性を求める傾向があります。

こうした企業は転職サイトには掲載せず、人材紹介会社に限定して求人を出すことも珍しくありません。だからこそ、ベンチャーに強い人材紹介会社を使うことで、他では出会えない案件にアクセスできる可能性が高まります。

また、ベンチャーはカルチャーフィットが重視されるため、企業ごとの価値観や経営者の考え方を事前に知っておくことが転職成功の鍵になります。紹介会社を介すことで、求人票だけでは分からないリアルな情報が手に入るのも大きなメリットです。

さらに、業界や企業の成長フェーズに詳しいキャリアアドバイザーのサポートがあることで、自分のキャリアに合った選択肢を見つけやすくなります。

自分に合った人材紹介会社を見極めるポイント

一口に「ベンチャー企業に強い」と言っても、紹介会社によって得意分野やサポート体制は異なります。

たとえば、ベンチャーの営業職に強い会社もあれば、IT・Web業界のベンチャー企業に特化している会社もあります。

まずは、自分の志向や目指すキャリアを明確にした上で、それに合った支援をしてくれる転職エージェントを選ぶことが大切です。

サポートの質も重要です。単に求人を紹介するだけでなく、履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、企業との交渉など、きめ細かな支援をしてくれるかどうかは確認しておきたいポイントです。

紹介実績や企業の声を参考にしながら、信頼できる担当者と出会えるサービスを選びましょう。

ベンチャー転職を成功させるための秘訣

ベンチャー企業は、組織が小さい分、ひとりの社員が担う役割の幅が広く、自発的に行動できる人材が歓迎されます。

その分、仕事の自由度や裁量が大きく、やりがいを感じやすい反面、自分で考え動く力も求められます。面接前に、企業の成長フェーズや経営陣の考え方をよく理解し、自分がどの環境にフィットするのかを見極めることが大切です。

また、ベンチャー企業は採用スピードが早いため、迷っているうちにチャンスを逃すこともあります。転職エージェントと密に連携を取り、こまめに情報交換しながら、タイミングを逃さず行動することが転職成功への近道です。

転職エージェント末永

どの人材紹介会社（転職エージェント）も無料で利用できますので、まずは複数の転職エージェントに登録して情報を集めるところから始めてみるのがおすすめです。比較しながら進めることで、より自分に合った企業やキャリアの方向性が見えてくるでしょう。

ベンチャー企業に強いおすすめ人材紹介会社

全業界に強い大手人材紹介会社

大手エージェントは、全業界・職種の求人を網羅しており、ベンチャーやスタートアップの求人も保有しています。ただ、創業したてのスタートアップは大手エージェントに登録されていないことが多く、どちらかというとメガベンチャー系の求人が多いことを気をつけてください。

多くの選択肢の中から選びたい、ベンチャーにも興味があるけどそれ以外の大手求人もチェックしたい人には、下記のエージェントがオススメです。

言わずと知れた転職エージェントの最大手リクルートエージェントは、求人件数の多さが最大の強みです。幅広い選択肢の中から自分に最適な会社を見つけたい人はリクルートエージェントがオススメです。キャリアアドバイザーが希望や経験をもとに企業を紹介してくれ、面接対策や履歴書添削から前職の円満退社のためのサポートまで、すべて無料で受けることができます。

また、リクルートに次ぐ数の求人を扱うエージェントがdodaです。相談をしてからキャリアアドバイザーが求人候補を送ってくれるまでのスピードが早いことが特徴で、スピーディに転職したい人にオススメのエージェントです。こちらも他のエージェントと同様に、面接対策や履歴書添削はもちろん、内定後の入社日調整や年収の条件交渉なども代行してくれます。

初めての転職にオススメなのがマイナビエージェントです。求人数は他の大手に劣るものの、転職が初めての人に対するサポートが充実していることが魅力です。第二新卒は他とは違った転職成功のポイントがあるので、20代の転職であればマイナビエージェントを使うのがオススメです。

エンジニア・IT業界向け人材紹介会社

エンジニアやクリエイターに特化した転職エージェントは、スタートアップやベンチャーのWeb系・ゲーム系求人など、総合エージェントには登録されていない求人を多く扱う傾向にあります。こういった珍しい求人が見つかることも多いので、エンジニアなど専門職で探している人には下記のようなエージェントがオススメです。

エンジニアなど、専門職の転職ならGeekyがオススメです。IT業界のメガベンチャー企業を多く扱っており、転職した人のうち75％が収入アップした実績もあります。

とくにWebやゲーム業界の転職に強く、好待遇のポジションも多く扱っています。自分の専門性を活かしきれていない、今の待遇に満足いかないと感じている人は、まずはGeeklyで無料相談してみてはいかがでしょうか。

