「ワークポートを退会するにはどうすればいい?」
「ワークポートを退会するのに適したタイミングは?」
このように、ワークポートの退会を検討してはいるものの、具体的にどうすればよいのか戸惑っている人もいるのではないでしょうか。
ワークポートは退会申請をおこなえばいつでも退会が可能で、退会方法にも複数の選択肢があります。しかし、なるべくなら簡単な方法で円満に退会したいですよね。
そこで今回はワークポートをスムーズに退会する方法や退会理由の伝え方、退会する際の注意点を、転職エージェント歴10年超えのベテランアドバイザーが、エージェント目線で徹底解説します。
ワークポートや企業に迷惑がかからない退会のタイミングや、ワークポートに代わるおすすめの転職エージェントも複数紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ワークポートの4つの退会(解約)方法
ワークポートの退会方法は複数あります。退会方法は指定されていないため、自分がやりやすい方法で手続きをおこなってみてください。
- 電話で解約希望を伝える
- メールで解約希望を伝える
- 問い合わせフォームから伝える
- eコンシェルで手続きをおこなう
1. 電話で解約希望を伝える
ワークポートを退会したいときは、電話で担当の転職コンシェルジュに直接伝えるのがおすすめです。
電話はリアルタイムでやり取りができるため、担当の転職コンシェルジュに直接事情を説明したうえで退会できます。また退会の意向だけでなくお世話になったお礼も一緒に伝えられるので、気持ちよく退会できる点がメリットです。
電話でのやり取りを手短に済ませたいときは、退会理由を明確に伝えましょう。伝えたい内容だけ端的に話せば、短時間で退会手続きを完了できます。
 
また、ワークポートの転職コンシェルジュはこれまでも多数の人の退会申請に対応してきています。それほど重く受け止めず、退会を希望する旨を正直に伝えてみてください。
2. メールで解約希望を伝える
転職コンシェルジュに電話で退会の意向を伝えることに気が引ける人は、メールで連絡してみましょう。メールでも担当の転職コンシェルジュと直接やり取りできるので、事情をしっかり伝えられます。
また、電話と同様にお世話になったお礼まできっちり伝えられるため、円満にワークポートを退会できます。ただし、電話と異なりやり取りにタイムラグが生じる可能性がある点や、文字を打ち込む手間がかかる点は考えておかなければなりません。
 
3. 問い合わせフォームから解約希望を伝える
ワークポートを退会する際には、問い合わせフォームを利用するのも1つの方法です。
 
ワークポートの問い合わせフォームから退会する際の手順は以下の通りです。
- ワークポートのトップページ上部にある「お問い合わせ」タブにカーソルを合わせる
- 「その他のお問い合わせ」を選択する
- お問い合わせフォームに必要事項を記入する
- 確認画面で入力内容を確認してから送信する
退会希望の場合は、問い合わせフォームの下部にある「お問い合わせ内容」に退会を希望する旨と理由を記入しましょう。例文を用意したので参考にしてみてください。
ワークポートご担当者様
お世話になっております。〇〇(氏名)と申します。
この度転職活動を一旦終了する運びとなりましたので、退会の手続きをお願いしたくご連絡させていただきました。
お手数をおかけいたしますが、ご対応をよろしくお願いいたします。
これまで転職活動をご支援いただきありがとうございました。
 
4. eコンシェルで解約手続きをおこなう
ワークポートの専用アプリである「eコンシェル」を利用している人は、eコンシェルから簡単に退会手続きをおこなえます。
 
出典:無料転職活動支援アプリ「eコンシェル」|ワークポート公式
eコンシェルでの退会手続きの流れは以下の通りです。
- eコンシェルのアプリを開く
- トップページのメニューから「設定」を開く
- 設定メニューから「退会依頼」を選択する
- 退会理由を選択して送信する
eコンシェルでは退会理由を選択するだけで済むので、短時間で退会手続きを済ませられます。ただし一方的に退会する形になるので、担当の転職コンシェルジュに挨拶する機会はありません。
 