また、レバティックキャリアもエンジニアやデザイナーなどの専門職を扱うエージェントです。専門分野の知識が豊富な転職アドバイザーがいることが強みで、GOOD AGENT AWARD 2017を受賞した実績もあります。

実際に元エンジニアの転職アドバイザーなど、業界理解と専門知識を持つアドバイザーが在籍しており、求職者の細かい希望まで汲み取ってくれます。大手エージェントでは受けられない専門性の高いカウンセリングが最大の魅力です。

ベンチャー転職に強い人材紹介会社

ベンチャー・スタートアップ企業に絞って転職活動をしている人は、大手よりも専門性の高い中小エージェントに登録することをオススメします。

なぜなら中小エージェントは大手に比べ求人数は少なくなるものの、ベンチャー企業の中核ポジションや営業・マーケティングなど、そこでしか扱っていないポジションを幅広く保有しているからです。

またエージェントの独自調査により、今後成長が見込まれるベンチャー企業を厳選して紹介してくれることもあるため、大手エージェントでは知ることができなかった企業を発見できるかもしれません。

ベンチャー・スタートアップに転職して実績を作りたい人は、下記のエージェントをチェックしてみてください。

株式会社スタートアップクラス（旧社名：株式会社アマテラス）は、転職先の４割がマネージャーポジションであり、マネージャーから経営層への転職実績も多くある転職サイトです。創業フェーズのスタートアップ企業を扱っているため、部長などコアメンバーポジションが多く掲載されています。ただし、こちらのサービスは転職アドバイザーによるカウンセリングはないので注意してください。

プロコミットは、転職コンサルタントが数々の賞を受賞しており、カウンセリングの質が高い転職エージェントとして知られています。メルカリやユニクロなど、誰もが知っている有名ベンチャー企業を扱っており、これから成長する優良企業への転職支援にも力を入れています。

ワークポートも、メガベンチャーを多数扱っている転職エージェントです。2020年3月に「転職決定人数部門第１位」を受賞しており、高精度なマッチングを強みとしているので、安心して相談できます。

他エージェントと同じく面接対策の無料支援を受けられる他、独自システムで自身の転職状況を一括管理することもでき、きめ細やかなサポートも魅力の１つです。

弊社のすべらないキャリアエージェントは、優良ベンチャー企業のみの求人を取り扱っており、面接対策に注力しています。複数回の個別対応で面接に弱い方も徹底的にサポートしますので、経歴が弱かったり、自己アピールに自信がない方がぜひご相談ください。

ベンチャー転職で転職エージェントを利用すべき理由

ベンチャー企業への転職は、大手企業とは異なり「社風」「成長フェーズ」「求められるスキルや姿勢」に大きな幅があります。そのため、自分ひとりで求人を比較したり、企業の内情を見極めたりするのは難しいのが実情です。

転職エージェントを活用することで、自分の経験や志向に合った企業をプロの視点でマッチングしてもらえるほか、非公開求人の紹介や選考対策のサポートを受けられる点も大きなメリットです。

特にベンチャー企業では、スピード感ある採用が求められるため、人材紹介会社（転職エージェント）経由での応募の方が選考がスムーズに進むケースも少なくありません。内定後の条件交渉や入社タイミングの調整も代行してくれるため、初めてのベンチャー転職でも安心です。

自分に合った企業と出会い、納得のいく転職を成功させるためにも、ベンチャー転職では転職エージェントの活用が非常に有効といえるでしょう。

ベンチャーへの転職成功事例・失敗事例

ベンチャー企業へのキャリアチェンジ体験談を紹介します。

20代男性・IT業界・エンジニア職

成功談：SIerからSaaS系スタートアップに転職。大企業では「歯車感」があったが、ベンチャーでは自分のコードが即リリースされ、ユーザーの声も直に届く。「技術を活かしてサービスを成長させる」実感があり、年収も初年度から50万円アップ。

失敗談：フルスタックを期待されたが、実態はインフラ構築からCS対応まで全て丸投げ。教育体制が整っておらず、3ヶ月で退職。勢いだけで意思決定した自分にも反省。

転職エージェント末永

ベンチャーでは「何でもやる覚悟」が求められます。仕事内容を具体的にすり合わせた上で入社しましょう。

20代女性・IT業界・バックオフィス（人事）

成功談：上場企業の人事から、スタートアップへ転職。労務・採用・制度設計まで幅広く任され「ゼロイチ経験」を積めた。経営陣と直接やりとりできることで、自分の提案が即制度化される達成感も。