ワークポートを退会する際に知っておくべきポイントと注意点
ワークポートを退会して後悔しないためには、以下のポイントや注意点を確認しておきましょう。
これらの項目を押さえておけば、退会がスムーズになるだけでなくトラブルを予防できます。
退会後も一定期間は情報が保持される
ワークポートを退会した後も、一定期間は利用者の情報が保持されます。具体的な期間は公表されていませんが、多くの場合は1〜3年程度です。
理由としては、個人情報保護法第21条により一定期間の情報保管が義務付けられているからです。
また利用者退会後のトラブル防止のために、調査や情報開示ができるよう対策する意図もあります。ワークポートには、履歴書・職務経歴書・個人情報の3つの情報が保管されていますが、情報をそのまま保持されるのが気になる場合は「個人情報削除依頼」が可能です。
 
必ずしも担当者に直接伝えなくても退会は可能
ワークポートを退会するときは、必ずしも担当者に伝えなければならないわけではありません。eコンシェルや問い合わせフォームからでも退会の手続きは可能で、担当者を通さずに退会できます。
担当者を介さずに退会したい人や、事務手続きだけで簡単に退会したい人は、eコンシェルや問い合わせフォームを利用しましょう。
 
選考中に退会すると選考対象から外れる
選考中に退会すると、その時点で選考対象から外れてしまうので注意しましょう。ワークポートを解約すると選考が辞退扱いになります。
すでに応募している企業がある場合は、選考が終わるまで退会するのは待ったほうが無難です。もし選考が順調に進んでいた場合、内定のチャンスを逃してしまう可能性があります。
 
退会理由を考えておく必要がある
ワークポートを退会する場合は、退会理由を考えておく必要があります。eコンシェルで退会するとき以外は、理由を伝える必要があるからです。
理由を考えておかなければスムーズに回答できず、退会手続きに時間がかかる可能性があります。また、角が立たないようにサービスを解約するためには、あらかじめ伝え方を考えておくことが大切です。
この度、家庭の事情により転職活動を一旦終了する運びとなりましたのでご連絡させていただきました。お手数をお掛けして大変申し訳ないのですが、退会の手続きをお願いできますでしょうか。
これまで親身にご対応いただき本当にありがとうございました。
 
ワークポートを退会する前にできる行動
ワークポートのサービスを解約する前に、以下の方法を試してみてください。
これらの方法を試せば、ワークポートを退会しなくても悩みが解消できる可能性があります。
サービスの停止を依頼する
ワークポートからの連絡をストップしたいときは、サービスの停止を依頼してみてください。サービスを停止すればワークポートからの電話やメールが来なくなるので、気兼ねなく自分のペースで転職活動を進められます。
退会しなくてもデメリットがなくなるだけでなく、サービスの利用を再開したいときに再登録する手間が省ける点も便利です。
 
転職コンシェルジュの担当を変更してもらう
転職コンシェルジュとの相性が悪いと感じる場合は、サービスを解約する前に担当を変更してもらいましょう。担当の転職コンシェルジュとは連絡を取り合う機会が多いため、合わないと感じるままで利用していると疲弊してしまいます。
ワークポートをはじめとする転職エージェントにおいて、担当の変更依頼はそれほど珍しいことではないため、スムーズに対応してもらえることがほとんどです。
 
希望を再度明確に伝える
ワークポートで紹介される求人が希望とマッチしていないと感じる場合は、サービスを解約する前に再度担当の転職コンシェルジュと情報共有をおこなってみてください。
条件に合わない求人ばかりを紹介される場合、担当の転職コンシェルジュに希望条件が正しく伝わっていない可能性があります。
再度希望条件について話し合う機会を設け、どのような企業に転職したいのか正確に伝えてみてください。
 
ワークポートを退会するタイミングの見極め方
ワークポートを退会する際になるべく迷惑をかけたくない人は、退会するタイミングを見計らうことが大切です。
退会に適したタイミングと避けるべきタイミングを見極めて、スムーズな退会を目指しましょう。
ワークポートの退会に適したタイミング
ワークポートの退会に適したタイミングは以下の通りです。
- 求人紹介を受ける前
- 面接日時が決まる前
ワークポートを退会する際には、なるべくワークポートや企業が次の行動を起こす前に退会の意向を伝えておきましょう。
求人紹介を受ける前なら、担当者に負担をかける前に退会できます。また求人に応募した後でも、面接の日程が決まる前なら企業のスケジュールに影響を与えることを避けられます。
 
退会を決めた場合は、なるべくワークポートや企業が動き出す前に早めに早めに申し出ましょう。
ワークポートの退会を避けるべきタイミング
ワークポートの退会を避けるべきタイミングは以下の通りです。
- 求人に応募した後
- 面接の日程が決まった後
- 最終選考の結果待ちの段階
求人に応募すると企業側が書類選考を開始します。書類選考が始まったタイミングで退会すると応募が辞退されるため、企業側の選考に支障が出ます。
面接の日程が決まった後で退会すると、企業側のスケジュールに余分な空白時間を作ってしまう原因になります。また、最終選考の結果待ちの段階で退会すると内定に向けての準備がすでに進んでいることもあるため、企業やワークポートに混乱を招く可能性があります。
 
ワークポートの退会理由に応じたおすすめの転職エージェント3選
ワークポートを退会した人は、他の転職エージェントに登録するのがおすすめです。それぞれの退会理由に合わせて適した転職支援サービスを紹介するので、転職エージェント選びの参考にしてみてください。
次の転職エージェントを選ぶ際には、ワークポートで感じた不満がヒントになります。自分が何を求めているのかを整理したうえで、次に利用する転職エージェントを検討することが大切です。
サポートに物足りなさを感じる:マイナビITエージェント
ワークポートのサポートに物足りなさを感じていた人は、マイナビIT AGENTを利用してみてください。
マイナビIT AGENTは、大手転職エージェントのマイナビが運営元となっており、手厚いサポートが魅力です。
転職支援実績が豊富なキャリアアドバイザーが1人ひとりの理想の働き方を実現するために、厳選した求人を提案してくれます。
応募書類添削や面接対策はもちろん、入社日程の調整や条件交渉など、入社後までサポートが続くので、安心して転職活動に集中できます。
 
求人数に物足りなさを感じる:リクルートエージェント(IT)
ワークポートの求人数に物足りなさを感じる人は、リクルートエージェント(IT)を利用することをおすすめします。リクルートエージェント(IT)は、国内トップクラスの総合型エージェントと提携していることから、求人保有数が多いのが特徴です。
非公開求人も多数登録されているので競争率が高くなりすぎず、細かい条件設定をしても複数の企業を比較しながら好条件の仕事を選べます。
仕事の選択肢を増やしたい人や本格的なセカンドキャリアを検討している人、掲載求人がワークポートと似ているエージェントを利用したい人にもおすすめです。
 
会社側からもオファーが欲しい:ギークリー
自分から求人を探す以外に会社側からもオファーが欲しい人には、ギークリーがおすすめです。ギークリーは、履歴書や職務経歴書を企業の採用担当者が閲覧できるようになっており、スカウトが届くシステムになっています。
どちらかというと経験者向けの転職エージェントですが、質の良い求人が揃っているので年収アップや上級職へのキャリアアップも目指せます。
また、ギークリーはIT・Web・ゲーム業界の求人のみを専門的に扱っているため、専門性の高い求人を効率的にチェックしたい人にも向いています。
 