失敗談：「制度作りに関われる」と期待して入社したが、実際は採用事務や備品発注が中心。社内に人事の重要性を理解する人が少なく、成長機会が見いだせなかった。

転職エージェント末永

バックオフィス業務が「雑務化」していないか注意。入社前に明確な業務範囲を提示してもらうことが大切です。

30代男性・広告業界・クリエイティブ職

成功談：制作会社から、D2Cブランドを展開するスタートアップへ転職。自分のデザインが商品パッケージ・LP・広告すべてに反映される環境に満足。社内の意思決定も早く、スピード感を活かせた。

失敗談：自由な社風に惹かれて入社したが、クリエイティブの優先順位が低く、常に営業やマーケティングからの修正指示ばかり。モチベーションが維持できず1年で離脱。

転職エージェント末永

ベンチャーは営業主導になりがち。クリエイティブの立ち位置やチームの権限も確認を。デザインを軽視されると消耗します。

30代女性・ヘルスケア業界・マーケティング職

成功談：外資系医療機器メーカーから、ヘルステックスタートアップにジョイン。広告・コンテンツ・CRM設計まで裁量が大きく、実績がユーザー数に直結。定量分析力が強みとして活かされ、CMO直下で昇進も早かった。

失敗談：「裁量権あり」に惹かれて入社したが、現場は常に炎上気味で、戦略設計どころかLP改善やメルマガ運用に追われ続けた。前職とのギャップに苦しみ、半年で転職。

転職エージェント末永

「裁量＝やりがい」ではなく「負担増」の場合も。施策提案の時間が確保される体制か、現場の温度感も確認を。

30代女性・人材業界・営業職

成功談：大手人材紹介会社から、地方創生ベンチャーへ転職。年収は下がったが、地域密着型の事業とやりがいある人材マッチングに強い使命感。自分の提案が事業に直結するスピード感も◎。

失敗談：「自由な働き方」に惹かれて入社したが、実態は「放任」。営業戦略も数値目標も曖昧で、結局みんな自己流で疲弊。社長も現場に口出しばかりで方向性がブレブレだった。

転職エージェント末永

「自由」は裏を返せば「仕組みがない」ことも。特に営業組織のKPIやマネジメント体制は事前にチェックを。

40代男性・製造業界・経営企画職

成功談：大手メーカーから、IoT系ハードウェアベンチャーの経営企画へ。経験が即戦力として評価され、上場準備プロジェクトに参画。意思決定が早く、CxOと対等に議論できる環境が刺激的だった。

失敗談：「IPOを目指す」と聞いて入社したが、実際は資金繰りもままならない状態。役員同士の対立も激しく、戦略が二転三転。期待していたキャリア形成とはかけ離れていた。

転職エージェント末永

華やかなビジョンに惑わされず、現状の資金調達フェーズや経営陣の関係性をリファレンスなどで把握しておくのが安全です。

40代女性・小売業界・カスタマーサクセス（CS）職

成功談：アパレル店長から、D2CアパレルのCSチームにキャリアチェンジ。お客様との対応経験が活き、リピーター育成やVOC分析で貢献。オフライン接客の知見を活かして、オンボーディング施策の責任者に抜擢。

失敗談：未経験でCSに転職したが、SaaS商材の知識が不足してキャッチアップに苦労。サポート業務だけでなくナレッジ整備やツール導入まで任され、過労でダウン。前職より働き方がハードに。

転職エージェント末永

SaaSやITに不慣れな場合は、最低限の用語や業務フローを学んでからの転職を。特にツール運用やCS業務のKPI管理は必須スキル。

50代男性・金融業界・管理部門（経理）

成功談：メガバンクで定年目前にベンチャーCFO補佐として転職。資金繰りや資本政策、資本提携などを先回りして整備し、若手経営陣に信頼される参謀役に。人生後半のキャリアとして理想的なポジション。

失敗談：「経営を支えるCFO候補」として迎えられたが、経営陣の判断が感覚ベースすぎてストレスに。数字の正確性よりスピードとノリが重視され、馴染めず早期退職。

転職エージェント末永

ベンチャーに求められるのは“柔軟性”と“スピード感”。「自分のやり方」への固執が衝突の元にならないよう要注意です。

まとめ

ベンチャー企業への転職は、自分のキャリアを大きく飛躍させるチャンスでもあります。

しかし、社風や働き方の違いからミスマッチも起こりやすいため、信頼できる転職エージェントのサポートを受けることが、納得のいく転職を実現する近道です。

本記事で紹介した人材紹介会社（転職エージェント）は、いずれもベンチャー転職に強みを持ち、２０代や未経験の方にも手厚いサポートを提供しています。

「やりたいことを仕事にしたい」「もっと自分らしく働ける環境に出会いたい」と感じた今が、動き出すタイミングかもしれません。まずは気になるエージェントに相談し、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。