ワークポートの退会に関してよくある質問
ワークポートの退会に関して、よくある質問事項をまとめました。
連絡をしなかったとしても辞退扱いになりますが、こちらから何も伝えなければワークポートには確認の連絡をする必要が発生します。
また、すでに応募が完了している場合は、早めに連絡しなければ企業側の選考にも支障が出てしまいます。ワークポートの退会を検討しているときは求人応募を控え、すでに応募してしまったときには早めに辞退の連絡を入れることが大切です。
しかし、ワークポートでは「個人情報削除依頼」にも対応してくれるため、退会時に個人情報を削除してもらうよう伝えておけば、手続き終了後に削除してもらえます。
退会後はワークポートに個人情報が残る心配はないので、安心して新たなスタートを迎えられます。
よほど悪質な利用者でない限り、転職エージェントには特に利用制限は設けられていません。一度退会すると再登録できないようなシステムにはなっていないので、必要ないと感じた場合は退会するのも1つの方法です。
ただし、利用を再開する時には再登録の手間がかかる点には注意しましょう。
サービスの利用を一時的に停止したい場合は、担当の転職コンシェルジュや問い合わせフォームで利用停止を希望する旨を伝えましょう。
利用を停止しても登録情報はそのまま残っているので、サービスの利用を再開したいときは連絡のみで通常通りに利用できます。
アプリを削除したとしても、登録情報そのものが消えるわけではないからです。eコンシェルを使ってワークポートを退会したい場合は、アプリのトップメニューから設定画面を開き、「退会依頼」を選択しましょう。
eコンシェル以外で退会する場合は、担当の転職コンシェルジュに電話やメールで直接伝えるか、公式サイトの「お問い合わせフォーム」を利用してみてください。
担当の転職コンシェルジュに退会の意向を伝えるための例文を用意したので、自分なりにアレンジして活用してみてください。
この度、別のサービスを介して内定が確定しましたので、ご報告と共にサービスの利用を終了させていただきたくご連絡差し上げました。
××様(担当者の名前)にはいつも親身に相談に乗っていただき、的確なアドバイスを多数いただいたお陰で自信を持って選考に挑めました。手厚いサポートをしていただいたにもかかわらず、ご期待に添えない結果となってしまい申し訳ありません。
××様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
別のサービスを利用して転職が決まった場合は、正直に経緯を伝えて構いません。転職エージェントの掛け持ちは一般的な使い方なので、悪く思われる心配はありません。
転職活動中にワークポートを退会した場合は代わりのエージェントに登録しよう
転職活動中にワークポートを退会した場合は、ワークポートと同様にIT・Web・ゲーム業界の求人が多数集まるエージェントに登録してみてください。
おすすめのエージェントと特徴を紹介するので、比較してみましょう。
| エージェント名 | マイナビIT AGENT | リクルートエージェント(IT) | ギークリー | 
|---|---|---|---|
| 特徴 | ・内定後までサポートが手厚い ・独占求人が豊富 | ・求人数が豊富 ・求人の選択肢が幅広い | ・企業側からスカウトが届く ・好条件の求人が豊富 | 
| 向いている人 | ・積極的にサポートを得たい人 ・競争率が低い求人を狙いたい人 | ・条件にとことんこだわりたい人 ・多数の企業を比較したい人 | ・業界経験が豊富な人 ・スカウト機能を希望する人 | 
選び方のポイントとしては、転職先を探す際に何を優先したいかを考えることです。転職エージェントにはそれぞれ異なる強みがあるため、自分の優先事項と強みが合致しているエージェントを選ぶとミスマッチを防げますよ。
 
ワークポートのように、合わない場合はすぐに退会できるので、3社すべてに登録してそれぞれの使い心地を確認するのも1つの選択肢です。
- マイナビIT AGENT
 マイナビの中でIT・Web業界に特化!社内SEなどの求人が豊富!
- リクルートエージェント(IT)
 大手からベンチャーまで幅広いエンジニアの求人を取り扱い
- ギークリー
 IT・Web・ゲーム業界に専門特化!一都三県・関西圏に強い!























